鴻巣友季子のレビュー一覧

  • 風と共に去りぬ 第5巻

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    この先、人生の佳境を迎えた時に、何度もスカーレットのこと、この小説の場面を思い出すんだろうなと、心から思った。控えめに言って最高。

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    2024年11月29日
  • 老いぼれを燃やせ

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    どの話も出だしはちょっとわかりにくいかもと思いつつ読み進めていくうちに、あれ?面白いぞとなる。文字通りNine Wicked Tales でした。

    描写もゴスで、さがなしで、アティテュードはパンクでよかったな。オススメです。

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    2024年11月16日
  • 風と共に去りぬ 第5巻

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    ネタバレ

    5巻もあるお話を、こんなに一瞬で読み終えるとは思ってなかった。レット・バトラーとスカーレットが魅力的すぎて、のめり込んでしまった。
    私は、レット・バトラーに一体どんな策略があってスカーレットと結婚することにしたんだろうとずっと疑っていたし、酔っ払ってメラニーに泣きつく場面でもなんて演技が上手いんだろうと感心していたくらいで、最後の最後までレットがスカーレットをそんなにも愛していただなんて、全然分からなかった…なんて思っている私は、スカーレット並みに人の気持ちが分からない人間なんだろうか笑
    他の人が書いたものらしいけど、続編もあるようなので気になる。
    あと、お話全体を通して、スカーレットからも、

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    2024年11月07日
  • 誓願

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    ネタバレ

    本当に面白かった!
    「侍女の物語」では侍女目線であったために情報量が抑えられていたが、今作では小母のリディア、司令官の娘アグネス、他国で育ったデイジーの三名が語り手となり、よりギレアデについて理解が深まるつくりになっていた。この三名がどんなふうに繋がっていくのか、そしてギレアデの女性たちがどうなるのか、恐る恐る読み進めていった。
    女性の権利をとことん剥奪していくくだりは読むのもつらかった。でもそれよりも、ギレアデで生まれ育った少女たちが、すべてを奪われていることすら知らない点が一番恐ろしかった。最初から無いものにはなかなか気付けないものだから。
    リディア小母が、人生を失ったあの状態から権力と情

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    2024年07月02日
  • 嵐が丘

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    解説をまだ読んでないので凡庸な感想かどうか分からないし、歴史的背景を調べてまで書こうとも思わない。だからいい加減で無責任である。

    題名である嵐が丘と作者が名付けたのは、ヒースクリフの存在がアーンショウ家にとって大きな災厄をもたらす悪魔的存在の隠喩?(表現あってる?)からなのでだろうか。

    私は本書をヒースクリフとキャサリンの悲劇的恋愛を主軸とした物語だとは思えなかった。それはヒースクリフに対して同情心を誘うような小説的技法が全くなかったからである。むしろ本書のメインテーマは悪魔的存在に囚われた一家数代の悲劇からその回復であると思えるのである。(異端的でも解釈は自由である)

    ヒースクリフはキ

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    2025年04月25日
  • 誓願

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    ネタバレ

    念願の、、!

    日本がギレアデになる日がそう遠くないんじゃないかと思ってしまう

    それを止めるために私も行動したいと思った

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    2024年06月02日
  • 別冊NHK100分de名著 フェミニズム

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    フェミニズムといえば勝手にとある女性コメンテーターさんが連想され、苦手に思っていましたが、フェミニズムに対するイメージが180度変わる程面白かったです。
    特に上間先生の活動や考え方には感銘を受けました。若ければ琉球大学に行って学びたいと思ったほど。

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    2024年05月14日
  • 嵐が丘

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    ネリーというえげつない語り手と、ロックウッドの閑話がとてもよかった
    嵐が丘と鶫の辻
    ヒースクリフとキャサリン、エドガー
    リントンとキャシー、ヘアトン
    恐ろしいほど緻密な対比の描写が引き込まれた

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    2024年04月25日
  • 文学は予言する(新潮選書)

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    「ディストピア」「ウーマンフッド」「他者」。
    著者がこれまで執筆した書評や時評から浮かび上がってきた三つの大きな主題。それを章タイトルとして意識しながら、大幅に加筆修正をほどこして新たに編まれたのが本書。紹介される作家や作品はカズオ・イシグロや小川洋子、川上美央子など元々大好きで既読のものも多くあるが、多和田葉子、奥泉光など評判は聞いていても未読だったもの、古典文学、「100分で名著のフェミニズム特集」で初めて知った『侍女の物語』など‥次から次へこれは読まねば!と思わされるものばかり。読書案内としても手元に置いておきたい。

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    2024年04月24日
  • 風と共に去りぬ 第5巻

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    マーガレット・ミッチェルの『風と共に去りぬ』最終巻。これまでスカーレットにとって嫌いとはいえないまでも好きではなかったメラニーとの関係を中心に描かれる。スカーレットにとって最も理解し難くとはいえ、見捨てられない存在であったメラニーが最も大切な存在であることに気がつく。鴻巣さんが言っているように、スカーレット=赤とメラニー=黒という色もどこか象徴的だ。
    そして、タラ。南部の大地がもたらす力。しかしそれは古き良き南部ではなく新南部でもあってそれを象徴するのがスカーレットという存在なのだ。
    南北戦争前後のアメリカ。現代のトランプにつながるアメリカ文化を理解する上で必読の作品と言えるだろう。

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    2024年04月23日
  • 別冊NHK100分de名著 フェミニズム

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    ハーマンについて実践的に論じてくれた上間さんの回がとりわけ素晴らしかった。トラウマ経験者にとって、震えながら読んだ。

    上野さんの半身で組織に関わる提言も素晴らしい。

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    2024年04月01日
  • 文学は予言する(新潮選書)

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    ネタバレ

    いや〜おもしろかった!

    課題図書として『侍女の物語』を読んでおいて正解だった。

    そもそも第一章の「ディストピア」が読みたくて買った本だったのだが、「翻訳」について書かれた部分が本当に勉強になった。蒙を啓かれるとはこのことかと。今まではなんとなく翻訳で読むというのは原文で読む体験に少しは劣るんだろうなとボンヤリ思っていたんだけど、全然そんなことはなく、それどころか翻訳によって新たな価値を得る作品があったり、翻訳は原作から独立した創作物と見る考え方もあったりして、全く翻訳というものをわかっていなかったのだなと感じた。
    また、昨今の

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    2024年03月22日
  • 緋色の記憶〔新版〕

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    静かな文章だからこそ、ぞっとする内容だった。
    文学小説慣れしてない人には、ちょっと読むのが苦痛かもしれないと思った。

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    2024年03月14日
  • 風と共に去りぬ 第1巻 無料試し読みブックレット

    匿名

    購入済み

    映画が有名ですが、ミッチェルの原典を読まずに人生終えなくてよかった。
    良き作品を創ることに男女も年齢も関係ないと教えてくれる。名作中の名作。

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    2024年03月01日
  • 別冊NHK100分de名著 フェミニズム

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    フェミニズムに関わる本とそれで描かれるフェミニズム要素について、4名の方が書かれてるんだけど、どれも異なる視点で面白かったです。読めてよかった!

    『侍女の物語』『誓願』は前から気になってたけどいっそう読みたくなったな〜。最悪な構造の中で異なる立ち位置にいる女性たちが描かれる物語、気になる‥‥。

    あと私は身体が女性で同性パートナーがいて、それを割とカムアウトする方だけどこれって自分が男性だったらこんなにカムアできてただろうかと疑問に思っていて、それが上野千鶴子さんの文章で割と納得できて、読めてよかったな〜(ホモソーシャルにおいて獲得する価値のあるもの・消費するものが女性(性的に)で、その論理

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    2024年02月03日
  • 風と共に去りぬ 第5巻

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    読書会で取り上げられてなかったら、読まなかっただろう。読書会での発表を意識して読んだお陰で、訳されている言葉の適不適であったり、表現されている意味を考えながら読む事が出来た。

    また、読書会参加者の視点を得る事で、新たな気付きや新鮮な考え方に触れる事が出来た。

    特に自分自身が年齢や経験(今回の場合はアトランタ在住経験も)を重ねてきた事で、頭の中の理解だけでなく実生活を通した感覚を持って読む事が出来たと思う。

    後半になるに従いスカーレット自身の登場場面が少なくなると共に、今まで美しく見えていた彼女の力強さが、今度は醜くく変幻してきている様に思えてきた。

    訳の良さもあってか(細かい点において

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    2023年12月21日
  • 緋色の記憶〔新版〕

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    以前にクックの「夜の記憶」を読んだことがあり、この作品はまあかなり、いわゆる「イヤミス」で読んだ後になんとも言えない気持ちになって、登場人物の名前を全く別のシチュエーションで聞いてもその気持ちが蘇るトラウマミステリーでした。
    なので、なんとなくしばらく遠ざかっていたクックなのでした。


    こちらの作品も形は違えど、遠い日に起こった出来事を深い悔恨をもって回想する、そして出来事の真相が明らかになる、という点では同様の展開。

    他にも「記憶シリーズ」があるらしくて多くがこのようなパターンで展開されるお話との事、普通ならばワンパターンと感じてしまうところなのですが、これがクックの筆力にかかると仮にワ

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    2023年12月17日
  • 翻訳ってなんだろう? ──あの名作を訳してみる

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    タイトル通り翻訳とはなんであるのかを書いてくれる本です。
    何個かの有名作品を取り上げて、文章の知識、訳し方、英語の表現など勉強になる事がたくさん多かったです。
    中学入試にも取り上げられていますが、英語学習者にも最適な内容だと思います。

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    2023年09月23日
  • 別冊NHK100分de名著 フェミニズム

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    特に上間陽子さんの解説が良かった。やはり現場に入り込んでいる人の言葉は重いし、そして思いにあふれている。上間さんが紹介した「心的外傷と回復」を是非読みたいと思ったが、高額すぎて少し躊躇する。

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    2023年08月17日
  • 緋色の記憶〔新版〕

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    ミステリーと一言で表現出来ない。細やかな情景、語り部の心情、結末は最初から分かっているようで、しかし深層は分からない・・・とても残酷な美しい、人間を描いた物語だった。初クック作品だったが、善き作家との出逢いに感謝。

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    2023年07月12日