上田惇生のレビュー一覧

  • ドラッカー名著集11 企業とは何か

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    マネジメントについて初めて記した書籍といっても良く、GMの内部を分析してまとめた内容になっている。ただ、この時点では完成ではないとドラッカーも言っている。企業は、事業遂行の面だけでなく、社会的な存在でもあり、産業界での存在意義もあるということ。近年のトリプルボトムラインの先駆的な指摘である。ただ、事業として、その中での分権組織を機能させるパートに力が入っていると思う。経営学に近い領域になって、読みやすくなった。

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    2011年10月15日
  • ドラッカー名著集10 産業人の未来

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    経済人の終わりと同様に社会学の内容。産業社会では、個々人が責任を持ち、正当な権力を持つべきという産業社会の姿を述べている。正当な保守主義の変遷を踏まえながらの記述で、勉強になる。こういうの勉強したことないので。

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    2011年10月15日
  • ドラッカー名著集9 「経済人」の終わり

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    1939年ドラッカー29歳時の処女作ということで、経営学というより社会学の書籍だった。出身のオーストリアから追われた中で、ナチスをはじめとした社会・政治情勢について記したもの。ブルジョア資本主義が失敗し、マルクス主義が失敗した中で、大衆はファシズムに光明を見出そうとしたのか。当時としては斬新で、今となっては歴史をなぞっているような内容。本質を分析すると、未来も見えていたということか。

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    2011年10月15日
  • ドラッカー名著集6 創造する経営者

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    事業戦略に関してまとめた書籍ということで、事業の意義から事業分析に移り、SWOT分析のような話になる。事業の業績を上げるには、適切な意思決定、事業戦略・経営計画とコミットメントということ。切れ味のある分析から得られるインサイトを実行にいかにつなげるか、そのための知識・知恵が大切ということ。

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    2011年10月15日
  • ドラッカー名著集4 非営利組織の経営

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    ドラッカーの著書の中では新しい部類に入る。非営利組織を舞台にしているが、ミッション、強みを活かす人事などのマネジメントの要諦は変わらず。非営利組織の方が、ミッションの明確化と存在意義の確認は大切ということか。

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    2011年10月15日
  • ドラッカー名著集3 現代の経営[下]

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    組織はどうあるべきかを述べているが、少し時代が古く、ここは普遍的ではないかな。人事管理が述べられていて、人事部の仕事っぽいところもあるが、事業を分からない人事部では付加価値を期待できないということだろう。マネジメントとして、ステークホルダーとどうつきあうか、企業は社会の中でどういう存在であるべきかという哲学的な内容。上下巻ではちょっと散漫だったかな。

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    2011年10月15日
  • 実践するドラッカー【思考編】

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    1弱みをカバーするのは時間の無駄。
    2得意分野ではなく資質を磨いたもの=得意を極めたもの(逆を返せば個人レベルの得意なことは強みにならない)
    3何によって人の記憶に残りたいか
    4環境が変わったらその中で何が求められているかを考える

    いずれも一つ一つは繋がりのないことだけど、私の中でストンと落ちた言葉たち。ワークショップ形式でおもしろかった!

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    2011年09月22日
  • ドラッカー時代を超える言葉

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    ドラッカー氏の社会を見る視線、どんな道を歩めばこの視点を持ち得るのだろう。。。心の持ち方を、偉人の言葉に求めることがあるけれど、ドラッカーの伝記を読めば、また新たな開眼が得られるような気がする。初ドラッカーでお得な良い本を選んで満足!

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    2014年04月15日
  • ドラッカー名著集10 産業人の未来

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    経済人は終わりだけど、産業人には未来があるということか。当時の経済人と産業人の違いを理解したうえで挑戦したい本だけど、あまり読みたいとも思わない本でもあります(^^;

    読んでいてチャップリンのモダンタイムスの一幕を思い出しました。資本主義社会の中で会社では人間の尊厳が失われ機械の一部の歯車のように働くようになっていることを笑いで風刺していますが、最後は自由な生活を求め旅立っていきます。そんな映画が流行っていた時代、人々に魅力的な生き方、働き方を提示できるかいなか、つまり、個人がその社会の中で「位置と役割」を持てる社会かどうか、と述べています。

    たぶん(と言うのは本書から明確には読み取れなか

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    2011年08月20日
  • ネクスト・ソサエティ

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    情報化や少子化の到来による社会の変化など、
    10年前に書かれた本とは思えないほど社会の変化がうまく予想されており
    なるほどドラッカーが評価される理由もわかる。

    文章も基本的に読みやすいので
    初めてのドラッカー的な本を読むくらいならこの本を読めばいいのにと思います。

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    2012年11月11日
  • チェンジ・リーダーの条件

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    知識を行動に具体化することに責任をもつ者>現代の経営(1954年)

    もはやマネジメントは専門的な技能ではない。本書でも明らかにしているように、一般教養になりつつある。一般教養とは、教育ある人間が、自らの役割を果たすために知っておかなければならないことである。明日の日本、あるいは明日の先進国において、マネジメントを理解せずに、教育ある人間の役割を果たすことはできない。あらゆる人間が、マネジメントとは何のことであり、その基盤となるものが何であるかを知らなければならない。それが前提とするもの、価値をおくもの、目標とするものが何であるかを理解しなければならない。(チェンジリーダーの条件、2000年)

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    2011年07月01日
  • 実践するドラッカー【行動編】

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    思考編よりためになった。やはり何事も動き出さくちゃ意味が無い。計画を立て、なにより、実践ノートを活用しようと思った。

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    2011年06月10日
  • ドラッカー名著集13 マネジメント[上]

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    マネジメントとは何か。

    マネジメントは組織のための機関である。組織がなければマネジメントはありえない。その組織は社会のための機関である。機関とは何を行うかによって定義されるものではない。何を貢献するかによって定義される。
    マネジメントには3つのポイントがある。
    自らの組織に特有の目的とミッションを果たす
    仕事を生産的なものとし、働く人達に成果をあげさせる。
    仕事が社会に与えるインパクトを処理するとともに、社会的な貢献を与える。

    大事な事は
    顧客は誰か
    顧客にとっての価値は何かを常に考えること。

    戦略計画の重要性についても触れている。
    戦略計画は予測ではない。予測は可能性の範囲内、戦略は可

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    2011年06月04日
  • 実践するドラッカー【思考編】

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    P201より
    ドラッカー教授は、「あなたの本の中で最高のものはどれですか」という質問をよく受けたそうですが、常に「次の作品です」と答えていたそうです。まさに完全を求め、九十五歳まで書き続けたのです。

    私もそうありたいと思います。ものすごいバイタリティです。

    この話を読んで思い出すのが、ハリーポッターのダンブルドアであり、HUNTER×HUNTERのネテロ会長です。
    おじいさんになってもバイタリティを持ち続けたいものです。

    ちなみに、編著者の佐藤等さんは、公認会計士。

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    2011年06月01日
  • テクノロジストの条件

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    成果に責任を持つマネージャーについて論じたのが『マネジメント』とすれば、こちらはアクションそのものに責任を持ち実行する知識労働者≡テクノロジスト(要は現場の人)を論じた本。とは言えそこはマネジメントの大家ドラッカー、テクノロジストを如何にマネージするか、について書かれているので、正確には『マネジメント』の部分集合(現場のヒトのマネジメント)を深化させた本、ともいえる。

    最初の1/4と最後の1/4、つまり本書の1/2は技術史に関する記述に充てられているが、マネジメントに直結する部分が少なく、本書を手にする多くの人にとって、あまり意味のあるものとは思えない。

    残りの1/2には、示唆に富む内容が

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    2011年06月01日
  • ドラッカー時代を超える言葉

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    【読書】現代社会最高の哲人と呼ばれる、ドラッカーの言葉を集めた本。ドラッカー関係の本を読むのは「もしドラ」以来。「イノベーションと企業精神が最も必要とされているのが政府である。」というドラッカーの言葉。頭が痛い。まずは勉強、勉強。

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    2011年04月29日
  • 明日を支配するもの―――21世紀のマネジメント革命

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    ドラッカーの本をたくさん読んでいるわけでもないので、生意気なことは言えない立場だけど、正直、この本はつまらなかった。この本は「明日を支配するもの」として読むのではなく「21世紀のマネジメント革命」という原題のままでよかったのではないか?

    明日と言っても書かれたのは1999年。経済を初めあらゆることのグローバル化、先進国・特に日本でも少子化など、経済活動上の重要なターニングポイントについては書かれているが、すでにこの本が書かれて以降、我々は、2001年9・11の同時多発テロもテレビで見てしまったし、2008年9月のリーマンショックも経験してしまったし、2011年3・11の未曾有の大震災も経験し

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    2011年04月23日
  • ドラッカー名著集12 傍観者の時代

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    読む順番間違えた。ドラッカーの本で「プロフェッショナルの条件」しか読んでいない私にはまだ早すぎた。もっとドラッカーを読みこんだ上でもう一回読もう。ドラッカーの思想の原点が詰まっている本なので、通には絶対おもしろい一冊。

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    2011年03月05日
  • チェンジ・リーダーの条件

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    ドラッカーの本は、本屋の経営ジャンルには結構いつも置いてあったが、今まで敬遠して読んではいなかった。この度、あるきっかけで読んでみたが、私的には目新しいという観念はない。「マネジメントと起業家精神(イノベーション)がコインの裏表である」というまさにそのとおりと考える。マネジメントとは、常に変化していかねばならない。なぜか、企業においても、ユーザのニーズの変化、人・物・金の資源状況の変化、社会情勢の変化など一つとして恒久的に変化しないものはないのだから。

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    2011年02月21日
  • ドラッカー名著集9 「経済人」の終わり

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    わからない言葉、
    マルクス社会主義、
    ブルジョア資本主義
    プロレタリアなどなど、

    まったくよくわからないまま
    読み終えました。

    経済学は難しいと思いました。


    本書をよみ終えたてから
    ドラッカーが太平洋戦争前に
    この本を書いたことに驚きました。

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    2011年02月06日