鴻巣友季子のレビュー一覧

  • ウーマン・トーキング ある教団の事件と彼女たちの選択

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    映画を観て衝撃を受けたので原作小説に興味がありました。
    アトウッドも絶賛していたので更に惹かれていたのです。

    ボリビアで実際にあった事件。
    そこから着想を得たという今作品は、女性たちが話し合う2日間の議事録がメイン。
    残念ながら、
    映画とは違い、衝撃は感じず緊張感もなかった。

    ただ、ウーマン•トーキングというタイトルは秀逸である。
    そのままでありながら、そのことがどれほど重要で、価値あることかを教えてくれる。

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    2025年06月17日
  • ウーマン・トーキング ある教団の事件と彼女たちの選択

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    ミリアム・テイヴズ『ウーマン・トーキング ある教団の事件と彼女たちの選択』角川文庫。

    映画原作の実話に基づいたフィクション小説。物語というよりも、女たちだけの2日間に亘る会議の内容が、書記として会議に出席した唯一の男であるオーガストの視点で綴られる。

    正直言って、退屈な作品だった。深刻なテーマだけにもっと大きな展開を期待したのだが、宗教的でもなく、哲学的でもなく、余りにも平坦な展開にがっかりした。


    ボリビアにあるプロテスタントのキリスト教団体のコロニーで起きた大量レイプ事件。被害者は最年少が3歳という極悪非道ぶりであった。朝を迎えて、身体の痛みや出血を訴える女性たち。それは『悪魔の仕業

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    2025年06月07日
  • ギンガムチェックと塩漬けライム 翻訳家が読み解く海外文学の名作

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    ウルフの「灯台へ」の解説は、ウルフの読み方の助けになるかも。翻訳家ならではの、原文の示唆するところが書かれている。
    今度100分de名著が、鴻巣さんで、しかも、マーガレット・アトウッドの「侍女の物語」と「誓願」。
    軽く予習しようと思ったが、思ったより軽め。

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    2025年05月20日
  • 灯台へ(新潮文庫)

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    新潮文庫の名作新訳コレクションStar Classics シリーズで読んだ。

     第1次世界大戦を挟んだ10年間の年月の推移を、2日間の出来事を描写することであらわしている。戦前の屋敷内は人があふれ、主人公ラムジー家の隆盛が書かれる。一家だけでなく、関係する老若男女が屋敷に集い、主にラムジー夫人の目線で各々の関係を描いている。

     戦後の1日は、空き家状態にあった屋敷を清掃管理する描写から始まり、ラムジー夫人が亡くなり、社交の場としての機能を失った屋敷が書かれる。10年前に屋敷に集っていた画家の女性が主な語り手となり、10年前の記憶と現在の描写を対比し変化を実感させている。

     幼かったラムジ

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    2025年04月26日
  • ほんのささやかなこと

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    “「女の子のなにがいけないのでしょう?」ファーロングはつづけた。「わたしの母もかつては女児でした。お言葉ではありますが、院長もそれに当てはまるでしょう。人間の半分に当てはまります」”(p.85)

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    2025年04月23日
  • 風と共に去りぬ 第4巻

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    最終巻で感想を書く

    さてさて、この第4巻はなかなかねじれている。
    (単純なのはスカーレットだけ?)

    ここまではどちらかというと派手だけど一本道だった。
    現代にまで続く複雑な人種感情が、勝敗や肌の色に関わらず暴露されていく。

    しかし、エンディングへ向かうための重要な巻であることは想像がつく。

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    2025年04月20日
  • 老いぼれを燃やせ

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    あああ。私も高齢者に近づいているんだな。という実感。
    登場人物の心情がわかりやすかった。

    訳がよいと思う。鴻巣 友季子(訳)

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    2025年04月18日
  • 灯台へ(新潮文庫)

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    大家族と客人が住む別荘では、気持ちのすれ違いがほとんど。でもなんとかなっている。会話のやり取りや心情の読み取りが難しい。解説が役立った。2025.4.13

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    2025年04月13日
  • 灯台へ(新潮文庫)

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    難しい。
    同じ場に居合わせても、人それぞれ思っている事は違う。
    何を思ってるのかも、想像と違うかもしれない。わからない。
    人に気をつかって、迷惑がられるかもしれないなら、自分の好きなように、自分の気持ちが良いように生きよう。
    正解は無いと思う。

    訳者あとがきを丁寧に読んだら理解が深まりそうだが、読後、疲れて、その余力は無かった。
    またいつかあとがきをゆっくり読もうと思う。

    キラキラ輝くリゾート地セントアイブスを暗いスカイ島に置き換え。
    モリスの壁紙から心明るくなる壁紙に変える。

    家族の愛の形。本人はそれが愛と思って接している。相手にとっては愛とは思えなくても。

    ウルフは、人は何のために

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    2025年04月12日
  • 風と共に去りぬ 第1巻

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    最終巻で感想を書く

    さぁ、始まり始まり〜
    「日曜洋画劇場」や「水曜ロードショー」のテーマソングが鳴る
    夕焼けに染まったタラの地
    ヴィヴィアン・リーの立ち姿
    クラーク・ゲーブルのニヒルなヒゲ顔

    なんだかわからない話だけど、何度も見入ってしまう……

    さぁ、小説(新訳)で読んでみよう

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    2025年04月10日
  • 老いぼれを燃やせ

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    老いをテーマにした短編が9話入っている。女性視点で書かれている作品が多く、シニカルで棘のある笑いを含む。なんだかよくわからない話もあった。

    年齢をとると心穏やかに静かに暮らせるというのは幻想で、私は一生私のままなんだと思った。

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    2025年04月10日
  • ほんのささやかなこと

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    ほんのささやかな毎日を過ごすような静かな作品。扱うテーマはささやかではなく、重く厳しい。マグダレン洗濯所が実在したことに衝撃を受けた。

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    2025年03月26日
  • 緋色の記憶〔新版〕

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    新装版か~。キレイな表紙。
    同著者の「夜の記憶」が良かったのでこちらも手にとってみました。

    アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長編賞受賞作。

    老弁護士が語る少年の頃の記憶。
    村にやって来た美しい女性教師。
    そして起こる悲劇。果たしてその真相は?

    ★3の下。
    うん。「夜の記憶」の方が好みだったわ。


    いや〜〜〜!
    さすがに焦らし過ぎ。
    事件が起こるまでが長い長い。
    純粋ミステリーってよりも文学っぽいのかな。

    あまりにも丁寧に描かれているので話の展開が遅い。

    まるで、脱ぎそうで脱がないストリッパーの如し。

    (# ゚Д゚)コラ! ネーチャン ハヨヌガンカー!!

    471ページだが半分くら

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    2025年03月02日
  • 明治大正 翻訳ワンダーランド

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     著者は翻訳家。題名に「ワンダーランド」とあるが、エンターテイメント寄りの本ではなく、多くの資料にあたっている真面目な本と言えるだろう。

     現代の翻訳から見ると、?の部分があったり、また現代でも通用するような訳文もあったりする。先人の苦労の苦労があってこそ、外国の書物を日本語で読むことができることに感謝しなければならない。

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    2025年02月28日
  • ほんのささやかなこと

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    アイルランドのある町で、石炭商を営んでいるファーロング。ファーロングの母は未婚の母なのだが、雇い主のウィルソン夫人のはからいで、そのまま夫人の家で暮らすことができ、苦労もあったが結婚し5人の娘に恵まれて暮らしている。ある年のクリスマス、町の女子修道院に石炭を納めに行くと、小屋に閉じ込められていた娘からここから出してほしいと頼まれる。

    未婚の母への偏見、修道女たちへの疑惑。この時代に、とまどいながらもとったファーロングの行動は、心があたたまる。

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    2025年02月27日
  • 恥辱

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    ただただ転落していく様を見ることになり、読み終えても心が晴れることはないだろう。僕にはいまいち心に響くことはなかったのは教養が足りないのか。もう少し歳をとって家庭を持ったり、ある程度の社会的地位を獲得した時に読むと感動は変わってくるのかもしれない。

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    2025年01月13日
  • 灯台へ(新潮文庫)

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    文学史上の傑作として名高い、ヴァージニア・ウルフの代表作。今回新潮文庫より鴻巣友季子による新訳版が刊行されたことを機に読んでみたが、個人的にはこの小説を読みこなす能力を持ち合わせておらず、ハッキリいってよくわからなかった。なにが難しいかといえばなによりもまず、ストーリイらしいストーリイがないことである。表題にもなっている「燈台」をめざすところが物語のクライマックスであるとは思うが、そこに至るまでにわかりやすい起承転結もない。普段読み慣れているような小説の構造とかけ離れていることとも相俟って、余計に読みづらかったのだと思う。登場人物も多く、ラムジーには8人も子供がいるが、「意識の流れ」という手法

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    2024年12月29日
  • 灯台へ(新潮文庫)

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    あちらこちらに海や舟に関わるたとえが散らばって表題がリフレインして、2部へと繋がっていくのが好きだった

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    2024年11月30日
  • 嵐が丘

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    登場人物たちの人生が悪い方へ悪い方へ転がっていったかと思うと、最終的にはなんか丸く収まったっぽい?私にはよく理解できませんでした。
    情緒不安定なやつらだったなと思います。

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    2024年09月18日
  • 緋色の記憶〔新版〕

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    前半はなかなか事件が起こらないのでやきもきさせられた。少年の純粋さというか純粋ゆえの残酷さがこわい。ミステリとはいえ謎を暴いていく感じではなく精神性に焦点をあてた事件の実録という形式。

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    2024年05月04日