上田惇生のレビュー一覧

  • ドラッカー時代を超える言葉

    Posted by ブクログ

    ドラッカーブームである。「もしドラ」が売れているのが端緒かもしれないが、多くの人がドラッカーに接することになったのではないかと思う。

    本書は、そういったドラッカー初心者に是非お薦めしたい書である。

    ドラッカーのエッセンスが凝縮されている。「ドラッカー入門」や本書をまず読んでから、本格的にオリジナル書を詠み込むのも理解を深める一つの方法であると思う。


    著者について(楽天ブックスより)

    上田惇生(ウエダアツオ)
    ものつくり大学名誉教授、立命館大学客員教授。1938年生まれ。61年サウスジョージア大学経営学科留学、64年慶應義塾大学経済学部卒。経団連会長秘書、国際経済部次長、広報部長、(財)経済広報センター常務理事、ものつくり大学教授を経て、現職。現代社会についての最高の哲人、マネジメントの発明者とされるピーター・F・ドラッカー教授の主要著作のすべてを翻訳。「はじめて読むドラッカー・シリーズ」四部作、「ドラッカー名言集」四部作を編集。

    ・本書について(楽天ブックスより)

    「週刊ダイヤモンド」で大好評連載中の「3分間ドラッカー」単行本化!単なるドラッカーの解説にとどまらず、今起きていること、これから起こりうることをドラッカーの「目」を通して読み解く一冊。上田氏だからこそできる、まるでドラッカーが生きているかのような語り口は、現代社会を生きていくための指針になる。

    ・気に入った箇所

    コンピューターを扱う人たちは、より速いスピードとより大きなメモリーに関心を持つ。しかし、問題はもはや技術的なものではない。いかにデータを利用可能な情報に転化するかである

    上司をマネジメントすることが重要であると認識している者が、あまりに少ない。困ったことには、上司をマネジメントできることを知っている者もあまりいない

    現代の組織はボスと部下の組織ではない。僚友によるチームの組織である

    組織から何を得るかを問い、それが自ら投じたもの次第であることを知るとき、人は自由になる

    一人ひとりの人間は個であり続ける。ということは、個人の強み、主体性、責任、卓越部分が、集団全体の強みと仕事ぶりの源泉になるよう、仕事を組織する必要があることを意味する

    すべてが初めての挑戦である。むずかしいことではない。だが知識労働者の生産性こそ一人ひとりの人間、一つひとつの組織が成功を続けるうえで不可欠のものである

    新しい任務で成功するうえで必要なのは、卓越した知識や卓越した才能ではない。それは、新しい任務が要求するもの、つまり新しい課題において重要なことに集中することである

    自らに少ししか求めなければ成長しない。多くを求めるならば、何も達成しない者と同じ努力で成長する

    計画からスタートしない。まず何に時間をとられているかを知ることからスタートする

    事業を成功させるには、社員が最高の仕事ができる環境をつくらなければならない

    まずマネジメントが行うべきことは、自らの組織があげるべき成果を明確にすることである。これは、実際に取り組んでみれば明らかなように、最も難しく、最も重要な仕事である

    組織改革は手軽に行ってはならない。それはいわば手術である。小さなものであっても危険を伴う。安易な組織改革は退けなければならない。もともと完全無欠な組織はない。ある程度の摩擦、不調和、混乱は覚悟しておくべきである

    イノベーションは、焦点を絞りシンプルに行わなければならない

    新しいもことを行うのも、すでに行っていることを改善するのも、かかる手術は同じである

    リスクは基本的に、四つの種類がある。第一に負うべきリスク、第二に負えるリスク、第三に終えないリスク、第四に負わないことによるリスクである

    リスクの最小化という言葉には、リスクを冒したらり、リスクを作り出すことを非難する響きがある。つまるところ、企業という存在そのものに対する非難の響きがある

    イノベーションに優れた企業は、人のつくったものは、やがて陳腐化することを知っている。競争相手によって陳腐化させられるのを待たずに、自ら陳腐化し、廃棄することを選ぶ

    未来を築くためにまず初めになすべきは、明日何をなすべきかを決めることでなく、明日を創るために今日何をすべきかを決めることである

    コップに半分水が入っていると言うのと、コップが半分からであると言うのとでは、量的に同じであっても、意味合いが違う。とるべき行動も違う。世の中の認識が「半分入っている」から「半分空である」に変わるとき、イノベーションの機会が生まれる

    成果は、内部にいる者や、企業の支配下にある者によって決まるのではない。企業の活動が成果を生むか無駄に終わるかを決定するのは、企業の外部にいる者である

    なされるべきことを考えているかである。ドラッカーはくどいくらいに念を押す。「なされるべき」ことである。「なしたい」ことではない

    トップの一日も、他の人と同じように二十四時間しかない。彼らもまた、はるかに責任の軽い人たちと同じように、眠ったり、休んだり、くつろいだりする必要がある

    コミュニケーションは私からあなたへ伝達するものではない。それは、われわれの中の一人から、われわれの中の一人へ伝達するものである。組織においてコミュニケーションは手段ではない。それは組織のあり方そのものである。

    重要なのは正しい答えを見つけることではない。正しい問いを見つけることである

    成果をあげる者は、意図的に意見の不一致をつくりあげる。そのようにして、もっともらしいが間違っている意見や、不自然な意見によってだまされることを防ぐ

    自らの強みに焦点を合わせ、強みでないことは他社に任せなさい

    自ら未来をつくることにはリスクが伴う。しかし、自ら未来をつくろうとしないほうがリスクは大きい。

    ・お薦め度

    ☆☆☆☆

    ドラッカーブームである。「もしドラ」が売れているのが端緒かもしれないが、多くの人がドラッカーに接することになったのではないかと思う。

    本書は、そういったドラッカー初心者に是非お薦めしたい書である。

    ドラッカーのエッセンスが凝縮されている。「ドラッカー入門」や本書をまず読んでから、本格的にオリジナル書を詠み込むのも理解を深める一つの方法であると思う。

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    2010年05月22日
  • イノベーターの条件

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    【社会編】とあるように、我々をとりまく社会を取り扱った文章の抜粋です。

    ですから、第一作【自己実現編】や第二作【マネジメント編】とは違い、個人や組織の業績を上げるための内容ではありません。

    残念ながら、今の私には退屈な文章が多かったな。

    20年くらい経てば、もっと興味深く読めるのだろうか…。



    それでも、うならされるような表現が頻繁に出てくるんですけどね。

    例えば…。

    理性崇拝は何をもたらすか、という文章の一部。



    『彼ら(理性主義者)は、何が正しく、何が必要であって、何がよいことであるかを常に知っている。しかも、それらは簡単でやさしいものばかりである。だが、彼らは決してそれを実現できない。なぜなら、権力のために妥協することも、権力のために戦うこともできないからである。彼らは、政治的には常に麻痺状態にある。

    理論については過激、行動は遅疑逡巡、反対するときは強硬、権力を握れば無力、机上においては正しく、政治については無能である。』



    この文章が書かれたのが1942年。

    にもかかわらず、まるで現在の日本を見ているかのようです。



    このような状況が何を生み出すのか?

    という風に文章は続くのですが、非常に長いし、決して簡単な結論ではありませんので、気になる人は自分で読んでみて下さい。



    やはりドラッカーは良い。

    どういうわけか元気が出ます。

    頑張ろうっと。

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    2010年04月29日
  • すでに起こった未来―――変化を読む眼

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    40年以上にわたって書かれた論文集である。

    本書を読んで、「あなたの意見は?」と聞かれると答えはない。つまり私には難しかった。
    それでも、「マネジメントの社会的機能」の章は、興味あっただけに楽しく読めて、参考にもなった。

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    2010年04月23日
  • チェンジ・リーダーの条件

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    基本メッセージは変わらず、マネージメントの重要性を説く。顧客の創出、目標管理。原価管理ではなく成果管理。未来を予測できない等。
    イノベーションについては、①市場中心②財務上の見通しを立てる③トップチームをつくる④得意、不得意を考える、相談相手を持つ

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    2010年04月09日
  • 明日を支配するもの―――21世紀のマネジメント革命

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    顧客の全支出のうち、自社が提供するカテゴリーの製品やサービスに使ってもらっている割合についての数字である。この数字の増減を追っている企業は事実上皆無といってよい。


    なんといっても、

    第6章 自らをマネジメントする―明日の生き方

    を読まなくてはならない。これを読むのがスタートである。

    我々、組織で生きていくものは、

    第5章 知識労働の生産性が社会を変える―先進国の条件

    で生産性を常に改善しなければいけない。
    できれば、2倍、3倍、欲を言えば、1桁増やせ

    県立ト、2010.2.14
    ト、2007.2.17

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    2010年02月14日
  • ドラッカー時代を超える言葉

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    ドラッカーの160の言葉を元に著者が解説を加えている。

    自分がなにをするべきか迷ったときには読み返したい本

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    2010年01月04日
  • ドラッカー名言集歴史の哲学

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    Kodama's review
    ドラッカーさんの見識の深さと広さを思い知らされる一冊でした。下記の『経営の哲学』と同じように、ドラッカーさんの様々な書籍から言葉を抜粋して構成されています。それぞれの書籍をもっと深く読み込んでいかなきゃと思わされます。
    (07.6.22)
    お勧め度
    ★★★☆☆

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    2009年11月19日
  • ドラッカー名著集10 産業人の未来

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    「その権力はもはや財産権から委譲されたものではない。いまや、経営陣の権力はそれ自体が本源的な権力である」

     発表されたのが1940年代、たぶん第二次世界大戦後すぐぐらい。今回もたくさんの全体主義批判。ドラッカーは戦時中での全体主義的な社会の中に、権力の根拠の移り変わりを見たんだろう。ゆえに株主の財産権とは明確に分けられている「経営」という権力機構を考察し始めたのだろうと思う。やはり難解だ。でも、なんとなく勉強になる

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    2009年10月04日
  • ドラッカー365の金言

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    【分類番号】12-25
    【保管場所】本社工場

    【藤田】
     じっくり考えて物事を見据える大切さを感じました。

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    2009年10月04日
  • テクノロジストの条件

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    世界で活躍するエンジニアになりたい方に、是非読んでいただきたい本です。一般的に企業などの組織内で、エンジニアとして仕事をする時、それは専門的・分業的にならざるを得ません。よってエンジニアが所属する組織の構造は、縦割り方のピラミッド構造になるわけですが、結果、この構造がエンジニアの生き方を大きく拘束します。技術を使うのではなく、技術に使われるようになります。
    そうじゃないだろう!エンジニアだって、もっと自由な生き方があるはずだ!自分と関わる組織の生産性を高め、世界中のプロフェッショナルとワクワクする仕事をする、そんなゾクゾクする働き方があるはずだ!そう強く思う方、ここにそのヒントが載ってます!
    BLS中部推薦/元代表 梅舘

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    2009年10月04日
  • ドラッカー365の金言

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    第一に、自分の仕事は何か、何でなければならないK、第二に、自分の貢献は何か、第三に、組織にとって重要なことは何か、何でなければならないかを考えなければならない。

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    2009年10月04日