松岡圭祐のレビュー一覧

  • 万能鑑定士Qの事件簿 I

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    万能鑑定士の意味が、読み進むうちにわかってきます。何も知らない女の子が、学習方法を会得して、徐々に天才に変貌するのが面白い。

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    2022年12月31日
  • ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 VII レッド・ヘリング

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    ハイペースで7冊目に到達したビブリオ・ミステリー。

    今回は扱われたのは「聖書」。序盤から作家生命を脅かされる怒涛の展開から「聖書」探しが始まるものの、その過程で巡り合ったのは「徳川慶喜」。

    窮地から走り出した物語だからこそ、終盤は随分と盛り上がって一気読みでした。

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    2022年12月30日
  • 高校事変 VII

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    今作は今までのような痛快なストーリー展開ではなく、過去の話と現在進行中の話が、章が変わったり、改行もなかったりで、状況を理解するのに時間がかかり正直読みづらかった。

    でも結衣がどんどん他者と心を通わせていく場面には、毎回ジーンとくる。

    殺人は罪なことだけど、人を傷付ける凶悪な人間を成敗する結衣の行動には、やっぱり痛快感を感じる。

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    2022年12月28日
  • ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 V 信頼できない語り手

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    今回は小笠原(凜田)莉子が出ており、それだけでも嬉しくなってしまいます。実は、紗崎玲奈もちょっとだけ出ており、松岡圭祐さんのシリーズを読み漁っている私としてはとても面白かったです。当然、本筋の内容もシリーズで一番面白かったです。主人公(杉浦李奈)の作家としての立場での葛藤を持ちつつも、謎を解き明かし、真実に迫る場面は本当に読み応えがありました。さらなる主人公の成長と他のシリーズの美少女との絡みを楽しみに、次巻を早く読みたくなりました。

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    2022年12月27日
  • 高校事変 X

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    市村凛の蠢動。長男・架禱斗の野望を挫くべく、人口当たりの殺人事件が世界で最も高い国の一つ・ホンジュラスを舞台に、本物の軍人と闘うことになった結衣。しかし、圧倒的な職業軍人には歯が立たない。しかし、結衣を救った、いや救い続けてきたのが、傭兵稼業の磨嶋と弥藤だった。二人に鍛えられた結衣は、現地で人質となった日本の高校生達を解放できたが、その代償は大きかった。それにしても、いつもはカバーがその巻を象徴するのに、弾道ミサイル(SLBM?)とは……本巻の内容に関係ないのでは?

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    2022年12月26日
  • 高校事変 XII

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    情報が多すぎる(´・ω・`)ネタバレます
    優莉架禱斗の母親の正体は日本国の最澄総理大臣
    矢幡元総理の夫人だった
    架禱斗率いるシビックが架空の油田開発等あらゆ
    る欺瞞のうえで緊急事態庁に権力を集約して国家
    権力と化した
    結衣の双子の優莉智佐子姉はでトリックメーカー
    だったがパワースーツ(嘘)で縦横無尽に暴れる
    しラストには泣かせる
    妹の優莉凜香は、実の母親市村凛(探偵の探偵)
    のクズっぷりを確認して抹殺
    本編で優莉結衣はシビックが集結させた軍艦20
    他諸々をスマホ一つで失敗したメタンハイドレー
    ド採掘時のガスを放出させて壊滅させたw
    残る兵力が結衣を襲うが岬美由紀(千里眼)が奪
    ったジェット機で

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    2022年12月25日
  • 優莉凛香 高校事変 劃篇

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    凜香がすごく愛らしく描かれていて微笑ましかった。情景は殺伐としてるけど。
    本編では「腹のたつ妹」ように描かれているイメージだったけど、この本を読むと憎めない情に厚い子というイメージに変わった。
    このスピンオフはまた、続きが読みたい。

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    2022年12月23日
  • シャーロック・ホームズ対伊藤博文

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    面白かった!映画にもしてくれないかな。
    実力行使、自力救済から法治主義へ。せめぎ合いながら進んでいく。
    ホームズが事実の中に出てきた。明治時代日本の大津事件。ホームズってほんとにいそうな気がするから…伊藤博文もかっこいい。
    クライマックス、松岡圭祐さんらしい面白さ

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    2022年12月15日
  • 高校事変 IX

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    結衣の発熱。足元フラフラ、集中力低下という状態が長く続く。一方、田代勇次の鬼畜の所業、川崎市内の民家での惨劇を通じて、平和ボケした日本人の危機意識の欠如という寓意が感じられた。医療用3Dプリンタで拳銃を製造する現場に踏み込んだ結衣だが、まんまと勇次の主治医・嶋倉の術中にはまり、囚われた挙句に田代ファミリーの隠し財産探しに駆り出され……しかし、そこから怒涛の展開。メンパスが保存されているかもしれないSDカードをブラフに、ギリギリの交渉をした末の勇次との最終決戦。始まりの地・武蔵小杉高校!

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    2022年12月12日
  • ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論

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    「催眠」、「千里眼」にはじまり、「マジシャン」、「万能鑑定士Q」、「探偵の探偵」と様々な作品を手がけてきた作者の最新シリーズ1作目
    得意の、うんちく盛りだくさん作品です

    どうやってこれだけ知識を集めて、ハイペースに書いていけるのか不思議です
    その上、説得力もあるから大したものですね

    このシリーズは文学に関わる、所謂ビブリオミステリーです
    ビブリオミステリーといえば「古書堂」の方が先に上がりますが、切り口の違うこちらも面白いです

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    2022年12月11日
  • 優莉凛香 高校事変 劃篇

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    松岡圭祐『優莉凛香 高校事変 劃篇』角川文庫。

    先頃、全12巻で完結した『高校事変』のスピンオフ的なサイドストーリー。優莉結衣の憎たらしい妹の優莉凜香が主人公だ。

    やはり、結衣が登場しないと物足りない。残念ながら凛香には主人公は重すぎ、あくまでも脇役にしか過ぎないようだ。

    平成凶悪のテロリストであった優莉匡太の四女の優莉凜香は何かにつけ、姉の結衣を意識しながら、姉より劣る自分に焦燥感を募らせながらどうにか生きていた。

    またまた問題行動を起こした凛香は春休みに北海道の帯広錬成校で規定カリキュラムを受けることになった。しかし、その学園は武装暴力団に支配され、巨額の遺産を持つ韓国人少年を監禁

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    2022年12月10日
  • ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 IV シンデレラはどこに

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    ネタバレ

    前作からとても楽しくなっています。
    主人公に舞い込むいくつもの相談事と自身が抱える問題とで、物語はいったいどうなってしまうのだろうと思っていましたが、最後は見事でした。ナリラウギスにはやられました!
    ネチネチと犯人に迫っていくタイプも好きですが、本作のようにいきなり解決編という展開も、スッキリしていていいなと思いました。

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    2022年12月10日
  • 高校事変 V

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    孤高の女子高生として描かれてきた結衣もどんどん人情味が出てきた。でもその反面、殺人の手段が猟奇的で過激で残忍さも増幅してきて、「結衣ちゃん、大丈夫か?」と思ってしまう。

    シリーズも中盤に入ったけれど、全くの衰えなく、どんどん読み続けたいぐらい中毒症状が出てきた。

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    2022年12月09日
  • 高校事変 II

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    シリーズ2作目。また別の高校に通い始めた結衣の周りで起きた事件に踏み込んでいく話。なかなかのバイオレンスぶりだけど、娯楽本なので読める。

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    2022年12月07日
  • 探偵の探偵IV

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    紗崎玲奈編の完結。
    前作で一応の決着をみたが、本当の終わりではなかった。
    壊れてしまった玲奈と琴葉の関係はどうなるのか。
    そして全てが終わった後、玲奈はどうするのか。
    とてもハードでやきもきもしましたが、シリーズ通して大満足です。

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    2022年12月05日
  • ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 IV シンデレラはどこに

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    ネタバレ

    杉浦李奈の推論第四弾。脅迫メールを送られシンデレラの原典を辿ることになった。シンデレラはディズニーが夢のある子ども向けで、原典はグリム童話の怖い話だと思っていたのだが、そもそもグリム兄弟は伝承された話の収集なのでもっと遡れるらしい。文章をデータとしてとらえ、単語や文節の出現頻度と共出現の相関、出現傾向や時系列などを解析することで、読んだだけではわからない情報を解明するテキストマイニングで検証するという着眼点がおもしろかった。伝承に近い原文でかけてからの逆転が痛快だった。縄文時代の米福粟福が原典?夢がある

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    2022年12月03日
  • ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 III クローズド・サークル

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    3巻目にして、ようやく引き込まれてきた感じです。
    解説にも「…前作とは作風が一変…」とあったので、そういうことかと納得。
    今回も、作家の苦悩や出版の裏事情が、フィクションとはいえ、とても生々しく描かれていて、読者としてはとても考えさせられるものがあった。

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    2022年11月30日
  • 探偵の探偵III

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    ここで一旦ひと段落なんでしょうか。
    玲奈は妹の復讐を果たすためのみ、探偵として活動してきた。
    これからどうなって行くのでしょう。
    妹を殺された玲奈に同情しつつも、応援しきれないところがあります。
    そのもやもやも良いところだと感じています。

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    2022年11月30日
  • JK II

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    心が壊れることを恐れないで。1番強くなれる時だから。いちどもな勝てなくていい。負けさえしなければ。

    かっこいい
    1.2合わせて何人葬り去ったのか分かんないけど

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    2022年11月27日
  • 万能鑑定士Qの事件簿 0

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    ネタバレ

    凜田莉子のチープグッズから独立したての時のエピソード。
    時系列は『事件簿Ⅹ』の後の物語で、爾北会を壊滅させた後でその世界で一躍有名となった彼女がバンクシー・漢委奴国王印を巡ってグアムや福岡・熱海と言った所を旅していく。時系列こそ小笠原と出会う前だがメタ的には今までの事件を彷彿とした言葉を、物語の中では予言のような形になっているのがとても面白かったです。
    今回も松岡作品よろしく『グアムの探偵』から主要キャラ3人が登場しており、レイが相棒代わりとして真相を明らかにしていく。私はこのキャラクターをこの話で知ったのでどんな物語が向こうで展開されていくのかが読むのが楽しみになりました。
    小笠原と出会う前

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    2022年11月27日