上田惇生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
最近、NPOという存在にちょっと興味がある。
正規の仕事だけで忙しいのに、なんでそれ以上に働くのか?
社会的な使命感もあるけど、仕事を通じた自己実現というところがあるのかな、と思う。
そこには、「仕事とは何か」「私はなんのために働くか」みたいな問いへの純粋な答えがあるのではないか、と想像している。
また、無給で働くということは、究極的なミッションにもとづくモティベーションによるマネジメントであるので、普通の会社のマネジメントにも使えるものはあるのではないか、と考えた。
で、読んでどうだったかというと、ドラッカーの他の普通の企業におけるマネジメントと違う所はほとんどない。というか、全く同じだ。
という意味で、あまり新鮮なものはなかったな。
でも、ドラッカーの描く人間って、本当にストイックだよな。感心するけど、そうなふうで、充実した人生だろうけど、楽しいんだろうか、とふと思った。
特に、NPOで働くというのは、自己実現のためであるのなら、そんなにミッションだとか、成果だとか、言われてもなー、と思うのだが。。。。
それでも、ドラッカーが、これからの社会におけるNPOの役割を非常に重視している(ある意味、企業よりも)ことには、共感した。 -
Posted by ブクログ
●読むキッカケ
・なんとなくドラッガーの様な読み応えのある本を読みたくなったから
・未来予測系の話を読みたくなったから
●サマリー
・プロフェッショナル社会におけるセルフマネジメントの項目に、
共感や学びを得ることが出来た。
●ネクストアクション
●メモ
・強みを知るためには、何かを始める際に、自分が発揮できる価値を書き留めておき、
一定期間後に実際にどうだったかを検証することをオススメしている。
仮説を立てて、その検証を行うことをすることが、
0ベースで捉えるよりもいいものとして薦めているのだろう。
・強みと同じくらい、人には得意不得意な仕事の仕方が在るらしい。
ドキュメンテーションが得意不得意、人とやるのが得意不得意とか色々。
恐らく、それを踏まえて無理に自分を変えようとする努力よりも、
しっかり自分の特性を見極めて、最大価値が発揮されるスタイルを確立する努力を薦めているのだろう。
・強みと価値観がコンフリクトを起こした際に、優位にすべきは価値観らしい。
まあ好きこそものの上手なれ理論かなあと捉える。
・どこでいかに貢献するのか、に答えられる状態で無くてはならない。その際に、
ー難しいものであること
ー可能なものであること
ー意味のあるものであること
ー出来るだけ数字で表せるものであること
という、基本的な目標設定の条件を満たしたものを設定するようにすること
・価値を出す上で、関係者をしっかりと捉えることの重要性を指摘している。
特に、部下としての在り方として、上司が成果を上げられるように振る舞うことを指摘しているのが、斬新。
そういう風に信頼関係を醸成することを、組織に働くものの義務として位置づけている。
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Posted by ブクログ
ネタバレ上巻に続いて読んだが、やはり古臭さをまったく感じさせない著書である。いろんなことがコンパクトに書いてあり、それぞれなるほどと思えるが、全体としてのまとまり感に少し欠けるきらいがある。自分の中でもまだ消化しきれていないことが多いが、いつか読み返してみたい。
最後にマネジメントの責任ということでここでも公的機関としての企業という側面が強調されるところが非常に興味深い。マネジメントは公共の利益を自らの利益とすることで調和を実現しなければならない。さもないと、結局は企業自身も労働組合との衝突(「年間賃金保証」vs「雇用賃金プラン」)を受けたり、政府からの規制を受けたりすることになり、その時には余計に痛手を被ってしまうことになる。マズローが「完全なる経営」の中で強調した「シナジー」のコンセプトとも密接に関係があるであろう。
また人の動機づけという点で、企業は働く人に責任を要求しなくてはならず、そのための方法として4つあげている。
・人の正しい配置
・仕事の高い水準:目標の設定
・自己管理に必要な情報:目標に対する評価をタイムリーにできるように情報提供すること
・マネジメント的視点を持たせる機会:仕事の設計への参画や職場コミュニティ活動でのリーダシップを発揮させることなど -
Posted by ブクログ
ネタバレドラッカーが1954年に出版した古典的経営書である。これが60年前に書かれたものかと思うほど、違和感がない。ドラッカーは企業の目的は社会にあり(企業は社会の機関)、「顧客の創造」であるとする。それはマーケティングとイノベーションを通じて行われる。
昔から経済学では企業の目的は利潤の極大化だとするのが当たり前だし、常識的にもそのように考えられていると思うが、ドラッカーの興味深いところは利益については最大にするのではなく、あくまで損失の回避であり、企業が変化を起こそうとする中でのリスクに備えるための余剰の源泉として位置付けているところだ。
またドラッカーが挙げている、事業において目標を設定すべき8つの領域として、マーケティング、イノベーション、生産性、資金と資源、利益、マネジメント能力、人的資源に加え、社会的責任を加えている。現代でこそ、企業のCSR等が問われているが、この時代に社会的責任を強調しているところがすごい。最後の3つを軽視すれば結局のところ前半の5つにおける損失となって現れ、事業そのものの衰退として現れる、ということである。
後半では経営管理者のマネジメントが論じられている。冒頭でヘンリーフォードが昔、技術者とワンマン社長のみの組織を目指し、経営管理者を排除しようとして大失敗した例を引き合いに出しているが、非常に興味深い。
管理の限界(スパンオブコントロール)という考え方がよく人事で引用されるが、きちんと業績で評価されるのであれば、部下に指示し報告させるという管理業務は不要であり、経営管理者のマネジメントの責任範囲はそれよりも大きくなるとする。つまり部下は管理する対象ではなく、助けたり教えたりする必要のある部下の数になる。
このようにいまだにドラッカーの考え方は非常に新鮮であり、考えさせられる。 -
Posted by ブクログ
ドラッカーの名言集的な一冊、さらっと読めました。
どこかエッセイ的でもある構成となっています。
一つのフレーズと、それを扱っている著作からの引用、
そして、それをどう“使用すべき”かとのヒント。
見開きで一つのテーマを扱っているので、
気まぐれにパラパラとめくっていても面白いかと。
これからドラッカーを読もうとしている方にも、
既に読み込んで、たまにエッセンスだけ見たいなとの方にも、
それぞれの読み方に合わせた使い方ができそうです。
“第二の人生を準備する”
ここ最近実感しているのは、自分の親の世代と異なり、
一つの道で過ごせた時代ではなくなったとのこと。
第二(セカンド)でも、もう一つ(パラレル)でも、
自分にとっての“プロフェッショナル”を模索していきたいですね。 -
Posted by ブクログ
ドラッカー本は何年も前に「プロフェッショナルの条件」「マネジメント」(高校野球の方ではなく原著)を読んだ。あれらが参考書だとしたら本書は練習問題集という位置づけになる一冊だと思う。
体系的にまとめられているという点では前述の二冊の方が上なので、ドラッカーのとっかかりという事では本書ではなく前述の二冊を読んだ方が良いだろう。それらを読んだ上で、さらに深くドラッカー経営哲学を学ぶのなら本書は良い練習問題集になる。
本書の構成は一応の章立てはされているものの、ドラッカーの膨大な知識と経験から語られるケーススタディが随時差し込まれるのでスラスラ読むというにはかなり大変な一冊だと言える。もちろん、各ケーススタディをざっと読んで「ふーん」と言って次に進むのなら難しい事は無いのだろうけど、しっかりと自分の脳みそで反芻しながら読むとなるとかなり骨が折れるし時間もかかる一冊だと思う。そういった意味でパっと手に取って読む本とは思わないので評価3としておいた。既にドラッカー本をいくつか読み、実際に経営の立場にいる人であれば4か5と評価して良いのではないかと思う。
参考書となる二冊を読んでから大分間が空いてしまった事もあり、中々に読むのが億劫な一冊になってしまった。折を見てマネジメントとイノベーション辺りを読んでから再度本書を読みたいと思う。何しろ練習問題集なので実際の状況に迫るような記述も多く、しっかりと読みこむ事で大きな力となるのは間違いない。
しかし毎度ながらドラッカーの知識の奥深さ・幅広さには驚かされる、ドラッカー自身が言う様に視野を狭めず多くの事を学びたいと改めて思う一冊でした。