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Posted by ブクログ
上巻を読んだあとすぐに読みました。
ほんとにもう最高です!!
教科書ではサラッと記載されてた義和団事件がこんなにも濃密で、大きな事件だったなんて知りませんでした。だからこそ、小説としてのこしていくことって偉大であり大切なことなんだなと思いました。もちろん脚色とかはしてるでしょうけど、それによって人の記憶に事件が残るのであればオールオッケーです!
下巻では櫻井伍長がどんどんどんどんカッコ良くなっていく様子が描かれていて、私はとても満足です。元々責任感のある人でしたが、戦争の経験や戦場においての人との関わりによって、あらゆるものを背負う人間となっていった姿がもう感動ものですよ!人のために行動できる、そして自分の愚かさを省みることのできる素質があった櫻井伍長は、私の目標です。まだまだ自分は自分のための行動ばかりでお子ちゃまですが、いつかは人のために行動できる、まっすぐな大人になっていきたいです。
Posted by ブクログ
義和団事件。教科書では数行でしか語られないこの事件の詳細を知らずに生きてきたことを今、後悔している。
本作の特徴は、東交民巷という限られた空間に籠城し、徐々に陣地が削られていくハラハラ感とそこで生じる各国の連帯、そして何より日本人の持つ本質にスポットライトが当てられている点にある。話自体はフィクションが多いとは思うが、柴五郎が国際的に勲章を受けたこと、1900年代の日本が本格的に列強の仲間入りしたきっかけになったという事実に変わりはない。そしてその取り上げ方に嫌味がないのがないのがさらに良い。※余談に近いが、近年、ナショナリズムの高揚を受け、日本でも日本人の凄さを誇張する番組が多い(日本人の技術を見せつける番組や世界に住む日本人を探す番組など)が、その表現自体が日本人の本質、謙虚で真面目、表に立たずとも裏で支えることを美徳とする性質に反しているという皮肉に満ち溢れていると感じる。
また、主人公の櫻井伍長の変化(青年の成長というべきか)も見所の一つ。当初は列強と肩を並べるには彼らと同じ土俵で同じ武器で戦うべきだと考えるも、籠城を通して、柴中佐からの影響を受けて、日本人らしさで信頼を勝ち取ろう、そして日本人であることに誇りを持てるようになる。ロシア兵のラブロフとの関係(いがみ合いから信頼し合う戦友に)の変化がその象徴。また、前半は村田銃へ文句を言っていたが、後半はマシンガンが手に入る状況下でも村田銃を握りしめ続けたのもその一つだろう。
Posted by ブクログ
日本は漢人のキリスト教徒を救出しますが、西太后は突然宣戦布告し、公使館区域からの24時間以内の退出を通告します。
援軍はなかなか到着せず、20万人の義和団と清国軍の前に、4000人の外国人とキリスト教徒の命がさらされます。
誇り高き日本人の活躍により、援軍が来るまでに持ちこたえることはできるのか。
北京の55日が克明に描かれます。
「日本人こそ最高の勇気と不屈の闘志、類稀なる知性と行動力をしめした、素晴らしき英雄たちである。彼らのそうした民族的本質は国際社会の称賛に値するものであり、今後世界において重要な役割を担うと確信している。とりわけ日本の指揮官だった柴五郎陸軍砲兵中佐の冷静沈着にして頭脳明晰なリーダーシップ、彼に率いられた日本の兵士らの忠誠心と勇敢さ、礼儀正しさは特筆に値する。十一ヵ国のなかで、日本人は真の意味での規範であり筆頭であった。私は日本人に対し、ここに深い敬意をしめすものである」 ー 312ページ
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小説・文芸
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