ジェームズ・ボンドは来ない

ジェームズ・ボンドは来ない

704円 (税込)

3pt

瀬戸内海の小さな島が挑む、映画『007』ロケ誘致活動に女子高生の遥香も加わった。島が少しでも発展すればとの思いからだった。署名運動や“ボンドガール・コンテスト”、記念館設立など、プレハブ小屋の直島町観光協会が主導する活動はすべて手作り。だが、やがて署名数は8万を越え香川県庁も本格的に動き出す。ついには映画会社から前向きな返事が届き島は熱狂するが……。2003年以降、直島を揺るがした知られざる感動の実話。単行本にはなかったロケ誘致運動当時の報道など数多くの画像に加え、著者による序文「まえがきにかえて」も初掲載!追加取材によって明らかになった事実も組み込んだ改訂版!!
【※本作品は紙版の書籍から写真の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。】

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ジェームズ・ボンドは来ない のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2020年07月12日

    とてもよかった。
    地方は存続のために、色々な取り組みをしている。瀬戸内海にある直島は、私自身アートの島として期待し訪問したことがあった。この本ではそれ以前からの話も含めて、007のロケ誘致の取り組みが描かれている。
    主人公はその誘致活動に積極的に参加しながら、地元のこと、自身の進路のこと、家族のこと...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年04月23日

    個人の勇気と善意が直島を救う。
    田舎感たっぷり時間はゆっくり流れ
    島の人は素直な性格。
    言えに言えないウソも人の夢を潰したくない、
    自分も一緒に夢を見たい気持ちから。
    ただ、行政は違う。言いだしっぺで、
    失敗したら、どうしようと人を想う前に
    自分のことを考える。
    日本人の善意に甘え何もせずに利を得る...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年12月11日

    いや、これは面白かった(^o^

    実際にあった出来事を小説化してるので、
    あまり無責任に面白がるのもどうかとは思いましたが...

    でも、小さな島の純朴な人たちが、
    島の将来を真剣に考え、知恵を出し合って、
    まっすぐに努力してる姿は素直に感動できる。

    そのまっすぐさが空回りしたり、
    人によって「先...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年03月14日

    これ人名以外は実話なのな。なかなか面白かったなー詐欺師出てきたり元から実現できない話だったりと実話ならではのしょぼい展開がリアルだった。しかしうまいこと小説にするもんだからテンポよく楽しく読めた。これが実話って事は同じ断りが書かれてたヒトラーの試写室も実話なんだなって後から思ってそこそこ驚いた。

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    Posted by ブクログ 2022年09月20日

    実話を基にしたという作品。

    香川県の直島を舞台に、映画誘致活動を通して主人公・遥香と、島の人々の変化や成長が描かれています。

    目標は、「007」の映画ロケを誘致し、島を経済的に豊かにすること。

    10代の遥香は、ただただ都会的なかっこよさに憧れ、映画のロケが実現すれば自身の住む島もカッコイイもの...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年01月10日

    007が好きという理由だけで目に止まったこの本。
    2004年前後、当時流行ったもの(電車でGO!、倖田來未、AKB48オーディション…)が散りばめられていて、そんな時代よねぇ、と懐かしく淡い気持ちになった。007ファンとしても、ピアースブロスナンからダニエルクレイグに代替わりした件やシリーズの映画名...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年02月09日

    007には全く興味がなかったのだけど、現実は小説よりも奇なりとでもいおうか、なんだかドラマチック。
    映画誘致の奮闘と、ビジネス社会の裏と、少女の成長と。
    ちょっと泣けた。
    以前の007と最近のじゃまったく趣向が違うらしく、先日の映画見ておけばよかったなぁ。
    確かにダニエル・クレイグ、、カッコイイ。
    ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年12月12日

    タイトルに惹かれて買ってみた。
    私らから少し上の世代にとって、007シリーズはある種共通の思い出として残っている映画ではないかと思う。
    殺しのライセンスを与えられたスパイという存在、かっこいい車、意表を突いた小道具、水着の美女、魅力的な悪役…。
    今でもBSで時々やっていたりするのをつい見てしまうけど...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年12月02日

    なんという話だろう。
    直島に007の映画を誘致しようだなんて、読んだ最初は「無理でしょ」と思い読み進めていくうちに、直島の写真の人たちのひたむきさに「実現するかも」と「ジェームズボンドはこない」と、わかっているのに期待してしまった。実話ということで随分とキツイ状況にもなり、役所の非情さも浮き彫りにな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年08月06日

    今や芸術の島として「瀬戸内国際芸術祭」には欠かせない直島が2003年から「007」のロケ地誘致の為に奔走する島の人々の姿を描いたノンフィクション。
    まだベネッセが「福武書店」だった頃、現在のベネッセハウスを建設する頃から話が始まる。
    併設したホテルに「007」の小説家が滞在して、直島を舞台に新作を書...続きを読む

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