松岡圭祐のレビュー一覧

  • 万能鑑定士Qの事件簿 II

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    読書録「万能鑑定士Qの事件簿2」4

    著者 松岡圭祐
    出版 角川文庫

    p91より引用
    “発見とは人と同じものを見ながら、人と違
    うものを見つけることだとノーベル賞受賞者
    のセント・ジェルジもいっている。ほかの研
    究者が見つけられなかったからといって、俺
    の研究を妨げる理由にはならない。”

    目次から抜粋引用
    “精巧なる贋作
     マネーサプライ
     南極
     西表島
     論理の石”

     多方面に対する膨大な知識を駆使する美人
    鑑定家を主人公とした、長編ミステリ小説。
     住居侵入を未然に防いだ、主人公・凜田莉
    子と雑誌記者・小笠原悠斗。事件のその後を
    確認するために、管轄の警察署へ向かったの
    だが…。

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    2018年01月02日
  • 探偵の探偵IV

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    いよいよ決着な感じでしたが
    目的が結構真面目な悪だったので
    もうちょっと猟奇色でてると盛り上がったかも
    続くんですねまだまだ(*´∇`*)

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    2018年01月01日
  • 万能鑑定士Qの事件簿 III

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    大量に発生した偽一万円札。
    日本は、全国的なパニックになる。

    果たして、犯人は誰なのか?
    万能鑑定士 凛田 莉子と、雑誌記者 小笠原の追求は、どこへ向かうのか。

    やがて明らかになる悲しい真実。
    その向こうに、希望が見えるか。

    ハイパーインフレ編、堂々の完結。

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    2017年12月31日
  • 探偵の探偵III

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    ネタバレ

    〇 評価
     サプライズ ★★★★☆
     熱中度   ★★★★☆
     インパクト ★★★★☆
     キャラクター★★★☆☆
     読後感   ★★☆☆☆
     希少価値  ★☆☆☆☆
     総合評価  ★★★★☆

    〇 総合評価
     シリーズ1作目から紗崎玲奈が追っていた「死神」という悪徳探偵と対決する。「死神」の正体が,シリーズ2作目のDV被害者の1人,市川凜だったのは,素直に驚くことができた。DV被害者という立場が完全に隠れ蓑になっていた。澤柳奈々という名前が偽名であったことと,澤柳奈々が女を捨て,男になっていたことから,スマ・リサーチの桐嶋颯太が「死神」ではないかとも思ったくらいである。伏線も結構あからさまで,

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    2017年12月27日
  • 黄砂の籠城(上)

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    ネタバレ

    はじめに「史実に基づく」と書かれています。パリ万博が開かれている影で、北京でこのような闘いが繰り広げられていたとは知りませんでした。松岡さんらしい読みやすさで、読んでいる私まで緊張感が伝わってきます。まだ上巻なので続きが楽しみです。

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    2017年12月20日
  • 探偵の鑑定II

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    『探偵の探偵』シリーズの完結として見ればとても良い終り方だったと思う。 Qシリーズとして見ると小笠原が鬱陶しくちょっとモヤモヤしたり。 全体としては色んな人物が出てきてお祭り感があり良かった。 水鏡推理シリーズはまだ読んでないがとても興味を持った。

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    2017年12月19日
  • 探偵の鑑定I

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    『探偵の探偵』と『万能鑑定士Q』のクロスオーバー作品ということだけど、「探偵の探偵の世界にQが登場する」って印象かな。 序盤の展開とかはとても良かった。後半はちょっと強引な気はしたけど。

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    2017年12月19日
  • 特等添乗員αの難事件 I

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    人とは違う着眼点と発想で事件を解決する新人ツアコン浅倉絢奈。中卒落ちこぼれだった彼女を導いたのは厚生労働省から左遷されて観光庁勤務となった壱条那沖とその恩師能登先生。鑑定家の凛田莉子や小笠原も出てきて、安心して楽しめた。絢奈の家族の性格の悪さに引いた。姉が優秀で妹が落ちこぼれでもその態度はないだろ。壱条さんと能登さんと出会えてよかったね。読み進めるのが楽しみなシリーズ。

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    2017年12月18日
  • 万能鑑定士Qの謎解き

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    ネタバレ

    〇 評価
    サプライズ   ★★★☆☆
    熱中度     ★★★★☆
    インパクト   ★★★★☆
    キャラクター  ★★★★☆
    読後感     ★★★★☆
    希少価値    ★☆☆☆☆
    総合評価    ★★★★☆
     シリーズ通算20作目。扱っているテーマは、中国の贋作と中国との外交問題である。フーヂーズという謎の贋作集団についての捜査と、弥勒菩薩像と瓢房三彩陶の二つが日本で作られたものか、中国で作られたものかという点が謎の焦点である。フーヂーズは、中国のスポーツ政策への反抗から、スウという名士が作った組織で、中国がオリンピックをボイコットすることを目的として活動していた。途中、中国の贋作輸出額が2位の

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    2017年12月17日
  • 万能鑑定士Qの探偵譚

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    楽しめた。 なるほどこういう展開にしたかったから前作はあんな感じだったのね。 納得。 しかし二人の恋愛はいい加減ちょっとめんどくさい。 さすがにダラダラとしすぎかなぁ

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    2017年12月08日
  • 特等添乗員αの難事件 V

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    これでαシリーズは一区切りなのかな? ヤクザ周りのドタバタ(ちょこまか?)した感じはとても楽しかったし、ラストへの展開も良かった。 相変わらずの安定感。 個人的にはQシリーズよりもαシリーズの方が好きかな。

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    2017年12月04日
  • 生きている理由

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    ネタバレ

    『生きている理由』というタイトルもショッキングな雰囲気が漂うけれども、帯にある『史実の「はいからさんが通る」は、多感で危険、恋少なからず謎多し。』とあり、読む前に悲しいお話だろうなと覚悟して読みはじめました。

    誰もが憧れる謎に満ちたお嬢様生活の裏には誰にも望まれない個人としての悩みもあり、読んでいてとてもかわいそうでした。

    現実に言い換えれば、会社にいれば会社の肩書きが助けてくれるけれど、フリーになったら誰も見向きしてくれない現実がそこにあるような感じです。

    肩書きのない個人には全く価値がないと毎日言われているようでとてもかわいそうでした。
    養父もとてもクズな男で読んでいて腹が立ってきま

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    2017年12月03日
  • 万能鑑定士Qの推理劇 IV

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    久しぶりにQシリーズを。 推理劇シリーズの最終巻。 探偵の探偵を挟んでたせいか、ものすごく安心感のあるストーリーという印象。 残念なのは終盤があっけなすぎたことかなぁ。 「5はない」というやり取りはおもしろかった。 まとめ方としては悪くないと思う。

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    2017年11月28日
  • 黄砂の籠城(上)

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    最近の松岡氏は歴史エンタメ系を連発。発売後すぐに購入したものの上下巻とボリュームと、歴史物はちょっと難しいイメージもありなかなか読み始めるタイミングを掴めずいたのだが、読み始めたらあの無駄な迷いはなんだったんだというくらい、ぐいぐい引き込まれた。
    新任武官の柴五郎に対する櫻井伍長の心に同調してしまう。
    ただ、あの時代に生きたわけではないので薩長側の会津藩に対する懐疑的な思いは汲めないが、逆にまだ日本は一つというわけでは無かったのだなという時代の流れを感じた。

    ともあれ、まだ上巻を読み終えたばかり。
    今でも変わらない気がする、日本と諸外国の関係性。残忍なシーンもあるが史実に基づいた出来事でもあ

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    2017年11月26日
  • 特等添乗員αの難事件 II

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    ネタバレ

    スランプからの復帰が早くて、快刀乱麻を見るという意味では面白いけど、全体的なストーリーとしてはちょっと物足りない。

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    2017年11月21日
  • 探偵の探偵III

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    ドラマで観てたので大体の内容は把握してたけどそれでも楽しめた。 相変わらず読みやすい文章で疾走感があるんだけど、それでも他の作品(他の巻)に比べると引っかかりがあったかな。 理由がわかんないのであてにならない個人的な感覚でしかないけど。 ここからどう展開していくのかわかんないので次も楽しみ。

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    2017年11月11日
  • 探偵の探偵II

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    今作も著者のシリーズっぽくもあり、全く違ったハードボイルドさもあり楽しめた。 前半からのテンポを考えると終盤は展開が早すぎるというか詰め込みすぎというか、ちょっとあっけなかったかなとは思うけど

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    2017年11月04日
  • 万能鑑定士Qの推理劇 II

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    ネタバレ

    〇 総合評価
     颯人という少年から預かった古書「愛ちゃんの夢物語」を科学鑑定するために、万能鑑定士Qを辞め、オークション会社であるジェルヴェーズに入社するという流れは、『万能鑑定士Qの事件簿』のVIIに近い。古書鑑定やオークションの裏側を描いている部分は新鮮。事件そのものも、オークションのプレミアムエクスヒビターという制度(一度、高額の出品をした出品者は、鑑定を免れるという制度)を利用した贋作の販売という点で面白い。さらに、その贋作をイアン・フレミングの新作として直島で映画撮影をさせ、ブックメーカーで丸儲けを狙うという流れだが、ここまでいくとリアリティはほとんどなく、オークションを利用する費用

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    2025年05月23日
  • シャーロック・ホームズ対伊藤博文

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    ネタバレ

    2017/10/28
    松岡先生はすげえな
    ホームズ大好き・歴史大好きの需要ぴったり!
    2021/06/29再読
    ラインバッハの滝つぼに悪の帝王モリアーティを
    突き落とした罪は名探偵ホームズの名声をもって
    しても糾弾されてしまう
    マイクロフトは旧知の伊藤博文を頼り日本へ密航
    させる
    日本でも鋭い推理の力で、ロシアのニコライ皇太
    子が津田三蔵に切りつけられた大津事件から戦争
    勃発寸前となるのを防いだ
    攘夷を実践してきた伊藤博文が法治国家を意地で
    貫く姿勢が、英国女王への親書となり国王大権を
    もってホームズを自由の身と助け出したのは博文
    の友情であり読者の涙をさそう

    ええ話や(´・ω・`)

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    2021年06月29日
  • 万能鑑定士Qの推理劇 I

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    ネタバレ

    〇 総合評価 ★★★★☆
     『万能鑑定士Q』の別シリーズ。莉子が上京するシーンから描かれている。全体の作りは、このシリーズらしく、短編集のような構成。序盤は、莉子の状況から、チープグッズでの修行のシーンが描かれる。それから角川書店での騒動を解決し、後半は宝石鑑定トーナメント、それからアパレル業界の流行色を利用した詐欺へと続く。
     宝石鑑定トーナメントのメイントリックが、『万能鑑定士Qの事件簿Ⅸ』のモナ・リザの鑑定の際に莉子が陥った罠と同じである点は、ややマイナス。あと、少し詰め込み過ぎとの印象がある。その分、展開はスピーディ。『万能鑑定士Qの事件簿』シリーズを1から12まで読むのは大変という人

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    2017年10月28日