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Posted by ブクログ
朋李に恋してたのかなぁ、莉子は。小笠原に出会う前だったけど、朋李と良い感じだったのでくっつけば良いのにと思ってしまった。そう思う程、朋李は良い息子だと思う。こんな息子欲しい。
ヤクザと対決って、莉子の度胸凄すぎ。普通の人なら、豪華客船に乗らないって。
楓と莉子の会話で涙。楓は父や莉子に複雑な心境を抱いているんだろうなと。特に父親に対して。自分の親が詐欺なんて働いたら悲しいし辛い。何で私に借金があることを言ってくれなかった、頼りにしてくれなかったんだと後悔する。でも、嫌いにはなれないっていう。父親の詐欺を解決してくれた莉子には感謝の念もあるし、このまま放っておいてくれたら変わらない日常があったのにとも思う。でも、やっぱり嫌いになれない。それが正しいことをしたと知ってるし、父にとっても最善の選択であったと分かるから。
神条の最後の捨て台詞にイラッ。あんたは莉子に負けたんだから、おとなしく逮捕されろよと思ってしまった。自分のしてきた犯罪にプライドあったんだか何だか知らないが。
Posted by ブクログ
高校時代ずっと落ちこぼれだった莉子がどうやって万能鑑定士としてのスキルを身につけたのか。
その過程が描かれている物語である。
思考方法を変えるだけで莉子のように誰でもなれるとは思えない。
きっとある程度の素質がもともと備わっていたということだろう。
莉子が成長していくにつれ、瀬戸内は複雑な思いになる。
万能鑑定士として優秀になっていけばいくほど、これから起こそうとしている瀬戸内の目論見が失敗する確立が増えていくだけなのだ。
自分の手で対抗勢力を育てている・・・莉子のことは娘のように思っている。
だからこそ、瀬戸内は莉子の成長を喜びながらも暗い気分になるのを止めることができない。
社印をめぐって詐欺にあった美容室。
そこで知り合った朋李に莉子は淡い思いを抱く。
事件が解決し、日本での就職が難しいと感じた朋李は海外へと旅立っていく。
推理していく過程も面白かったけれど、小笠原の存在を知っている身としては微妙な感じもした。
雨森華蓮が始めて莉子の名前を知る場面も登場する。
ハイパーインフレ騒動を治めた人物を調べさせた結果、凛田莉子の名前があがってきたのだ。
そして、西園寺の騒動にも莉子が絡んでいることを知る。
最大のライバルは、こうして莉子の知らない間に「万能鑑定士」の名前を記憶することになったのか・・・と納得する思いがした。
「万能贋作者」に対抗しうる「万能鑑定士」の存在。
華蓮が気にかけないはずはない。
ラストに登場する朋李との再会場面。
髪を切ってもらう莉子に「彼氏ができた?」と尋ねる朋李。
うろたえながらも、「わかんない」と答える莉子。
けれど、その姿は落ち着いている。
安定した精神状態にあるのは、もしかしたら小笠原の存在が少しだけ関係しているのでは?とほほえましくなった。
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小説・文芸
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