鴻巣友季子のレビュー一覧

  • 全身翻訳家

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    トピックはバラエティに富んでいて、文章は回りくどくなく、オチもあったりしてすごく良い。
    わざとらしさのない、好きな感じの文章。

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    2019年01月29日
  • 恥辱

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     都会的で女遊びが好きな大学教授が、社会的に転落した結果、新しい愛と多様性の受容を達成する話。後半に娘の家で強盗に襲われてからの話は深くて切れ味があって良いのだが、前半の転落するところまでのスケベ親父っぷりがひどくて引いた。
     全体としては、人生も後半になって大きな内心の変化に至るまでの主人公の心情がとてもよく書かれているし、訳文も端正さと切れ味がよく文句なし。

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    2018年05月02日
  • 恥辱

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    南アフリカの大学(都会)と田舎の二つが舞台。
    仕事で2度しか訪れていないが、リアリティをもって読むことができた。
    主人公は西欧文学専攻の大学教員。それがセクハラ疑惑から転落し、犬の殺処分に携わる中で、これまでの人生を振り返る。その振り返りは生やさしいものではない。過去の女性は彼の中では全て美しく輝く。しかし、唯一、実の娘ルーシーだけは、妥協点が見えない。彼女こそ、もう一人の主人公ともいえる存在。覚悟が決まっていて、不可解だが、魅力的なのだ。

    読み終わって、ただただすごいものを読んでしまったという感想しかない。ヒロイズムのかけらもないのに、人間とは、社会とは何なのか、考えさせられる。

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    2017年09月02日
  • 風と共に去りぬ 第5巻

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    ネタバレ

    とうとう最終巻。

    えー、ここで終わり!?と思ったが、その先は確かに不要かも。読者の想像に任されたということで。

    スカーレットが、自分は間違っているのかも…とだんだん気づいていく。レットとの新婚生活は満ち足りていて、お金の心配もなく、好きなものに好きなだけお金を使えるのが何より幸せ。
    でも、アシュリとの抱擁を見られたり、スカーレットが階段から落ちて…という事故があったりで、レットとの夫婦仲はおかしな方へ向いてしまう。極めつけに、ジェラルドを思い起こさせる娘の落馬事故。そしてメラニーの死。

    ここまで来て、スカーレットはようやく「自分にはもう頼れる人が誰もいなくなってしまった。でもそうさせたの

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    2017年07月05日
  • 風と共に去りぬ 第4巻

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    ネタバレ

    この巻は、歴史が少しずつ動いて、それに振り回される登場人物たち…という色合いが濃い。時代背景の説明はあるけど、さらっと読んだだけでは全部理解しきれず、もうちょっと理解する必要ありやなと思う。
    今までの中で一番ドッグイヤーも少なめ。

    スカーレットは策略でフランクと結婚して、タラにかかる税金を払って、製材所を買って、どんどん金儲けるぞー!というスタンスで毎日がんがん働く。あくまでもまだ19世紀やし、女性が自分の力で商いをするなんて、フランクが言うように「男勝り」でしかないと思う…笑

    「わたしはこの世で一番大事なのはお金だとわかったし、神に誓って、お金のない生活は二度としないつもりなの」

    でも

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    2017年07月03日
  • 風と共に去りぬ 第2巻

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    ネタバレ

    激動の第2巻。ハラハラしながら、読み終わるのが惜しいと思いながら、でも読んでしまった。
    裏ページのあらすじでなんとなく先はわかっていたが、色々と予想外で面食らう展開だった。

    戦争はつらい。いつの時代でも、どこの国や地域でも、あとに残るのは悲しみだけだなあと感じられる内容だった。
    号砲の響くなか、メラニーのお産をなんとかやってのけるスカーレットが本当にすごい。いくらアシュリと約束したと言えど、ミード医師が来てくれないと言えど、放ってひとりでタラに帰るかと思ってた。(それか、お産によってメラニーは母子共々死んでしまうのかとも予想していた)
    それがまさかの、すごい責任感。そして全員連れ出してタラに

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    2017年06月29日
  • 風と共に去りぬ 第1巻

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    アメリカの南北戦争について調べる機会があり、この作品は南北戦争の最中を生きた女性に焦点を当てて描かれたということを知った。ひとまず1巻を購入。
    はじめのうちは、進みが遅い!って思って辛気くさかったけど、だんだん面白くなっていった。スカーレットがアシュリと結婚できると信じてるのがおめでたすぎて、笑える。天真爛漫で、自分に正直で、わがままに突っ走ってるスカーレットがなぜか憎めない。
    南部連合軍からみた戦争の様子や暮らしぶりもよくわかるように描かれており、勉強になる。アトランタにとどまれるようになって、スカーレットはどうなるのか、2巻もさっそく注文したし読むぞ!

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    2017年06月26日
  • 風と共に去りぬ 第1巻

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    ネタバレ

    南北戦争時のアメリカの時代背景がよく分かった。訳も非常に分かり易い。1人の人間の成長の過程を読んでいくのは非常に面白い。

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    2016年04月17日
  • 風と共に去りぬ 第5巻

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    ネタバレ

    最後のシーン。本当に風が吹き抜けた。その風に後押しされるように、スカーレットはいつものように前に進んでいく。

     まさに、「明日は明日の風が吹く。」

     こんなに中途半端な終わりでも、きれいさっぱりしている作品はなかなかない。スカーレットなら、こんな終わり方でもいっか。そんな気にさせてくれる。


     あと、本当の主人公が誰か、全巻よんできっとわかる。


     この作品を計算してつくったと作者はいう。(p526)
     10年もの歳月をかけて織り上げた作品だという。納得がいく。
     どうしてこんな嫌味な女の物語を延々と読まされているのに、見入ってしまうのだろう。飽きが来ない、どころか先を求めてしまう。悪

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    2016年04月05日
  • 風と共に去りぬ 第5巻

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    こんなにも心を動かされる物語に今まで出会ったことがなかった。わがままで強情なスカーレット。「本当に子どもだなぁ」と思うけれど、その強い生き様から学ぶものが沢山あった。結末は意外だったけれど、こういう終わり方だからこそ感じるものが多かった。

    登場人物全員が生き生きとした表現で描かれていて、一人一人本当に魅力的だった。結末を早く知りたいと思い ってページをめくってきたけれど、いざ終わりを迎えてみると、この世界とのお別れに寂しさがこみ上げてきた。スカーレット、レット、メラニー…本当に大好き!

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    2016年03月26日
  • 風と共に去りぬ 第4巻

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    ネタバレ

    これはアメリカの『レ=ミゼラブル』だ。南北戦争に吹き飛ばされた秩序、善良なるものが悪にあざ笑われる時代。強さとは何かを教えてくれる。日本の戦国時代と同じだ。司馬遼太郎を感じた。

     この巻でアシュリの言わんとしていた、自分への悲観の真相が明らかになる。切ない。これはやるせない。死にたい。

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    2016年02月02日
  • 風と共に去りぬ 第5巻

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    スカーレットもレットもアシュリもすれ違いながら生きていたとわかる、壮大なラストで、長編なのに一気読みだった。
    メラニーはすごい人!

    映画も見てみたくなった。

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    2016年01月15日
  • 風と共に去りぬ 第4巻

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    スカーレットはなんだかんだでフランクの事を大切にしていたし、フランクもそうなんだろうな、と思う。
    4巻読んだと思えないくらい、どんどん先が気になる(●^o^●)

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    2016年01月11日
  • 風と共に去りぬ 第5巻

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    圧巻の壮大なストーリー。全5巻に及ぶ長編ながら一度も飽きることなく次々と起こる展開に引き込まれて、読み終わってすごい話だったなと思う。読み終わった時点でまたもう一度読み直したくなったほど。結末を知ってまた違う読み方ができそう。
    学生時代に一度読んでいたものの、かなり忘れていた部分もあったし、大学生と40代では同じ作品を読んでも感じ方が違う気がする。
    アメリカ南北戦争前後の激動の時代背景とスカーレット・オハラの波乱万丈の人生。海外版の大河ドラマみたい。でもこれってまだスカーレットが28歳までの話だなんて驚き。
    スカーレットの強さと賢さに感嘆したり、反面の愚かさとじりじりしたり。またレット・バトラ

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    2016年01月11日
  • 風と共に去りぬ 第3巻

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    ネタバレ

    苦しみは、戦争が終わってからやってくる。多くを失ったスカーレットは、まだまだ奪われ続ける。本当の戦いはこれから…。



     戦争が終わって、人々の心がおかしくなっているのがよくわかる。

     戦争が人々の仮面を剥がしていく。

     戦争が、人間の本当の顔をあらわにする。


     スカーレットももっと素直になっていくのかな。

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    2016年01月04日
  • 風と共に去りぬ 第2巻

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    今年1冊目❗️
    スカーレットが、何も知らない女の子から、母エレンの後を継ぐ大人の女性になっていくまで。

    南北戦争中の様子が、南部視点で描かれると、悲惨な感じが増すと思った(´・_・`)

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    2016年01月03日
  • 恥辱

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    恥辱とは何か。確かに、本書の主人公やその娘に与えられるものは私たちの常識感からいえば恥辱以外の何物でもない。しかし、主人公たちにおける価値観のゆらぎのなかで、それが恥辱ではなくなっている。アパルトヘイトが終焉したときに南アの人々が感じた価値観のゆらぎがこのようなものだったのだろうか。それは想像するほかはない。

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    2016年01月03日
  • 風と共に去りぬ 第2巻

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    ネタバレ

    日本の戦争の記憶は太平洋戦争だが、アメリカの戦争の記憶は南北戦争である。アメリカの災厄の時代の物語。


     あいかわらずスカーレットは性格が悪い。でも、体裁はきちんと取り繕っているんだから、実に気高い。
     この巻でスカーレットの良さに気付き始める。子供の頃はただのわがままに見えたけれど、大人になって力や責任を持つようになって、自由になって、その本領を発揮してきたという感じ。



     なにより、この巻の軸はレット・バトラーである。

     スカーレットと名前も似ているが、思想の根源も似ている。女性だから本心を出せていないスカーレットと、自分を自由に表現できている男のレットが良い対比構造になっている。

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    2015年12月05日
  • 風と共に去りぬ 第4巻

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    ここまで来ても、まだ飽きさせない!!
    大きな時代の変化にこれだけ対応できる女性って、本当に頭のいい人だったんだろうなと思う。

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    2015年10月30日
  • 風と共に去りぬ 第2巻

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    物語が大きく動き出す。スカーレットが小生意気な少女から大人の女性へと変貌していく様が頼もしい。
    戦争の恐ろしさ、そして、絶対に必要のないものだということが改めて思い知らされた。

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    2015年10月15日