松岡圭祐のレビュー一覧

  • ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 II

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    ラノベ新人作家杉浦季奈シリーズ第2弾。

    発売間近のベストセラー作家の最新刊にて、ある問題が発覚する。直近で起きた幼女失踪事件を連想する内容で、しかも関係者しか知り得ない情報まで記述されているという。いわくつきの本と事件の関係とは…。

    話の至る所で実存の文学作品が登場するものの、知っていればより楽しめるというレベル。かなり細かく練られてるので、解決パートは目から鱗が止まらない。読書歴に関係なく手に取って楽しんでほしいと思える一冊でした。

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    2022年02月21日
  • 万能鑑定士Qの事件簿 V

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    ネタバレ

    万能鑑定士シリーズの第5弾。初めての海外で起きた食中毒事件を描いた本作。今回は小笠原の代わりとして恩師の喜屋武が海外に同行し、相棒として活躍していく。莉子を子供扱いする喜屋武と子供扱いされたくない莉子のギャップがとても微笑ましかったです。そして今回は恋愛模様も取り入れられており、楚辺の莉子に対する思いや喜屋武がかつての教え子に薔薇を渡すシーンなど、今までの登場人物が見せてこなかったシーンがあるのが印象的であった。
    事件の謎としては、単なる食中毒事件というよりもテロに近いものを感じた。極端なアニマルライツで人に危害を加えられてしまうところがとても恐ろしかった。それが子供の頃のちょっとした経験が元

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    2022年02月13日
  • 瑕疵借り

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    いやー読み応えあったし、よく出来てる。
    シリーズ化してほしいくらい。
    最後の話だけちょっと捻り無いというかベタすぎた気がするけどそれ以外の3篇全部好き。

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    2022年01月30日
  • 探偵の探偵IV

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    ネタバレ

    この巻で終わりとは分かっていたけど、もう少し読みたかったかな。

    市村凛が、意識不明とは言え助かった事が後の高校事変に繋がるなんて構想が大きすぎる。筆者はいつからこれを考えていたのか。すごい

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    2022年01月23日
  • 小説家になって億を稼ごう(新潮新書)

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    ネタバレ

    <目次>
    はじめに 小説家が儲からないというのは嘘
    Ⅰ部
    Ⅱ部

    書き方、売り込み方、出版社とのつきあい方、売れたら
    どうするか、詳細にわたっての記述。
    こんな本があっていいのか、と思った本。

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    2022年01月23日
  • 探偵の探偵III

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    相変わらず玲奈が可哀想すぎる。

    琴葉が二者択一を迫られ、出した回答を聞いた玲奈の気持ちが胸を打つ。その答えを出した琴葉の心情も思いやられる。

    このシリーズはどこまでヒロインを傷つけていくのだろう。4作目を読むのが怖い。

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    2022年01月18日
  • 特等添乗員αの難事件 V

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    ラテラルシンキング、文中にも多々出てくるが思考回路がやはり自分とは違うとあらためて思い知らされた
    これだけヒット作を連発できる松岡圭祐という作家はロジカルにもラテラルにも回路が備わっているのだろう

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    2022年01月15日
  • 万能鑑定士Qの事件簿 II

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    ネタバレ

    力士シールって何だったんだ?と思っていたら、
    下巻で解決しました。

    楓さんには店を立て直して欲しいです。

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    2022年01月12日
  • カウンセラー 完全版

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    少年法、心理学、殺人犯の背景や心理
    私の興味があるところとぴったり重なる本だった
    あくまでも小説だな、と感じられる部分もあるけど、この著者の他の本も読んでみたくなったし、興味があるってずっと思っていたことの勉強をしたくなった

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    2022年01月08日
  • 高校事変 VIII

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    今作はこのシリーズの王道的な展開。少しずつ仲間っぽい人も増えて、更に結衣の人間らしさも増していていい感じです。ストーリー前半は原爆を仕掛けて起動させようとするなんとも無謀な展開。巨大悪に対してはいつの時代もどんな組織にあっても一致団結するもの。終盤の見どころは三兄弟が協力して戦うところ。結衣は逮捕されるのか、も気がかりでしたが、最後はスッキリ。兄弟も集まり出して、今後どう絡み合うのか楽しみです。

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    2021年12月30日
  • 高校事変 XI

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    巻を重ねるごとにスケールアップする「高校事変」シリーズ。
    この巻では、なんと日本に緊急事態庁が発足。裏で操るのが優梨架禱斗。
    日本の諸問題をすべて緊急事態と見做し権限の触手を伸ばす架禱斗は、思うままに日本を造り替えようとしていた。内閣支持率は回復しており国民は気づいていないが、架禱斗による独裁国家化する日本。
    そんな状況の中、凛香を人質に取られた結衣は、為す術もなく中国人テロリストのウェイ兄弟に処刑されようとしていた。
    「結衣の胸部に血飛沫があがった」との表記・・・
    結衣は死んでしまったのだろうか?
    読者をヤキモキさせ、
    「探偵の探偵」(未読)紗崎玲奈も絡まり、事態はますます混沌とする。
    果た

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    2021年12月24日
  • 特等添乗員αの難事件 II

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    毎回同じ感想になってしまうが、あり得ないことを普通にあることのようにあっさりと作品にしてしまう
    しかも次のページを早くめくりたくなる
    松岡圭祐といつ作家よ素晴らしさを改めて感じた

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    2021年12月20日
  • 高校事変 VI

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    久しぶりに読んだので
    懐かしく思いつつも
    いつもの無敵ぶりに
    安定のため息を(笑)

    高校卒業したら
    どうするんだろう?
    とか
    高校卒業するまでに
    どれだけの組織を潰すんだろう?
    とか

    要らぬ心配ですが、
    それも読書の楽しみ
    という事で。

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    2021年12月01日
  • 高校事変 VI

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    いじめられたとは言え同級生をリンチし、暴力団を殺害して、捕まらないってさすがに都合良すぎやろ、とツッコみたくなる序盤。そして今度は軍隊のようなものとの殺し合い。妹の凛香との共闘の場面では、いつかは仲良くなったらいいのにと思いました。いつも通り戦い終えて、最後はかなり強引な隠蔽工作。これで終わりかと思いきや、最後にも一波乱あり。まぁここまでいくとご愛嬌ですねー。でも気軽にサクッと読めて楽しめました。しかし、巻き込まれる方もさすがに気の毒かなぁ。

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    2021年11月25日
  • 高校事変 XI

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    スケールが大きくストーリーも面白い。ストーリーが一気に進むなど色々違和感あるけど、それを抜きにしても読む価値はあるし他シリーズと繋がるとは思わんかった。

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    2021年11月23日
  • シャーロック・ホームズ対伊藤博文

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    ネタバレ

    シャーロック・ホームズという架空の人物と伊藤博文という実在の人物が友人同士という面白すぎる本である。また、殺人事件などでは無く歴史上の出来事を持ってきてホームズならこれをどう解釈するのかというところもとても面白かった。事実と虚構が混じりつつも伊藤博文の人間性や人間関係の部分や当時の雰囲気をここまで演出したところがとてもエンターテインメント性を感じた。最後のシーンでは、ホームズが長年疑問であった兄弟の関係性やホームズと博文のあるはずの無い関係性が設定の巧妙さによってまるで本物であるかのような感覚に感じるところがとても不思議な気分で感動した。
     
    最後にこの小説をアニメ化したときの声優陣を乗せてお

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    2021年11月12日
  • 高校事変 V

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    今回は、内面的な叙述がとても多く重苦しい雰囲気がさらに強調されました。例によってどんでん返しもしっかり設定されていて、やるせなさが一層つのりました。それでも次を求めてしまうのは私だけでしょうか?

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    2021年11月10日
  • 高校事変 V

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    今回は結衣の壮絶な子供時代からスタート。いつもながら、こんなことはあり得ないと思っていながら、読ませてしまうこの筆力。自分始末しにくる国家公安委員会の面々を返り討ちに。今回ばかりはと思いましたが、終盤は最初から計算され尽くされた逆転劇。そうなるとは分かっていても読まされてしまいました。

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    2021年10月30日
  • 万能鑑定士Qの最終巻 ムンクの〈叫び〉

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    これが最期という事でオールスター登場で中々華やかになりました。只この小説は他の作品も読んでないとわからない部分もある。幸いにも多少は他の作品も読んでいたので 面白く読めました。

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    2021年10月17日
  • 高校事変 XI

    購入済み

    ハマってしまった

    このシリーズ最初から読め始めて、このシリーズまで来ました。
    初めは、暇潰しの気持ちで読み始めましたが、こんな戦争があったら今の時代はどうなるのかとそこに何かを思うところと現実と違う設定がまた読む楽しみかもしれませんね。ただ、余りにも暴力と殺し合いがちょっと多いのが気になります。
    そんな中でも結衣の心が優しさを持っている所もあるからちょっと救われる。
    最後に主人公の結衣が、、、、、、
    と思ってましたが、、、、、、
    最後のどんでん返しは次に繋がれるのかと期待です。

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    2021年10月14日