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Posted by ブクログ
ドラッカーの著作の翻訳を手掛ける上田による、ドラッカー『マネジメント』のNHK100分で名著の公式テキスト。『マネジメント』の概要、これに関わるドラッカーの人生や社会の歴史的背景、その他の著作の位置付け、ドラッカーの思想の普遍的・現代的な意義などを描いている。本テキストを読むことで、ドラッカーが書いた本作品は単なる高収益企業の経営論のような狭量なものではなく、人が生き生きと働きより良い社会づくりに貢献できる理想的な社会を目指したとき、組織はどうあるべきか、その中で中心的な役割を果たす「マネジメント」はどんな力を発揮すべきか、を語った懐の深いものであるということがわかる。また、その目的、背景を理解した上で概要を知ることができるため、非常に本作『マネジメント』の理解が深まる。
『もしドラ』が有名なのでもう一度読んでみたくなった。
印象的だったのは、「会社は社会のために存在し、利益のためではなく、人間を幸せに導くために存在する」という箇所。今となっては当たり前だと思うし、著名な経営者の同様の発言も多いので真新しいわけではないのだが、1973年に出版された本作でも同様に主張され、またこれが古典になっていることを考えるともっともっとこの主張について真剣に捉えていかなければならないと強く感じた。自社のビジネスも当然社会的意義を掲げているが、どうしても日々追うのは利益や売上であるし、社会的意義のために本当のところ必要な利益は一体どのくらいが適切で、どこまでいけば過剰なのか、このあたりまで考えきれていないので考えたいと思った。
また、「そもそも利潤動機なるものが、我々の心のなかに存在するのかどうかが疑わしい」という指摘も鋭い。利益を上げ続けたいというその一点が企業の目的ではなく、むしろその利益を手段としてなんらかの目的を達成しようとしているという話で、これも当たり前だが、真剣に捉えたいと思った。日々の業務の中だとここでいう手段の目的化が起こっている部分は大いにあり、倒錯しないように気をつけなければと思わされた。
来年からマネジメント業務が増えるので、『マネジメント』を時々参考にしながら頑張りたい。
読むだけでは意味がない
有名なドラッカーの「マネジメント」だが、まだ読んだことがない。
同じようなジャンルの「7つの習慣」や「ユダヤ人大富豪の教え」(たしかこんなタイトルだったような……)
は読んだことがあるが、読むと感動するというか、感銘を受けるのだが、じゃあその後の人生で活かされているのかと言うと、さっぱりである。
ちまたにこのような本が山ほど売られているところを見ると、自分と同じく多くの人も生き方の指針を探しているのだと思う。
そして、多くの人が自分と同じように読むだけで実際には役立てられていないことも多いのだろう。
でも中には自分の人生にうまく取り入れられる成功者もいるはずだ。その人達との違いは何なのか。
それは、具体的な実践とそれによる変化が結果として見られたかどうかの経験、実践を続けるための意志を持ち続けること、なのかなと推測する。
Posted by ブクログ
NHKの教育テレビで放送されている「100分で名著」。
古今東西の名著を広い視点から解説してくれる番組で非常に面白いのだが、その内容の書籍版が刊行された。
今回はドラッカーのマネジメント(エッセンシャル)である。
最初は「要約されたものをさらに要約して大丈夫なのか?」と懐疑的だった。
しかし、エッセンシャル版の要点を抽出しつつ、その前後に発売されたドラッカーの書籍のポイントを加えながら編集されている。
マネジメントを中心においた、ドラッカー哲学の再編成したものという感覚か。さすがドラッカーを知り尽くす男、上田惇生である。
巻末のドラッカー名著集を見るだけで他の本も読みたくなってきた。
もしドラは内容をより身近な事例にアレンジした本であるが、本書はドラッカーの世界全体を手軽に知ることができる好著である。
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ビジネス・実用
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