上田惇生のレビュー一覧
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いい本だと思う。ドラッカーから何かを得て自分なりに解釈して実行しようとする人が、もしドラッカー本だけで戸惑うならとっかかりとしてはこうした本がいいんじゃなかな。まずは書いてみる、そして考えて実行してみる、そんなことが大切なんだろうなあ。
印象的な言葉
真摯さは習得できない
予期せぬ成功を追求する
この本は感想を書くための本じゃないのでこのあたりで(^^)
これで、今年のドラッカー課題本は全部終了しました。しかし、せっかく実践の「思考編」を読んだので「行動編」「チーム編」も年内に読んじゃおう。しかし、まず課題本が終わったので、読みたかった「ジェノサイド」に集中し、そのあとは「空飛ぶタイヤ」「数量化革命」「タワーリング」「おやすみラフマニノフ」を読んじゃおう。 -
Posted by ブクログ
非営利組織の経営に関して体系的にまとまった非常に貴重な文献。
NPOにはミッションやリーダーシップ、成果やマーケティング戦略が重要という点は企業経営とまったく変わらないし、むしろそれ以上にプロフェッショナルな経営が求められていることを痛感した。
特に、企業とちがってNPOは募金を募る相手先のステークホルダーが圧倒的に多数存在するので、マーケットリサーチからセグメンテーション、ポジショニング、ターゲッティングなどのマーケティングプロセスが実は非常に重要という点は腹に落ちた。
多くのNPOがこのプロセスをすっ飛ばしていきなり宣伝や販売活動をはじめてしまうのは、一般企業にもありがちかも知れないが、潤沢に資金があるわけじゃないだけに、ものすごく生み出す、考えるプロセスが大事だったことがよくわかった。このことを論じるにあたって、わざわざP. コトラー氏が10ページの対談で登場するが、内容的を読んで納得感は十分得られた。
NPOを運営する立場として読みましたが、できていないことだらけで、非常にショックを受けました。
多くの人から預かったお金を「良き意図」から共感の得られる「成果」につなげらるため、本書を手引き書として活用していきたいものです。 -
Posted by ブクログ
ビジネス書、未来学の書として、やはり、5つ★なんだろうな。
10年経っても色あせてない。もう10年後、読み返してみたい。
実は私にとって、初ドラッカー本です。
【興味深かった指摘】
・組織に於ける5つの原則(P14)。特に階層数を少なく。
・大教会の例(P33)。人々が求めているのは、儀式ではなく、心の癒しであり、教会を通じてのコミュニティに対する責任ある貢献。
・公的年金が導入された当時を今に当てはめれば、79歳が支給時期(P52)
・20世紀に於ける成長分野は①政府、②医療、③教育、④余暇。中でも余暇がずば抜けている。それにこれらは市場経済のものではない。(P59)
・流通チャンネルは第一の顧客(P88)
・廃棄の原則(P90)
・チェンジリーダーにとっての3つのタブー(P96)。
・チェンジリーダーのための二つの予算(P100)。未来の予算を10~20%当てるべき。
・コスト主導の価格設定ではなく、価格主導のコスト管理(P133)
・組織の中にはコストセンターがあるに過ぎない。プロフィットセンターは不渡りにならない小切手を渡してくれる顧客。(P143)
・自らをマネジメントするの章の「書面か口頭か」(P201)、「人と組むか一人でやるか」(P206)
・そもそも、先進国とくに民主主義の先進国は、指導層を不可欠とする。何らかの指導層が存在しないことは、社会と政治が混乱に陥る。(P241) -
Posted by ブクログ
経営関係の書籍で、
ドラッカーを外すわけにはいきませんね。
膨大な著作をすべて読んだ人はいるのだろうか。
わたしたちはすべてを読む必要はないでしょう。
ドラッカーの知見を早く理解し、
少しでも身につけることができれば思います。
そんなための入門として三冊が編集されています。
それは「初めて読むドラッカー」とある通りです。
まずは、ここからスタートしてもいいと思います。
ビジネス世界にいる限り
いつかどこかでドラッカーの洗礼を受けなくてはならないでしょう。
わたしはドラッカーの接するタイミングが遅かった。
できる限り若いうちにドラッカーを知ってほしいですね。 -
Posted by ブクログ
友人よりプレゼントして貰った大事な本。
自身初ドラッガー。
ゴーイングコンサーンの元、企業が成長を続けるためにある事業戦略。
その戦略のあるべき姿について、様々な角度から記述されている。
実に多くの示唆が得られる本だった。
大まかに行って、前半が分析手法や分析のポイント、
後半は分析を踏まえての方向性という構成になっている。
本書冒頭に出てくる
企業にとって行うべき仕事として挙げられている3つの仕事。
・今日の事業の成果を上げる
・潜在的な機会を発見する
・明日のために新しい事業を開拓する
この基本を押さえずに、今日の事業の成果を上げるどころか、
なんとか維持することに終始してはいないか?
・・・などなど、ドラッガーの言うことが全て正しいとは思わないが、
自社の問題点を色々と感じた。
ビジネスパーソンは、自身の勤務する企業を創造しながら読むと、
大変理解が進むと思う。
少し期間を空けて、再読したいと思う。 -
Posted by ブクログ
ドラッカー名著シリーズ、氏が63歳のときのマネジメント集大成!
上中下巻と、上巻だけでも400頁強とかなりのボリュームですが、読み応えがあって、40年近くも前に書かれたとは思えない文章には、いつも新たな気付きをもらえます。ではマネジメントって一体何?数100?はあったと思われる表現の中から、今回腹落ち感があったのは、次のフレーズ。
「われわれの次の世代の課題は、個人、コミュニティ、社会のために組織を役立たせることである。それがマネジメントの役割である。」今、本当に必要なことは、マネジメントという原則に立ち返ることなのではないでしょうか。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ個人的メモ。興味があるところだけ
イノベーションのための7つの機会
1.予期せぬ成功と失敗を利用する(2種類の月例会議を開き、1つは問題対応を議題とし、もう1つでは目標を上回った分野や予期せぬ市場からの受注を議題とする企業の例が紹介されている)
2.ギャップを探す
3.ニーズを見つける
4.産業構造の変化を知る
5.人口構造の変化に着目する
6.認識の変化をとらえる
7.新しい知識を活用する
イノベーションの原理(156頁)
1 機会分析(上記の7つの機会)
2 理論的な分析と同時に知覚的認識も必要(見て問い聞く)
3 To be simple and focused 単純化する、的を絞る ←凝りすぎべからず。
4 スタートは小さく、具体的に(変更がきくし、調整可能) ←多角化を狙うべからず
5 今ただちに有用であるものを狙う
既存企業
・得意分野でないと成功しない(既存の企業がイノベーションを行うことができるのは、市場や技術について卓越した能力をもつ分野である。新しいものは必ず問題に直面する。そのとき、その事業に通暁していなければならない。)
・イノベーションを育てるには、高い地位にある人に全面的な責任を負わせて新事業の核を担わせるのがよい(既存事業に関与しながら新規事業に取り組むのは無理。その上権力のある人が発言しないとうまく進まないし、中止することもできない)。能力のある人を用いるので報酬を下げると逃げられる危険があるが、報酬は下げないで報酬を動機付けに使うためには成功報酬が有効。
だが人事に特に工夫がいるわけではなく、日常のマネジメントで能力を発揮する人はイノベーションの分野でも成功する(優れたマネジメントというものは、どこへ行っても優れたマネジメントであり、企業家精神は個性の問題ではなく行動、原理、方法の問題である)
・イノベーションは既存事業と収益パターンが異なり、同じ物差しで測ることができないので、(自社と競争相手の)過去の経験からイノベーション独自の成功評価基準を用意し、これを用いてイノベーションの進捗や成果を定期的に点検する必要がある。
ベンチャー
・予期せぬ成功が成長をもたらす。思った通りの市場に思ったように受け入れられると思わないこと。
・売上げを40%~50%伸ばすごとにそれまでの資本構造では間に合わなくなり、資本構造の変更を要する→3年先を見越して最大の必要資金量を想定して計画しておくべし
・マネジメントシステムも同様に急激に陳腐化する→同様に3年先を見越して最重要項目を財務の観点から検討しておくべし(アフターサービス、未収金、在庫など。たいてい4つか5つまでで収まる)
・成長するにつれ、マネジメントは一人の手に負えなくなってくる。トップマネジメント・チームを前もって構築しておくべし。チームは信頼・理解を築き上げ機能するようになるまで3年はかかり、一朝一夕では機能しない。
・創業者は自分が貢献できる分野を探し、他は他人に任せること。外部の人間から客観的なアドバイスをもらうこと。
企業家戦略4つ
1.総力戦略
イノベーション機会についての深い分析と正しい理解、エネルギーと資源の集中、成功後の継続的な努力が欠かせない。リスクが大きく非常な困難を伴うので、大きなリターンを期待できる大きなイノベーションにしか使うべきではない。
2.ゲリラ戦略
a. 創造的模倣 市場志向で行動し、他社が生み出しながら放っておいた市場の需要を満たすことで成長する。
b. 柔道戦略 トップ企業が本気で守ろうとしない海岸の一部を確保し、そこで市場と売上げを手に入れると次を確保する。それを繰り返す(?多分。この戦略の内容についてはあまり詳しく書かれていない・・・)
3.ニッチ戦略
a. 関所戦略
b. 専門技術戦略
c. 専門市場戦略
4.顧客創造戦略
a. 効用戦略
b. 価格戦略
c. 事情戦略
d. 価値戦略
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内容も良かったけど、本の体裁もよかった。よくある感じの事例をふんだんに取り入れた文章なのだが、原文は事例も主張もだらっと書いてあるけど、この訳書では事例部分に上線が引かれ、一段低く書かれている。
そのため一般的な訳書にありがちな「文字がきつきつに詰まっていて息も出来ない」という見た目になっていない。
これってけっこうすごいことだと思う。