松岡圭祐のレビュー一覧

  • 生きている理由

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    『生きている理由』というタイトルもショッキングな雰囲気が漂うけれども、帯にある『史実の「はいからさんが通る」は、多感で危険、恋少なからず謎多し。』とあり、読む前に悲しいお話だろうなと覚悟して読みはじめました。

    誰もが憧れる謎に満ちたお嬢様生活の裏には誰にも望まれない個人としての悩みもあり、読んでいてとてもかわいそうでした。

    現実に言い換えれば、会社にいれば会社の肩書きが助けてくれるけれど、フリーになったら誰も見向きしてくれない現実がそこにあるような感じです。

    肩書きのない個人には全く価値がないと毎日言われているようでとてもかわいそうでした。
    養父もとてもクズな男で読んでいて腹が立ってきま

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    2017年12月03日
  • 万能鑑定士Qの推理劇 IV

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    久しぶりにQシリーズを。 推理劇シリーズの最終巻。 探偵の探偵を挟んでたせいか、ものすごく安心感のあるストーリーという印象。 残念なのは終盤があっけなすぎたことかなぁ。 「5はない」というやり取りはおもしろかった。 まとめ方としては悪くないと思う。

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    2017年11月28日
  • 黄砂の籠城(上)

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    最近の松岡氏は歴史エンタメ系を連発。発売後すぐに購入したものの上下巻とボリュームと、歴史物はちょっと難しいイメージもありなかなか読み始めるタイミングを掴めずいたのだが、読み始めたらあの無駄な迷いはなんだったんだというくらい、ぐいぐい引き込まれた。
    新任武官の柴五郎に対する櫻井伍長の心に同調してしまう。
    ただ、あの時代に生きたわけではないので薩長側の会津藩に対する懐疑的な思いは汲めないが、逆にまだ日本は一つというわけでは無かったのだなという時代の流れを感じた。

    ともあれ、まだ上巻を読み終えたばかり。
    今でも変わらない気がする、日本と諸外国の関係性。残忍なシーンもあるが史実に基づいた出来事でもあ

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    2017年11月26日
  • 特等添乗員αの難事件 II

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    スランプからの復帰が早くて、快刀乱麻を見るという意味では面白いけど、全体的なストーリーとしてはちょっと物足りない。

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    2017年11月21日
  • 探偵の探偵III

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    ドラマで観てたので大体の内容は把握してたけどそれでも楽しめた。 相変わらず読みやすい文章で疾走感があるんだけど、それでも他の作品(他の巻)に比べると引っかかりがあったかな。 理由がわかんないのであてにならない個人的な感覚でしかないけど。 ここからどう展開していくのかわかんないので次も楽しみ。

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    2017年11月11日
  • 探偵の探偵II

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    今作も著者のシリーズっぽくもあり、全く違ったハードボイルドさもあり楽しめた。 前半からのテンポを考えると終盤は展開が早すぎるというか詰め込みすぎというか、ちょっとあっけなかったかなとは思うけど

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    2017年11月04日
  • 万能鑑定士Qの推理劇 II

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    〇 総合評価
     颯人という少年から預かった古書「愛ちゃんの夢物語」を科学鑑定するために、万能鑑定士Qを辞め、オークション会社であるジェルヴェーズに入社するという流れは、『万能鑑定士Qの事件簿』のVIIに近い。古書鑑定やオークションの裏側を描いている部分は新鮮。事件そのものも、オークションのプレミアムエクスヒビターという制度(一度、高額の出品をした出品者は、鑑定を免れるという制度)を利用した贋作の販売という点で面白い。さらに、その贋作をイアン・フレミングの新作として直島で映画撮影をさせ、ブックメーカーで丸儲けを狙うという流れだが、ここまでいくとリアリティはほとんどなく、オークションを利用する費用

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    2025年05月23日
  • シャーロック・ホームズ対伊藤博文

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    2017/10/28
    松岡先生はすげえな
    ホームズ大好き・歴史大好きの需要ぴったり!
    2021/06/29再読
    ラインバッハの滝つぼに悪の帝王モリアーティを
    突き落とした罪は名探偵ホームズの名声をもって
    しても糾弾されてしまう
    マイクロフトは旧知の伊藤博文を頼り日本へ密航
    させる
    日本でも鋭い推理の力で、ロシアのニコライ皇太
    子が津田三蔵に切りつけられた大津事件から戦争
    勃発寸前となるのを防いだ
    攘夷を実践してきた伊藤博文が法治国家を意地で
    貫く姿勢が、英国女王への親書となり国王大権を
    もってホームズを自由の身と助け出したのは博文
    の友情であり読者の涙をさそう

    ええ話や(´・ω・`)

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    2021年06月29日
  • 万能鑑定士Qの推理劇 I

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    〇 総合評価 ★★★★☆
     『万能鑑定士Q』の別シリーズ。莉子が上京するシーンから描かれている。全体の作りは、このシリーズらしく、短編集のような構成。序盤は、莉子の状況から、チープグッズでの修行のシーンが描かれる。それから角川書店での騒動を解決し、後半は宝石鑑定トーナメント、それからアパレル業界の流行色を利用した詐欺へと続く。
     宝石鑑定トーナメントのメイントリックが、『万能鑑定士Qの事件簿Ⅸ』のモナ・リザの鑑定の際に莉子が陥った罠と同じである点は、ややマイナス。あと、少し詰め込み過ぎとの印象がある。その分、展開はスピーディ。『万能鑑定士Qの事件簿』シリーズを1から12まで読むのは大変という人

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    2017年10月28日
  • 生きている理由

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    今回は「男装の麗人」について。最近の松岡圭祐は力作続き。史実通りではないかもしれないが、こうだったのかもしれないという説得力はある。次回作が待ち遠しい。

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    2017年10月21日
  • 生きている理由

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    今年に入って『黄砂の籠城』、『八月十五日に吹く風』に続く3作目。義和団事件、キスカ島から今回は川島芳子である。
    謎が多い人物だけに、さすがに今回は「史実に基づく」とはいかなかったようで、「史実から発想された」とある。

    それにしても、少ない材料から組み立てる手腕は素晴らしい。本書の様々な見方は解説に簡潔にまとめられているが、読みどころはたくさんある。そして、上記の3作を続けて読んだものとしては、実は今回の川島芳子が本番ではないかという気がしてくる。

    解説によれば、本作には続編があるらしい。大変楽しみである。

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    2017年10月18日
  • 特等添乗員αの難事件 I

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    万能鑑定士のスピンオフ。
    向こうの主人公の莉子がおっとりしている性格であるため、
    浅倉絢奈の性格についていくのが難しかったし、自己中な主人公だとも感じた。
    ところが、不思議な事に、物語が進んでいくうちに彼女の魅力が溢れてきた。
    普段は適当そうにしているが、内面の繊細さは実にみずみずしい。

    彼女は才能を肯定してもらえなかったが、彼との出会いで変化した。ある意味シンデレラストーリーかもしれない。

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    2017年10月15日
  • 黄砂の籠城(上)

    購入済み

    日本人の気質とは

    松岡圭祐さんという作家さんは筆が速い。
    今までは現代に起きている事象や事件を盛り込んで、今すぐに書籍化する作家さんというイメージでした。
    ここにきて、過去の人物や事件を歴史考証も交えて2作品発表したのは、松岡さんになにか変化があったのかな?

    おなじみの軽い文体で書かれている分他の時代作品と違いとても読みやすいですが、他の作品(探偵の探偵、水鏡推理、万能鑑定士Q)などとは違い、自由にキャラを動かせる訳ではなく、実際の事件の考証という制限を受けてはいる感じは多少あります。
    が、逆にコレがリアルにあったのかという驚きはフィクションとノンフィクションの間に上手くハマっているなとは感じます。

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    2017年10月12日
  • 万能鑑定士Qの短編集I

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    短編集ということで期待してなかったけどとても良かった。 全く関係のない話が複数詰め込まれてるのかと思ってたけど、「とある質屋での短期的な手伝い」という大きなくくりがあるのでまとまりがあったし軽く読むには非常に良い。

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    2017年09月27日
  • 万能鑑定士Qの謎解き

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    毎回、最後には「めでたしめでたし」でまとまるので安心して読めます。
    そこが、このシリーズの面白さの特徴ではあるのですが、緊迫感に欠けるような。日常ミステリなので、このくらいでちょうどいいのかな。

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    2017年09月15日
  • 探偵の鑑定II

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    松岡さん描くところの2大スターのシリーズが完結。凜田莉子と玲奈が出会うとき、化学反応は起こるのか。玲奈を元の世界に返してあげたいとは思うが、まだまだ、その活躍を見たいというわがままな願いも…

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    2017年09月03日
  • 探偵の鑑定I

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    松岡さん描くところの2大スターのシリーズが完結。
    凜田莉子と玲奈が出会うとき、化学反応は起こるのか。玲奈を元の世界に返してあげたいとは思うが、まだまだ、その活躍を見たいというわがままな願いも…

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    2017年09月03日
  • 特等添乗員αの難事件 I

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    ラテラルシンキング・・・
    ほんとこの自由な発想ってのがうらやましい。

    あとなんだ、最初のバナナのくだり、どこまでギャグなんだよ。今後ともそれでやってほしい。

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    2017年08月19日
  • 万能鑑定士Qの事件簿 X

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    〇 総合評価
     10作目に,最初のエピソードの後日談と,凜田莉子が初めて解決した事件についてのエピソードを持ってくるという設定は,面白い。有機的自問自答と無機的検証というシンプルな思考法で,莉子が論理的な考え方を身に着けていく様も描かれている。
     作品としては,レシティアという美容院の経営譲渡をめぐる裁判と,エメラルドの密輸という二つの事件が描かれており,いずれもトリックは小粒。長編というより短編のネタ。しかし,その軽いネタを扱いながら,ハイパーインフレ騒動を起こす前の瀬戸内陸の内面の様子を描き,ハイパーインフレ騒動の後日談がさらっと描かれている。
     10作目として,莉子が探偵としての能力を開

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    2022年11月25日
  • 千里眼の瞳 完全版 クラシックシリーズ5

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    シリーズ第5弾。友里佐知子との因縁の決着、美由紀と同程度の能力を持つ李秀卿との出会いと友情を深めていく話の内容。メフィストグループのリーダー格ダビデも登場するが、コミカルな登場の仕方に、ホントに全世界を裏で操る一派のか?と疑ってしまうほど。あと、美由紀が李秀卿とお酒を飲み比べて蒲生達にグダを巻くシーンは、深刻な話の流れが多かったこのシリーズらしくないコミカルな一面が見られた。そういった意味ではページ数が多いが内容としては楽しめた一作だった。続きも読んでいきたいと思う。

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    2017年08月18日