【感想・ネタバレ】瑕疵借り ‐‐奇妙な戸建て‐‐のレビュー

あらすじ

殺人事件の現場になった賃貸マンション。退去者が相次ぎ困った大家は、住むことで瑕疵を軽減してくれる「瑕疵借り」の藤崎を頼る。そんな藤崎のもとを、犬を捜しているという秋枝が訪ねてくる。事件で殺された男と愛犬の失踪――真相に気づき、犬を見つけ出した藤崎は、程なく別の依頼である戸建てに赴く。家主はなんと、先日知り合った秋枝だった。思わぬ展開に戸惑いながらも藤崎はその“奇妙な戸建て”に入居する……。

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Posted by ブクログ

家、とりわけ事故物件にまつわる物語。
瑕疵の事情がある物件に住んで、不動産の浄化を図る瑕疵借りの主人公。そんな主人公が次に移り住んだ先は戸建て、しかも家主がついてくるというおまけ付き。
ついでに言えば近隣住民から家主は言いがかりをつけられているという始末。瑕疵借りとして1人孤独に過ごしてきたらしい主人公もやりにくそう。

まず家主がおまけで事故物件、というか自分の持ち家であり早々に手放したいと願う家に住む気持ちが意味不明。その意味不明さがのちのち面白くなってくる。
普段はライトノベルばかりで長々とした地の文ばかり読んでいたからか、バッサリと「〜だった」とか短く終わらせる本作品は独特で面白い。
さらに最初の事故物件からのちのち繋がっていくのがまた面白い。間取りを題材にした推理小説とか最近よく見かけるけど、これはフィクションだからこそ楽しめる面白さがある。
作者さんはきっと間取りとか建物関係に強いのかな。建物の知識が凄く深いから参考になる。

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2024年09月20日

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ネタバレ

犬好きの優しい新人大家さん秋枝の本性が瑕疵借りによって真相に迫る。隣人達が狂気で認知症の老人で真実を言っていないという先入観。それを最後ば瑕疵借り藤崎が解決する。完全に騙されました

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2024年03月31日

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面白すぎて読む手が止まらなかった!間取りの謎や奇妙な家の作り、あちらこちらに不気味さがあり、ゾワゾワした·····。人間たちも怖すぎた。

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2024年03月20日

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事故物件をロンダリングする職場、瑕疵借りのお話。しっかり謎が織り込まれたミステリーだった。話の展開や真相の解明などぐんぐん引き込まれて満足。面白かった。

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2024年02月24日

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ネタバレ

瑕疵借りの主人公か奇妙な戸建てに住む話。

前みたいに短編かと思ったら違った。最初のマンションでの話が最終的に深く結びついてる真相。

最後の終わりは呆気ない。解説にもあったけど最後の一文が切ない。

主人公のバックボーンや心情とか前より描かれててより深く知れた。

間取り図見るの好きだからこういう話大好き。笑
普通に家のメンテナンスとか補修系の事は勉強になるやつ。

犯人の動機は本当に理解出来ないけど何も言えねえ。

周りの高齢者が典型的な老害ばっかりだと思ってたらほぼ真実を語ってた。

今作は捜査、探索パートが多かったりで普通のミステリ寄りだった。

藤崎は瑕疵が失くなったらどうするのかな。

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2025年09月14日

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タイトルと家の間取り図に惹かれて手にとった。事情があって「瑕疵借り」という仕事をしている藤崎は、冷静さの中に人間らしい感情もあり、とても好印象。誰も信じず、淡々と不可解な出来事を解き明かしていく姿が魅力的で、最後まで楽しく読めた。

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2025年08月19日

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ネタバレ

一気読み!今回も面白かった!主人公藤崎の過去が明らかになる。前作は集合住宅がメインだったけど、今回の舞台は一軒家。もう誰が善人で誰が悪人かわからない展開でハラハラドキドキで読む手が止まらなかった。とりあえず分かることは、新しいシリーズが始まるのだろうという事。というか、私自身が期待してるだけ(笑。松岡先生、続編お願いしまーす!

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2024年09月19日

ネタバレ

“瑕疵”という言葉と意味を

初めて知りました。
タイトル及びサブタイトルを見て「変な家」以外にも間取りミステリ作品があるんだ!!!と感動しました(笑)
藤崎さんが秋枝さんと同居することになり、床下と屋根裏を調べるシーンが特に怖くてゾワゾワしました。床下の調査中は漆黒の闇と窮屈さで、さすがの藤崎さんも呼吸が荒くなる気持ちと、屋根裏の調査では、太い柱の影から誰かが出て来るんじゃないか、という心配が湧く気持ちもよくわかります。
そして、ラストに近づくほど、ますます不気味さを増していく近隣住民たち。
「結末は一体どうなるのだろう…?」という思いが常にありましたが、まさかまさかの展開に!!!
2作めを読み終えた今、シリーズ3作めが出ることを心より切望しています!!!笑

#ドキドキハラハラ #怖い #ダーク

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2024年08月09日

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シリーズ2作目。今回は長編。藤崎くんの人間味がかなり出てた。瑕疵借りの部分はほとんどなくて物件ホラーミステリーな印象。いい人だと思ってた人が・・・そんな結末なのね。次回があるなら瑕疵のネタを読みたい。

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2024年06月08日

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どんなにしんどくとも
一線を越えてはならない
取り返しの付かないことだけは
絶対にしてはならない

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2024年04月12日

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松岡圭祐『瑕疵借り 奇妙な戸建て』角川文庫。

講談社文庫から刊行された『瑕疵借り』の続編。前作は読んでいないのだが、先に類似作品の雨穴の『変な家』を読んだので、どうにも気になり、読んでみることにした。因みに前作は短編集で、本作は1作の中編という仕立てになっている。

冒頭に、とある家の間取り図などが掲載されており、『変な家』にも通じるなと思いながら読み始めた。本編で描かれる古い戸建てをイメージし易いが、扱われるミステリーとは余り関係しない。『変な家』も妄想めいた推理が展開されたが、本作の方は半ば強引な展開でミステリーが描かれる。


主人公は瑕疵物件に住むことで瑕疵を軽減する『瑕疵借り』を行なう藤崎達也である。

強盗殺人事件の現場となった賃貸マンションの1室。事件以来、退去者が相次ぎ、困り果てた大家は伝手をたどり、藤崎に『瑕疵借り』を依頼する。

藤崎が問題の部屋に住み始めると秋枝という男が訪ねて来た。秋枝が飼っていた愛犬が失踪し、この部屋の住人が愛犬を連れてマンションに入る姿が目撃されたと言うのだ。愛犬は藤崎があっさり見付けてしまう。まずは『瑕疵借り』のジャブのようだ。

本編はこの後から始まる。調査会社の藤崎の上司である土橋謙爾が藤崎に新たな『瑕疵借り』物件の依頼を持って会いに来たのだ。新たな依頼は古い戸建ての『瑕疵借り』。仲介する不動産屋と現地に行くと、家主は何とあの秋枝だった。あることが原因で秋枝は住民たちと揉めていた。曰く有りげな怪しい戸建てに藤崎は何故か秋枝と2人で住み始めることになる。

本体価格840円
★★★★

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2024年03月13日

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瑕疵借りシリーズ2作目

前作は短編集でしたが、
今作は長編となっています。

どちらがよいかは好みの問題。

個人的には、主人公の藤崎に
焦点が当たっている本作の方が好き。

でも、短編でさらっと描かれていた
藤崎の背景などがわかったからだとしたら、
前作あっての本作の評価かも。

図面などもあり
「変な家」っぽく感じるところもあるけど、
こちらの方が好きです

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2024年02月29日

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前作の「瑕疵借り」は面白かったんだけどなあ。
今回はダラダラしてると言うか、ストーリーもちょっと無理矢理感。
前作は短編集だから面白かったのか?

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2024年12月13日

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松岡圭祐さんの本は、『ミッキーマウスの憂鬱』で好きになったので久しぶりに書店で平積みされていたので購入しました。
間取りに絡むミステリー小説は好きなので楽しみにしていましたが、全体的にドキドキハラハラする場所が浅く、少なかったかもしれません。
終盤、少しワクワクしましたが、それもすぐに落ち着いて、呆気ない感じで終わってしまいました。

個人的に忙しい時期で、一気に読めなかったのも原因かもしれません。

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2024年10月16日

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前作は短編だったのを覚えてる。
今回は中編2本かと思ったら連続してた。
あとの方はあまり瑕疵借りは関係ないのでは…

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2024年09月06日

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普段何気なく住んでいる賃貸物件に今までどんな人が住んできたのかを考えるようになった作品。
とりあえず、読み終えた後でも主人公が本作品で住んだ家には住みたくはない(色んな意味で)。
そしてこの作品が2作目ということを知らずに読んでいたので、だいぶ作風は違うようですがシリーズ1作目もぜひ読んでみます!

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2024年07月21日

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シリーズ2作目ということであったが、前作を読んだのが6年前で、出版社も違ってた。

さすがにこういうネタで何本も・・・という訳にはいかんのだろうな。主人公も男だし。

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2024年07月03日

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ネタバレ

ミステリーっていうほどミステリーまでは振り切れてない感じですかね。まぁ予想通りの犯人でした。
クセ強な人がなみんな居なくなって、なんかスッキリしない終わり方でした…。

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2024年06月01日

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雨穴さんの雰囲気を感じ、初めて聞く『瑕疵』という言葉にも惹かれて読んでみた。
どちらかというと、雨穴さんのほうが面白かった。

結末にびっくりしました。
近隣住民の人もとても恐い。
ありえない所にありえない物があるのも恐かった。

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2024年05月26日

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瑕疵物件に住むことで瑕疵を゙軽減してくれる「瑕疵借り」の藤崎シリーズ2冊目。

中編2篇かと思ったら長編だった。まさかこうつながるとは思わなかった。

秋枝の事情は分かるが、身勝手さに腹が立つ。
しかし近隣の住人とのトラブルがこんなレベルだと怖いなあ。

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2024年05月19日

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瑕疵借り、続編でてる!と気づいて読む。瑕疵→幽霊より瑕疵のまわりの人間の気持ち悪さみたいなのが漂う。

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2024年04月21日

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「瑕疵借り」というグレーな仕事をする主人公が瑕疵の秘密を暴く、というストーリー。

聞きなれない「瑕疵借り」もミステリーもどちらも中途半端に感じました。

せっかくなら「瑕疵」の秘密を暴く短編集にした方がよかったかも。

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2024年04月19日

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「変な家」にあやかって「奇妙な間取り」なのかなーと思いつつ、ラストはかなり意外な方向だったので、面白かった。
前作は藤崎の背景が全然分からなかったけど、今回でだいぶどんな人なのかが見えてきたというか。
次作にも期待したいです!

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2024年04月02日

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変な家みたいな話の方向に行ってしまうのかと思ったら、ふつうにミステリだった

みんな、アベコベだった

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2024年03月31日

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松岡圭祐さんの瑕疵借りシリーズ第二弾!
前作が連作短編なのに対し本作は長編小説。
→しかしページ数は261pでサクッと読める

変な家が空前のブームになっているので便乗の可能性はあるが、流行りに乗って既存シリーズをサクッと書けるのが凄い!!!

殺人事件の現場になったマンションの【瑕疵】を埋める為に伝説の瑕疵借りの藤崎が登場!!
そんな藤崎のもとに犬を探していると言う不幸な人生を送っている秋枝と出会う・・・
程なく別の依頼で訪れた一軒屋に先日知り合った秋枝と再会する・・・
この再会は偶然か必然か・・・

不動産・建築用語がたくさん出てきます。
建築業界の人で小説好きな人にお勧めする一冊です!!!

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2024年03月24日

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今流行りの変な家のような感じかと思いきや、これには間取りとして変なところはない。
ご近所さんからの風評被害を払拭すべく、家を調べると、出てくるのはコウモリ、ネズミなどの空家あるあるの動物、完璧な基礎工事…しかし、すべてのピースがハマり切ると、描く図は依頼者の過去。
幽霊もいるんじゃないかな?なんて思わせながらの展開にゾクゾクした。

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2024年03月18日

Posted by ブクログ

間取りをイメージして考える、というよりはストーリー性が面白かったです。
1軒目のお話は瑕疵借りという職業について説明されているのかなと思いながら、読み進めていくとびっくり。

後半にぎゅっと真相が詰められていました。

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2024年03月09日

Posted by ブクログ

犯人は早々にイメージできるが、話の流れからいつ幽霊や死体が出てくるんだろうとソワソワさせられながら読みました。

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2024年03月07日

Posted by ブクログ

前作を読まずにこちらから読んでしまったからなのか瑕疵借りを生業にしている藤崎さんのキャラがあまりに地味で、物足りなさを感じた。

ストーリー展開は、ハズレなしのミステリーで面白かった。

前作も読んで、藤崎さんの良さを味わってみよう。

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2024年02月29日

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