松岡圭祐のレビュー一覧

  • 高校事変 V

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    孤高の女子高生として描かれてきた結衣もどんどん人情味が出てきた。でもその反面、殺人の手段が猟奇的で過激で残忍さも増幅してきて、「結衣ちゃん、大丈夫か?」と思ってしまう。

    シリーズも中盤に入ったけれど、全くの衰えなく、どんどん読み続けたいぐらい中毒症状が出てきた。

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    2022年12月09日
  • 高校事変 II

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    シリーズ2作目。また別の高校に通い始めた結衣の周りで起きた事件に踏み込んでいく話。なかなかのバイオレンスぶりだけど、娯楽本なので読める。

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    2022年12月07日
  • 探偵の探偵IV

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    紗崎玲奈編の完結。
    前作で一応の決着をみたが、本当の終わりではなかった。
    壊れてしまった玲奈と琴葉の関係はどうなるのか。
    そして全てが終わった後、玲奈はどうするのか。
    とてもハードでやきもきもしましたが、シリーズ通して大満足です。

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    2022年12月05日
  • ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 IV シンデレラはどこに

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    ネタバレ

    杉浦李奈の推論第四弾。脅迫メールを送られシンデレラの原典を辿ることになった。シンデレラはディズニーが夢のある子ども向けで、原典はグリム童話の怖い話だと思っていたのだが、そもそもグリム兄弟は伝承された話の収集なのでもっと遡れるらしい。文章をデータとしてとらえ、単語や文節の出現頻度と共出現の相関、出現傾向や時系列などを解析することで、読んだだけではわからない情報を解明するテキストマイニングで検証するという着眼点がおもしろかった。伝承に近い原文でかけてからの逆転が痛快だった。縄文時代の米福粟福が原典?夢がある

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    2022年12月03日
  • ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 III クローズド・サークル

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    3巻目にして、ようやく引き込まれてきた感じです。
    解説にも「…前作とは作風が一変…」とあったので、そういうことかと納得。
    今回も、作家の苦悩や出版の裏事情が、フィクションとはいえ、とても生々しく描かれていて、読者としてはとても考えさせられるものがあった。

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    2022年11月30日
  • 探偵の探偵III

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    ここで一旦ひと段落なんでしょうか。
    玲奈は妹の復讐を果たすためのみ、探偵として活動してきた。
    これからどうなって行くのでしょう。
    妹を殺された玲奈に同情しつつも、応援しきれないところがあります。
    そのもやもやも良いところだと感じています。

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    2022年11月30日
  • JK II

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    心が壊れることを恐れないで。1番強くなれる時だから。いちどもな勝てなくていい。負けさえしなければ。

    かっこいい
    1.2合わせて何人葬り去ったのか分かんないけど

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    2022年11月27日
  • 万能鑑定士Qの事件簿 0

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    ネタバレ

    凜田莉子のチープグッズから独立したての時のエピソード。
    時系列は『事件簿Ⅹ』の後の物語で、爾北会を壊滅させた後でその世界で一躍有名となった彼女がバンクシー・漢委奴国王印を巡ってグアムや福岡・熱海と言った所を旅していく。時系列こそ小笠原と出会う前だがメタ的には今までの事件を彷彿とした言葉を、物語の中では予言のような形になっているのがとても面白かったです。
    今回も松岡作品よろしく『グアムの探偵』から主要キャラ3人が登場しており、レイが相棒代わりとして真相を明らかにしていく。私はこのキャラクターをこの話で知ったのでどんな物語が向こうで展開されていくのかが読むのが楽しみになりました。
    小笠原と出会う前

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    2022年11月27日
  • ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 VI 見立て殺人は芥川

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    テンポが早く、サクサク読めるのに内容はしっかりしていて、読んでいて引き込まれる。
    しかもしっかりキャラクターの成長まで書いていて、ラストも驚きがあり、すごいと思う。
    あと本に関する知識が少し増えるのも嬉しい。

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    2022年11月26日
  • ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 IV シンデレラはどこに

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    世界各地に伝わる昔話をタイプ別に体系化したAT分類なるものがあるのは勉強になりました。 

    テキストマイニングにより発祥地域を辿るのは興味を惹きました。

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    2022年11月22日
  • 万能鑑定士Qの最終巻 ムンクの〈叫び〉

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    無事完結。
    今まで関わってきた人もちょこちょこ出てきて、
    人の死なないミステリーのこのシリーズ好きでした。

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    2022年11月20日
  • 優莉凛香 高校事変 劃篇

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    星3.5

    うーむ。
    何が違うんだろう。
    主人公への思い入れか?

    面白いけど、
    のめり込むまでは行かないという感じ。

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    2022年11月16日
  • ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 III クローズド・サークル

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    ネタバレ

    杉浦李奈の推論第三弾。副題のクローズド・サークルという題名からして何が起こるのかとドキドキしながら読み進めていた。人がひとり亡くなり、犯人は誰かと考えるところで李奈と同じミステリー作家の友人の優佳と一緒にアイデアを出すところで、犯人は単独犯じゃなくこちら側に協力者がいないとできないとは思った。一度、李奈が謎解きして、こういう結末なんだと納得仕掛けたのだがここで終わりではなかった。複数で共犯事件の場合はお互いの牽制のために証拠を残しておく。なるほど。一気に読んでしまった。

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    2022年11月14日
  • JK II

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    紗奈とヤクザの対峙している詳細な描写はリアリティがある。

    後半のカーチェイスは海外映画を見ているような感覚にとらわれた。

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    2022年11月14日
  • 高校事変 X

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    松岡圭祐『高校事変 X』角川文庫。

    ついにシリーズ第10弾。

    評判が良いので、この10巻までは古本屋でまとめ買いし、11巻と12巻、最近刊行されたスピンオフ作品を新刊で購入した。

    前作で田代ファミリーが壊滅し、ストーリーは新たな展開を見せる。死刑となったテロリスト・優莉匡太の呪縛はまだまだ続く。優莉結衣は何処へ向かうのか……

    これ程、結衣が痛め付けられるのはシリーズで初めてだろう。今回は結衣が公安に協力してホンジュラスに向かうという余りにも無理があり過ぎる設定で少し残念。

    武蔵小杉高校事変を始めとする武装襲撃事件への資金提供を行っていたシビックの創始者は優莉結衣の兄の架祷斗という驚愕

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    2022年11月22日
  • JK II

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    ネタバレ

    有坂紗奈はかつてヤクザに両親を殺され、自身も暴行を受け、とある島へ売られた。そこから江崎瑛里華として復讐する為に舞い戻ってきた。
    KPOPダンサーYouTuberとして生計を立てていた瑛里華は撮影中にチンピラが現れて正体を暴かれそうになるが、返り討ちにした。そのチンピラが持っていたバッグの中から犯罪計画と思われるメモを見つけ、自分を幽霊にしたヤクザ達の計画を阻止すべく動き出した…

    警察に目をつけられDNAを求められた時はドキドキでしたが、まさか別人だったとは思いませんでした。せっかく手に入れた江崎瑛里華を又捨てて、次はどんな人になるのでしょうか。

    バイオレンスアクション描写が目を背けたくな

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    2022年11月10日
  • ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 III クローズド・サークル

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    ネタバレ

    無人島でのクローズドサークルによる見えない犯人との攻防かと思いきや、身内に犯人がいたという種明かしは驚きでした。作家のリアルな有名になるまでの道のりの険しさなども知れてとても面白かったです。

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    2022年11月05日
  • 万能鑑定士Qの探偵譚

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    ネタバレ

    万能鑑定士シリーズの長編シリーズ。
    前回の『探偵の鑑定』の少し前に起きた波照間島での出来事を描いた本作。今作の莉子は、波照間に帰り自分を見失っている所から始まる。小笠原との微妙な関係性や、石垣島での伝説における莉子のトラウマ、コピアとの再会など多くの見所がある本作。その分、本のページ数も多いが読み応えの多い作品である。
    ストーリーも濃いものとなっており、『推理劇Ⅳ』で逮捕されたコピアがまさかの偽物であるということ、今までの推理劇シリーズ4編が全てコピアの手によって引き起こされておりタイトルこそが弧比類巻兄弟の犯罪記録そのものだったという所がメタでありながら上手くできているなと思いました。
    樫栗

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    2022年11月03日
  • 高校事変 VIII

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    栃木県内の泉が丘高校に再編入が決まった結衣。前巻で新任教諭・伊賀原と出会う、この展開は既視感を覚える怪しいパターンや。手製原爆の存在を確信した結衣、凜香、篤志の3兄姉妹がとった行動……それが宇都宮駅前の餃子店に100人以上の半グレ連中を集め、原爆探索をさせるという驚きの行動。マイクを使ってのやり取りが笑ってしまう。原爆騒ぎが一段落し、舞台は田代ファミリーが逃亡を図るフェリーへ。ここがアクションシーン最大の見せ場。最後に検察審査会特別公開手続きを回避するコン・ゲーム的要素まで入った。どんだけエンタメなの!

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    2022年10月28日
  • ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 III クローズド・サークル

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    Ⅰ、Ⅱ巻より読みやすく面白かった。
    李奈は死体を見てもあまり動揺せず冷静に行動しているが。これは成長の証?でも、こういう成長は???

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    2022年10月28日