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超人気作家、乾坤一擲の歴史エンタテインメント!東えりか(書評家)―日本は世界の先陣を切って漢人キリスト教徒を義和団から救出したが、西太后は宣戦布告を決断し、公使館区域からの24時間以内退去を通告する。沿岸部からの援軍も到着せず、20万人の義和団と清国軍の前に4000人の外国人とキリスト教徒の命は風前の灯火となる。誇り高き日本人必読の歴史エンタテインメント。
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Posted by ブクログ
いやー、面白かった! 各国の公使館職員やその家族4,000人を20万人の義和団から守るために戦った連合軍兵士たち。 その中でも規律性、献身性などの特性を発揮してリーダーシップを取った日本軍の活躍が素晴らしいです。 もちろん物語ですので、事実とは異なりますがスリリングなストーリー展開と読後感が気...続きを読む持ち良い。 松岡圭佑さんの作品で一番好きです♪ 息子に読ませたい。オススメです!
上巻を読んだあとすぐに読みました。 ほんとにもう最高です!! 教科書ではサラッと記載されてた義和団事件がこんなにも濃密で、大きな事件だったなんて知りませんでした。だからこそ、小説としてのこしていくことって偉大であり大切なことなんだなと思いました。もちろん脚色とかはしてるでしょうけど、それによって人...続きを読むの記憶に事件が残るのであればオールオッケーです! 下巻では櫻井伍長がどんどんどんどんカッコ良くなっていく様子が描かれていて、私はとても満足です。元々責任感のある人でしたが、戦争の経験や戦場においての人との関わりによって、あらゆるものを背負う人間となっていった姿がもう感動ものですよ!人のために行動できる、そして自分の愚かさを省みることのできる素質があった櫻井伍長は、私の目標です。まだまだ自分は自分のための行動ばかりでお子ちゃまですが、いつかは人のために行動できる、まっすぐな大人になっていきたいです。
実際の事件がベースの冒険活劇。 非常にテンポが良く、歴史上の人物も、敵も味方もとにかくものすごく存在感を示しながら動き回る。 映画にしたら良いと思うが、難しいだろう。
著者松岡圭祐の歴史書2冊目 今回も作者の歴史観と知識の豊富さに感銘した 今、ウクライナとロシアが全世界の最も重要な事だ この作品を読みながら、 ウクライナが義和団事件の取り囲まれた北京在外公館区域、義和団がロシアとどうしても結びつけてしまう 柴五郎中佐はウォロディミル・ゼレンスキー ウクライナの大統...続きを読む領 プーチンは誰になるのだろう 第三次世界大戦などということも言われ出している昨今、柴中佐早く出てきてくれとつい思ってしまう
義和団事件。1900年に清国で起こったキリスト教徒及び外国人を殲滅せんとする義和団と連合国軍隊との闘いを描いた作品。史実に基づいており、連合国軍隊を纏め、世界から賞賛された柴五郎とその部下、櫻井伍長の緻密な戦略策定、勇敢にして沈着冷静な行動、常に謙虚な態度等、日本人の本質、諸外国と比して勝る長所が的...続きを読む確に指摘されており改めて日本人のアイデンティティを考えさせられた。実に秀逸な作品。
めちゃくちゃ面白かった。久しぶりに、本を読みながら息を詰めていた。緊迫感のある内容はもちろんんこと、「歴史に立脚している」というか、作者もかなり調べたらしく、リアリティのある内容なのが刺さった。手に汗握る系、割と好きだわ!右翼が絶賛しそうな本でもあるなぁと思ったんだけど、石破茂氏、これを推してるのか...続きを読む〜(趣味としては合うけど政治家として推してるのか〜と思うとなんとも。だって黄巾側の意見は一切無い本だからね。黄巾側の視点の「黄砂の進撃」買った。)
義和団事件。教科書では数行でしか語られないこの事件の詳細を知らずに生きてきたことを今、後悔している。 本作の特徴は、東交民巷という限られた空間に籠城し、徐々に陣地が削られていくハラハラ感とそこで生じる各国の連帯、そして何より日本人の持つ本質にスポットライトが当てられている点にある。話自体はフィクシ...続きを読むョンが多いとは思うが、柴五郎が国際的に勲章を受けたこと、1900年代の日本が本格的に列強の仲間入りしたきっかけになったという事実に変わりはない。そしてその取り上げ方に嫌味がないのがないのがさらに良い。※余談に近いが、近年、ナショナリズムの高揚を受け、日本でも日本人の凄さを誇張する番組が多い(日本人の技術を見せつける番組や世界に住む日本人を探す番組など)が、その表現自体が日本人の本質、謙虚で真面目、表に立たずとも裏で支えることを美徳とする性質に反しているという皮肉に満ち溢れていると感じる。 また、主人公の櫻井伍長の変化(青年の成長というべきか)も見所の一つ。当初は列強と肩を並べるには彼らと同じ土俵で同じ武器で戦うべきだと考えるも、籠城を通して、柴中佐からの影響を受けて、日本人らしさで信頼を勝ち取ろう、そして日本人であることに誇りを持てるようになる。ロシア兵のラブロフとの関係(いがみ合いから信頼し合う戦友に)の変化がその象徴。また、前半は村田銃へ文句を言っていたが、後半はマシンガンが手に入る状況下でも村田銃を握りしめ続けたのもその一つだろう。
清朝の西太后は宣戦布告を決断し、公使館区域からの24時間以内退去を通告する。20万人の義和団と清国軍の前に、外国人とキリスト教徒の命は風前の灯火となり…。世界から賞賛された日本の姿を描く。 柴五郎が実在の人物であることは上巻冒頭の写真で知っていたけれど、ここまで称賛されるといま流行りの「日本人礼賛...続きを読む」のような気がしてくるのは疑い深すぎだろうか。でも物語はフィクションなのに、臨場感あふれて真実のように感じさせる佳作だったとは思う。 (B)
日本は漢人のキリスト教徒を救出しますが、西太后は突然宣戦布告し、公使館区域からの24時間以内の退出を通告します。 援軍はなかなか到着せず、20万人の義和団と清国軍の前に、4000人の外国人とキリスト教徒の命がさらされます。 誇り高き日本人の活躍により、援軍が来るまでに持ちこたえることはできるのか。 ...続きを読む北京の55日が克明に描かれます。 「日本人こそ最高の勇気と不屈の闘志、類稀なる知性と行動力をしめした、素晴らしき英雄たちである。彼らのそうした民族的本質は国際社会の称賛に値するものであり、今後世界において重要な役割を担うと確信している。とりわけ日本の指揮官だった柴五郎陸軍砲兵中佐の冷静沈着にして頭脳明晰なリーダーシップ、彼に率いられた日本の兵士らの忠誠心と勇敢さ、礼儀正しさは特筆に値する。十一ヵ国のなかで、日本人は真の意味での規範であり筆頭であった。私は日本人に対し、ここに深い敬意をしめすものである」 ー 312ページ
義和団事件の籠城から援軍を迎えるまでの後半。あまりに壮絶なな戦い、激しい攻防と策略のやりとり。実にスリリングで一気読みした。対となる黄砂の進撃も読まずにいられない。
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松岡圭祐
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