松岡圭祐のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
松岡圭祐『瑕疵借り』講談社文庫。
先に続編にあたる角川文庫の『瑕疵借り 奇妙な戸建て』を読み、こちらも読みたいと思っていた。しかし、2018年の刊行だと言うのに行きつけの書店には在庫は無かった。先日、読み終えた本を古本屋に売却したところ1,500円分の金券を貰い、その一部を使って、この本と年末年始用に数冊を購入した。
『瑕疵借り 奇妙な戸建て』と同様、主人公は瑕疵物件に住むことで瑕疵を軽減する『瑕疵借り』を行なう藤崎達也である。賃貸の瑕疵物件を巡るミステリー短編4編を収録。
2年前、自分も田舎に中古の平屋一戸建てを購入したが、前に住んでいた独り暮らしの男性が亡くなり、関東に住む娘さんが不動産会社に売りに出したようだ。その点が少し気になったが、不動産会社の担当から亡くなった男性は親族と温泉宿に行き、そこで亡くなったと聞き、安堵した。つまり、購入した戸建ては瑕疵物件ではなかったということだ。
『土曜日のアパート』。東日本大震災後のいわき市が舞台となる。となれば、津波被害か原発事故が関係するのではと誰もが思うことだろう。予想通り原発事故が関係するのだが、なかなか面白い人間ドラマに仕上がっていた。『瑕疵借り』を正業とする藤崎達也が初登場する。人間の誠実さというのは何にも代えがたいものだが、確かに東日本大震災による福島第一原発事故の風評被害は酷いものがあった。自分は2013年に勤続30年の特別休暇と20万円を貰い、妻とハワイ旅行に行ったのだが、自分が波乗りをすることを知った現地のガイドから、日本では放射能汚染で海に入れないんだろう、1年後にはハワイにも放射能の汚染水が到達すると非科学的なことを言われたことを思い出した。
『保証人のスネップ』。スネップという言葉は初めて聞いた。24歳以下の無職がニートで59歳以下で2日以上家族以外と会わない無職をスネップと言うのだとか。保証人紹介会社に登録し、見知らぬ女性のアパートの部屋の保証人になったスネップの男。女性が失踪したことから滞納していた家賃の支払い義務が生じる。都会で孤独であることの悲しさが伝える。
『百尺竿頭にあり』。長年無職の長男が家を出て、アパートで独り暮らしを始め、働き始める。3年後、長男はアパートの部屋で自殺を図る。さっそく、その部屋に入居した藤崎達也の元を長男の父親が訪ねてくる。『百尺竿頭にあり』というタイトルとストーリーとがミスマッチのように思う。様々な事情はあろうが、自殺は特に周囲のひとに迷惑をかけ、後々まで周囲の人びとの心をざわつかせる迷惑でわがままな行為だ。中学、高校、社会人の時代に身の回りで同期や知人が自殺を図ったが、思い出す度に未だに心の中に小石を放り込まれたような気持ちになる。
『転機のテンキー』。亡くなってから初めて知る親の有り難さ。親の気持ちを子は知らず。タイトルは駄洒落のようだが、これもストーリーとは結び付かなかった。昨年、自分も父親を亡くした。真面目で実直、曲がったことが嫌いな父親で、会社では大分損をすることが多かったようだ。それでも、穏やかな眠るような最後を迎えることが出来たのは、そうした真っ直ぐな生き方を選んだが故ではないだろうか。
本体価格660円(古本0円)
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Posted by ブクログ
感想
本当にこういうことが起こりそうな感じがあって、恐々読む。
最終バトルは黒幕登場で、ずっと戦闘シーンだな。
最後は無事卒業。
あらすじ
カイトを追い詰めるも、カイトの兵力の前に結衣と凛香と兄弟は退却する。宮村総理は油田が爆破されたことを契機に緊急事態庁の責任にしようとするも、シビックの武装勢力に降伏を迫られ、日本の統治権を譲る。前総理の矢幡も家を襲撃されるも錦織に救われる。
結衣たちは友里佐知子が残した武器を回収し、チュオニアンの生き残りが集まる森本学園へ向かう。カイトは政府や在日米軍を掌握し、反対勢力の掃討をする。森本学園の集会もカイトの仕業だった。
結衣たちは森本学園で善戦する。カイトたちシビックの幹部が現地入りする。そこには死んだはずの総理の妻の美咲がいた。美咲は、実はカイトの母親で彼を支援していたのであった。結衣と凛香は市村凛を仕留める。カイトは森本学園から離れる。
結衣は、艦隊に襲われるも、海中のメタンハイドレートのバルブを開けることで艦隊を撃沈する。その後、カイトを追いかけて決着をつける。
結衣は武蔵小杉高校で卒業式を迎えるのだった。 -
Posted by ブクログ
杉浦李奈の推論シリーズ第1弾です!
松岡圭祐さんの作品、久しぶり(25年くらいぶり)に読みました!
『催眠』が映画化された時に、原作として読んだのが最初で、吾郎ちゃんファンだったので映画も見たけど、怖かった印象が強い。
この作品はブク友さんが読んでいて読んでみたいとなって選びました。
李奈がラノベ作家だということと、表紙の耽美なイラストでライトミステリーだと思って読み始めましたが、めっちゃしっかりしたミステリー!
太宰と芥川の事とか文学的なネタも多数。
李奈の成長の物語。
主人公が成長するお話は大好きです!
このシリーズもたくさん出てるのでゆっくり読んでいきたいと思います!