上田惇生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレドラッカーの著書から名言のエッセンスを集めています。印象に残る素晴らしい言葉が多く出てきますが、いずれも哲学に近い箴言のような深さを感じます。私たち(経営者、管理者、企業人、組織人・・・)がいつも心がけ省みる必要がある言葉ばかりではないでしょうか?「目標を達成した時は、お祝いをすべき時ではなく、事業の定義を見直すべき時」(未来への決断)、「重要なことは明日何をなすべきかではなく、不確実な明日のために、今日何をなすか」(マネジメント)、「顧客の全支出のうち自社が提供するカテゴリーの製品やサービスに使ってもらっている割合が重要」(明日を支配するもの)、「市場を支配すると惰眠を貪る。自己満足によって
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Posted by ブクログ
ネタバレドラッカーの思想の解説書。小野さんの本。非常に具体的でわかりやすい。
ドラッカーはとっつきにくくてもこちらは平気、という方多いと思います。
以下抜粋
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・事業の目的は顧客の創造。「世のため人のため」になっているか。
・全ての組織は私的な存在であり、公的な存在でもある。その組織の公的な存在を示すものが「ミッション」である。
・組織を構成する人々が、同一の価値観に染まることは無いが共有できる価値観の下に集合しなければならない。
・ミッションの価値は文章の美しさではない。正しい行動をもたらすことにある。
・事業とは市場において、知識という資源を経済価値 -
Posted by ブクログ
ネタバレアジャイル界隈で言われている自己組織化や知識労働者、クリステンセンの破壊的イノベーションを想像させる計画的破棄など参考になることばかりだった。
さすがドラッカー。有名な経営者が愛読するはずだ。
-引用-
マネジメントを知らぬ起業家が成功しつづけることはありえない。イノベーションを知らぬ経営陣が永続することもありえない。企業にせよ、他のいかなる組織にせよ、変化を当然とし、自ら変化を生み出せなければならない。
急激な構造変化の時代にあっては、生き残れるのは、自ら変革の担い手、チェンジ・リーダーとなる者だけである。
コスト上の不利が大きければ、事業を損なう。だが事業を成功させるものは、コストで -
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Posted by ブクログ
産業社会の特殊理論と社会についての一般理論について、若かりしドラッカーが著した名著である。
第二次世界大戦期、アメリカの参戦直前に上梓された本著は、当時の状況からして戦争とともに自由社会と自由経済が終わるだろうと一般に思われていた時代に、「戦後社会に何を期待するか、そのためにいま何をなすべきか」という問題を提起し、戦後は輝かしい産業社会が到来すること、そして経済発展があることを予見していた。
現在本著に掲げられている産業社会とわれる時代を通り越し、さらに次にポスト産業社会さえ抜け出している。なおかつ資本主義社会を通り越し、ポスト資本主義社会とドラッカーが名付けた時代にいる。
だが個々の -
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マネジメントの常識の変化。少子化・グローバル競争の中でイノベーションを追求することが重要。しかし、リーダーが注意しなければならないことは、現実にそったものでなければならない。新奇さに惑わされることなく行動と動作を混同しないこと。
パイロット的にイノベーションを行い、変化を目的とする。しかし、変化と継続との調和も必要とする。自ら現実そった形で変化し未来を生み出していく。
外部の情報を収集し体系的に把握できる情報システムを構築しなければならない。
知識労働者は継続してイノベーションを起こしていかなければならない。1)自分は何か。強みは何か。2)自分は所を得ている課。3)果たすべき貢献はなにか。4) -
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数あるドラッガーの著作からさまざまな金言を
一日一遍のスタイルで抜き出したものです。
欄外に金言に関係する問いかけがあり、単に金言を読んだ
だけで終わらないようになっています。
ただこの本では系統立てての理解ができないので、
より深く理解するためには出典元の本を改めて読むべきかと。
数あるドラッカーの著作で自分が何を読んだらいいのか、
当たりをつけるのには適している本です。
もっともこの本の中でもっともだと思った金言。
「知識労働者は自らの成長と配置に責任を持つ。」
知識は変化し、かつ急速に自らを陳腐化させる。
つまり若いころに習得した知識だけでは不十分になる。
人は変化し、新しい能力を持