上田惇生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
最近再びハマっているドラッカー本。
イノベーションとマネジメントについて学ぶならってことで、
ドラッカー本を手に取りました。
相変わらず難しい内容が書いてあり、
全てを理解しきれていないとは思いますが、
当たり前ではあるが実践できていないこと、
イノベーションを実現するにあたって考えないといけないこと
を体系的に学ぶことが出来ます。
事例について多くページを割いているところも良かった。
ただ、難しい内容で事例が多いと眠くなってしまいます。。
「優れたマネジメントは、どこにいっても優れている」
と言われるようなマネジメントが出来るようになりたい。
【勉強になったこと】
・マネジメントが報酬を支払われているのは、
判断力に対してである。
マネジメントは、自らの過誤を認め受け入れる能力に
対しても報酬を支払われている。
・予期せぬ失敗に直面したときは、検討・分析の前に
まずは現場がどうなっているかを見聞きすることが重要。
何がどうなっているかも分からず検討・分析するのでは
全くもって意味が無い。
・ニーズに基づくイノベーションを実現する前提
①完結したプロセスについてのものである
②欠落した部分や欠陥が一箇所だけある
③目的が明確である
④目的達成に必要なものが明確である
⑤もっとよい方法があるはずとの認識が浸透している
特に⑤が無いと顧客に受け入れてもらえない。
・必要な知識のすべてが用意されない限り、
知識によるイノベーションは時期尚早であり、
失敗は必然である。
・知識によるイノベーションを実現しようとするときは、
失敗したときに分析することが効果的である。
分析することによって、欠落している知識を理解する。
・イノベーション3つの「べからず」
凝りすぎない、多角化しない、未来のために行わない
・イノベーションを成功させる3つの条件
集中する、強みを基盤とする、経済や社会を変える
・イノベーションに成功する者は保守的である。
かつ、機会志向である。
・企業家精神を組織内で当たり前のものにするには、
イノベーションの機会に気づく仕組みを作ることが大切。
例えば、報告書には問題・課題だけではなく、
期待や計画を上回った内容についても報告させる。
予期せぬ成功は、イノベーションの機会兆候である。
・優れたマネジメントとは、どこへ行っても優れた
マネジメントである。もちろん仕事の内容ややり方は違う。
だが、考え方や分析の仕方は同じである。
・ベンチャーが成功する4つの原則
①市場に焦点を合わせること
②財務上の見通し、特にキャッシュフローと資金について
計画をもつこと
③トップマネジメントのチームをそれが実際に必要となる
ずっと前から用意しておくこと
④創業者たる企業家自身が自らの役割、責任、位置づけ
について決断すること
特に④が難しいかもしれない。自分が起こした企業でも、
自分が必要ないと感じた場合は身を引く決断を迫られる
という意味だから。
・組織に共通する重要な活動は、
人のマネジメントと資金のマネジメント
・みんなを満足させる=誰も満足させられない
ということ。機能特化が好まれる。 -
Posted by ブクログ
ドラッカーの著作から言葉を集め、それに解説を加え、自らに置き換えて考えるワークブックとしたシリーズの第3弾。今回はチーム編。
多くの言葉が名著「マネジメント」から引用されており、副読本としても役立つ。
ドラッカーの言葉はシンプルだが、本質をついており、いつも刺激を受ける。
マネジメントの仕事は次の5つに大別される。
・目標を設定する
・組織する
・動機付けとコミュニケーションを図る
・評価測定する
・人材を開発する
この中で最もうまくできていないのは、評価測定するとのこと。確かに評価指標を作るのは難しく、目標は掲げてもその達成度をうまく計れない場合は多い。
しかし、何らかの指標を作って、それを評価しなければ、PDCAはまわらない。
まずはえいやでも定量的な指標をつくりたい。 -
Posted by ブクログ
社会生態学者ドラッカーの論文集。1946~1992年に主に社会動向について書かれたものを編纂しており、中には難解なテーマを取り扱ったものもあるが、分かりやすく最も印象に残ったのは「日本画に見る日本」だった。ドラッカーが日本の美術に関心を持っていたことは知ってはいたが、美術を通じて日本人の価値観や社会的な特性にまで見通す眼力の鋭さは「さすがドラッカー」と思わせるものがある。この章には多数の画家や絵が紹介されているが、恥ずかしながら知らないことばかり。日本美術の素養があれば、ドラッカーの意をより理解できるかもしれない。この賞に紹介された画家や絵についても調べてみたい。
ドラッカーの著作は数冊読んだが、日本を主題にした章や節は数多く存在する。マネジメントや技術史等、特定のテーマ別に再編纂したシリーズがあるが、「日本」をテーマにしたものがあればいいのに、と思うのは私だけであろうか? -
Posted by ブクログ
ネタバレドラッカーの著書から名言のエッセンスを集めています。印象に残る素晴らしい言葉が多く出てきますが、いずれも哲学に近い箴言のような深さを感じます。私たち(経営者、管理者、企業人、組織人・・・)がいつも心がけ省みる必要がある言葉ばかりではないでしょうか?「目標を達成した時は、お祝いをすべき時ではなく、事業の定義を見直すべき時」(未来への決断)、「重要なことは明日何をなすべきかではなく、不確実な明日のために、今日何をなすか」(マネジメント)、「顧客の全支出のうち自社が提供するカテゴリーの製品やサービスに使ってもらっている割合が重要」(明日を支配するもの)、「市場を支配すると惰眠を貪る。自己満足によって失敗する。革新に対する抵抗が出てくる。適応が危険なまでに難しくなる」(マネジメント)、「利益は企業の目的ではなく、条件である。意思決定の理由や原因や根拠ではなく、妥当性の尺度である」(現代の経営)、「知識労働者の動機づけはボランティアと同じである。報酬を手にしないがゆえに、仕事から満足を得る」(明日を支配するもの)等等つい先立って日経「私の履歴書」に連載されていた著者の人生の深みが一つ一つの短い言葉に表れていると感じます。
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Posted by ブクログ
ネタバレドラッカーの思想の解説書。小野さんの本。非常に具体的でわかりやすい。
ドラッカーはとっつきにくくてもこちらは平気、という方多いと思います。
以下抜粋
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・事業の目的は顧客の創造。「世のため人のため」になっているか。
・全ての組織は私的な存在であり、公的な存在でもある。その組織の公的な存在を示すものが「ミッション」である。
・組織を構成する人々が、同一の価値観に染まることは無いが共有できる価値観の下に集合しなければならない。
・ミッションの価値は文章の美しさではない。正しい行動をもたらすことにある。
・事業とは市場において、知識という資源を経済価値に転換するプロセスである。
・企業が売っているものを顧客が買っていることは稀である。顧客が真に求めているものを得る問いとして、非顧客、お金と時間の使い方、顧客にとっての価値、提供しうる価値、状況の変化、商品群、潜在的な競争相手、潜在機会、顧客の現実
・制度のために行動を変えるのではない。社会に貢献する組織を存続させるために行動を変える。利益はその結果であり、仕事ぶりの尺度です。
・どんな活動のために資源やコストを使っているかという観点から、企業活動を見直さなければならない。どんな活動が売上に結びつき、どんな活動が売上に貢献していなければならないか、どんな活動を増やせば成果がでるのか。優れた活動だけが売上と利益を保証するのです。
・ミッションは常に出発点であり、終着点であるその中間が使命を実行するプロセスである。
・結局評価のプロセスはゴール、目標、アクションプラン、予算の各項目についての振り返りに他なりません。 -
Posted by ブクログ
ネタバレアジャイル界隈で言われている自己組織化や知識労働者、クリステンセンの破壊的イノベーションを想像させる計画的破棄など参考になることばかりだった。
さすがドラッカー。有名な経営者が愛読するはずだ。
-引用-
マネジメントを知らぬ起業家が成功しつづけることはありえない。イノベーションを知らぬ経営陣が永続することもありえない。企業にせよ、他のいかなる組織にせよ、変化を当然とし、自ら変化を生み出せなければならない。
急激な構造変化の時代にあっては、生き残れるのは、自ら変革の担い手、チェンジ・リーダーとなる者だけである。
コスト上の不利が大きければ、事業を損なう。だが事業を成功させるものは、コストではなく、価値の創造である。そして、そのために必要とされるものが、事業の定義、経営戦略、体系的破棄、イノベーション、利益とシェアのバランスなど、リスクを伴う意思決定である。
知識労働者の生産性を向上させるための条件6つ
1.仕事の目的を考える
2.働く者自身が生産性向上の責任を負う。自らマネジメントする。自律性をもつ。
3.継続してイノベーションを行う。
4.自ら継続して学び、人に教える。
5.知識労働の生産性は、量よりも質の問題である事を理解する。
6.知識労働者は、組織にとってのコストではなく、資本財であることを理解する。知識労働者自身が組織のために働く事を欲する。