謎とき『風と共に去りぬ』―矛盾と葛藤にみちた世界文学―(新潮選書)

謎とき『風と共に去りぬ』―矛盾と葛藤にみちた世界文学―(新潮選書)

作者名 :
通常価格 1,144円 (1,040円+税)
紙の本 [参考] 1,430円 (税込)
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作品内容

『風と共に去りぬ』は恋愛小説ではない。分裂と融和、衝突と和解、ボケとツッコミ――高度な文体戦略を駆使して描かれたのは、現代をも照射する壮大な矛盾のかたまり。全編を新たに訳した著者ならではの精緻なテクスト批評に、作者ミッチェルとその一族のたどってきた道のりも重ね合わせ、画期的「読み」を切りひらく。

カテゴリ
ビジネス・実用
ジャンル
雑学・エンタメ / サブカルチャー・雑学
出版社
新潮社
掲載誌・レーベル
新潮選書
ページ数
288ページ
電子版発売日
2019年06月14日
紙の本の発売
2018年12月
サイズ(目安)
4MB

謎とき『風と共に去りぬ』―矛盾と葛藤にみちた世界文学―(新潮選書) のユーザーレビュー

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年06月22日

    再読しているときは、それこそ夢中で読み終えた『風と共に去りぬ』。
    その謎とき、深掘りに本書は大成功している。

    何が書かれているかではなく、どう書かれているかに注目するのは翻訳者ならではの視点。そこに注目するとき、とびっきりのドライブ感がなぜ生まれるか明かされる。

    スカーレット/メラニーの分裂・協...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年02月08日

    映画の印象が強すぎる作品を読み解いていく面白さ。10代の頃読んだ時は映画のシーンを思い返すだけであったことを痛感(映画に出ない人物の存在すら読み飛ばしていた模様)鴻巣訳も買い揃えたので近々読み返す。

    0

    Posted by ブクログ 2019年07月29日

    真面目な真面目な「風と共に去りぬ」評。
    これまでの通説を覆す、世間の評価は間違ってる、との評論だけどこれまでの通説を知らないのだから、その辺はなんとも感情移入しにくい。
    でも、まぁ、面白かったよ。

    0

    Posted by ブクログ 2019年03月11日

    100分de名著で観てとても面白かったのでこちらも。映画は観たけど原作は読んでないので読みたい。鴻巣さん訳で!

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    Posted by ブクログ 2021年07月11日

    風と共に去りぬは疾走感溢れる大作で、主人公スカーレットの魅力と相まって、あの長大なボリュームをものともせずあっという間に読める小説だ。もし映画を先に観ていれば、スカーレットとレットの恋物語が最も印象的だろう。しかし本を読んでみると気づく、「あれ、レットってなかなか出てこないな」というほんの小さな違和...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年06月25日

    私の中で風と共に去りぬフィーバーが来たものの語り合える人もなく、ただただエンディングに喪失感を覚え、私なりの答えが欲しくて購入。
    この一冊を読んで何だか風と共に去りぬについて人と意見を交わしている感覚になって満足です。またいつだって人からの影響を受けるにしても自分の解釈でしか物語は消化できないものな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年10月13日

    鴻巣訳じゃないけど原作も読んでるのに、やっぱり映画の印象が強いんだなあ。「え、そうだっけ」「あれ、そんなこと書いてあったっけ」というのが多かった。物語に対してもだけど、アシュレの見方がちょっと変わった。

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    Posted by ブクログ 2019年07月14日

    おなじみ、NHK「100分de名著」で取り上げられていた『風と共に去りぬ』。
    その解説をしていた著者による、より詳しく知りたい人のための本だ。
    これだけの名作を読んだことがなく、映画も見たことがなかった。
    だからなんとなくのイメージで、南部のわがままな金持ちの美人さんがニヒルな男性に惚れて振られる話...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年07月20日

    2015年に新潮文庫からマーガレット・ミッチェルの「風と共に去りぬ」(Gone With The Wind→GWTW)全5巻の新訳を行った鴻巣友紀子氏が、翻訳を通して見えてきたGWTWと、作者マーガレット・ミッチェルがこの大ベストセラー小説に込めた想いを分析した評論。

    GWTWはマーガレット・ミッ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年07月26日

    初めて読んだのは確か小5くらいのときで、家にあった河出書房の世界文学全集の、なので大久保康雄訳。他のがグリーンなのになぜか「風と共に」と一部の小説が白い表紙で、その乙女っぽい装丁にときめいた記憶がある。その後、高校生くらいまで何度か再読した。映画のほうはたぶんNHKで観たと思う。ヴィヴィアン・リーと...続きを読む

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