【感想・ネタバレ】小説家になって億を稼ごう(新潮新書)のレビュー

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Posted by ブクログ 2021年03月24日

とても面白い。
小説が書ける気がしてくる不思議な本。

メインの7人の写真とプロフィール、
サブの5人の写真とプロフィール、
3枚の風景写真をはって、
12人が織りなす世界を想造する。
頭の中でストーリーかできるまで書き出さない。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年02月10日

小説家として億を稼いだ人の指南本。(それにしても億を稼いでいてもまだ一冊も読んだことのない作家ということに恐ろしくなった…)

小説の書き方指南としては、2点のことが描かれているだけだった。登場人物の設定をよくよく練る方法と、プロットの書き方について書かれているだけで、分量としてもそれほど多くはなか...続きを読むった。確かに登場人物とプロットをよく作り込んでおけば、ある程度のものは書けるであろうし、それができない場合は、「登場人物」と「プロット」の作り込みが甘いということなのだろう。(さも簡単そうに書かれているがそれが難しい)

それよりも紙幅が割かれているのは、作家としての実務の面についてだった。編集部との付き合い方や税金や契約についてのこと、メディアミックスの話が出てきたらどうすべきか、テレビの取材が来たらどうやって振る舞うべきか、サイン本は書くべきか、書店にどうやって営業するか、など、小説家としての実務のことが細かく描かれている。それだけ聞くと面白くなさそうと思ってしまうのだけれど、これがなかなか興味深く面白くて、するすると読めてしまった。お仕事本として単純に面白いし、小説家という仕事に対してよりリアリティをもって知ることができた。

こういうテーマであっても面白く読めてしまうというのだから、億を稼ぐ人っていうのは才能があるんだなあ、って思った。

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Posted by ブクログ 2022年09月15日

編集との付き合い方、小説の書き方、確定申告などの手続きなど、作家として生きていく上に必要な知識がしっかりと詰まっていました。素晴らしい本です。

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Posted by ブクログ 2022年04月28日

異業種お仕事体験ができたと錯覚するくらい小説家のお仕事のリアルを感じられました。こんなに職業に対して詳細な書籍は見たことない。色んな職業の人がこういった本を書いてくれたら…と思うけれど、文章も文体も素敵で読みやすく、わくわくした気持ちにさせてくれるのは小説家さんだからこそか。

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Posted by ブクログ 2022年02月12日

【完全実用】
小説を書いてベストセラー作家になった気分になれます。

編集者との接し方、著作権料の交渉など現実的な指南書となっています。
適宜読み返してトライしていきます。

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Posted by ブクログ 2022年01月08日

たまたま連続で似たような本。こちらはタイトルの通り、小説の作り方からその道で食べていくにはということが書かれている。編集者との付き合い方など、どんな感じなのか知ることができて興味深い。東野圭吾『歪笑小説』なんかと併せて読むと面白いかもしれない。森博嗣さんの書き方は極めて特殊なのだということがよく分か...続きを読むる。

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Posted by ブクログ 2021年10月01日

さっそく登場人物をプリントアウトし名前を決めて壁に貼らないといけない気分に。
なんか自分にも出来るかもと思わせてくれる魔法書でした。

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Posted by ブクログ 2021年09月25日

なんだか小説家になれそうな本。

ストーリーの作り方から、ベストセラー作家になった後の立ち振る舞いまで詳しく解説してある。
編集者との付き合い方、出版社と付き合うメリット、デメリットなどなど。

本当に作家になりたい人には、業界の裏側が非常によく分かって、とても面白かった。

ベストセラーになるとし...続きを読むても、最初の初版は2、3000部しか発行してもらえない。収入になる印税は約18万円。なんと少ない額か。
これが何十万部売れてくれればいいけど、これだけじゃ食っていけないよね。という現実。

夢を持ったひとが実現させるために現実を理解するための本。とても有益だった。

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Posted by ブクログ 2021年08月03日

本書は勝ち組小説家による詳細なハウツー本です。
具体的かつ未来の小説家へのエールで溢れています。
著者の本を一冊も読んでいませんが、興味を持てました。
(千里眼って超能力者の物語と思っていましたよ)

書き方が具体的なのは当然でしょうが、編集者の複数の上司から名刺をもらおうとか、出版契約は粘り強く交...続きを読む渉しようとか、ペンネームでの口座開設はゆうちょ銀行なら可能とか、編集者の態度別小説家ランク測定法とか、異性の編集者に恋心を抱いたらとか、映像化の注意点とか、楽しめながら読めます。

なお後書きを読めば本書がどんな本か判ります。
興味がわいたら、すぐ書いましょう。後悔しません。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年07月27日

 小説のHOW TOの部分がさらりと書かれているのだけど、かなり圧の掛かる方式で、しかしそれをしっかり実践できれば本当に上手に小説が書けそうだ。漫画にも応用できるので根性を入れて試してみたい。

 売れた後のことが半分以上で、夢のような縁遠い話なのだけど、読んでいて売れたら売れたでけっこう大変だなと...続きを読むいう気持ちになる。読みやすくてとても面白かった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年06月06日

来た!
5段階評価で6をつけたいやつ
『推理小説常習犯』森雅裕
という同じく業界をあけすけに書いた本があったけど
そちらはやや愚痴の色彩が強く、本書は若手作家希望者への導きの色彩が強い

しかしまぁ現役作家でよくもまあここまで
ってここまで書かれると次の作品の伏線なのではないかとさえ思えてくる

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Posted by ブクログ 2021年05月27日

小説家が明かす、小説を作り出すノウハウと小説家という職業の実態を惜しげもなく公開した話題の新書。
本書に記載されている方法で、愚直に取り組めばどなたでも小説を書くことができそう。小説家=個人事業主として、出版社とどう接するべきか具体的な内容も学べる。
ユニークな本。

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購入済み

稼げる小説家になります!

2021年05月15日

今までのハウツー本とは違い、詳細且つ大胆な内容は初めて出会いました。現在は先生から教えていただいた順番に着実に進めています。出版できましたら、ご報告させていただきます。

#感動する #カッコいい #タメになる

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Posted by ブクログ 2022年06月14日

小説家になる才能などないことは重々承知しているけど想造は結構好き。寝る前のルーチンになってるぐらいだし。
「校閲スタッフの直しは批判ではなくより良いものにするための提言」というのは耳が痛い。歳を取れば取るほど批判に聞こえるようになってしまった。素直に受け取るように今一度考え直そう。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年01月23日

<目次>
はじめに 小説家が儲からないというのは嘘
Ⅰ部
Ⅱ部

書き方、売り込み方、出版社とのつきあい方、売れたら
どうするか、詳細にわたっての記述。
こんな本があっていいのか、と思った本。

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Posted by ブクログ 2021年10月01日

小説の書き方、出版社や編集者との交渉、関係性、小説家になった後での注意点など、

筆者の経験に裏付けされた具体的な例がとても学びになった。

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Posted by ブクログ 2021年06月16日

めちゃくちゃ具体的で勉強になりますが、著者は相当な売れっ子なのでかなりレアな事例だと思います。
売れっ子ではないけど、そこそこ生活はできるクラスの作家さんの生活も気になります。

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Posted by ブクログ 2021年05月04日

「おれの財宝か?欲しけりゃくれてやる。目指せ!この世のすべてをそこに置いてきた!」

妄想好き達は、ベストセラー作家を目指し、夢を追い続ける。世はまさに、大作家時代!

小説もひとつのプロダクトであることを気づかせてくれた。目指すぞ!大ベストセラー作家!

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Posted by ブクログ 2021年04月26日

◯このように大手出版社勤務の文芸編集者は「少なくとも一発当てたベストセラー作家」に該当すると思うことです。(148p)

◯編集者の顔や話し方、服装が気に入らないからといって、むやみに毛嫌いするのはやめましょう。(156p)

★ゲラの校閲の仕方や編集者との付き合い方など、微に入り細に入り解説してく...続きを読むれる。むしろ壮大なパロディなのでは?と思えるほど(笑)

★第2章の『創造』は何だか自分でも創造ができそうな気になってくる(笑)

★「ここがロドスだ。ここで跳べ」

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Posted by ブクログ 2022年09月06日

今のところ、書くつもりはなく、でもこういう本は、読むに当たっても役立つから、気になったら手に取っちゃう。氏の著作は一つも読んだことがないけど、本書はなかなかに面白い内容だった。同じ系統の作家による小説指南書とは違った趣で、誰でも小説を書けるってのはもう前提で、いかに上手く売り込むかとか、駆け出しの小...続きを読む説家としての心構え、みたいな部分にかなりの頁が割かれている。いつの間にかその気にさせられているあたり、さすがベストセラー作家は魅せ方もお見事、って感じ。

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Posted by ブクログ 2022年07月03日

小説の書き方について、こんなに具体的に指南してくれる本は他にはないと思う。

特に、文書力を磨くためには沢山の本を読むのではなく、気に入った一冊を何回も読む方が良いというのはとても参考になった。
そして、出版社との契約書や、編集者との交渉術などが具体的で凄く実践的。
もし、今後、小説を書くことがあっ...続きを読むたら改めて読んでみようと思った。

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Posted by ブクログ 2022年01月10日

小説家願望はありませんが、出版業界の裏事情や小説家の思考に興味があるので読んでみました。

第一作目を書き上げるまでの構想や校正などから、編集者との付き合い方や映像化した場合の対応、印税等の契約とお金に関して等、億を稼ぐ小説家の実体験を元に詳細に解説された本です。

いかにも誰にでも書けそうなハ...続きを読むードルを下げた丁寧な解説は分かり易くてよかったですし、実際「想造」というオリジナルの手法は面白いなと思いました。が、実際にはその才能は著者だけが持っているものでしょう。
でも、小説家の思考に触れることが出来たことは楽しい読書体験でした。

あとは、大型書店に貼られるポスタースペースや、ワゴンの販売台、店頭のフェアさえ書店側が出版社相手に提供する有料サービスなんですって。驚き!

それと、個人的に腑に落ちたのは映像化の話。
設定を変えたり登場人物を増やしたり、結末まで変えちゃったりと、映像の世界って何でもアリな気がして著者は文句がないのかなあといつも不思議に思っていたので、本書を読んで少し納得できました。

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Posted by ブクログ 2021年12月26日

実力のある方が間違いを起こさずに億を稼げるよう道を示している。書き方だけじゃなくて編集者とのつきあい方とか映像化とか確定申告とか。作家になりたての方が読むと役立ちそう。なんてったって松岡さんだし。

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Posted by ブクログ 2021年11月09日

小説が書いてみたくなる本。歯切れのよい文章で、優秀なセールスマンの話を聞いているかのよう。後半は契約、編集者とのつきあい方、二次利用などなど、小説の書き方とは関係がないが、興味深い内容だった。面白かった。

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購入済み

小説家にまつわるお金の話

2021年10月24日

デビューする時やその後のお金にまつわる色々なお話が出てきます。


しかしハウツー本としてはそこまでの完成度は無いように思います。一応独自の小説の書き方が指南されてはいるんですがこのやり方を守れば新人賞が取れるのかは怪しいと思いました。頭の中での物語の思考を大事にしているのはわかるんですが、そ...続きを読むのやり方を守ると小説が良くなるという根拠は示されていません。

もっと誠実に系統立てて物語の書き方を指南している良書は他にあります。ただお金に関するお話は細かい所まで突っ込んで書かれていて、プロ小説家になる時やなった後のガイドブックとしては面白いんじゃないでしょうか。

ただ新人賞がどうしても取れない人や、ネット小説のpvが稼げないとあがく多くのアマチュア小説書きを救う様な本では無いと思いました。

#タメになる

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Posted by ブクログ 2021年10月02日

前半の小説の作り方「想造」が今までになかった手法で今すぐにでもやってみたくなる。
登場人物のことを考え続けてメモを取らないというやりかたから、二次創作の人たちが本をどんどん作れるのは、ずっとそのキャラクターのことを一日中考え続けているからなのかもしれないと思った。

書き出す前に最後まで考えて自分の...続きを読む中にその世界を構築し、登場人物を現実の人のように感じるほどになればそれは筆も止まらず書き切れるだろうな。
でも中々普通の人にはそこまでできない。
それをやる方法が書かれていたのが親切だった。

一方後半は小説家になった後の話。
絶対プロになるんだ!と決意している人以外にも、法律や契約の仕方、編集者というものをどう捉えるか、トラブルがあったらなど、ビジネスの場面や日常でも役に立ちそうだ。
中には「編集者に恋をしてしまったら」なんて項目まであって笑ったが、もしかしたら漫画家と編集者の結婚もそこそこ聞くし、案外よくある話なのかもしれない。

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Posted by ブクログ 2021年07月25日

小説家になるためのノウハウを知ることができる。
書くときは、W ordで執筆していること、推敲、ゲラ校閲は参考になった。
編集者との付き合い方、二作目の書き方など、いろいろと親切な構成になっている。

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Posted by ブクログ 2021年06月29日

個人事業者向けのビジネスのハウツー本。
想造というプロセス、校閲や校正は文章の後ろから冷静に実施、ビジネスライクな編集者や出版社とのやり取り、契約書の留意点などは、いずれもbusiness as usual。

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Posted by ブクログ 2021年06月16日

40人中39人は顧客対象ではない。
プロットは、後から説明のためにつくる。
あらすじだけを送るのはダメ。小説ではお薦めできない。
完成原稿があれば、断られても別の会社にチャレンジできる。
最後はKDP。
原稿を送るのはワードファイル。
セリフの「が行頭にくるときは、字下げしない。
セリフの文末は句読...続きを読む点は不要。
…3点リーダーは……のように二文字使う。
感嘆符の後は一文字開ける。

商品を製造しているのだから、無理して無駄なものは書かない。書き直すことになるだけ。
Wordで10万字以上が文庫一冊になる最低限の量。
3部構成=設定、対立、解決。
推敲は誰かにもしてもらう。
「小説家になろう」「カクヨム」などのサイト。
「ノベルバ」
有料の校閲サイトを使う。
手本になる本を繰り返し読む。暗記してしまうくらい。

リリースする方法は、編集者への売り込み、新人賞への応募、小説投稿サイトの利用の3つ。
募集要項をよく読む。印税の支払いを確かめる。
新人賞で、最終選考に残ると、編集者がついて、次の作品作りが始まる。
アタックする出版社は大手に限る。中小は宣伝費がない。自費出版は不要。しなくても原稿を送ればよい。
最後の手段はKDP。

単行本を飛ばして文庫本化されるものが増えた。
編集者とのやり取りは、証拠を残すためメールで行う。
印税は最大12%。5~10%。初版部数より、印税を挙げてもらう。売れた時に収入が大きくなる。

二作目はすぐに出す。1作で終わらないために。
KDPや、ノベルバなどはYOUTUBERと同じ。相手の一存で干される。
大型書店のポスターは、出版社がお金を出して買っているもの。ワゴン、店頭フェアも同じ。

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