松岡圭祐のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ〇 評価
サプライズ ★★★☆☆
熱中度 ★★★★☆
インパクト ★★★★☆
キャラクター ★★★★☆
読後感 ★★★★☆
希少価値 ★☆☆☆☆
総合評価 ★★★★☆
シリーズ通算20作目。扱っているテーマは、中国の贋作と中国との外交問題である。フーヂーズという謎の贋作集団についての捜査と、弥勒菩薩像と瓢房三彩陶の二つが日本で作られたものか、中国で作られたものかという点が謎の焦点である。フーヂーズは、中国のスポーツ政策への反抗から、スウという名士が作った組織で、中国がオリンピックをボイコットすることを目的として活動していた。途中、中国の贋作輸出額が2位の -
Posted by ブクログ
ネタバレ『生きている理由』というタイトルもショッキングな雰囲気が漂うけれども、帯にある『史実の「はいからさんが通る」は、多感で危険、恋少なからず謎多し。』とあり、読む前に悲しいお話だろうなと覚悟して読みはじめました。
誰もが憧れる謎に満ちたお嬢様生活の裏には誰にも望まれない個人としての悩みもあり、読んでいてとてもかわいそうでした。
現実に言い換えれば、会社にいれば会社の肩書きが助けてくれるけれど、フリーになったら誰も見向きしてくれない現実がそこにあるような感じです。
肩書きのない個人には全く価値がないと毎日言われているようでとてもかわいそうでした。
養父もとてもクズな男で読んでいて腹が立ってきま -
Posted by ブクログ
最近の松岡氏は歴史エンタメ系を連発。発売後すぐに購入したものの上下巻とボリュームと、歴史物はちょっと難しいイメージもありなかなか読み始めるタイミングを掴めずいたのだが、読み始めたらあの無駄な迷いはなんだったんだというくらい、ぐいぐい引き込まれた。
新任武官の柴五郎に対する櫻井伍長の心に同調してしまう。
ただ、あの時代に生きたわけではないので薩長側の会津藩に対する懐疑的な思いは汲めないが、逆にまだ日本は一つというわけでは無かったのだなという時代の流れを感じた。
ともあれ、まだ上巻を読み終えたばかり。
今でも変わらない気がする、日本と諸外国の関係性。残忍なシーンもあるが史実に基づいた出来事でもあ -
Posted by ブクログ
ネタバレ〇 総合評価
颯人という少年から預かった古書「愛ちゃんの夢物語」を科学鑑定するために、万能鑑定士Qを辞め、オークション会社であるジェルヴェーズに入社するという流れは、『万能鑑定士Qの事件簿』のVIIに近い。古書鑑定やオークションの裏側を描いている部分は新鮮。事件そのものも、オークションのプレミアムエクスヒビターという制度(一度、高額の出品をした出品者は、鑑定を免れるという制度)を利用した贋作の販売という点で面白い。さらに、その贋作をイアン・フレミングの新作として直島で映画撮影をさせ、ブックメーカーで丸儲けを狙うという流れだが、ここまでいくとリアリティはほとんどなく、オークションを利用する費用 -
Posted by ブクログ
ネタバレ2017/10/28
松岡先生はすげえな
ホームズ大好き・歴史大好きの需要ぴったり!
2021/06/29再読
ラインバッハの滝つぼに悪の帝王モリアーティを
突き落とした罪は名探偵ホームズの名声をもって
しても糾弾されてしまう
マイクロフトは旧知の伊藤博文を頼り日本へ密航
させる
日本でも鋭い推理の力で、ロシアのニコライ皇太
子が津田三蔵に切りつけられた大津事件から戦争
勃発寸前となるのを防いだ
攘夷を実践してきた伊藤博文が法治国家を意地で
貫く姿勢が、英国女王への親書となり国王大権を
もってホームズを自由の身と助け出したのは博文
の友情であり読者の涙をさそう
ええ話や(´・ω・`) -
Posted by ブクログ
ネタバレ〇 総合評価 ★★★★☆
『万能鑑定士Q』の別シリーズ。莉子が上京するシーンから描かれている。全体の作りは、このシリーズらしく、短編集のような構成。序盤は、莉子の状況から、チープグッズでの修行のシーンが描かれる。それから角川書店での騒動を解決し、後半は宝石鑑定トーナメント、それからアパレル業界の流行色を利用した詐欺へと続く。
宝石鑑定トーナメントのメイントリックが、『万能鑑定士Qの事件簿Ⅸ』のモナ・リザの鑑定の際に莉子が陥った罠と同じである点は、ややマイナス。あと、少し詰め込み過ぎとの印象がある。その分、展開はスピーディ。『万能鑑定士Qの事件簿』シリーズを1から12まで読むのは大変という人 -
購入済み
日本人の気質とは
松岡圭祐さんという作家さんは筆が速い。
今までは現代に起きている事象や事件を盛り込んで、今すぐに書籍化する作家さんというイメージでした。
ここにきて、過去の人物や事件を歴史考証も交えて2作品発表したのは、松岡さんになにか変化があったのかな?
おなじみの軽い文体で書かれている分他の時代作品と違いとても読みやすいですが、他の作品(探偵の探偵、水鏡推理、万能鑑定士Q)などとは違い、自由にキャラを動かせる訳ではなく、実際の事件の考証という制限を受けてはいる感じは多少あります。
が、逆にコレがリアルにあったのかという驚きはフィクションとノンフィクションの間に上手くハマっているなとは感じます。