松岡圭祐のレビュー一覧

  • 高校事変 VII

    購入済み

    やっぱり派手!

    相変わらずフットワークの軽さを最大限に活かした時事ネタ取り込みが良いですね。
    前作のクライマックスからの詰め込み過ぎ感も無く一気読み。
    "高校"事変だけに終盤への加速が半端ないですね。次回は田代親子、邪悪ティーチャー、
    優莉チルドレン入り乱れての総力戦?

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    2020年07月25日
  • 探偵の探偵II

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    ネタバレ

    玲奈の物語は終わっていなかった。

    続編の存在を知り、迷わず購入しました。

    前作に続いての一気読みです。

    自らの危険を顧みず、例え命の危険に身を晒そうとも引けない信念がある。

    惜しむのは玲奈と共にDV被害者の救出に出た窪塚が亡くなったこと。

    途中、警察を辞めたら探偵に...的な発言があり、玲奈と行動を共にしていくものだと思っていた。

    確かに行動を共にし、玲奈と共に半グレ集団に立ち向かい、身を挺して被害女性を庇う。

    いや、お前はそんなとこで死んじゃダメだろって言うのが正直な思い。

    しかし、物語の完結に向け最愛の妹を死に追いやった犯人に加担した悪行探偵「死神」の影を今作でとらえた。

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    2020年05月20日
  • 万能鑑定士Qの短編集I

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    短編集。
    莉子が代官山の洒落た質屋に出向するお話。
    この短編集は、その質屋を舞台に繰り広げられる。
    現実でも、鑑定家が質屋に出向して継続的に鑑定業務をしたりすることなんてあるだろうか…。
    普段と違う場所が舞台になっているので、読んでてワクワクした。
    全般的にとても楽しめた。

    「凜田莉子登場」
    質屋を訪れる客は良い客ばかりではない。
    高級ブランド品の偽物を持ち込み、買い取らせようとする悪い客もチラホラ。
    偽物を見抜く目を持つことも養わなければならないので、日々勉強が必要。
    質屋の仕事は思いのほか大変だ。
    偽物ばかりを店に持ち込む男性客のお話。

    「水晶に秘めし詭計」
    質屋に持ち込まれた水晶の立

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    2020年05月10日
  • 万能鑑定士Qの事件簿 VI

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    万能贋作者雨森花蓮登場。罪悪感なく人を騙してお金を騙し取る。自分の部下でさえ捨て駒扱いで、花蓮が心を許せるのは猫のヨゾラだけだったのかな。

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    2020年04月06日
  • 万能鑑定士Qの事件簿 V

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    今回はフランスで起きた事件に巻き込まれた莉子。フォアグラの製造方法は知っていたけど、具体的に詳しく知ると複雑。食べたことは片手で数えるぐらいですが、美味しいもん・・・。でも一つ思うことは、自分の食文化を肯定して他者の食文化を否定して批判するのは野蛮人、と思います。

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    2020年04月04日
  • 万能鑑定士Qの最終巻 ムンクの〈叫び〉

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    前作「探偵の鑑定」のラストで起こったことから始まる「万能鑑定士Q」シリーズ完結であり、今回はムンクの「叫び」をめぐる話。いつも通り莉子が知識と思考法を駆使して解決するだけでなく、他の登場人物たちとのやり取りで救われるところや、小笠原さんの奮闘が描かれています。不可解な事件への手がかりの出し方や登場人物が右往左往する辺りは若干の回り道を感じますが、作中で提示されていた事柄が解決に向けてまとまっていく様子は小気味よいのと、今までの作品で莉子によってトリックを暴かれた者の更正や小笠原さんとの関係にも、キチンと明言されるところは最後までよかったと思わせる内容でした。おなじ作者の方の「水鏡推理」シリーズ

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    2020年03月17日
  • 万能鑑定士Qの事件簿 VII

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    なんで?なんで?と、これまでとは異なるストーリー展開に、いつもより引き込まれてしまった。そして逆錬金術とは…

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    2020年02月28日
  • ヒトラーの試写室

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    第二次世界大戦時ドイツに渡航しナチスドイツの宣伝のための映画作りに協力した柴田彰(仮名)を描いている。実話と思われるがどこまで実話なのかは不明。当時の日本の映像技術の素晴らしさととともにどこの国でも家族を大切に思う気持ちも併せて描かれている。

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    2020年02月22日
  • 特等添乗員αの難事件 I

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    面白い。万能鑑定士Qと異なり、特等添乗員α はラテラルシンキング。思考法とキャラクターを上手く組み合わせて、Qとαを相互補完している所が凄い。万能鑑定士とか特等添乗員とか、後付けっぽいけどネーミングの由来を、ストーリーの中に入れる事により覚え易くなっている。これも上手い。

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    2020年02月20日
  • 万能鑑定士Qの事件簿 IV

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    ネタバレ

    まさか嵯峨先生の偽物が登場してくるなんて⁉️
    相変わらずの凛田さんの凄い鑑定眼。ポスターを鑑定していく所とか「流石は凛田さん‼️」と感心した。



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    2020年02月15日
  • 高校事変 III

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    シリーズ3作目、今回は海外が舞台となりました。
    矯正施設への転向を指示され、施設の見学に向かう途中に拉致された結衣は、気づくと熱帯林の中にある「学校」にいました。
    体罰やいじめが「規則」として行われている特異な環境からの脱出を図る結衣の戦いが始まります。
    これまでの2作と異なり、拉致されていた700名以上の生徒が結衣とともに戦うという新しい展開を見せ、結衣のカリスマ性が引き立つ反面、その影響力の大きさに大人たちが慄然とする姿も描かれています。

    前半部分では打つ手が全くなかったように思える状況でしたが、機転を利かせて挽回してゆく姿は圧巻でした。
    決して「正義」であるとは言えない、殺人を肯定する

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    2020年02月08日
  • 探偵の探偵

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    ネタバレ

    出会った事のないストーリー、展開で非常に楽しみながら、又、同時にいろいろ考えながら読み終えた。

    主人公である玲奈(黒髪ロングの笑わぬ美少女)が訪れたのは須磨が運営する探偵学校。

    頭も良く若くて美しい玲奈がなぜ探偵学校に入学したいのか?
    彼女は探偵の全てをしりたいと言い、同時に探偵にはなりたくないと言う。

    独自に玲奈を調べた須磨は彼女の父親の不倫、母親が精神科に入院している事を知り、探偵学校で学ぶ真の理由である妹の咲良に起こったストーカー殺人事件を知る。

    直接的な死の原因を作ったのはストーカーであり、誘拐犯の岡尾で、咲良は廃棄物処理場の焼却炉内で岡尾と共に焼死体で見つかった。

    ストーカ

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    2020年02月11日
  • 黄砂の籠城(下)

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    清の時代に起きた義和団事件で、清に取り残された日本人をはじめとした各国外国人の戦いを描いている。がっつり戦争もののはずなのに、エンターテイメントとして面白く、最後まで勢いよく読めた。松岡さんは義和団事件を清の側から描いた本も描いているそうなので、機会があったら読んでみたい。

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    2020年01月28日
  • 千里眼 完全版 クラシックシリーズ1

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    怪しい超能力のホラーものかと思っていた。ハリウッド映画ばりのアクションエンタメだった。面白かった。
    でも、主人公が完璧すぎる。スキがないというか、面白みがない。作り物。ロボットみたい。人間らしさの為のトラウマのエピソードも安っぽい。安直。
    シリーズものなので続きも読みたいが、このロボットにつきあわされるのかと思うと、嫌になる。飽きが来るような気もする。
    とはいえベストセラー。読み続ける魅力があるのだろう。主人公も変わるのだろうか。

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    2020年01月23日
  • シャーロック・ホームズ対伊藤博文

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    シャーロック・ホームズが好きな人におすすめ。
    ホームズが日本に来ていたという説は以前聞いたことがあった。著者はそこからホームズと伊藤博文が出会うという、高揚せずにはいられない物語を紡ぎ出した。

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    2019年12月09日
  • 高校事変

    購入済み

    すっきり

    すっきりとした読み応えでした。
    人間離れしているが、ある意味人間味のある主人公でした。
    生かすか、殺すか、主人公の主観で判断しているところにダークヒーローな感じを受けました。でも、好きです。

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    2019年11月26日
  • 万能鑑定士Qの事件簿 VIII

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    よく調べてあるじゃない~波照間島の一番の問題は生活用水で、莉子も少しずつ寄付している。波照間出身の竹富町議員がメールに気がついて台湾に飛び、12億円で淡水化技術を買う約束をしてきたが、それを聞いた莉子は怪しいと思い、早稲田の准教授にも相談し、石垣に飛んだ。しかし町は取り合ってくれず、やむなく台湾に波照間の同級生3名と渡った。場所に辿り着いても住民は知らないと言うし、それらしい倉庫ももぬけの殻。浄水と書いて現地の人に見せると台北に行けと言われる。手がかりを求めて台北に移動し、シェラトンホテルの日本語が話せる従業員とその祖父の協力を得て警察にも繋がったものの、実際の詐欺被害が起きていない内は具体的

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    2019年10月31日
  • 万能鑑定士Qの事件簿 IV

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    このシリーズは、最後までなんて楽しめるのだろうか。毎度ながら、どの点と点が結ばれるのか最後まで分からずに、それでいて謎が解けたらスーッと納得できるストーリーは秀逸。

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    2019年10月30日
  • マジシャン 最終版

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    解説を読むまで気づかたかったが、リメーク版でしたね。
    前作は約15年に読んでいたようで、登場人物の名前に既読感があったくらいでした。
    前作をざっと拾い読みしたら、確かに大きく結末が変わっていた。

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    2019年10月21日
  • 黄砂の進撃

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    清朝末期、満州族に辮髪と纏足を強要されていた漢人の不満は頂点に達していた。彼らは駐在武官・柴五郎らの立て籠もる北京公使館区域に攻め入り…。義和団事変を中国側の視点で描く。「黄砂の籠城」と対をなす歴史小説。

    義和団事件を中国側の視点で描く。「黄砂の籠城」と続けて読んだので理解が深まった。当時の漢民族の考え方、感じ方に現代に通じるところがあるのかどうかはわからないけれど、義和団事件の裏側という点では説得力があった。
    (B)

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    2019年09月29日