J M クッツェーの一覧

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作品一覧

2018/07/31更新

ユーザーレビュー

  • 恥辱
     都会的で女遊びが好きな大学教授が、社会的に転落した結果、新しい愛と多様性の受容を達成する話。後半に娘の家で強盗に襲われてからの話は深くて切れ味があって良いのだが、前半の転落するところまでのスケベ親父っぷりがひどくて引いた。
     全体としては、人生も後半になって大きな内心の変化に至るまでの主人公の心...続きを読む
  • 恥辱
    南アフリカの大学(都会)と田舎の二つが舞台。
    仕事で2度しか訪れていないが、リアリティをもって読むことができた。
    主人公は西欧文学専攻の大学教員。それがセクハラ疑惑から転落し、犬の殺処分に携わる中で、これまでの人生を振り返る。その振り返りは生やさしいものではない。過去の女性は彼の中では全て美しく輝く...続きを読む
  • 恥辱
    主人公とその娘の墜落の仕方がうまく対比をなしていて、且つ彼らを陥れる(作為、無作為問わず)人々との照らし方もこれまたうまい。

    動物病院での殺処分など、モチーフも唸らせる。

    ただ、盗難車が見つかった件は何だったのだろう…?
  • 恥辱
    恥辱とは何か。確かに、本書の主人公やその娘に与えられるものは私たちの常識感からいえば恥辱以外の何物でもない。しかし、主人公たちにおける価値観のゆらぎのなかで、それが恥辱ではなくなっている。アパルトヘイトが終焉したときに南アの人々が感じた価値観のゆらぎがこのようなものだったのだろうか。それは想像するほ...続きを読む
  • 恥辱
    「ひとを教えにきた人間がそれは手厳しい教訓を得て、逆に学びにきた人間がなにひとつ学んでいない、ということ。これが教師という職業の特徴だ」(P.10)

    これは本作の主人公デヴィッド・ラウリーが、冒頭、学生たちを前にして漏らす慨嘆である。ところがこの作品は、このデヴィッドの嘆かわしい前提を出発地点に据...続きを読む