あらすじ
書き下ろし作品が本屋大賞にノミネートされたことで、作家としての評価が少しずつ高まってきていた李奈。そんなある日、岩崎翔吾絡みで因縁のある出版社、鳳雛社の編集者から新作執筆のオファーが舞い込む。数多くの作家が代表作を発表してきた文芸ひとすじの老舗からの誘いに、喜び勇んで会社を訪ねる李奈だったが、そこから思いもよらない事件に巻き込まれていく――。
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Posted by ブクログ
ブックカバーを新調したのが嬉しかったのか、イッキ読み
売れる前から(勝手に)見守り続けてきたこの子もついにか〜
今まで以上に過去作と、リアルとのリンクが盛りだくさん
終盤へのたたみ込まれっぷりもなんか気持ちよかった!
次作も新人なのねw
Posted by ブクログ
人の死なないミステリー、の副題に相応しい一冊。よくよく考えるとこの副題から、編集者が無事なことが伝わってくる。
前回までは事件の規模が大きくなりすぎて、主人公の活躍に違和感を感じさせたが、今回は少人数の中の物語で自然に読めた。
一方で、相変わらず出版社や編集者は嫌味な人物として描かれている。小説家を減らそうという試みかな?と思うほど出版界は嫌な世界に見えてくる。
Posted by ブクログ
売れない新人作家杉浦李奈が本の知識を活かして事件を解くシリーズ。編集者の依頼で失踪した編集者について調査を始めるなか、殺人?事件が起こる。
ここ数巻の中では1番好きなエピソード。
わかりやすい内容だったからかも。
Posted by ブクログ
最後まで読んで、タイトルの意味合いなんとなく理解
作家さん界隈も色々大変なんだなぁっと
それと、出版業界もなかなかいろいろとあれこれ多いんだなと
勉強になりました、多分普通に生活してたら絶対に知ることのない内容でしたは
確かに、商売ですからね、儲けてなんぼ、
そのためにはあれこれノウハウあるわけで
でも、売るために作られた物語は・・・なんか癪に障るなぁ
で、本編のほうは、ついに!!って感じで、感慨深くも・・・
売れない作家だからこそ応援したい・・・っていう
日本人特有の不憫びいきな感情が途絶えて、少し冷めちゃうかも
でもここまで来たら・・・このあとどうなる?が
まぁ、楽しみではあるわけで
これからも堪能させていただきます
Posted by ブクログ
面白かった。いつもそうですが、新人作家の日常から入るところが、ほのぼのとしてとても好きです。
さて、今回も人が死なないミステリーとして秀逸でした。過去の作品より軽快で、難しい作家も出なかったので、読む側としては読みやすかったとも言えます。
後は、李奈さんの努力が報われたのが良かった。我が娘が認められたようで良かった。次もどのように展開するのか楽しみです。
Posted by ブクログ
かなり肝が座ってきた李奈と、短絡的思考の宗武との言葉の応酬が面白かった。
言葉の内容はもちろん、三点リーダーや短文の組み合わせで、食い気味に言い返したり、ポンポン言い合ったりしているのが自然に伝わってきた。
真相は今まで以上に全くわからなかったので、解決編は出来すぎな気がしたが、李奈がとても聡明だと思うことにしよう。
文芸業界内部の実録的小説『インタラプト』、純文学の『十六夜月』を実際に読んでみたいと思った。
Posted by ブクログ
李奈さんが短い間にまた一段と成長しました。小説家というよりも人間として、探偵として?です。「人の死なないの」件は、ファンとしては嬉しいような、自分で言うの?という感じで、微妙でした。
Posted by ブクログ
シリーズものとは知らずに、初めて読んだ。
単発でも、わかりやすくて、楽しめた。
小説家が、書くだけで食べていくのは、大変。
大きな賞を取れば、本が売れるとは限らない。
一冊の本を出版するのに、時間と手間がかかるのがよく分かった。
そして、売れなければ、採算が合わないことも。
主人公が死んでしまったり、難病と闘ったり、
「世界の中心で愛を叫ぶ」「一リットルの涙」など、
原作本、ドラマ、映画、と大流行した、した!
李奈の鋭い推理と、博識に感動!
Posted by ブクログ
本屋大賞にノミネートされた事により、徐々に評価が上がってきた李奈。そんな中、純文学に定評がある鳳雛社から執筆のオファーが舞い込み…
ヒロインが難病に侵され、死にエンドの風習がヒットの法則と言うやり手編集者に、真っ向から挑んだ李奈。流されずに自分を貫く強さが加わった気がします。
そして、ついに李奈が全国的にメジャーになって本当に良かったです。バイトせずに専業作家で食べていける日がくるのを待っています!
Posted by ブクログ
もう習性になってシリーズを読み続けている 毎回趣向が変わってくるのも驚き 出版スピードも同じくすごい 次回作もすぐ出るらしい あきる野市を舞台にしてるのも身近で楽しい
Posted by ブクログ
早くもシリーズ9作目
相変わらず巻き込まれてます。
でも、今作はあまり大きな事件という訳でもなく
回避もできたような気がします。
まあ、ようやく売れっ子作家になれて
よかったですね
Posted by ブクログ
なかなかミステリの要素が出ないな、と思いつつ、実は予想もしていない部分がどんでん返しなのかなと疑いつつ読み進めてもやっぱり予想してない部分だった。ただ、ミステリ要素はそれほど重要ではないのだろうね。本を愛する作者の思いが伝わるようだった。
Posted by ブクログ
このシリーズでは、作家についてはもちろん出版業界についても触れられているので、私たちが手に取る本ができ上がるまでの裏側を知ることができてとても興味深い。
特に今作では流行りのジャンルについて扱われていて、それが出版業界(編集者)や作家さんの間でどのように扱われているのかを知ることができた。
Posted by ブクログ
他のシリーズ人物が出てくると何故かにやけるkitanoです
編集者全方向、将来の仕事をくれる人と考え、商業主義で作品に多大な影響を与える編集者の個性が強すぎて、コレなら大ヒット間違いなしとはならんだろう・・・と関係ない事を思っていたら、それこそ今回の事件のテーマだった
季奈の広範囲な知識も初期は空回りしていたが、だんだん天才作家としての評価がそこかしこにから・・・ラストには季奈最大のヒット作二百万部突破、なのにローソンのバオトは継続する自信不足の作家でした