【感想・ネタバレ】ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論のレビュー

あらすじ

ラノベ作家の杉浦李奈は、新進気鋭の小説家・岩崎翔吾との雑誌対談に出席。テーマの「芥川龍之介と太宰治」について互いに意見を交わした。この企画が
きっかけとなり、次作の帯に岩崎からの推薦文をもらえることになった李奈だったが、新作発売直前、岩崎の小説に盗作疑惑が持ち上がり、この件は白紙に。そればかりか、盗作騒動に端を発した不可解な事件に巻き込まれていく……。真相は一体? 出版界を巡る文学ミステリ!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

主人公が段々と強くなっていくところが、ベタだけど
応援したくなる。推理も色々と考えながら楽しめました。
他のシリーズも読みたい。

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2025年06月23日

Posted by ブクログ

期待を裏切らないミステリー!
今回のシリーズは駆け出しのラノベ作家が主人公という少し変わった設定。どうやって小説家とミステリを繋げるのかと思いきや、文学作品と繋げて展開され思わず一気読みしました!
流れもテンポもストーリー自体ももちろん面白いですが、文学についても知識がついて、登場する作品を読みたいと思わせられました!

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2024年07月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

感動しました、、、
序盤に書かれていた些細なことも終盤では重要な伏線となり、事件の謎が解き明かされとても驚かされました。
小説家は1人で空想に浸っていてはいい文章を書けない。たくさんの人と関わること、客観的に物事を見れるようになることが重要だということが心に残りました。
主人公の杉浦李奈が取材を続けていく中で会う人に「成長したね」と言われていたのが印象的でした。
実際の社名や地名が余すことなく使われ、文学作品の引用が数多くあったのも面白かったです。有名な文豪の作品を読んでいれば、作中のジョークもより面白く感じられたんじゃないかと思います。純文学作品にあまり興味を持ってこなかったのですが、少し興味が湧いてきました。
2巻以降も読むのが楽しみです!

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2023年03月22日

Posted by ブクログ

内容のミステリーはもちろんだが、作家界隈の裏事情を細かく書き上げているのは長年作家業を続けてきた方ならではの面白みを感じる。また作中には芥川龍之介、太宰治といった文豪の他にも多くの作家やその著作が登場し、読書ファンにとっては読みどころが多く、面白くてたまらない構成になっている。

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2023年02月12日

Posted by ブクログ

文学とエンタメのバランス、混ぜ合わせ方が絶妙。謎の答えが気になって仕方ない展開と、文学マニアが思わずニヤリとしてしまうようなネタの散りばめ方に技を感じる。

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2022年10月09日

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ネタバレ

太宰と芥川についての対談から始まる物語。この2人小説家を分析していた教授岩崎に盗作疑惑が浮上し、その真意を新人作家杉浦李奈が取材していくストーリー。作家は素晴らしい文章をみると自分の作品として世に出したいとう欲求から逃れることができず魔が刺してしまう。その結果過去の盗作が関係者にバレて岩崎は殺される事になる。最後の結末も気になる小説の続きがわかりスッキリし読みやすかった。

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2022年07月06日

Posted by ブクログ

又魅力有る女性キャラ出現。流石 松岡圭祐氏。始めからエンディングの為の布石も準備。大変面白かったです。次回シリーズもたのしみです。

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2025年03月18日

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過去の文学作品についての言及が幾度となく出てくるので、文学作品についての知識がない人には向かなかいかな?と挫折しかけたが、やはり松岡圭祐、読みやすく面白かった。
万能鑑定士Qシリーズをずっと読んでいたのでシリアスな展開は松岡圭祐の作品では初めて触れた。ストーリーの急展開が刺激な作品である。

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2024年11月24日

Posted by ブクログ

芥川龍之介、太宰治など名作家たちの作品らも多く登場している。
私は芥川龍之介にしても太宰治にしても大まかなストーリーしか知らず読んだことがないが、この話の中で出てくるたびに1度はきちんと読んでみたいなぁと思った。
ラノベ新人作家がノンフィクションを書かざるを得ない状況になり、ひ弱な女の子という感じだったのにページが進むごとに芯のある女性になった感じ。
作家さんの手法等にも触れており、ミステリー小説だけどへぇー!と思うこともたくさんあってそこもまた良かった。
第2弾以降も読み進めていきたいと思える1冊。

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2024年02月25日

Posted by ブクログ

当方、文学は守備範囲ではなくて、太宰とか芥川とか言われても・・・
へぇ? って感じなんすよね、まぁ、おこちゃまなんで
表現とか、その奥底とか、背景とか・・・小難しいことはともかく
紡がれた物語の世界観を楽しむことに重点をおいてますゆえ
ってことで、前半はちょっと苦行でした、いや7割ぐらいまで
でも、あれ?これってヒトが死なない系じゃないんだ・・・って
いきなりぶちかまされて、火サスや土ワイの絵面を思い浮かべながらの終盤戦
ほんと最初からモヤモヤしてたことが、スーッと解明されて
すべてがその法則できれいに解かれていく、松岡マジックにニンマリし
最後の最後は、ちょっとあれ?それいる?っていう、
高校事変のようなうんちくトリックを最後の隠し玉でちょっと味わって
最後の最後、なんだ、こんないい終わり方するんだ・・・
って、今回もすっかりやられちゃって、こりゃこのシリーズもどっぷりだわ
って今この感想を書いている感じです。
はぁ〜、ほんと、神だね、松岡先生、
人間のわくではこのアイディアどう出てくるのか全然想像ができん!!

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2023年12月10日

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「催眠」、「千里眼」にはじまり、「マジシャン」、「万能鑑定士Q」、「探偵の探偵」と様々な作品を手がけてきた作者の最新シリーズ1作目
得意の、うんちく盛りだくさん作品です

どうやってこれだけ知識を集めて、ハイペースに書いていけるのか不思議です
その上、説得力もあるから大したものですね

このシリーズは文学に関わる、所謂ビブリオミステリーです
ビブリオミステリーといえば「古書堂」の方が先に上がりますが、切り口の違うこちらも面白いです

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2022年12月11日

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ネタバレ

杉浦李奈の推論第一弾。岩崎翔吾が盗作するわけない。絶対、嶋貫の方だ。と新人作家杉浦李奈は信じ、頼りなさそうなのだが、一歩一歩推理を進めていく。盗作した方法は最後までわからなかった。喫茶店のマスターが怪しいとは思った。亡くなった場所が玉川沿いの浄水場とはね。滑稽で悲しい。この本の中にでてくる純文学も読みたくなった。芥川龍之介は盗作まがいと言われてたのは知らなかった。マズローの五段階説はおもしろかった。松岡さんの知識の豊富さ筆の速さに改めて驚いた。書かずにはいられないってことなんだね。

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2022年09月24日

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お恥ずかしながら松岡さん初めて読みました…。文学作品に関してはお遊び程度で出て来るだけなのだけど、思わず再読したくなる誘い方。
想像していたよりもずっと深いミステリと、主人公の成長物語、そこに文学がプラスされておもしろかった。優しいだけじゃない人間関係にも現実味があった。

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2022年09月09日

Posted by ブクログ

今度のシリーズは随分と淑やかでした。基本的に本が好きな人たちが読むのだからいいのかも知れませんが、正直意表を突かれました。

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2022年07月24日

Posted by ブクログ

万能鑑定士Qシリーズや特等添乗員aシリーズとよく似ていた。
主人公が美人ということや、少し世間知らずで情に脆いということなど。
私が思うに、本作と先のシリーズとの1番の違いは人が亡くなることだと思う。
先のシリーズは人の死なないミステリーとして売ってきていたので、その謳い文句に惹かれる人も多かっただろう。
だが本作は、そんな謳い文句なしでも満足感のある作品だった。
普通のミステリー小説よりは軽いと思う。

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2022年06月24日

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戦闘シーンもないし悪の組織も出てこないし純粋にミステリーを楽しめる。
文学に関する豆知識も楽しい。これは『ビブリオ古書堂』っぽい。
この系統でシリーズ化してほしい。

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2022年05月13日

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ネタバレ

ラノベ作家の杉浦李奈が、雑誌対談した新進気鋭の作家の盗作騒動に端を発した不可解な事件に巻き込まれていきます。
李奈が事件を通して作家として、また探偵役としての度胸や思慮深さがついていくところに彼女の成長を感じさせます。死者も出るし、真相がやりきれないところはありますが李奈が真相を暴くことで犯人に救いを与えたのが印象的でした。
出版界を巡るミステリなので商業主義な面にも触れられていてそのあたりも見どころです。
作者の他作品のように一見関係無く見える事柄が組み合わさってトリックや真相が出てくる様子は面白いのですが、最後の謎ときから結末にかけてが若干早急な印象がありました。

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2022年05月07日

Posted by ブクログ

2作目を先に読んで、この作品を読んだ。
予想外の結末に驚いた。
流石松岡作品、自身の作家活動も作品には盛り込まれていることが想像される。
この作品も他作品と同様今後もシリーズ化し三作目もに続くのだろうか
昨年松岡圭祐作の「小説家になって億を稼ごう」が刊行された。
作家松岡圭祐はいったいどのぐらい稼いでいるか、野次馬となり、想像してしまった

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2022年04月15日

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軽い気持ちでライトミステリーかと思ってたら滅茶苦茶本格的だった!そして盗作理由を追い掛けていくと思ったら人が死んだ!?って驚いた。そして李奈が強く成長していく姿に心打たれた。

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2025年12月05日

Posted by ブクログ

主人公、杉浦李奈の目線で進んでいくので、話が交錯せず読みやすい印象だった。各登場人物の印象がそれぞれの人で違うことや、主人公の成長による心境の変化で、人との関わり方が変わっているのが、共感できるなとおもった。
名作や文豪が話に絡んでいるのがおもしろかった。
ただ、最後が急展開すぎてあともう少しあつめに書いてほしかったなと思った。

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2024年10月11日

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いっぱい文学出てきた…おおお…。松岡圭祐さんを高校事変しか読んだことない人だと面食らうヤツぅ…。いやーでもなぁ、、、うーん、、、文学的批評が多すぎてちょっと冗長…知識の羅列はこの作家さんの持ち味だけど文学って解釈によるから読むの大変…

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2024年09月09日

Posted by ブクログ

最初は凛田莉子のように盗作事件で進むのかと思いきや中盤から殺人事件になり、犯人は意外な人物。

盗作を疑われた人物が最初のヒット作で盗作していたとは。

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2024年08月11日

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面白かった。正直、文学については勉強不足でわからないところもあったが、ミステリとして十分楽しんだ。二転三転するから飽きないし、人によって人物への評価が違うという点で揺さぶられた。最後まで、どちらが盗作したのかわからなくてドキドキした。

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2024年08月01日

Posted by ブクログ

2024年6月現在、11巻刊行されている人気シリーズ。新人女性作家・杉浦李奈の活躍を描く出版社ミステリー。

デビュー作が大ヒットした小説家・岩崎翔吾との対談後、次巻の帯に彼の推薦文をもらえることになった李奈。
しかし李奈の新刊発売直後、岩崎の小説に盗作疑惑が持ち上がり、彼は失踪。李奈は「盗撮作家に推薦文を書かれた売れないラノベ作家」のレッテルを貼られてしまう。
李奈は作家として持ち直すため、そして岩崎の盗作騒動の真実を知るため、事件を追いノンフィクションを執筆することになる。

天才でなければ売れっ子なわけでもない、ミステリ作家ではあるが死体を見て卒倒するなど、主人公の新人作家・杉浦李奈がいい意味で等身大であることに好感が持てた。
だが、作中に登場する大御所作家・駒園雅陵が李奈を評したように、彼女はルポライターとして活動を始め、多くの人物と触れ合ううちに、人間として一皮も二皮も剥けていく。
取材する人物たちの岩崎翔吾への人物像や証言が噛み合わず、事件の解明に苦戦していた李奈。しかし後半から一転、物語が徐々加速していき、息を呑むほど美しいラストに心を奪われる。
次巻以降の作品で、杉浦李奈が作家としてどのように成長していくか、見守っていきたい。

物語の大筋には関係ないのだが、作中に出てくる喫茶店では、日本文学のゼミ生たちがビールを飲みながら芥川龍之介や太宰治を引用した文学談義を始めるシーンがある。彼らにとっては日常の一部なのだろうが、素敵な光景だなとしみじみ思った。

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2024年12月09日

Posted by ブクログ

既に何冊か読んでいる新人作家杉浦李奈の推理
祈念すべき第一作、新人作家の成長著しい姿を
親目線で読む・・・文学って、こんなに気合を
入れて読む人がいるんだ(´・ω・`)

太宰・芥川作品が持つ有名な(多分)意味を踏
まえて物語が進むのだが、読み飛ばさずにじっ
くりラストまで読めば感動の物語に出会えま

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2023年05月02日

Posted by ブクログ

文学作品を読んでいる人や今までに齧ったことのある人、興味のある人には、とても楽しめる内容。

登場する作品を読んだことがあると嬉しくなったり、まだ読んだことがないと「読んでみたいな」と興味を惹かれたりとワクワクしました。

引用された文章を探しながら文学作品を読むと、この作品をよりもっと楽しめると感じた。

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2023年04月06日

Posted by ブクログ

ラノベの新人作家杉浦李奈がベストセラー作家の盗作事件の取材を押し付けられる。
人と会うのが苦手な李奈が取材を通して成長していく。話は文学に触れたりして文学とは縁のない私にはややとっつきにくい(読みづらい)内容だったが、結末は感動てきで満足できる一冊でした。

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2023年03月25日

Posted by ブクログ

文学ミステリ。そうなの?という文学談義が多く、続巻もこういう感じなのか気になる。小説の書き方の順番なんて考えたこともなかったが、言われてみれば確かに。

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2022年09月19日

Posted by ブクログ

解説で池上冬樹は絶賛?し(、かつその文学的素養に基づく解説文は的を射ている)、作者らしい仕掛けは効果的で、主人公の成長譚含め楽しく読めるのだが、作者が施した技巧が表に出がちな感もある。

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2022年05月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

新人作家の李奈が、担当編集に唆されて先日対談した作家の盗作疑惑を調べてノンフィクションとして出版を目指すことになる。自分の内に篭って執筆していた李奈は様々な人と触れ合って成長する…。最終的には大きい事件となっていくわけだが…。高校事変のようなバイオレンス展開ではないのが救い。それでも、世の中って理不尽だなと思う。

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2022年05月13日

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