松岡圭祐のレビュー一覧

  • 万能鑑定士Qの謎解き

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    Q&αシリーズ合計第25巻。莉子と悠斗、2人の関係に大きな変化が訪れた。ミステリとしても恋愛ものとしても最高。

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    2018年10月01日
  • 探偵の鑑定I

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    ネタバレ

    対照的な2つの作品。そのクロスオーバーがどちら寄りになるのか気になりました。
    続きがとても気になります。

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    2018年09月10日
  • 万能鑑定士Qの最終巻 ムンクの〈叫び〉

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    20冊内外まで膨らんだのではないかと思われるシリーズの本当の最終巻、らしい。
    というのもこのシリーズ、今までも何度か終わっているような気がするから。
    あくまでラノベ的に気楽に読めるミステリーとしては、やはり驚くほどにレベルが高い。ムンクの叫び油彩を巡るミステリー、おもしろく読み終わりました

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    2018年08月31日
  • 特等添乗員αの難事件 I

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    掟破りの推理法で真相を解明する水平思考に天性の才を発揮する浅倉絢奈。
    中卒だった彼女は如何にして閃きの小悪魔と化したのか? 
    鑑定家の凜田莉子、『週刊角川』の小笠原らとともに挑む知の冒険ここに開幕。

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    2018年08月13日
  • 生きている理由

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    面白かった。
    史実の「はいからさん」などと帯に書いてあったが、話はもっとシリアスで重いが、キャラが立っていて読みやすい。
    川島やカンジュルジャムが登場時と最後は180度印象が違うのはどうか?

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    2018年08月01日
  • 万能鑑定士Qの事件簿 III

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    ネタバレ

    人気ショップの売り上げ低迷と女子高生の成績急上昇。一見無関係の現象に一昔前の音楽プロデューサーが関わっていた。音楽プロデューサーのモデルはあの人かな。浮き沈みの激しい世界で過去の栄光にすがった悲しい姿にも思える。

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    2018年07月25日
  • ヒトラーの試写室

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    ネタバレ

    戦時中ナチスがタイタニックの映画を作っていたこと、ナチスと日本の合作映画もあったという史実をもとにこの小説が作られたらしい。相変わらず松岡さんは文庫で質が高い。ナチスの、イギリス軍機に病院船を反ドイツの鉄十字に偽装し襲わせ、特殊技術を駆使して鉄十字を赤十字に変換しその映像を上映し、集まった世界中の記者に嘘を吹き込む。そのアイディアは円谷のもとで働いていた日本人の技師の彰だった。ここでどのように難を逃れるのか、手に汗を握る展開でどんどん引き込まれ一気に読んでしまった。CGのない時代、寒天、鰹節まで使うとは!

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    2018年07月23日
  • 万能鑑定士Qの事件簿 II

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    Ⅰからの続きになってます。前巻の最後に日本がスーパーインフレになり貨幣の価値がなくなってしまった原因の追求に奔走する凛田莉子。ちょっと間抜けな小笠原。結果は意外の展開に。兎に角読まずにはいられないストーリーです。

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    2018年07月16日
  • ヒトラーの試写室

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    この著者については、デビューされた直後にその作品を読み、うーん自分にはちょっと合わないかなあと感じてから遠ざかっており、以来本当に久しぶりに買ってみた。
    先入観を持っているわけではないと思うが、やっぱり文章を運ぶリズムや物語の構成とかが若干物足りなく、プロの小説家ならもう少し…などと偉そうにも感じたところはあったが、いや、十二分に面白い作品だった。
    まずは実在の人物の名前をポンポンと繰り出して興味をつなぎ、油断すると、あれ、これはノンフィクションだったっけ? と読み手が一瞬錯覚しそうなぐらい。
    悲惨の極みにまでは寄っていないが、それほどには戦時中の空気も生々しく描かれている。
    クライマックスか

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    2018年07月11日
  • 万能鑑定士Qの事件簿 V

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    ネタバレ

    パリ編。今回小笠原君の活躍はないです。最初と真ん中にチョイ役で出るだけ。メインは高校時代の恩師・喜屋武先生とその時の同級生・楚辺。楚辺が勤める一流レストラン・ベランジュールで起きた食中毒騒ぎ。高校時代の凛子しかしらない喜屋武と楚辺の心配は何のその、たぐいまれなる頭脳と推理力で事件を解決していきます。
    もう少し犯人の動機が強い方がよかった気がするけど、ラノベだとちょうどいいくらいか?

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    2018年06月18日
  • 万能鑑定士Qの最終巻 ムンクの〈叫び〉

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    ついに最終回
    探偵の鑑定からの流れで、少々やさぐれ状態から始まりましたが、コピアとか過去メンバー勢揃いしつつフィナーレらしく、鑑定士エッセンス満載で面白かったです。
    最後はどうなるかと思った二人もしっかりオチがついて
    良い最終回でした。

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    2018年05月23日
  • 探偵の鑑定I

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    探偵の鑑定? まさかの万能鑑定士と探偵の探偵の連携
    人の死なないミステリーとバイオレンス一直線のコラボとはとても驚きでした。
    ちょっと、万能鑑定士のホンワカ具合が勝っていて、探偵側が浮いてる感もありましたが、そこはうまい感じで松岡トリビアが中和してくれ、物語としては意外とすんなり受け入れられ、グイグイ引き込まれる感じ一気読み的な感じでした。
    両シリーズの最終章へ向けての非常にうまい幕引き加減に感銘を受けます。

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    2018年05月12日
  • 万能鑑定士Qの事件簿 XI

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    瀬戸内から師事を受けた水無施瞬と莉子の勝負はどちらも実力が同程度。
    互いの考えの読みあいがとても面白かった。
    一見、悪役に見える水無施だが、親の為に寺を継いだことや売り上げを寄付していたことなど瀬戸内に行動が似ており、悪になりきれていない人物だった。
    次回以降にも莉子を助ける一人として登場してほしい人物だと感じた。

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    2018年05月05日
  • 万能鑑定士Qの事件簿 IX

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    ネタバレ

    モナリザ展の日本開催に向けて謎のトレーニングを受け、莉子の鑑定眼が失われるというこれまでにない危機に思わず焦りを感じてしまった。仕掛けを見れば大したことないように思えるが、莉子の弱点が垣間見えた話だった。
    小笠原と莉子の関係が少し進展したように見えてほほえましかった。

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    2018年05月05日
  • 万能鑑定士Qの事件簿 VIII

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    ネタバレ

    水不足を解決する画期的な技術を巡って台湾で莉子が活躍する話。
    台湾で莉子を含む波照間島出身三人娘がいろいろな場所に行く展開がメインで、技術のトリック自体は拍子抜けしてしまった。
    最後のアンパンマンには思わず笑ってしまった。

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    2018年05月05日
  • ヒトラーの試写室

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    最近の松岡氏は史実に基づくフィクションばかりで、時に重苦しそうなあらすじにいつ読もうかと長引かせてしまう。
    ナチスドイツの非道さは色々見ていたので、物語が進むにつれ、日本に帰れなくなった主人公の行く末にひやひやし、戦時中でも映画が作られていた余裕さに驚きながらも、目的を知れば切なくなる。
    目の前の仕事を必死でやり抜いている人間がいいように利用されるのは、この時代だからじゃない。いまも同じだ。
    ある種の戦争小説だけど、映画・特撮の視点から描かれるのは新鮮だし、小説的なトリックに、いかにも松岡氏らしいなと苦笑い。

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    2018年04月24日
  • 黄砂の進撃

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    これも面白かった。
    一つの史実を相対する両方の立場で書かれている作品だ。
    よく一冊の作品の中で交互に書かれている作品はあるが、これは片側だけで完結してある。
    前に読んだ「黄砂の籠城」と対になっている。
    両方を読むことによって内容も味わいも深まると思う。

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    2018年04月19日
  • 探偵の探偵III

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    ネタバレ

    いよいよ死神との対決!
    「こんなに嫌な人間がいるか?」っていうくらいに腹立たしい奴に、玲奈は立ち向かうわけなのですが、この物語としては琴葉との関係が重要になっています。
    まだシリーズは続くようなので、玲奈にとって救いのあるような終わり方を願っています。

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    2018年04月19日
  • 黄砂の進撃

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    『黄砂の籠城』と対をなす作品。義和団事件を中国人の視点から描いたもので、『黄砂の籠城』では中国人が人間扱いされていなかったのを見ると大いなる違いがある。
    歴史の事実を様々な視点から捉えることはとても重要ことだと思う。昨今、中国を貶す本が散見されるが、意味のない非難中傷はやめたほうがよい。その一方、この本の帯になるコメントのような一方的な中国礼賛も、同様にばからしい。

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    2018年04月18日
  • 黄砂の進撃

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    ネタバレ

    「黄砂の籠城」を中国側の視点から書かれているのがこの「進撃」。光緒帝が近代化をすすめようとしていたのに西太合は紫禁城に守られてどれだけ無知だったのだろうか。宣教師の横暴にどうにかせねばと農民が立ち上がったのが義和団。紅灯照の妖術も史実であり黄蓮聖母も実在したらしい。自己を見失いがちなとき、人智を超えた奇跡の存在を信じれば心の拠りどころができると導いてきた張徳成。りっぱだった。「籠城」ででてきた柴さんが莎娜と会話するくだりが今の日中関係はどうにかならないのかという作者の意図を感じた。

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    2018年04月15日