松岡圭祐のレビュー一覧
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ネタバレ衝撃の17巻からまたも怒涛の展開でした。
矢幡さんの生存は想定内でしたが、EL累次体の閣僚が一掃されるとは……結衣の交渉に瑠那はムカついてたけど、この結末を見通してたからあの対応だったとしたら凄すぎます。
しかも、ちゃんと優莉匡太を犯人に、優莉の子どもたちを罪被せられた被害者にして。「大変申し訳ございません。ただいま優莉匡太容疑者の声と思われる不適切な発言が…」笑った。
序盤の国連シーン激アツでした。作中でも言及されてたけど、太平洋戦争前に日本が国際連盟脱退してたのを思い出しました。
蓮實先生夫妻もご無事で何より。
凜香が無事(でもないかもだけどタフネス…)に戻ってきたのも嬉しいし、伊桜里含めて4人の仲が深まってて良かった。結衣のお芝居に切なくなったのにこれか……姉妹のわちゃわちゃ可愛かったからいいけど。。
伊桜里もなかなか異様なメンタルで良きです。続きも楽しみ。 -
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1891年5月4日 ホームズ、スイス・ライヘンバッハ滝で消息を断つ。
同5月11日 大津事件発生。
同6月1日 伊藤博文、枢密院議長就任。
1894年4月5日 ホームズ、イギリス・ロンドンのワトスン邸訪問。
同7月25日 日清戦争開戦。
この虚実ない交ぜの年表が出来上がった時点で、本作の成功はある程度約束された。
そこに1863年~64年にかけての伊藤のイギリス留学やロシア社会主義の勃興、足尾銅山鉱毒事件等を織り交ぜ、一気呵成に読ませる仕上がりになっている。ホームズの偏屈さ、伊藤のだらしない女関係もリアリティーを増している。
ニコライ皇太子の大活躍は行き過ぎの嫌いもあるが、総じてノンフィクションを読むような面白さがあった。
マイクロフトがカッコいいぞ!?ディオゲネスクラブに巣食う陰鬱なイメージが強かったが。
ジュンク堂書店明石店にて購入。 -
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ネタバレうわ〜ここにきてこんな事って……と愕然とする巻でした。
結衣がこんなに取り乱した事ってないと思うので事の重大さがわかります。凛香みたいに喚き散らせる性格だったらそうしたかっただろうな、でも妹たちの前だからと一生懸命抑えたんだろう。「明るくなる前に帰って」は切なかった。。
凛香も、瑠那と2人になると明るく振る舞い出すから、妹に心配させないようお姉ちゃんは強くいないとと思ってるのかも…切ない。
「俺たち兄弟みたいなもんだろ」と言ってくる新キャラも続々出てきてましたが、優莉家にとっては父親が匡太なのが嫌でたまらないから逆効果でしかないと思う。日登美以外は退場したけど、こういう人もまたわんさか出てくるんだろうか?
瑠那の養父母も衝撃でした。
でも…周りが全て取り込まれて優莉匡太の死刑回避なら、終盤の矢幡さんも生存してるんじゃ…?と思わなくもない。
ナショナリズムは流されやすい、内部の欺瞞に弱いのはそうだし独裁者が暴走しても歯止めが効かないからな……というのはそう。狂乱になる。
先の大戦で思い知ったんじゃないのか?と思うけど80年近くも経てばなんかもう忘れちゃうのかな。
わたしももちろん肌感覚としてはわからないから、当時の記録本とか読むしかないけど。
ロットワイラーを検索してみた。ピットブルとあまり変わらない気が……坂東さん。。(T_T)
蓮實先生と詩乃さんも心配だけど、やっぱり凛香だけ突出して被害にあってる気がする。
なぜそんなに凛香を虐めるんだ…松岡先生。。シリーズ序盤で結衣に歯向かってたからだめなのかな?
瑠那を篤志が迎えに来た。伊桜里ちゃん遂に本編に参戦かなぁ。続きもハラハラです。 -
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ネタバレ優莉家七女(公的には六女)の伊桜里ちゃんががっつり登場。16巻でハスミンから「妹が入学してこようとしてる」みたいに言われてた子だよな…
結衣に助けられるまでの境遇がつらい。
里親に虐待され学校では苛めに会い、でも優莉家の教育()を受けてないから対処する術もなく耐えまくる日々。
伊桜里ちゃんは「一度死んだけど、結衣お姉ちゃんのおかげで生き返った」って思ってるから結衣に絶対的な信頼を置いてるのを、結衣は心良く思ってなかったみたいだけれど、生き抜く力や方法、目標もできたんだから良いのでは。。
優莉匡太や周りの薫陶を受けてなくても鍛錬でこうなるってことは、優莉家は皆さんなんらかの素質があるのか?って思ってしまうけれど。
伊桜里ちゃんの母も、あんまり普通の人じゃないのかなぁ。
結衣がお姉ちゃんやってて眩しい。篤志も一瞬お兄ちゃんやってた。
ディエン・ファミリーのナムさん、結衣に心酔してるから惜しまず協力してくれるけど、今だに本当に単なる支持者なのか疑ってる。
だけど、年の功か結衣にきちんとした言葉をかけてくれるからそれはすごく好きです。結衣の影武者は怖すぎるけど……
最後まで伊桜里ちゃんがキラキラを失わないのがすごい。
西峰さんがずっと見守ってた感出してたけど、鷹羽さんにも知らせてあげてほしい。 -
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高校事変シリーズは、物凄く展開早くて、あっという間に読んでしまう。
何かすぐ映画化とかしれそうだけど、シリーズ長いからなぁ。
万能鑑定士的に、シリーズのどこかだけとかなりそう。
今回の舞台は、ついに海外。
結衣が、拉致?され、多くの学生たちが集う、学校という名の、ある目的をもって集められた集団の中に。今回は、結衣ですら、反応出来ないような敵がいたり、ピンチも多々あるけれど、流石そこは優莉結衣、見事にすり抜ける。
敵も巨大になって来ており、段々と変わってくるのは、結衣にも仲間の様な存在が。共に一つの敵に立ち向かい、脱出をする。
その仲間たちもまた良くてねぇ。
人間味を帯びてきているいうと言葉は良くないけれど、そんな風になってくる優莉結衣がやっぱり何よりも良いね。 -
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ネタバレ探偵の探偵シリーズの番外編となる作品。
今回の主人公は紗﨑玲奈の先輩である桐嶋が主人公となる。ストーカーの被害から救った女性が殺害されてしまい、そして彼女の敵を取るために動き出したら、そのウラにある大きな陰謀に嵌っていくというストーリー。探偵の探偵シリーズよりも暴力や性描写が多く含まれていてハードボイルドさが増していると感じました。前シリーズでは淡々とした印象であった桐嶋が曽篠姉妹を護ろうと泥臭く奮闘していく姿がとてもかっこよかったです。そしてギリギリの限界まで追い詰められてからの佐﨑玲奈の登場はとてもしびれ、今までの敵達がやられていく姿はとてもカタルシスを感じられて良かったです。高校事変シリーズとも繋がっていく作品でもあるのでそちらのシリーズも読んでいきたいです。
この作品をアニメ化した際の声優陣を自分なりのキャスティングしてみたので読む際に参考にしてください(敬称略)。
桐嶋颯太:花江夏樹
曽篠璃香:青山吉能
曽篠晶穂:関根明良
漆久保宗治:中博史
漆久保節子:伊倉一恵
窪蜂東生:勝杏里
藤敦甲磁:志村知幸
紗﨑玲奈:小松未可子
峰森琴葉:Lynn
伊根涼子:白石涼子
土井修三:飯島肇
須磨康臣:神谷明 -
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「瑕疵(かし)」= 傷、欠陥。不動産業界では、いわゆる「訳あり物件」です。業者には、次の入居者への告知義務があるとのこと。
本書の表題でもある「瑕疵借り」は、瑕疵物件に短期間住み、(瑕疵の事実は消せないまでも)瑕疵自体を解明し、価値を回復させる人物だそうです。
心理的瑕疵という内容からして、怪奇現象系のホラーを予想しましたが、切なく心温まる、不思議なミステリーという印象でした。4編の連作短編で、瑕疵借りである藤崎達也の、瑕疵の解明が物語の要になっています。続編も出ているようですね。
4編とも、先の住人と関わった主人公が登場します。赤の他人だったり遺族だったり様々で、やや設定に無理はありますが、主人公がモヤモヤを解消させたく、動き出すことで藤崎と出会う展開です。
この藤崎達也、作中で自分を「清浄さを失った生き方」と称する通り、風のように現れ去って行く、謎めいて特異な存在です。が、藤崎によって埋もれていた真実が掘り起こされ、先の住人だけでなく、関わった主人公も救われる流れがいいです。
現代が抱える様々な社会問題も扱いながら、瑕疵に特化した物語にいろいろと考えさせられました。
生きていれば、どこかにその痕跡を残し、瑕疵をつくっているのかもしれません。歳を重ね自分の亡き後、自分や自分の物の痕跡・記憶はどう朽ちていくのでしょう? 切なくなります。
現実世界では、藤崎のように事はうまく運ばないでしょうが、小説だからいいんですね。各話とも、温かさに満ちた救いのある物語でした。