鴻巣友季子のレビュー一覧
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ハーマンについて実践的に論じてくれた上間さんの回がとりわけ素晴らしかった。トラウマ経験者にとって、震えながら読んだ。
上野さんの半身で組織に関わる提言も素晴らしい。Posted by ブクログ -
いや〜おもしろかった!
課題図書として『侍女の物語』を読んでおいて正解だった。
そもそも第一章の「ディストピア」が読みたくて買った本だったのだが、「翻訳」について書かれた部分が本当に勉強になった。蒙を啓かれるとはこのことかと。今まではなんとなく翻訳で読むというのは原文で読む体験に少しは劣るんだろ...続きを読むPosted by ブクログ -
映画が有名ですが、ミッチェルの原典を読まずに人生終えなくてよかった。
良き作品を創ることに男女も年齢も関係ないと教えてくれる。名作中の名作。匿名 -
読書会で取り上げられてなかったら、読まなかっただろう。読書会での発表を意識して読んだお陰で、訳されている言葉の適不適であったり、表現されている意味を考えながら読む事が出来た。
また、読書会参加者の視点を得る事で、新たな気付きや新鮮な考え方に触れる事が出来た。
特に自分自身が年齢や経験(今回の場合...続きを読むPosted by ブクログ -
タイトル通り翻訳とはなんであるのかを書いてくれる本です。
何個かの有名作品を取り上げて、文章の知識、訳し方、英語の表現など勉強になる事がたくさん多かったです。
中学入試にも取り上げられていますが、英語学習者にも最適な内容だと思います。Posted by ブクログ -
特に上間陽子さんの解説が良かった。やはり現場に入り込んでいる人の言葉は重いし、そして思いにあふれている。上間さんが紹介した「心的外傷と回復」を是非読みたいと思ったが、高額すぎて少し躊躇する。Posted by ブクログ
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読書会での課題本。
大学時代に一応読んだハズだが、ほとんど覚えていないので新たな気持ちで(新たな訳で)読む。翻訳本にありがちな、読み返しをほとんどしなくて良いので楽に読み進められるし、第一自分が住んでいたアトランタの事だから、書かれている自然描写や匂いまでが具体的に感じられる。
若い頃に、多くの...続きを読むPosted by ブクログ -
ああ楽しかった。
素晴らしい読書体験だった。
スカーレットの人生が気になりすぎてページを捲る手が止まらなかった。
第3巻までしか読んでいないのに、私の心の中にはスカーレットがもう住み着いている。
これが本と友達になるっていうことなのかな。
アシュリ推しの私は248〜251Pを何度も何度も繰り返し読...続きを読むPosted by ブクログ -
感動という言葉以外の何物でもなかった。
一巻だけを読んだ人からすれば、この「風と共に去りぬ」は単なる恋物語で、スカーレットのこともわがままで子供っぽいお嬢様、というイメージで終始しただろうと思う。
実際私もそうで、スカーレットのアシュリーへの思いも、あの自由奔放な性格も本当に本当に愛しているし大好き...続きを読むPosted by ブクログ -
一度、高校生の時に綺麗な装丁に惹かれて読んだ記憶。
当時は主人公のスカーレットがどうしても苦手で、その行動一つ一つが理解できなかった。でも3年後に再読してみたらスカーレットってなんで魅力のある女性なんだろうって思うようになりました。自分の中のなにが変わったのかはわからないけど、スカーレットの持つ自由...続きを読むPosted by ブクログ -
古今の名著と当時の社会を照らし合わせながら読み解き、その作品がのちに現実のものになった事例も指し示す。
作家の想像力は、世界の行く末をも見通す。
それはひとえに作品を生み出す過程で蓄積された広く深い知識見識の賜物なのだろう。
またそれらを踏まえ、「物語」として後世に語り継がれるものを編み出す類まれな...続きを読むPosted by ブクログ