松岡圭祐のレビュー一覧

  • ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 IX 人の死なないミステリ

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    シリーズものとは知らずに、初めて読んだ。
    単発でも、わかりやすくて、楽しめた。

    小説家が、書くだけで食べていくのは、大変。
    大きな賞を取れば、本が売れるとは限らない。

    一冊の本を出版するのに、時間と手間がかかるのがよく分かった。

    そして、売れなければ、採算が合わないことも。

    主人公が死んでしまったり、難病と闘ったり、
    「世界の中心で愛を叫ぶ」「一リットルの涙」など、
    原作本、ドラマ、映画、と大流行した、した!

    李奈の鋭い推理と、博識に感動!

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    2023年12月26日
  • JK III

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    松岡圭祐『JK Ⅲ』角川文庫。

    シリーズ第3弾。これまでにもましてバイオレンス色が濃くなっている。江崎瑛里華がストーリーなど度外視したかのように殺戮マシーンと化し、暴れまくる。そんな江崎瑛里華に少し興冷めした。これで完結なのか。いやいや、続編があるに違いない。


    家族も身分を失い、姿形も変えて、K-POPダンスの人気ユーチューバー、EEこと江崎瑛里華に生まれ変わった有坂紗奈は泉稜楓という偽名であいりん地区に隣接するマンションに住んでいた。

    一方、現実社会で江崎瑛里華の代わりを務める飯島千鶴は、タワマンの自室でひとり悶々としていた。ある日、千鶴は夜の街に繰りだし、不良たちと知り合ったことか

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    2023年12月24日
  • JK III

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    まあ相変わらず凄い。前巻の内容完全に忘れてるけど。凄惨に次ぐ凄惨な描写で松岡センセーはストーリーが面倒くさくなってきた高校事変のストレス解消をしてるんじゃなかろうか?凄まじい展開のまま終わるんだけど、これ続くんかな?どう次へ続けてくれるかは見せ場だね。

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    2023年12月23日
  • ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 VIII 太宰治にグッド・バイ

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    相変わらず、ラノベのような表紙とはギャップのあり過ぎる文学知識重めのストーリー。

    読んだことがなかった新潮社文庫の『グッド・バイ』の一部が数ページに渡って掲載されていた(他社なのに?!)のは、ありがたいやら恐縮するやらだ。

    出版社の実名登場にだいぶ慣れてきたところで、今回、実在の雑誌まで登場してきたので驚いた。雑誌取材の裏側、特に記者の義務や務めを学ばせてもらった感じです。

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    2023年12月21日
  • ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 X 怪談一夜草紙の謎

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    シリーズ10柵目、冒頭で前回ベストセラー作家になりつつも、倹約の描写で変わらない印象に一安心。

    今回は、過去の文学作品をモチーフにしたミステリー、不可思議な事件に遭遇し、やがて一人の生命を助ける為、積極的に関わる李奈。

    年上や怖い方々相手にも怯まない、ここ数巻に見られた成長も随所に描かれてました。

    すれ違いが生んだ事件、真犯人との一対一のやり取りは引き込まれました。

    終盤文体が変わるのにも理由が。
    ラストに作者に関するネタバレ?は個人的に好きですね。

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    2023年12月17日
  • ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 X 怪談一夜草紙の謎

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    ネタバレ

    前作でヒット作となった「十六夜月」でラノベ作家から一般書作家としてのステージへ上がれた李奈。次回作の構想を練っていた時、担当編集者から妙な頼み事をされて…

    巻を重ねる毎に冷静に物事を見極める推理力が増して頼もしくなってますね。
    そして、小説家として売れ始めた李奈に対しての親が微妙でした。いつまでも縛り付けていたいのが見え見えで…それでも縁を切らない李奈は偉いです。

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    2023年12月15日
  • 高校事変

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    迷わず読める活劇小説。 若干、女子高生がそんな⁈という部分もあるがスピード感と臨場感が上回ります。合間に挟まれる複雑な主人公の境遇と心情がいい意味で全体のバランスをとっている印象を受けます。さぁ続編へ!

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    2023年12月15日
  • ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論

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    当方、文学は守備範囲ではなくて、太宰とか芥川とか言われても・・・
    へぇ? って感じなんすよね、まぁ、おこちゃまなんで
    表現とか、その奥底とか、背景とか・・・小難しいことはともかく
    紡がれた物語の世界観を楽しむことに重点をおいてますゆえ
    ってことで、前半はちょっと苦行でした、いや7割ぐらいまで
    でも、あれ?これってヒトが死なない系じゃないんだ・・・って
    いきなりぶちかまされて、火サスや土ワイの絵面を思い浮かべながらの終盤戦
    ほんと最初からモヤモヤしてたことが、スーッと解明されて
    すべてがその法則できれいに解かれていく、松岡マジックにニンマリし
    最後の最後は、ちょっとあれ?それいる?っていう、

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    2023年12月10日
  • 伊桜里 高校事変 劃篇

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    優莉家の6女、伊桜里の物語

    久しぶりに結衣が戻ってきた。それも伊桜里の保護者?

    伊桜里に優莉家の人間として生きていく術を教えていく結衣。分かるけど、分かるけどそれは合ってるの?

    久しぶりの結衣の活躍が嬉しい

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    2023年12月07日
  • 高校事変 17

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    こう来るか!と言うまさかの展開。まさか死んでおらず、
    16巻まで来て、ここで再登場と振出しに戻る的な展開はありか? しかしもう描いてしまって話が進んでそこまで話が展開してしまったので後戻りは出来ない優里姉妹。凛香は囚われるわ、結衣も瑠那もみんなボロボロになるわ、結構波乱の巻明けがまた始まる。こりゃ永久に終わりがないわ。

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    2023年12月03日
  • 高校事変 17

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    帯に「この巻のためにシリーズはあった」ってまた大層なキャッチやなと思ってたが、途中で納得した。しかし、このパワーゲームの行き着く先は、一体どないなるねん。しまいには松岡圭祐氏が登場するんちゃうの、って思ってしまうわ。

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    2023年12月02日
  • 高校事変 17

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    うーん、物語としてはなかなか大きな展開があってまた動き出したのはわかるし、結衣が久々に活躍して瑠那と共闘するのも良いのだけど、高校事変シリーズの中で一番退屈な巻だった。中だるみ。あと松岡圭祐さんと角川書店さ、凜香のシーンなのに人称が瑠那になってる箇所を見つけてめちゃくちゃ白けたからちゃんとやれよ。次に期待。その前にJKの続きが出るから読むわ。

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    2023年11月26日
  • 高校事変 15

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    夏季巫女学校を舞台に、瑠那とEL累次体が送り込んだスナイパーとの対決ってとこか。結末は推して知るべし。

    やっぱ、亜樹凪が帰ってきたが、次巻のお楽しみのようだ。

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    2023年11月21日
  • 高校事変 16

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    瑠那・凛香・蓮實先生で、日暮里高校を目掛けて堕ちてくる民間ロケットを、ソ○ーのプロジェクターを魔改造したレーザー砲で撃墜する初っ端から今回もフルスロットルでした。
    瑠那と結衣も遂に対面。瑠那の天才っぷりが描かれてきた新シリーズですが、結衣姉……!さすがでした。
    日本政府側はモデルと名前は変えてあるけれど、プーチンや習近平はそのまま出すんだと思いました。
    小説「三体」もタイムリー。三体衛星をウクライナに墜落させて第三次世界大戦やろうとする思惑はスケールが世界規模になってて凄い………

    もうそろそろ、優莉姉妹たちを舐めてかかるのやめたほうが、、、、、高校事変全て返り討ちに合ってる。続きも読みます。

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    2023年11月20日
  • ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 X 怪談一夜草紙の謎

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    ネタバレ

    「怪談一夜草子」に見立てた事件や解釈、親子が心を通わせ切れなかった末に起こってしまった動機に関しては見事だったが、ラスト数ページが余計に感じた。

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    2023年11月17日
  • 伊桜里 高校事変 劃篇

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    ネタバレ

    これまで名前は出されていたが、物語には関わってくることはなかった伊桜里の話。序盤の伊桜里が受けていた養父母(元々は支給金目当てだった)の虐待と苛めの苛烈さが辛かった分、結衣と再会してからの救いと成長ぶりが目覚ましいと感じた。結衣も伊桜里と一緒に住んで、自身が教えられる身を守るため(ただし人は殺さない)のスキルを教えることで、自分が両親からして欲しかったことを与えているように思えた。そんな姉妹の愛情と悪人を始末する話にバイト、受け子、集団での押し込み強盗と現在問題視されている犯罪との絡ませ方は上手い。

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    2023年11月16日
  • 高校事変 14

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    相変わらずスピーディて、読みやすい。楽しかったです。
    しかし、蓮實先生、ちょろ過ぎ。そして阿樹凪の闇堕ちっぷりがすげー。なんとなく匂いはあったけど。
    この先どうなるのか、楽しみ。

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    2023年11月16日
  • 伊桜里 高校事変 劃篇

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    かわいい感じの中学生の六女登場です。
    六女伊桜里の幼少期からの生き様というか家庭環境が凄まじかった。
    そして、その凄まじい家庭環境から救い出したのが結衣。
    久しぶりの結衣の活躍が良かったです。

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    2023年11月15日
  • 伊桜里 高校事変 劃篇

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    面白かったです。

    途中から結衣の話になった感じはあるけど、伊桜里の成長は面白かった。途中、調子に乗った感じはあったかな。最後はヘリまで出てきてすげー、て思った。

    話自体はテンポよく進むので読みやすかったです。

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    2023年11月14日
  • 探偵の探偵 桐嶋颯太の鍵

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    優莉家にならされてしまって、普通を忘れていた自分に気が付かされました。
    久しぶりに近所のチェーン店で食事したような安定感と現実感。
    そうそう、普通はこれぐらい、フルボッコにされるし、拷問されて起っちゃうし
    なんだか、非常に近しいこちらの感覚を思い起こさせてもらえました。
    桐嶋さんに感謝です。
    にしても、同一世界線場で時が流れ、登場人物の人生も進んでいるのが
    ほんと松岡文学の楽しみですよね。
    あとがきにもあるように、祖は千里眼から、いやぁ〜長く楽しませて頂いてます。
    今回もありがとうございました。

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    2023年11月12日