【感想・ネタバレ】ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論のレビュー

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Posted by ブクログ 2023年03月22日

感動しました、、、
序盤に書かれていた些細なことも終盤では重要な伏線となり、事件の謎が解き明かされとても驚かされました。
小説家は1人で空想に浸っていてはいい文章を書けない。たくさんの人と関わること、客観的に物事を見れるようになることが重要だということが心に残りました。
主人公の杉浦李奈が取材を続け...続きを読むていく中で会う人に「成長したね」と言われていたのが印象的でした。
実際の社名や地名が余すことなく使われ、文学作品の引用が数多くあったのも面白かったです。有名な文豪の作品を読んでいれば、作中のジョークもより面白く感じられたんじゃないかと思います。純文学作品にあまり興味を持ってこなかったのですが、少し興味が湧いてきました。
2巻以降も読むのが楽しみです!

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Posted by ブクログ 2022年07月06日

太宰と芥川についての対談から始まる物語。この2人小説家を分析していた教授岩崎に盗作疑惑が浮上し、その真意を新人作家杉浦李奈が取材していくストーリー。作家は素晴らしい文章をみると自分の作品として世に出したいとう欲求から逃れることができず魔が刺してしまう。その結果過去の盗作が関係者にバレて岩崎は殺される...続きを読む事になる。最後の結末も気になる小説の続きがわかりスッキリし読みやすかった。

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Posted by ブクログ 2022年01月20日

書店業界を舞台にした作品だった。
作家ならあるあるのんだろう事が書かれていて新鮮だった。
特に、書き進め方で追憶とかは省いたりしているところだったり。
主人公の成長にも期待したい作品でした。
高校事変の優利では無いけど、どんどん化けてほしい。

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Posted by ブクログ 2022年09月24日

杉浦李奈の推論第一弾。岩崎翔吾が盗作するわけない。絶対、嶋貫の方だ。と新人作家杉浦李奈は信じ、頼りなさそうなのだが、一歩一歩推理を進めていく。盗作した方法は最後までわからなかった。喫茶店のマスターが怪しいとは思った。亡くなった場所が玉川沿いの浄水場とはね。滑稽で悲しい。この本の中にでてくる純文学も読...続きを読むみたくなった。芥川龍之介は盗作まがいと言われてたのは知らなかった。マズローの五段階説はおもしろかった。松岡さんの知識の豊富さ筆の速さに改めて驚いた。書かずにはいられないってことなんだね。

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Posted by ブクログ 2022年05月07日

ラノベ作家の杉浦李奈が、雑誌対談した新進気鋭の作家の盗作騒動に端を発した不可解な事件に巻き込まれていきます。
李奈が事件を通して作家として、また探偵役としての度胸や思慮深さがついていくところに彼女の成長を感じさせます。死者も出るし、真相がやりきれないところはありますが李奈が真相を暴くことで犯人に救い...続きを読むを与えたのが印象的でした。
出版界を巡るミステリなので商業主義な面にも触れられていてそのあたりも見どころです。
作者の他作品のように一見関係無く見える事柄が組み合わさってトリックや真相が出てくる様子は面白いのですが、最後の謎ときから結末にかけてが若干早急な印象がありました。

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Posted by ブクログ 2022年05月15日

高一の息子にオススメされて読みました。理由は近代文学がたくさん出てくるから、私が好きなのでは無いかと思ったからだそう。

冒頭、主要登場人物と思われる若手大学講師が随分とクラシックな学説であるマズローの欲求五段解説で主人公の分析を始め、あまりの胡散臭さに若干引き、最後まで読み切れるか不安になりました...続きを読むが、結末でとりあえず納得しました。それにしても、大学講師で学部のゼミを持っているのもなんだが珍しいような。文学系ではよくあることなのでしょうか。

剽窃や盗作がテーマになっていますが、若い子がこの課題の一端に触れるのは親目線ではなかなか好ましい。話の展開のリズムが重視されていると思うので当テーマはそこまで深掘りはされていません。でも、イントロダクションとしてはとても良い。

展開はかなり強引で非日常的ですが、嫌いではない。丁寧、かつ想定読者層に対して誠実に書かれたライトノベルだと思いました。マチュアな大人向けではありませんが、こうして息子に勧められて読む本としては最高に興味深かったです。

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Posted by ブクログ 2022年05月13日

新人作家の李奈が、担当編集に唆されて先日対談した作家の盗作疑惑を調べてノンフィクションとして出版を目指すことになる。自分の内に篭って執筆していた李奈は様々な人と触れ合って成長する…。最終的には大きい事件となっていくわけだが…。高校事変のようなバイオレンス展開ではないのが救い。それでも、世の中って理不...続きを読む尽だなと思う。

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