【感想・ネタバレ】ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 IV シンデレラはどこにのレビュー

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気がついたら読み終わっていた。

インクの残量の確認のところから何となく察することが出来てしまった。それを踏まえてもとても読みやすく、面白い小説でした。

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2024年01月08日

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盗作疑惑解消する為にシンデレラの原案について調べさせ世界中で同じような話が伝えられた事を証明する為に杉浦李奈を脅した。その結果はやはりシンデレラも発祥があり、盗作の弁護にはならなかった。今回は盗作者との戦いで面白かった

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2023年08月07日

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面白かった。最後の事件解決のあたりは、痛快で、とても読みやすく良かった。このシリーズは、毎度、文学知識があれば、もっと面白く読めるのかなと思いますが、シンデレラという世界中のみんなが知っている文学から掘り進めてる点で、難しくもありましたが、興味深く読み進みました。シンデレラの原典いついての結論は、仮説であってもとても興味深く、感心しました。作者の知識の広さ、造詣の深さにただただ舌を巻くばかり。小説としてとても良い本でした。

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2022年11月03日

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 中堅出版が大々的に売り出した新人作家・REN。中高生を中心に次々とベストセラーとなるが、その既刊にパクリ疑惑が持ち上がり、売上は失速。そのパクリの中に李奈の全く売れなかったミステリー小説もあり、頭を悩ませた。そんな中、「シンデレラの原典を探れ」と言う不可解なメールが届く。李奈の周りに危害を加えると脅迫され、そのルーツを探る事に…

 前から李奈の読書のトリビアは凄いと思ってましたが、今回は過去一凄い知識量で脱帽でした。
 シンデレラのルーツがそこまで多い事も知らなかったです。
 そして、メールの脅迫者は誰なのか?
 全てが解決した時は爽快でした。シンデレラのルーツをずっと言い続けていた八重子さんの思いが形になった事もとてもホッとしました。

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2022年06月16日

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このシリーズは変わらず面白いです。シンデレラの謎と、新人作家のパクリ騒動を絡めている巧みさが面白かった。

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2022年05月01日

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なんというか、シンデレラストーリーだった。

著作を模倣された、っていうことがたくさんの著者で起きて、それに巻き込まれた主人公が、全く別の件でシンデレラの原典が何なのかを調べないといけなくなる、というもの。
全然別の話だと思っていたあちこちが最後に一つに繋がるところが面白い。
あと、エピローグにあたる最終節が秀逸だと個人的には思う。

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2023年10月06日

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前作からちょっと読むのに時間があいたけど4作目。
誰もが驚愕する大どんでん返し!みたいな派手さはないんだけど、それでも「おおっ、こうなるのか!」というドキドキ感が楽しい。
今回も盗作騒動とシンデレラの原典にどんな繋がりが???と思ったけど読み進めるうちに綺麗に繋がっていって納得。
シンデレラ譚が世界中にあんなに沢山あるなんて知らなかったのでそこにも驚き。
ビブリオもの(と呼んでいい?)らしくサラッと知らない作品が沢山出てくるのでそれにも興味をひかれてしまう。
「分厚い文庫を持ってくるべきだった」で紹介されてた本はさすがに分厚すぎる気がしたけれど。

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2023年07月13日

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4巻は、松岡さんらしさ全開の作品
一見、荒唐無稽な話なのですが、お得意のうんちく盛り沢山で説得力を持たせています
この怪しさが、やっぱり松岡作品ですよね~

ストーリーは、ちょっと破綻気味・・・

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2023年01月05日

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前作からとても楽しくなっています。
主人公に舞い込むいくつもの相談事と自身が抱える問題とで、物語はいったいどうなってしまうのだろうと思っていましたが、最後は見事でした。ナリラウギスにはやられました!
ネチネチと犯人に迫っていくタイプも好きですが、本作のようにいきなり解決編という展開も、スッキリしていていいなと思いました。

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2022年12月10日

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杉浦李奈の推論第四弾。脅迫メールを送られシンデレラの原典を辿ることになった。シンデレラはディズニーが夢のある子ども向けで、原典はグリム童話の怖い話だと思っていたのだが、そもそもグリム兄弟は伝承された話の収集なのでもっと遡れるらしい。文章をデータとしてとらえ、単語や文節の出現頻度と共出現の相関、出現傾向や時系列などを解析することで、読んだだけではわからない情報を解明するテキストマイニングで検証するという着眼点がおもしろかった。伝承に近い原文でかけてからの逆転が痛快だった。縄文時代の米福粟福が原典?夢がある

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2022年12月03日

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世界各地に伝わる昔話をタイプ別に体系化したAT分類なるものがあるのは勉強になりました。 

テキストマイニングにより発祥地域を辿るのは興味を惹きました。

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2022年11月22日

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シンデレラの原典の考察が事件解決の決め手になるのは見事だね。
最近AIで創るイラストの話題があったけど、模倣と剽窃、盗用の線引は難しいと思うし、新たな才能は生まれにくくなっていくのかなとちょっと思った。

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2022年08月31日

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シリーズ第4作。次々とベストセラーを生み出す新人作家REN、しかしどの作品も売れない作家達の既刊作品にあまりにも似ていた。盗作疑惑で出版業界が揺れるさなか、杉浦李奈に「シンデレラの原典を探れ」と佐田千恵子を名乗る人物から脅迫メールが届く。指示に従わなければ李奈の大事な人の命は無いと言う。同時に件の盗作疑惑に李奈の著書も被害にあい巻き込まれる。「盗作疑惑」と「シンデレラの原典」と李奈はふたつの難題に臨む。
シンデレラと似た話が世界中、日本にも有る事に驚いた。毎回李奈の文学知識に脱帽する。
★★★★✩ 4.0

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2022年08月03日

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ベストセラーを次々刊行するRENの既刊(李奈の自著も)パクリ疑惑と、シンデレラの原典を探せという脅迫メール。どういう展開になるのか予測できず、読み進めたがなるほど、そういうことか!という見事な着地だった。
シンデレラという話は私達が知っている絵本の話だけではなく、遡ると様々な国に様々な要素が加えられ修正され、伝承されているのを初めて知って興味深かった。似た話がこんなにたくさんあったのか!
それにしても李奈の知識の豊富量と、頭の回転の早さには驚かされる。自著が何故もっと売れないだろう?

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2022年07月24日

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一体どんな結末が待っているのが
ワクワクが止まりませんでした。
シンデレラ譚の始まり。
それだけでワクワクしました。

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2022年06月14日

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シンデレラの原典探しの大胆な仮説と最新技術であるテキストマイニングを組合わせた結論、事件の黒幕の暴き方は見事であるし、結末も若干の救いがあるもので良かったが少し回り道した印象がある。ヒロイン・杉浦李奈の成長は目覚ましく、今後は同作者の人気シリーズ「万能鑑定士Q」のように出版・書籍の知識を活かして事件解決に勤しむ予感がした。次巻も楽しみではある。

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2022年05月17日

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シンデレラの元がこんなにあるとは
知らなかった。

全体的には、いつものように面白いし、
あっという間に読み終わりました。

RENは、李奈の調査能力や
指示に従う事を
何故こんなに信じられるのかが
ちょっと疑問に残りました。

「マドンナ達のララバイ」の伏線回収がいいね。

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2022年05月03日

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主人公李奈の成長度合いが読んでて凄みを感じる。

こんな推論を堂々と冷静に言える?

優しそうな雰囲気出しておいて、やること凄いのね。。

この調子で本業の執筆も頼みますよー!

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2022年04月28日

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知らない人にいきなり周りの人を盾に脅されるなんて迷惑だ。
シンデレラについての世界中の説がこんなにあることにビックリした。

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2024年04月02日

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悪意を以て、他人の小説を真似をして売り出す
丁寧に同じ文字や言い回しを使わない様にする
すると裁判上では著作権も翻案とも犯してない
事になる・・・あとは膨大な宣伝を行えば原作
(?)よりも売れるというカラクリ(´・ω・`)

併せて、シンデレラ物語の源典を文学テクスト
マイニングによる解析をもって突き止めるとは
いかにも松岡圭祐先生の真骨頂・・・読めw

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2023年01月23日

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いつも以上に専門知識や文学ネタが出てきた話だった。
季奈さんの豆知識が凄すぎる。
小説のパクリ問題はリアルでも中々立証出来なさそうな難しい問題。テキストマニングがドンドン発展、認知してほしい。

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2022年11月01日

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しばらく知的財産権(主に著作権、商標権)がらみの仕事をしていたので、今回の物語は楽しかった。
シンデレラ物語と知的財産権の組み合わせ。
なんて発想が豊かなんだろう!

アイデアだけでは著作物ではない、これを逆手に取ったREN という若手作家は、いまいち売れていない作家の良い作品をパクる。
これはひどい話だ。
有名な判例、事件(ワン・レイニーナイト・イントーキョー、江差追分事件)が出てくるのは、元担当者としてはたまらない。
判例集には必ず載っているので、興味のある方はぜひ。

また、シンデレラ起源説についても面白い。
自然発生か、それとも伝播か。
各地域、国のシンデレラ類似譚はどれも面白い。

本当によく調べてあって、かつ内容も面白い。
この作家は本当は1人じゃないんじゃないか、(藤子不二雄みたいに!)と邪推したくなる。

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2022年10月30日

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剽窃と盗作の違いが解ったけど、本好きにはあまり気持ちのよい話ではなかった。シンデレラの原典の深さにはびっくりした。他の話もきっとそうなのでしょうね。

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2022年10月25日

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正確に書くと星3.9。
今回も、主人公乃至作者の博識が感じさせられる内容だった。
犯人は分かりやすかったかなと思う。

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2022年07月05日

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