あらすじ
仕事の成果が問われるいま、ビジネスマンはいかに能力を高め、自己実現をとげるか。成果能力、果たすべき貢献、優先順位、意思決定、リーダーシップ、コミュニケーション、時間管理など、人並みの能力でプロになる知恵を精選。
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Posted by ブクログ
・不得手なことに時間を使ってはならない。自らの強みに集中すべきである
・成功のカギは責任である。自らに責任を持たせることである。あらゆることがそこから始まる。大事なものは、地位ではなく責任である。責任ある存在になるということは、真剣に仕事に取り組むということであり、仕事にふさわしく成長する必要を認識するということである
・今日でも私は「何によって人に憶えられたいか」を自らに問い続ける。これは自らの成長を促す問いである。なぜならば、自らを異なる人物、そうなりうる人物として見るよう仕向けてくれるからである
・成果を上げるための実践的な能力は五つある。第一に、何に自分の時間がとられているかを知り、残されたわずかな時間を体系的に管理する。第二に、外部の世界に対する貢献に焦点を合わせる。第三に強みを中心に据える。第四に優先順位を決定し、優れた仕事が際立った成果を上げる領域に力を集中する。第五に成果を上げるよう意思決定を行う
・問題の解決によって得られるものは、通常の状態に戻すことだけである。せいぜい、正価を上げる能力に対する妨げを取り除くだけである。成果そのものは、機会の開拓によってのみ得ることができる
・何かをすることに決めたら、何を期待するかを書き留める。9か月後、1年後に結果と照合する。私自身惟男を50年続けている。そのたびに驚かされる。誰もが驚かされる。こうして自らの強みが明らかになる。自らについて知りうることのうち、この強みこそ最も重要である
・自らの強み、仕事のやり方、価値観がわかっていれば、チャンスを与えられたとき、職を提供されたとき、仕事を任されたときに、「私がやりましょう」「私のやり方はこうです」「仕事はこういうものにすべきです」「ほかの組織や人との関係はこうなります」「この期間内にこれこれのことをやり遂げます」といえる
・確実性を必要とする人は、起業家に向かない。そのような人は政治家、軍の将校、外国航路の船長などいろいろなものに向かない。それらのものすべてに意思決定が必要である。意思決定の本質は、不確実性にある
・変化を観察しなければならない。その変化が機会かどうかを考えなければならない。本物の変化か一時の流行化を考えなければならない。見分け方は簡単である。本物の変化とは人が行うことであり、一時の流行とは人が話すことである
・上司をいかにマネジメントするか。実のところ、答えはかなり簡単である。上司の強みを生かすことである
・受け手が期待しているものを知ることなく、コミュニケーションを行うことはできない。期待を知って、はじめてその期待を利用できる。あるいは受けての期待を破壊し、予期せぬことが起こりつつあることを強引に認めさせるためのショックの必要を知る
・効果的なリーダーシップの基礎とは、組織の使命を考えぬき、それを目に見える形で明確に定義し、確立することである。リーダーとは、目標を定め、優先順位を決め、基準を決め、それを維持するものである
・まず初めに、一般的な問題か、例外的な問題か、何度も起こることか個別に対処すべき特殊なことかを問わなければならない
・意思決定についての文献のほとんどが、事実を探せという。だが、成果を上げるものは、事実からはスタートできないことを知っている。誰もが自分の意見からスタートする
・一つの行動だけが正しく、他の行動はすべて間違っているという仮定からスタートしてはならない。自分は正しく、他のものは間違っているという仮定からスタートしてもならない。ただし、意見の不一致の原因は必ず突き止めなければならない
・優先順位の決定にはいくつか重要な原則がある。すべて分析ではなく勇気にかかわるものである。第一に、過去ではなく未来を選ぶ。第二に、問題ではなく機会に焦点を合わせる。第三に、横並びではなく独自性を持つ。第四に、無難で容易なものではなく、変革をもたらすものを選ぶ
・完全な失敗を捨てることは難しくない。自然に消滅する。ところが機能の成功は、非生産的となった後も生き続ける。もう一つ、それよりもはるかに危険なものがある。本来うまくいくべきでありながら、なぜか成果が上がらないまま続けている仕事である
・第二の人生を持つには、一つだけ条件がある。本格的に踏み切るかなり前から助走しなければならない
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年初の再精読
第9章 コミュニケーション
第10章 リーダーシップ
第11章 意思決定
第12章 優先順位
昨年までに難しさを痛感したテーマ
そして、2022年個人的に改善したいテーマ、とくにリーダーシップと意思決定
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ドラッカーの名言が詰まっている。
刺さる言葉がいくつもあった。
・仕事を生産的なものにするには、アウトプットを中心に考えろ
・起業家精神の定義は、変化を探し、変化に対応し、変化を機会として利用すること
・関係者全員に成果をもたらす関係であれば、失礼な言葉があっても人間関係を壊すことはない
・リーダーとは、目標を定め、優先順位を、決め、基準を定め、それを維持する者
・意見を持つことを奨励しろ
・優先順位の決定について最も重要なことは、分析ではなく勇気
・成果をあげられない人の方が多く働いている
・成果をあげる者は、時間からスタートする など
より深く理解するには、引用されたドラッカーの本を読むことが必要と感じた。
Posted by ブクログ
すばらしい本です。ドラッカーを丸かじりできる優れた脳と、時間がある方には必要の無い本ですが、普通の方には、なかなか難しいことですよね。ですので、経営の哲学の哲学とあわせて読むことをお勧めします。
Posted by ブクログ
"ピーター・F・ドラッカーさんが著した本からの言葉をまとめた贅沢な本。
仕事をするうえで、貢献に着目して、行動に移さなければならない。
成果を上げ続ける人とは、どんな行動をしているのか?どんな考え方で日々過ごしているのかに気がつく。自らを鼓舞する最高の本。"
Posted by ブクログ
仕事をする上で大切なマインドセットを述べている。
新たな発見があったというより、新人になって得てきた学びが凝縮されていた感じ。
大事な時期に読み直そう
Posted by ブクログ
ドラッカーが語った仕事をしていくうえでの哲学についての名言集。
困難な時代を生き抜いて、数多くの人々を啓発してきた今は亡きドラッカー。
彼のビジネス理論の根底には人間に対する優しさがあるので、心にまっすぐに入ってくる。
社会に出て何らかの仕事に就き、その分野で頑張っていこうという人には必読の書ともいえる。
私がこの本を読んだのは、会社で重要な仕事を任され重荷で心が折れそうになっていた時で、この本の言葉に励まされ何とかやり遂げることができた。
以来この本は私の愛読書の一つになり、10数年を経た今でもいつも傍らにある。
Posted by ブクログ
かつて先輩に勧められたときは10%も判らなかった。
今は20%位は腑に落ちるかな。
時々立ち止まって読み返したい。
1ページ5~6行の短い金言集。
政治家や経営者や知識人といわれる人達の言葉を、
今まで上面だけで聞いてたと思います。
深い言葉、浅い言葉の違いが判るようになった気がします。
Posted by ブクログ
ドラッカーの主な著作から中核的な部分を抜き出したもの。
ドラッカー独特の言い回しがあるので少し勉強しないと
わかりづらい表現も多いが、深みのあるある点が多い。
座右の銘のような使い方をしたほうがよさそう。
Posted by ブクログ
チェック項目14箇所。読む上で大切なこと、自分は何をすべきか?を問うこと。自らの成長のために最も優先すべきことは卓越性の追求。成功の鍵は責任、自らに責任をもたせること。人に信頼され協力を得るには自らが最高の成果をあげていくしかない。仕事を生産的にするには仕事のアウトプットを中心に考える。努力では習得できない資質・・・真摯さ。辞めることが正しいとき、組織が腐っている、自分がところを得ていないとき、成果が認められないとき。心地よくなったときこそ変化を求める。意思決定の本質は不確実性・・・確実性を必要とする人は起業家に向かない。生産的であることがよい人間関係の唯一の定義。組織内の摩擦のほとんどがたがいに聞きもせず、知らされもしないことにある。コミュニケーションを成立させるのは受け手。意思決定は意見から。時間はリアルタイムに記録する。
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ドラッカーの名言集。
彼の著書で述べられている、いわゆる名言を集めたもの。鋭い洞察でずばりと言い当てているのはすばらしい。さらりと読むというよりも、枕元においてしばしば読み返すような本。
仕事で行き詰まりを感じているときなどに申し分ない一冊。
Posted by ブクログ
会社の人事部長からこの本をもらい、読むことになりました。沢山の名言がありましたが、中でも心に残った言葉をメモ。
私自身が心に沁みた言葉や、部下に伝えたい言葉など、色々あった。
■成長に、最大の席にを持つ者は、本人であって組織ではない。自らと組織と成長させるためには何に集中すべきかを、自ら問わなければならない。
■問題の解決によって得られるものは、通常の状態に戻すことだけである。せいぜい、成果をあげる能力に対する妨げを取り除くだけである。成果そのものは、機会の開拓によってのみ得ることができる。
■現存する仕事はすべて正しい仕事であり、何がしかの貢献をしているはずであるとの先入観は危険である。現存する仕事はすべて間違った仕事であり、組み立て直すか、少なくとも方向づけを変えなければならないと考えるべきである。
■オーナー起業家に天才的なひらめきがあるというのは神話に過ぎない。天才的なひらめきをあてにするオーナー起業家は、ひらめきのように消えていった。
■真に厳しい上司、すなわち一流の人間をつくる上司は、部下がよくできるはずのことから考え、次にその部下が本当にそれを行うことを要求する。
■意思決定についての文献のほとんどが、事実を探せという。だが、成果をあげる者は、事実からスタートできないことを知っている。誰もが自分の意見からスタートする。
■成果をあげる者は、仕事からスタートしない。時間からスタートする。計画からもスタートしない。何に時間が取られているかを明らかにすることからスタートする。次に、時間を管理すべく、時間を奪おうとする非生産的な要求を退ける。そして最後に、得られた自由な時間を大きくまとめる。
Posted by ブクログ
ピーター・ドラッカー(Peter Ferdinand Drucker、1909年11月19日-2005年11月11日)はオーストリア生まれの経営学者・社会学者。なお、著書『すでに起こった未来』(原題"The Ecological Vision")では、みずからを、生物環境を研究する自然生態学者とは異なり、人間によってつくられた人間環境に関心を持つ「社会生態学者」と規定している。ベニントン大学、ニューヨーク大学教授を経て、2003年まで、カリフォルニア州クレアモント大学院教授を歴任。現代経営学やマネジメントの発明者と言われる。
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仕事に必要なチームワーク、コミュニケーション、意思決定、優先順位、時間管理等について1頁にテーマ書かれています。一つ一つの言葉にとても重みがあります。自分も仕事の成果を上げる為に強みを生かして弱みをカバーしていかなければ。。。
Posted by ブクログ
これが数十年前に書かれた物とは思えない内容。
現代が取り組むべき問題が如実に書いてある。
歴史は繰り返される。
時間は進む。
でも過去と今と何が変わったのだろうか…。
Posted by ブクログ
成長、成果能力、貢献、強み、進べき道、知識労働者、起業家精神、チームワーク、コミュニケ―ション、リーダーシップ、意思決定、優先順位、時間管理、第二の人生
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ドラッカーの著書からの名言引用集。
本書は仕事に向かう姿勢・考え方だけを集めたもの。
どれも実に深いが、読者自身の今置かれている環境、
抱えている問題意識によって心に響く言葉は異なる。
時期をあけて再読すると違った発見があるとと思う。
また、気に入った名言の出典元の本に戻る読み方も良いのでは。
どれも良かったが、個人的にはこれが一番印象に残った。
「自分が行おうとすることにはつねに不満がなければならず、
つねによりよく行おうとする欲求がなければならない」
Posted by ブクログ
仕事の本質が抜粋してあり、読みやすかったです。自分の言葉に置き換えながら、自身の「今」と比較、確認しながら読みました。迷った時、指針がほしい時に読みたい一冊。
Posted by ブクログ
回りくどくなく簡潔でよい。
それでいて考えさせられる良書。
組織と自分を分けて考えられている。
しかし繋がりがある。
仕事はプロだ、プロが仕事をする。そんな事を考えさせられた。
Posted by ブクログ
いわずと知れたドラッカーの名言集。
ドラッカーの様々な著書からビジネスについての
含蓄のある言葉が集められています。
この中で、一番印象に残っている所は
「何によって人に憶えられたいかね」
この答えを50歳になっても答えられなければ
人生を無駄に過ごしたことになる
という趣旨の所です。
漠然としている人生の中で、どうあるべきか
どうしていくべきかを教えてもらった気がします。
Posted by ブクログ
価値観に合った組織で働くこと
自分を使って何をしたいか
ソクラテスは「大工と話すときは、大工の言葉を使え」と説いた。コミュニケーションは、受け手の言葉を使わなければ成立しない。受け手の経験にもとづいた言葉を使わなければならない。
リーダーシップとはカリスマ性ではない。平凡で退屈なもの。
プロフェッショナルの条件とは、頭の良さではなく、真摯さを大切にする。
信頼とは真摯さへの確信。
優先順位のための4つの原則
すべて分析ではなく勇気に関わること
・過去ではなく未来を選ぶ
・問題ではなく機会に焦点を合わせる
・横並びではなく独自性をもつ
・無難で容易なものではなく、変革をもたらすものを選ぶ
Posted by ブクログ
ドラッカーさんの仕事に関する哲学。
たまに理解が及ばないこともあるが、読んでいるだけでやる気が出てくる。
特に面白かったものは
・自らの予期せぬ成功を追求する。ほとんどの人は問題にばかり気をとられる。
・問題の解決によって得られるものは、通常の状態に戻すことだけ。成果は機会の開拓によってのみ得ることができる。
・自らの価値観に反するところに身を置くならば、人は自らを疑い、自らを軽く見るようになる。
Posted by ブクログ
ドラッカーの名言集の本
名言だけなのでまあ内容は薄め
能力は仕事の質を変えるだけでなく、人生そのものを変える
自らの予期せぬ成功を見つけ、それを追求する
成果を上げるための能力①自分の時間の管理②外部への貢献③強みを中心に④優先順位を決定、注力⑤意思決定
仕事のアウトプットを中心に考える
貢献に焦点を合わせ、組織全体の成果に注意を向け、外部の世界に注意を向ける
無能を並の水準にするには、一流を超一流にするよりも努力が必要
人と組むor一人、整備された環境or緊張感や不安、大きな組織の歯車or小さな組織の大物、意思決定or補佐、
自分を使って何がしたいか
最初の仕事はくじ引き
組織が腐っている、所を得ていない、成果が認められないときは辞めることが正しい
知識者は理解されるよう努力する必要がある
生産性があることが良い人間関係の唯一の定義である
リーダーとは、目標を定め、優先順位を決め、基準を決め、それを維持する者
行動と責任についての厳格な原則、高い成功基準、人と仕事に対する敬意を、日常において確認する
意思決定は、決定の目的は何か、達成すべき目標は何か、必要条件は何かを明らかにしなければならない
優先順位の決定は①過去より未来②問題より機会③横並びより独自性④無難より変革
Posted by ブクログ
人は重要な仕事を成し遂げたとき、達成感をもつ。自らを重要と感じ、誇りをもつことができる。人に信頼され協力を得るには、自らが最高の成果をあげていくしかない。
成功の鍵は責任である。真剣に仕事に取り組み、ふさわしく成長する必要を認識するということである。人は重要な仕事を成し遂げたとき、達成感をもつ。自らを重要と感じ、誇りをもつことができる。人に信頼され協力を得るには、自らが最高の成果をあげていくしかない。
仕事を生産的なものにするには、アウトプットを中心に考えなければならない。技能、情報、知識は道具に過ぎない。習得すること、他から得ることができず、もともともっていなければならない、どうしても身につけていなければならない資質がある。才能ではなく真摯さである。
この「習得すること、他から得ることができず、もともともっていなければならない、どうしても身につけていなければならない資質が、才能ではなく真摯さである。」という言葉が重い。
自分の仕事がどうしても上手く行かないと悩んでいる人がいたら、自分がこの真摯さをもっているか、身につけているかを自問自答してみるとよいだろう。
Posted by ブクログ
ドラッカーの入り口としては取っつきやすい本。
ドラッカーの様々な本から抜粋した言葉が並ぶ。
その切り文を読むだけで、示唆を得られ、ドラッカーの本をきちんと読みたくなる。
Posted by ブクログ
多々のドラッカー著書より、自らが直接手にかける「仕事」について抜粋された一冊です。
営利でも非営利でも活動自体が仕事です。
おそらく全ての人に有益でしょう。
ただ、多くの内容が重複していることは欠点です。
Posted by ブクログ
ドラッカーのさまざまな著作の中の、ドラッカーの哲学を物語る文を集めた言葉集。
言葉を寄せ集めているためか、つぎはぎのように不統一なイメージがあって、あまりスッと入ってこなかった。文章の一部にあれば響く言葉もあるかも知れないけれど、言葉単体で響いてくるものはあまりなかった。
確実性を必要とする人は、企業家に向かない。そのような人は政治家、軍の将校、外国航路の船長など、いろいろなものに向かない。それらのものすべてに意思決定が必要である。意思決定の本質は、不確実性にある。(p.97)
誰にとっても、優先順位の決定はそれほど難しくない。難しいのは劣後順位の決定、なすべきでないことの決定である。延期は放棄を意味する。一度延期したものを復活させることは失敗である。このことが、劣後順位の決定をためらわせる。(p.176)