鴻巣友季子のレビュー一覧

  • 風と共に去りぬ 第2巻

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    物語が大きく動き出す。スカーレットが小生意気な少女から大人の女性へと変貌していく様が頼もしい。
    戦争の恐ろしさ、そして、絶対に必要のないものだということが改めて思い知らされた。

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    2015年10月15日
  • 風と共に去りぬ 第5巻

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    数えてみたら高校生で読んで以来、ほぼ30年ぶりの再読である。数回読んではいるし、映画も観ているし、と思いつつ新訳で読み始め、旧訳・映画から受けていた印象がどんどんずれていくことに驚いた。
    とはいえ、スカーレット像はそのままである。なぜか。スカーレットの心情は包み隠さず、あけっぴろげに語られるからである。誰かが何か示唆的なことを語り、読者も神妙な気持ちになったとたんに、スカーレットは心の中で”何の話をしているのか、さっぱりわからない”とばっさり切り捨てるものだから、私も、小賢しく頷いちゃっていた自分が恥ずかしくなったりもする。
    ということで、高校生にも主人公の(単純な)心情は余すところなく理解で

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    2015年08月13日
  • 風と共に去りぬ 第5巻

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    レットとスカーレットの結婚生活での二人の気持ちの変化が絶妙に著されている。最後の名台詞も心にとめておきたい一文。

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    2015年07月27日
  • 風と共に去りぬ 第4巻

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    <タラ>や家族を救うため、フランクと結婚したスカーレットが実業家として、活躍する姿が読みどころ。まったく生活力のないアシュリやタラを救うためスカーレットが奔走する。

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    2015年07月21日
  • 風と共に去りぬ 第2巻

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    スカーレットがメラニーのお産を援けるシーン、南部連合が敗れ四面楚歌のなか逃げ惑うシーンは、最高の読みどころ。

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    2015年07月06日
  • 風と共に去りぬ 第5巻

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    主要4人の心の動き…とりわけ映画では今1つわからないままの最後のレットとスカーレットの、行ったり来たりの心の動きが丁寧に書き込まれていて、あれこれ納得する。もしや「風と共に去りぬ」はストーリーを楽しむ大河小説というよりも、”心理小説”なのかもね。。。

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    2015年07月04日
  • 風と共に去りぬ 第5巻

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    南北戦争に翻弄されながら強く生きるものの、何もかも失った女性の物語。
    ありがちな「運命に翻弄されながらも地道に正直にコツコツ生きたヒロイン」とは訳が違う。戦争では敵兵を殺し、戦後混乱期には詐欺まがいの商法で金儲けし、奴隷さえ用いた。正直者はバカを見ると言わんばかりに、伝統や常識というものに唾を吐きかけて行く。
    戦争で既存の伝統・秩序がひっくり返る様の描写は見事というほかなく、是非読むべき長編小説である

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    2015年07月02日
  • 嵐が丘

    aaa

    訳者によってよみがえる名作

    翻訳なんて誰がやってもだいたい同じ…と思っていましたが、鴻巣友季子さんの新訳は全然違う!
    キャラクターはみずみずしく、ストーリーも臨場感に溢れ、風景もリアル。
    大学の授業で他の訳との読み比べもしましたが、翻訳の力を最も感じさせてくれました。
    有名だから題名だけは知っているしいつかは読もうと思っているけど…という人はぜひ鴻巣訳でどうぞ!

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    2013年10月10日
  • 全身翻訳家

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    大変楽しく読ませていただきました。
    言葉や発音についても考えさせられる。
    言葉が発生するところが見られるという点で、子どもが欲しいなあと思った。

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    2013年01月07日
  • 全身翻訳家

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    「やみくも」を全面組み替え、加筆訂正、そして新しいものをプラス。
    ということで、「やみくも」を買った人でも、損はなし。

    翻訳や言葉についてのあれこれを真摯に突き詰めるかと思うと、日常で出合った出来事にプチあっと驚く結末?があったり、思わぬ切り口での考察で「そうなのか」と発見させられたり、かと思うとちょっとしんみりしてみたり。
    どのエッセイも中身がギュッと詰まって、「いずれの地もそれぞれ」に楽しい。

    青山南さんといい岸本佐知子さんといい鴻巣さんといい、翻訳家の人はエッセイの巧い人が多い、と思う。
言葉とじっくり向き合っているせいなのか、独りであれこれ考えることが習慣になっているせいか。
    鴻巣

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    2011年08月15日
  • 風と共に去りぬ 第5巻

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    スカーレットはいつも前向きで凄い!それがこの本の最大の魅力だと思った。
    前向き(ポジティブ)は楽観的ではなくて、彼女は実際現実主義者でもある。ただ、どんな不幸な人生でも前を向くことができると教えてくれるのがスカーレットだった。それも周囲のおかげだと最後の最後に気づくんだけどね。。その2人もいなくなったらどうなるのと思うけど、それでもやっぱり前を向くスカーレットは(周りの心は折れていく中笑)心が折れることを知らないよねえ改めて凄すぎる

    そしてこの本を読んで思ったこともう1つは、人間そんなに変わらないのかもと笑
    多少成長はするけど、生き方は変えられない
    それが環境とマッチしないとほんとに生きるの

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    2026年08月27日
  • 別冊NHK100分de名著 フェミニズム

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    フェミニズムとはどういった思想なのか、改めて学び考え直したいと思って手に取ったが、どちらかと言うと、そんなことは既に承知しており新しい知識や考え方を得たいと考えている人向けの本であった。最終章に男性社会の構造についての分析があったのが、フェミニズムという言葉に過度に縛られすぎておらず面白かった。

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    2026年08月25日
  • 灯台へ(新潮文庫)

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    意識の流れ小説は読みにくいイメージだったけれどこれは比較的容易に読めた。女性視点だからだろうか。前後半のあいだに挟まれる章の導入の視点の移り変わり、時の流れの描写が唯一無二。

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    2026年08月14日
  • 灯台へ(新潮文庫)

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    ヴァージニア・ウルフを友人が薦めてくれて、初めて読んだ一冊。
    文体がこれまで読んだことのない書かれ方をしていて、慣れるまでは時間がかかった。また慣れてもやはり難しかった。
    次々変わるスポットライトに照らされて、登場人物の心情が顕になっていき、同時にこれまで主観的立場だったはずの人物に対する他者からの見方も追加されて人物像が厚みを増していく。世界の中でのごく一瞬の出来事が、こんなにも複雑で豊かだったかと思う。

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    2026年08月13日
  • 嵐が丘

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    リンバスカンパニーの元ネタを読んでみよう第三弾。
    古典って苦手だったんだけど、読みやすくて面白かった!ゲームの時点でキャシーって強烈だなとおもっていたけど、原作の方が数倍強烈だった。

    ほとんどのパートで登場人物たちの罵り合い、嫌味の言い合いがあってよくそんなに思いつくなと思いながら読んだ。
    キャシーのヒースクリフと結ばれたら物乞いになるしかない。だったらエドガーと結婚してヒースクリフを養う、と言うような台詞にぎょっとしたんだけど、解説でキャシーが言っていることはその時代においては正しいと知って、しんみりした。

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    2026年08月13日
  • ほんのささやかなこと

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    ネタバレ

    ファーロングは真っ当な普通の人だ。妻と娘たちを愛し、妻を尊敬し、借金をせず、よく働き、親切にされれば感謝し、可哀想なものを見れば心を痛めて手を伸ばす。彼の行動には、屈折した人物のような心理的説明がほとんど要らない。こんな「ちゃんとした人」を主人公とした小説を読むことは久しぶりだ。

    街の人々が噂として知りながら目を背けていた修道院の洗濯場について、ファーロングはその実態を見てしまう。一度知った後も以前と同じ顔で生活することができず、最後にはセァラを連れ出す。それが善い行為であることは疑えない。誰かが「これはおかしい」と認識して動かなければ、現実に存在した洗濯場もなくならなかっただろう。ファーロ

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    2026年08月07日
  • 風と共に去りぬ 第2巻

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    スカーレットの境遇が次第に過酷になっていく第2巻。最初は時間をかけてじっくり、後半は止まらずに読み進みました。スカーレット、カッコいい!

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    2026年07月29日
  • 風と共に去りぬ 第2巻

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    スカーレットの成長が凄い!
    まだたった19歳なんて、信じられない。

    祖先を身近に感じる、自分も誇らしい一族の1人なんだと思う気持ちってどんなものだろう。

    レットもびっくり…
    他の訳でも読んでみたいな

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    2026年07月15日
  • 嵐が丘

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    交差する想い、人を想い合うタイミングがちょっとでもズレてしまうと愛しさ余って憎さ100倍。悲劇の憎悪関係へと子の代まで続く。恋愛とは歯車が狂えばホラー。

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    2026年07月09日
  • ギンガムチェックと塩漬けライム 翻訳家が読み解く海外文学の名作

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    誰もが一度はふれたことのある古典的名著から、今こそ読むべき現代作家の“問題作”まで。
    著者の翻訳家としての歩みのなかで、思い出深い作品、折にふれて読み返す、大切な名著たちをここに紹介。翻訳者ならではの原文(英語)の読み解きや、作品理解の深まる英語トリビアがちりばめられています。海外の名作がたくさん紹介されているので、またあらためて読みなおしたくなりました。

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    2026年07月08日