松岡圭祐のレビュー一覧

  • 万能鑑定士Qの事件簿 III

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    ある架空の音楽プロデューサーにまつわる謎を解き明かしていくストーリー。随所に出てくる鑑定士の見識と謎解きが面白い。「なるほど、そうくるか」という展開が続き、読んでいて飽きない。次巻以降もこの面白さが続くことを期待。

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    2020年12月27日
  • 高校事変 III

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    前半の悪役が容赦しないので、反撃に移った後半は爽快!
    まさかの大ボスも予想外だったので良かった。
    1や2のキャラの登場等、シリーズ物ならではの作品!

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    2020年12月25日
  • 高校事変 VII

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    このシリーズでは、過去を振り返るということはあまり行われてきませんでしたが、この作品では珍しく、過去を振り返っています。まぁ、事件が起きて、それを結衣が解決していくだけではワンパターンだからね。

    舞台も、関西になっています。関西の土地勘がないから、よくわかりませんが(苦笑)

    結衣も高3になるので、物語も結末に近づいていくようですね。

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    2020年12月22日
  • 高校事変 IX

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    ネタバレ

     ついに田代勇次との全面対決。結衣自身もアイデンティティが揺らいでハラハラしましたが、何とか乗り越えて良かったです。

     田代ファミリーが潰えてラストかと思いきや、まだ大ボスが残っていて新たな闘いに向かうのが又も楽しみです。

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    2020年12月21日
  • 高校事変 VI

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    沖縄での修学旅行中に、米軍基地に侵入し、武器密輸の巨悪を壊滅させてしまうあたり、主人公・結衣のパワフルさ(破天荒さ)は健在です。
    次第に周囲の人々と交流したり「絆」を感じたりするようになってきた彼女の生きざまに、感化される(テロリストの娘というレッテルを外して彼女自身の「正義」に共感する)登場人物が少しずつ増えてきていることも、読者として嬉しく感じます。
    ただ、結衣の行為が(虐げられる弱者を開放するためとはいえ)殺人という罪であることから、その場で育まれた「絆」が長続きしない(少なくとも表面化しない)というのが、この作品に一抹の「もの悲しさ」や「無常感」を与えており、それが魅力ともなっているの

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    2020年12月21日
  • 黄砂の進撃

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    「黄砂の籠城」の対としてとても興味深い本だった。個人的には、日本人なので感情移入ができるせいか「黄砂の籠城」の方がめちゃくちゃ引き込まれたけど。解説でドイツ公使だかが言ってたとされる、「私が清国人だったら義和団に参加するだろう」ていうのが印象に残った。私もそうするだろうと思ったから。私は結構、「国」にロマンを感じ、アイデンティティを求めるタイプなのかも。

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    2020年12月18日
  • 万能鑑定士Qの推理劇 II

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    多くの知識が推理に必要となる設定は、主人公を上手く活かせていると感じた。しかし、知識の幅が広すぎて、少し現実離れしているようにも思えたところもあった。(TVなどで見た、ヒーローに対する思いに近いものがある)
    現実世界にいたら確実に憧れる存在ではあるが、現実世界には絶対いないんだろうなぁ。。

    細かいけれど、登場人物の名前が私には少し読みにくい…これもまた、この物語が現実的ではなくあくまで空想上のものであると強く思えたところでもある。

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    2020年12月15日
  • 高校事変 IX

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    勇次との決着。前回までの派手さは無いけど、真っ向勝負で良かった。
    優利のストレス性高体温症で心身疲れて、心のうちを吐露する所とか現代の闇みたいで考えるところがあった。
    親ガチャなんてネーミング、今だから分かる用語たなぁ。

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    2020年12月10日
  • 高校事変 IV

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    全体としてはこれまでのシリーズと流れは同じ。

    ただ、過去の作品とのつながりもあるため、記憶にあるうちにシリーズで読みたいところ。

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    2020年12月03日
  • 高校事変 IX

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    高校事変も9作目。結衣と勇次の戦いのクライマックスにあたる巻。
    同時代性が色濃く出る作品なのだが、本作はそこが若干薄め。新型コロナや政権交代なんかは設定上あまり触れられなかったのかもしれない。それでもオリンピックの延期に絡んだ話は出てくるし、今現在結衣が日本で生きているかのような話になっている。
    話の設定や敵が仕掛けてくる策がどんどんエスカレートしていただけに、本作はそこが物足りなくなっていることもたしか。人間の慣れって怖い。でも、これくらいの方がいい気がする。暴力性のあるアクションシーンや敵の策略をくぐり抜ける結衣の戦闘の知恵はさらに増しているとさえ思ってしまった。
    毎巻帯に次巻の刊行予告が

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    2020年11月29日
  • 高校事変 V

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    相変わらず、結衣の活躍には舌を巻きます。
    公安警察上層部の陰謀(暴走)により、窮地に陥る結衣ですが、もちまえの戦闘技術と機転で切り抜け、これまでの状況を根底から覆す結果を導き出すさまは爽快です。
    シリーズ1作目からの物語も繋がり、大きな世界観が築かれています。ハイペースで続刊が刊行されており、次なる結衣の戦いも目が離せそうにありません。

    いよいよ、日本で暗躍する海外マフィアとの「目に見える形」での直接対決が始まりそうで、ハラハラさせられます。

    第1作で出会った「友人」との絆も意識するようになった結衣の成長もまたこのシリーズの魅力の一つです。

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    2020年11月26日
  • 万能鑑定士Qの最終巻 ムンクの〈叫び〉

    ネタバレ 購入済み

    大団円

    推理劇で少々だれて 探偵譚で消化不良であったのがこの最終巻ですっきりしました。欲を言えばもう少し華蓮に活躍を期待したかったのですが 今までの登場人物が皆でてとても楽しかったし 結末には安心(?)しました。読んでて楽しかった。この一言です

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    2020年11月25日
  • 特等添乗員αの難事件 V

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    内容(「BOOK」データベースより)
    “閃きの小悪魔”と観光業界に名を馳せる浅倉絢奈。ラテラル・シンキングを操り、トラブルから難事件まで解決する彼女に1人のニートが恋をした。しかし、男は有力ヤクザが手を結ぶ一大シンジケート、そのトップの御曹司だった!!職場で孤立し、恋人・壱条那沖にも心を委ねきれない絢奈に、金と暴力の罠が迫る。仕事と恋、2つの危地を乗り越えられるか?人の死なないミステリ最高峰、書き下ろしαシリーズ第5弾!

    令和2年11月19日~22日

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    2020年11月22日
  • 特等添乗員αの難事件 IV

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    内容(「BOOK」データベースより)
    ラテラル・シンキングを駆使し、電車から豪華客船まで0円旅行を実現してしまう謎の韓国人美女が現れた。その名もミン・ミヨン。観光業界としては見過ごせない一大事に、白羽の矢が立ったのは同じ思考を持つ浅倉絢奈だった。ところがその絢奈は、壱条那沖との新居探しや恋のライバルに翻弄され…。ハワイを舞台に娯楽性満点の「人の死なないミステリ」最新傑作登場。書き下ろしαシリーズ第4弾!

    令和2年11月16日~18日

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    2020年11月19日
  • 高校事変 VII

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    前半は時間軸の整理で頭が追いつかなかったが、後半はいつも通りの一気呵成。

    最後はまたしてもあらたな腹違いの姉弟登場で次巻の予告編。うむ、そろそろマンネリパターンに突入か。

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    2020年11月19日
  • 特等添乗員αの難事件III

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    内容(「BOOK」データベースより)
    凛田莉子と双璧をなす、閃きの小悪魔こと浅倉絢奈。ニートから一躍、水平思考―ラテラル・シンキングの申し子となった彼女は仕事も恋も順風満帆…のはずが、今度は恋人の壱条那沖に大スキャンダルが発生!!このままでは壱条家も零落し、家族もバラバラになってしまう。“世間”すべてが敵となってしまった恋人の絶体絶命の危機を絢奈は救えるか?人の死なないミステリ最高峰、書き下ろしαシリーズ第3弾。

    令和2年11月14日~16日

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    2020年11月16日
  • 瑕疵借り

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    最初の話がよかった。でもなんで藤崎氏が鼻つまみ者になるんだろう?あちこちからひっぱりだこだからすでに使ってる不動産屋が態と他から依頼されにくい評判をながしてるのかな。

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    2020年11月09日
  • 黄砂の籠城(下)

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    義和団事件をこんなにも深く知ったのは、初めて。歴史の授業で単語を習っただけ。でも、キリスト教の布教を理由に人民を弾圧してきた西洋人もあり、義和団側のいい分も良くわかる。自国に外国人や異教、文化がはびこるわけだから。歴史のストーリーは、勝ったものの視点が軸になる。真相は。

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    2020年11月08日
  • 特等添乗員αの難事件 I

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    内容(「BOOK」データベースより)
    掟破りの推理法で真相を解明する水平思考―ラテラル・シンキングに天性の才を発揮する浅倉絢奈、22歳。新人ツアーコンダクターとして国内外を飛びまわる彼女は、旅先で発生するトラブルから難事件まで、予想もつかない手段で瞬時に解決する。中卒だった彼女は如何にして閃きの小悪魔と化したのか?鑑定家の凛田莉子、『週刊角川』の小笠原らとともに挑む知の冒険、ここに開幕。人の死なないミステリ最高峰、αシリーズ第1弾。

    令和2年11月6日~8日

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    2020年11月08日
  • 高校事変 IV

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    ネタバレ

    今回、半グレ集団のトップに君臨した父親を持つ優莉結衣は弟・健斗の弔い合戦。3弾までは本気の武器がない状態で死闘を繰り広げてきたが、今回は原点回帰で、本気の武器使用により韓国の半グレ組織の殲滅と脱出劇。血しぶき、締め上げ痙攣、喉を切り裂くなど荒れた展開だったが、結衣の敵との立ち居振る舞いにスマートさが増す。さらに女性としての魅力を十二分に感じる。松岡さんの女性登場人物で最も好きなパーソナリティかな。一方、最終章で田代勇次の正体が明かされた。今後、結衣と勇次の対決は不可避な状態。結衣の最後の落としどころが未だ見えない。

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    2020年10月25日