松岡圭祐のレビュー一覧

  • 瑕疵借り ‐‐奇妙な戸建て‐‐

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    シリーズ2作目。今回は長編。藤崎くんの人間味がかなり出てた。瑕疵借りの部分はほとんどなくて物件ホラーミステリーな印象。いい人だと思ってた人が・・・そんな結末なのね。次回があるなら瑕疵のネタを読みたい。

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    2024年06月08日
  • 高校事変 19

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    ネタバレ

    優莉4姉妹+兄 vs 優○○太と思っていたらEL累次体の生き残りのシャウ○○○○対優莉4姉妹の対決だった。それもスカイツリーならぬスカイタワーを主舞台とするダイハード的な展開。凜香の完全復活?はいいんだけど完全無敵の瑠那が弱くなってるような。それに反するように結衣の洞察力、行動力が格段に上がっている。今回、閻魔棒と共闘。凜香の「クソ親父も結衣姉も似たもの同士だからよ。どっちに魅了されるのかのちがいでしかねえんだろ」の言葉に表されているようにカリスマ性も格段にアップ。今回は最終決戦前の番外編と言うところか。

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    2024年06月06日
  • 高校事変 15

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    瑠那メインの巻。
    松岡先生、相変わらず世相状況や
    情勢を反映されててすごい。
    そして、やっぱり登場人物の名前のクセが強い!!

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    2024年06月05日
  • ウクライナにいたら戦争が始まった

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    松岡圭祐『ウクライナにいたら戦争が始まった』角川文庫。

    日本人女子高生の凄絶な体験を描く実録的ノンフィクション風ノベル。

    平和呆けした日本。自然災害への危機意識はある程度あるが、戦争への危機意識は相当低い。日本が米国の庇護下にある以上はいつ何時、ロシア、中国に攻撃を受けるか解らないし、北朝鮮のミサイルによる攻撃も油断出来ない。米国ですら自国の国益のためなら日本を見限り、再び武力支配に転じる可能性がある。

    本作はそんな平和呆けした日本を嘲笑うかのように、日本の女子高生がウクライナに滞在中にロシアの軍事侵攻に巻き込まれるという恐ろしい物語である。

    ロシアのプーチンがウクライナが自国の一部で

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    2024年06月03日
  • ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 III クローズド・サークル

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    古典的な展開? って思いつつも、そんな簡単に行くわけ無いよねって
    でも意外と物語は淡々と古典的展開に基づいて進んでいってる感じに取れました
    ちょうど、ちょっと前に「ある閉ざされた雪の山荘で」を見ていたので・・・
    それの影響が大きかったかもしれません

    でも、さすが松岡先生、一端大振りしてこういうことかぁ〜って
    とことん納得させてくれた後で・・・
    どーんともう一回正反対に振ってくれる・・・やられましたね
    いや、なんとなくそんなんじゃないの?って揺れてるところを
    ちょっとした力で傾けられた感じですね

    にしても、小説家って・・・なかなか大変ですね
    職業と捉えるか、芸術家と捉えるのか
    どちらにせよ、

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    2024年05月30日
  • 高校事変 19

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    シリーズ19
    今回の舞台は東京スカイツリーならぬ東京スカイタワーです。
    展望台が占拠されますが4姉妹の活躍で窮地を脱しました。
    彼女らの闘いはまだまだ続きます。

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    2024年05月30日
  • JK III

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    シリーズ第3弾。
    物語は、ついに対暴力団組織に発展する。
    戦闘シーンが若干端折るところがあったが、
    法律上、死んだ人間となり、通常の生活が
    できない哀しみが伝わってきた。
    同じ境遇の女子高生も無残だった。
    結末から、完結とも続いていくとも取れる
    描き方。
    何らかの形でも、次回作に期待!

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    2024年05月29日
  • 高校事変 VI

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    冒頭から残虐な描写でしんどかったけど結衣がなんとかしてくれるという想いで耐えて読み進んだ。沖縄の土地と米軍基地に絡む闇社会、結衣が立ち向かう相手はどんどん桁違いになっていくようだ…結衣の冷静さと最後まで読みを間違えない回収、ハラハラドキドキしながらもホッとする。辛い立場にありながらもいつも味方も登場するから嬉しくなる。

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    2024年05月26日
  • 万能鑑定士Qの短編集I

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    映画は観たことあったけど、
    小説を精読したのは初めてかもしれない。

    鑑定の知識がなくても十分楽しめる作品。
    次は長編を読んでみたくなった。

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    2024年05月12日
  • 高校事変 19

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    優莉匡太との直接対決はお預けだったけど、
    舞台がスカイタワーという高層建造物での戦いで、ハラハラ感を味わえて面白かった。

    優莉四姉妹がそれぞれ活躍していたけれど、やっぱり結衣ちゃんが飛び抜けて魅力的。
    閻魔棒を魅了するのも納得。

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    2024年05月09日
  • 高校事変 18

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    ネタバレ

    死んだと思われていた父・匡太が生きていた。父のカリスマ性は健在で、あの結衣でさえ記憶の中の父に怯えていた…

    匡太のカリスマ性を一番受け継いでいたのが結衣ってのが納得でした。
    そして、高校事変だけどやっぱり結衣がヒロインですね。
    ジェットコースター展開でハラハラしっぱなしでしたが、ひとまず勝ち星。だけど、まだ油断できない状態なので先が気になります。

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    2024年05月07日
  • ミッキーマウスの憂鬱ふたたび(新潮文庫)

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    ネタバレ

    美女と野獣のエリアや1作目の主人公たちが社員として話に出てきて、前回の数年後という設定がより楽しめた。個人的には家族との微妙な関係(特に母と)の筋書きと落とし方にやられた。世間体を気にする立場を押し付けてくる感じ、あ〜あるある、と。でも言い当てられてる部分もあってやるせなくなる。葛藤。ミッキーにまで八つ当たりしてしまうあたりが、常時夢心地ではいられない描写としておもしろかった

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    2024年05月06日
  • 高校事変 V

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    しばらくこのシリーズから遠ざかっていたが、読みだすと止まらない。I〜Ⅳの記憶を辿りながら一気読み。結衣は、いつまで高校生でいるのだろうと気になってしまうが、ゆるゆると続きを読むとしよう。

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    2024年05月03日
  • ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 V 信頼できない語り手

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    タイトル通り❗
    信頼できない語り手とは…
    ひどい犯人でしたね。こんな大量殺人は思い付くものでもないですし、実行できるなんて…

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    2024年05月01日
  • 高校事変 19

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    松岡圭祐『高校事変 19』角川文庫。

    第19巻。日暮里高校の事変だけでも驚きなのだが、話の規模はどんどん大きくなるばかりだ。今回、死刑を免れて生き延びていた優莉匡太との対決は無かったのは物足りない。

    東京スカイタワーが中華革命戦線を名乗る武装集団により占拠され、新聞部の取材に訪れていた日暮里高校2年生の鈴山たちと他校の生徒、一般客が身柄を拘束される。

    その一報を聞き、元クラスメイトの瑠那は凜香と共に彼らの救出に向かうが、中華革命戦線は東京スカイタワーに核弾頭を仕掛けていた。関東一円が壊滅の危機という絶体絶命の状況で瑠那は凜香、そして結衣、伊桜里は中華革命戦線に立ち向かう。

    本体価格84

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    2024年04月28日
  • 高校事変 19

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    大した事件も起きないしなんか地味な巻だな、って思って読んでたんだけど、読み終えてみたら高校事変の原点回帰って感じでなかなかいい巻だったと思う。特に普通の高校生の少年である鈴山と秋田の活躍には胸を打たれた。初期の高校事変を彷彿とさせられたよね。瑠那を封印して凜香と結衣を活躍させたのも良かった。強さのインフレ的展開に行かずにシリーズを重ねていくのはうまいと思うし、閻魔棒の新キャラたちもパグェの時みたいで今後が楽しみではある。

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    2024年04月28日
  • 高校事変 19

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    惰性で読んでしまっている。もう止めようと思ってるけど、つい次巻を予約してしまい、届いたらすぐに読んでしまおうとする。結衣はついに最後に「クソ親父」というセリフを吐いた。ああ、また予約してしまうんやろうな、20巻。

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    2024年04月27日
  • ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 IX 人の死なないミステリ

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    かなり肝が座ってきた李奈と、短絡的思考の宗武との言葉の応酬が面白かった。
    言葉の内容はもちろん、三点リーダーや短文の組み合わせで、食い気味に言い返したり、ポンポン言い合ったりしているのが自然に伝わってきた。

    真相は今まで以上に全くわからなかったので、解決編は出来すぎな気がしたが、李奈がとても聡明だと思うことにしよう。

    文芸業界内部の実録的小説『インタラプト』、純文学の『十六夜月』を実際に読んでみたいと思った。

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    2024年04月27日
  • 高校事変 18

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    ネタバレ

    駄目だ、あかん。何書いてもネタバレになる。優莉3姉妹+1兄の結託、敵は○○○○、○○が総理に、EL累次体の崩壊、亜樹凪はどう動く、そして凜香は。あっ忘れてた○○夫婦も生きていた。結衣の結末は? そして伊桜里の口から出た「お菓子パーティがしたいです」とは?そして巻末の次巻予告「高校事変19」 2024年4月23日発売予定って明日やん。

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    2024年04月25日
  • ミッキーマウスの憂鬱ふたたび(新潮文庫)

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    中学のときに読んで大好きだった
    「ミッキーマウスの憂鬱の」続編。

    夢の国で働く主人公が夢を追いかけて
    悩みながらも進んでいく姿。
    キラキラとした夢の国と
    そこで働く人の現実の厳しさ…
    ギャップが刺激的でおもしろい。

    主人公が夢を追いかける中で、
    周りの人との関わりがすごくキーになっていて、
    やはり夢や目標は自分のものだが
    自分ひとりで叶えるのは難しいよなと
    読みながら思った。

    支えられて今があることを忘れない人でいたい。

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    2024年04月24日