松岡圭祐のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「この小説は史実から発想された」
この言葉が最初のページに書かれている。
ものすごく興味を惹かれた。
はじめてこの本を手に取ったのは、
この題名に惹かれたから。
「ヒトラーの試写室」
その後しばらくは、積んであったのだけれど、どれを読もうか思案しているとき、目に入り、ページをめくった。
(思っていた以上にヒトラーは登場しなかった…)
時代はちょうど第二次大戦前後。
ドイツが主な舞台化と思えば、主人公は日本人。
それも、映画を作るほうの人たちのお話。
それは思っていたものと違っていて、それがまた、興味をそそった。
一気に読むのではなく、少しづつ読み進めていったのだけれど、続きが気になってしょうがなかった。
次の日にページをめくるのが、とても楽しみだった。
戦争前から、戦争に入り、戦後までの数年が描かれており、その時代折々での映画の内容や作り方なども書かれており、それはなかなか知ることのできないことなので、興味深く読んだ。
この本を通して思ったのは、
やはり何でもない日常がとても幸せなんだということ。
特に今、こういう世の中なので、家族が一緒に笑いあえることがとても幸せなことなんだと強く感じた一冊だった。
(この主人公が戦争に翻弄されることなく、映画の世界にずっと身を置いていたら、どんなものができたのだろうかとも考えてしまった…)