上田惇生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレおととしくらいに大流行したドラッカーの代表的な著作を読みました。
そう、あの『もしドラ』のドラッカーです。
野球部のマネージャーだったらってことですが、つまるとこ、この『マネジメント』を読んでみたら、
なんのことはない、たぶんマネーボールの実践ということになったのではないかなぁと想像しました。
組織の問題よりも、機会を重視する。
努力よりも、成果を重視する。
頭のよさよりも、真摯さを重視する。
印象に残ったものを羅列してみました。
これだけじゃ、なにも言葉の重さを感じないですが、
本書を読むと、ずしりと響いてきます。
そして、経営学ということなので、
冷徹な指南書かなぁと思っていました -
Posted by ブクログ
NHKの教育テレビで放送されている「100分で名著」。
古今東西の名著を広い視点から解説してくれる番組で非常に面白いのだが、その内容の書籍版が刊行された。
今回はドラッカーのマネジメント(エッセンシャル)である。
最初は「要約されたものをさらに要約して大丈夫なのか?」と懐疑的だった。
しかし、エッセンシャル版の要点を抽出しつつ、その前後に発売されたドラッカーの書籍のポイントを加えながら編集されている。
マネジメントを中心においた、ドラッカー哲学の再編成したものという感覚か。さすがドラッカーを知り尽くす男、上田惇生である。
巻末のドラッカー名著集を見るだけで他の本も読みたくな -
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Posted by ブクログ
ネタバレ価値観に合った組織で働くこと
自分を使って何をしたいか
ソクラテスは「大工と話すときは、大工の言葉を使え」と説いた。コミュニケーションは、受け手の言葉を使わなければ成立しない。受け手の経験にもとづいた言葉を使わなければならない。
リーダーシップとはカリスマ性ではない。平凡で退屈なもの。
プロフェッショナルの条件とは、頭の良さではなく、真摯さを大切にする。
信頼とは真摯さへの確信。
優先順位のための4つの原則
すべて分析ではなく勇気に関わること
・過去ではなく未来を選ぶ
・問題ではなく機会に焦点を合わせる
・横並びではなく独自性をもつ
・無難で容易なものではなく、変革をもたらすものを選ぶ -
Posted by ブクログ
ドラッカー三大古典は「現代の経営」「経営者の条件」そして本著「創造する経営者」といわれています。
事業戦略という言葉を最初に使った著作でもあるといわれています。
当時から考えると戦略とは一般語になっていますが、なりすぎて戦略の意味がぼけてきてしまっている気がします。なんでもかんでも戦略って使っていて、「それって戦略というより戦術じゃないの?」っていう場合にも使われています。
言葉を分解すると「戦いを略す」ということで、いかに無駄なく焦点を合わせて「戦わず勝つ」ことで、戦う術の戦術の上位に位置する考え方だと思います。
この本では「何をなすべきか」について書かれています。上記古典のうちでは -
Posted by ブクログ
すいません時間がないので全体的な印象分だけ、後で詳細に書き直します。
これからの未来に絶対に起こる変化を念頭に、マネジメントの本質を語った良本だと言えるでしょう。この時代にこれだけの本が出せるとは、
さすがはドラッカーと言ったところ。しかしながらやはり時代の変遷と共に、この本で語られていることは現代マネジメントでは常識の部類に入ると言わざるを得ないでしょう。勿論、現代でも通用する名著であるとは思いますが、この本で無ければならない理由も無い、と言う話です。
当然ですがこれらの本は経営書などと同様、マネジメント経験者・マネジメントが現在進行形で必要に迫られている人物以外が読んでも時間の無駄に成