あらすじ
水平思考──ラテラル・シンキングの申し子、浅倉絢奈。きょうも旅先で発生するトラブルを華麗に解決していたが……予期せぬ事態に遭遇してしまう。聡明な絢奈の唯一の弱点があきらかになった。そして姉との埋まらない溝に加え、恋人のはずの壱条那沖との関係にもヒビが入り、公私ともに絶不調! 香港へのツアー同行を前に、絢奈は閃きを取り戻せるか? 人の死なないミステリ最高峰、書き下ろしαシリーズ第2弾!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
特等添乗員シリーズの第二弾。
ラテラル・シンキングの才能を開花させた浅倉絢奈の才能がそれを使いこなすまでの物語。
自分の姉・乃愛との関係性、那沖との恋の行方などの人間関係の再構築やまだ感覚的にしか出来なかったラテラルシンキングの才能を発展させていくというプロセスを描いていて姉妹作の万能鑑定士シリーズとはまた違った印象を受けた。乃愛が今まで軽蔑していた絢奈がラテラルシンキングで解決していくところを目の当たりにしたり那沖の言葉により絢奈に対する価値観を改めていき、2人の関係を認めていくところがとても面白かった。
那沖の市民感覚のズレや不器用な思いにヤキモキさせられたが、マカオで絢奈を信じて送り出したところがとても思った。そして最後の那沖の両親が直接浅倉家に訪問したシーンは笑いながらも、関係性が大きく進んだのだなぁと思いました。
彼女のラテラルシンキングも最初は直感が中心で、こっそり忍び込んだ強盗団の正体を暴くことが出来なかったが、能登のアドバイスを受けながら思考を磨いていく。そして、暴力団を相手にハッタリをかませつつ事件を解決していく所がとても面白かったです。
この後のお話がどんな形で進行していくかが楽しみです。
この作品をアニメ化した際の声優陣を自分なりのキャスティングしてみたので読む際に参考にしてください(敬称略)。
浅倉絢奈:花澤香菜
壱条那沖:小野賢章
能登廈人:銀河万丈
儒瀬樹里:種崎敦美
浅倉乃愛:悠木碧
浅倉和葉:ならはしみき
壱条凌真:田中秀幸
壱条真尋:島本須美
樫村倫太朗:仲村宗吾
根橋博文:伊藤健太郎
成島朋花:河野ひより
深町龍生:木下浩之
笠岡勇貴:保志総一朗
チャン・ユーリャン:大久保瑠美
久世高志:間宮康弘
悠衣:相羽あいな
鳥羽泰誠:松風雅也
泉谷:若本規夫
Posted by ブクログ
2巻は個人的にかなり好きな内容でした。 序盤のとかは特にラテラルシンキングというか生活の雑学でしかないような気はするけどまあおもしろいし問題なし。ラストのやり取りは良かった。
Posted by ブクログ
特等添乗員αの難事件2巻、序盤、受験生親子のバスツアーに添乗員として、数々のトラブルを解決し大活躍の絢奈だったが、宿泊先の深夜の担当場所の見回りで、絢奈の唯一の弱点世間並の常識のなさで、泥棒一味に欺かれて取り逃がしてしまう。姉との埋まらない溝に加え、恋人のはずの那沖との関係にもヒビが入り落ち込んでしまう。秘密の目的のある議員達と一緒に乗り込む香港へのツアー添乗員として派遣された絢奈が、機内そして香港での事件解決の活躍を描く。まだまだ成長過程だが、旅先での無理難題の解答が素晴らしい。
Posted by ブクログ
松岡圭祐による特等添乗員シリーズ第二弾。
前作では万能鑑定士凛田莉子が重要な役回りを演じていたが、本作ではほとんど絡んでこない。そのかわり、壱条那沖が重要な役どころを果たす。
絢奈が那沖の家に呼ばれたことが原因で絢奈と那沖の関係もギクシャクするが、やがて絢奈と姉の乃愛の確執も那沖のおかげで雪融けとなり、絢奈のまわりは一気に好転し始める。次作以降これらの人間関係がどのように発展して行くのかも見所となりそうだ。
それはそうと、近年の松岡作品はネタに詰まったら海外、という感じが無きにしも非ずだが、特等添乗員という設定だけに違和感なく海外にいけるところは設定の勝ちという感じか。
Posted by ブクログ
論理でなく水平。突拍子もないとこからスパッと解決してしまう爽快さが実に気持ちいい
姉との隔壁もとけたものの、まだまだ成長過程な絢菜を見守りたくなる。
Qシリーズよりもテンポよく深まっていく人間関係も面白い。
Posted by ブクログ
毎回同じ感想になってしまうが、あり得ないことを普通にあることのようにあっさりと作品にしてしまう
しかも次のページを早くめくりたくなる
松岡圭祐といつ作家よ素晴らしさを改めて感じた
Posted by ブクログ
水平思考ーラテラルシンキングの持ち主朝倉絢奈が主役のシリーズ第二段。
ラテラルシンキングとは既成概念や固定観念を取り払い物事を多角化する考えを持つこと。
今回はそれが強みなのに序盤の仕事のミスや恋人と上手くいかず絶不調に陥る。
絶不調になり終盤までそうなのかと思いきや中盤でしっかり復活。いつも通りラテラル絶好調になる。
ギクシャクしていた姉との関係もとある事件を気に修復。
前回よりも絢奈がより成長していた感じである。
数字に弱い自分には数字の雑学は頭を整理しないとさっぱりだった。
UNDで始まりUNDで終わる英単語はそうか!て感じだった。
次も気になるシリーズ。
英単語の正解
↓
↓
↓
↓
↓
UNDERGROUND
Posted by ブクログ
ラテラル・シンキングの思考により難事件を次々に解決していく浅倉絢奈だが、失態を犯し、自信をなくしてしまう…。その後、絢奈はスランプから脱出し、見事な活躍をする。物語のメインは、政府の要人が登場する飛行機。この飛行機で、絢奈は偶然、姉の乃愛とともに搭乗することになるが、その機内でとんでもない事件が起きて…。絢奈の活躍は見事で、見ていて気持ちがいい。また、絢奈のキャラクターが明るく魅力的なので、読んでいてとても楽しかった。
Posted by ブクログ
ラテラル・シンキングの申し子、浅倉絢奈。今日も旅先でのトラブルを華麗に解決していたが……
聡明な絢奈の唯一の弱点が明らかに!
香港へのツアー同行を前に輝きを取り戻せるか?αシリーズ第2弾!!
Posted by ブクログ
香港・マカオ編。姉妹の確執と和解が重要なテーマ。冴え渡るラテラル・シンキング。雑学も面白い。UNDで始まりUNDで終わる英単語。カップの色で変わるコーヒーの味(茶色は強く、黄色は弱く、赤は濃厚に)。香港の男は背中を洗わない。
Posted by ブクログ
特等添乗員浅倉絢奈の活躍するシリーズ第2弾。
旅行先で巻き込まれたトラブルを契機にスランプに陥る。
スランプからの脱出なるか?また、恋人・姉との関係は?
相変わらずの安定感で、安心して読める内容。
莉子ほどあらゆる面に関する知識は登場しないが、
旅・海外に関する情報がカバーしている点は好印象。
Posted by ブクログ
ラテラルシンキング(水平思考)の天才、浅倉絢奈に弱点発覚?血の流れないミステリーというコンセプトはそのままに、難事件解決のためにまた新たな発想が飛び出すのか!?
好きなシリーズのひとつです。
Posted by ブクログ
2冊目.
ラテラルシンキングの使い手として覚醒(?)した絢奈.
ツアーの添乗員として大活躍したり
一条さんの家庭の事情に巻き込まれたり.
マカオのカジノで闇金融相手に必勝法を披露したり.
横領犯の愛人が2週間前に死亡していると聞いた時は
「あれ?人の死なないミステリの看板は降ろしたのか」とおもったけど
早とちりでしたね.
今回も面白かったわー.
Posted by ブクログ
まあ、それなりに面白かったんだけど、今回はそんなに印象に残る水平思考がなかったかな……。Qシリーズとの差異が分かりにくかった。
ニートは国の宝です!!
Posted by ブクログ
本書より
「水平思考の神様が降りてくる、あの独特の感覚を自分でつくりだせるのでしょうか」「ひとつ、きっかけになる呪文をお教えしましょう。疑問が頭に浮かんだとき、まずそれを文章化します。そのうえで『なぜ』もしくは『どうして』を『何のために』と置き換えてください」
Posted by ブクログ
松岡圭佑のシリーズは全て読破したいと思い読み始めたけれどこちらは対象が若い方のようではまりはしなかったけれど色々な知識があって勉強になる。絢奈と乃愛という姉妹の関係性も現実にありそうで興味深い。完結まで楽しめそう。
Posted by ブクログ
内容(「BOOK」データベースより)
水平思考―ラテラル・シンキングの申し子、浅倉絢奈。きょうも旅先で発生するトラブルを華麗に解決していたが…予期せぬ事態に遭遇してしまう。聡明な絢奈の唯一の弱点があきらかになった。そして姉との埋まらない溝に加え、恋人のはずの壱条那沖との関係にもヒビが入り、公私ともに絶不調。香港へのツアー同行を前に、絢奈は閃きを取り戻せるか?人の死なないミステリ最高峰、書き下ろしαシリーズ第2弾。
令和2年11月11日~14日
Posted by ブクログ
絢奈の思考の弱点発覚。文章で読むと理解できるけど、口頭だったら理解できるかちょっと不安になる解説多数。絢奈と乃愛の関係も今回改善されてよかった。政治家である那沖の家族があんなに簡単に絢奈との仲を認めるなんて驚き。
Posted by ブクログ
水平思考ーラテラル・シンキングの申し子、浅倉絢奈。きょうも旅先で発生するトラブルを華麗に解決していたが…予期せぬ事態に遭遇してしまう。聡明な絢奈の唯一の弱点があきらかになった。そして姉との埋まらない溝に加え、恋人のはずの壱条那沖との関係にもヒビが入り、公私ともに絶不調。香港へのツアー同行を前に、絢奈は閃きを取り戻せるか?
Posted by ブクログ
水平思考―ラテラル・シンキングの申し子、浅倉絢奈。きょうも旅先で発生するトラブルを華麗に解決していたが…予期せぬ事態に遭遇してしまう。聡明な絢奈の唯一の弱点があきらかになった。そして姉との埋まらない溝に加え、恋人のはずの壱条那沖との関係にもヒビが入り、公私ともに絶不調。香港へのツアー同行を前に、絢奈は閃きを取り戻せるか?
Posted by ブクログ
必ず勝つ方法
「赤黒2択で赤に100ドル、負けても赤に200ドル、それでもだめなら赤に400ドル。一度でも勝てばプラス100ドルの儲け。増えてからは最初に100ドル、300ドル、700ドル」マーチンゲール、グランマーチンゲール、パーレーダランベール
Posted by ブクログ
もう、
最初の数ページで「特等添乗員α」さん大活躍?!
しかし、
論理とか知識を超えて水平思考が有効なのかは不明だなぁ。。。
論理とか知識をベースにあるものですよね?
違うのかな?
なぜやどうしてではなく「何のために」ですよね。
復讐?
ニートは国の宝かは不明ですな。
Posted by ブクログ
気持ち良いくらい伏線を回収しまくり、気持ちの良いラスト。
スられたお金は戻らなかったけど。
姉との確執が解けていく様子に涙。
そして、能登先生の言葉も深い。
Posted by ブクログ
主人公カプ、喧嘩をするの巻。
Qシリーズと比べて感情表現が豊かな感じ。
絢奈の水平思考は正直、そこまでうまく行くのかなとも思うけど、那沖さんやお姉さんと喧嘩をしつつも良い関係を築いていってほしいなと応援したくなる。