あらすじ
ドラッカーが自らのマネジメント論を体系化した大著『マネジメント――課題、責任、実践』のエッセンスを、初心者向けに一冊にまとめた本格的入門書。本書は、マネジメントの仕事とは実践であり、成果を出すことであると明確に規定する。そして、そのためにマネジメントが果たすべき使命と役割、取り組むべき仕事、さらには中長期的に考えるべき戦略について、具体的に解説する。組織で働く人に、新しい目的意識と勇気を与える書。
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Posted by ブクログ
マネジメントとはなにかについて深く考えさせられた。今の職場、仕事の仕方に照らし合わせた際どうか?適切なマネジメントがなされているか?もう一度職場や職場内のチームの在り方について考えるきっかけとなった。難しい内容ではあるが、納得できるところ、理解できるところもあり何回も回数を重ねて自分のモノとして落とし込めたらいいなと思う。もう少し力をつけて再読したいと思う。
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基本と原則、とタイトルにあるようにマネジメントを語る前段でそもそも組織とは何か、人が組織で働くとはどういうことか、という原理原則に立ち返るところから始まっており、言葉はシンプルながらも実行に移せていなかったり忘れがちなマインドセットを見つめ直すいい機会となった。
中でも、仕事のうえの人間関係は尊敬に基礎を置かなければならないこと、そしてマネジメントとは人の強みを存分に発揮させることで成果をあげさせるものであることという人への認識に関する部分が印象的であった。
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マネジメントの考え方の基礎本。
中々難しい。
人を動かす。組織する難しさと大切さが書かれている。
自分の仕事にこの本を用いてどう活かすかは一回読んだだけじゃわからないと思った。
読み終わったと思うことなく何度も読んで自分で噛み砕いていく。
それが必要だと思った。
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マネージャーに必要な資質は「真摯さ」。
組織の目的は凡人に非凡なことを行わせること。
天才はまれ。あてにできない。
成果を中心に考える。成果とは百発百中のことではない。
間違いや失敗をしない者を信用してはならない。
それは見せかけか、無難なことにしか手を付けない者。
トップマネジメントに必要な観点「考える人」「行動する人」「人間的な人」「表に立つ人」
多角化は万能薬ではない。
最高の業績をあげた企業は高度に集中化した単一市場ないしは単一技術の企業であり、最悪の業績をあげた企業もまた、それであった。
等々
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マネジメントとは何かを語っている名著。
【心に残ったポイント】
- マネジメントの責務は「成果」を出すこと
- 成果の可視化は難しいが、NSMとかCSと話したりしてクリニックに効く施策を見つけて生産性を可視化する必要がある
- 成長するためには、成果は量的な増加でなく、質的な変化をもたらす必要がある。
- 「責任」がキーワード。自己の責任を全うしつつ、全体の責任を持っていく
- 組織で大事なのは、人を生かすこと!(= 強みを引き出す)
【コミュニケーションについて】
- 大事なのは受け手の「知覚、期待。話しての「要求」
- 成立させるのは受け手の知覚。大事なのは受け手の近くの能力の範囲内か受け止めることができるか
- 受け手は、期待しているものを聞く
- 話し手は、要求を持つ。これは受け手の価値観目的と合致していないと受け入れられない
- コミュニケーションと情報は別。(情報自体には人間的要素はない)
プロダクト筋トレ部で輪講で読んだ。
この本自体も良かったのだが、皆で各章を読んでブレストすることでより理解が深まった気がする。
感謝!!!
Posted by ブクログ
マネージャーとしての在り方を追求。
マネージャーとはオーケストラにおける
指揮者のような人間。
投入した資源の総和よりも大きなものを生み出す生産体を創造すること。
3人の石切工における3人目こそがマネージャー。
難解だが何回でも染み渡る言葉こそが答えだ。
Posted by ブクログ
エッセンシャル版だけあり、かなり原点となるテーマが書かれています。
コトラーも類似する点を指摘していますが、公的機関や社会的責任といった現代的な組織のあり方についての言及は見ものです。
また、マネージャーとは?、マネジメントとは?というルーツとなる言葉も定義されており、マーケティング論を学び、理解する上での必読書といえます。
Posted by ブクログ
いわゆるプロジェクトやピープルマネジメントを想像しがちな人も多いが、そういった狭窄的な視野から抜けたそもそも論を自分に問い直す良書。抽象度が高い故に語り口も固めだが、実例を交えながらも言及に無駄がなく、それなりに観点を持ち得る人には思考を体系化するヒントが多く詰まっている。マネジメント未経験の状態で読んだ時にどうなるかは不明だが、多層でのマネジメント経験を踏まえて読んだ時に、様々なアナロジーを感じながら同意できる内容だった。恐らく読む人のマネジメントに関する解像度次第で面白さが大きく変わる本。
Posted by ブクログ
バンドに最強メンバーを維持し続ける方法を考えてて、頼った
抽象的すぎて頑張って自分に当てはめようとしてるうちにものすごい時間が過ぎてた
でもぐっときて繰り返し読みたい箇所100個くらいあって付箋だらけ
Posted by ブクログ
2024/05/24読破
一言 マネジメントする目的は、成果を出すこと。
感想 JKの本を読んで、読み始めました。目的は成果を出すことであり、その概念として学びがありました。マネジメントには、基本と原則があるが、対象によって変えなければならない。不変の法則はない。ということを学びました。読み直したい本です。
下記は印象に残った点
p180
中小企業には、フェヨールの職能別組織
p253
マーケティングに関して「いくらで売りたいか」ではない。「誰にとって価値があるか」である「娘の相手を探す時は、誰が良い夫になるかを考えるな。誰の良い妻になるかを考えよう」とのことわざの通りである。
Posted by ブクログ
めちゃくちゃ面白かった
学び
・企業の目的は、顧客の創造である
・マネジメントは目的とは何か、成果とは何かで行う
・事業において最も重要なのは人である
・事業においては、人口、市場、技術、経済の動向を考慮する
・トップマネジメントは、組織の成功こ存続に致命的に重要な意味を持ち、かつトップマネジメントだけが行いうる仕事は何かを考えるべき
感想
多くの一流の経営者の方がオススメしているように、素晴らしい本
自分自身がこの本を染みるようになっているのはポジティブに捉えたい
ここに書かれていることは実践しながら学んでいくしかないので、何度も読み返して生かしていきたい
Posted by ブクログ
私にはまだ早かったかもしれないが、期待通りの本質本。
少し前に書かれた本なのに、今でも通用するのはすごい。
マネジメントってなんだっけ?と思ったときに読み返したい。
今後も定期的に読むことで自分の成長を確認したい。
Posted by ブクログ
マネジメントの基礎基本を勉強することができる本だと思います。
仕事やプライベートでも活用できると思いますので、キャリア設計に役立つと感じました。
Posted by ブクログ
おととしくらいに大流行したドラッカーの代表的な著作を読みました。
そう、あの『もしドラ』のドラッカーです。
野球部のマネージャーだったらってことですが、つまるとこ、この『マネジメント』を読んでみたら、
なんのことはない、たぶんマネーボールの実践ということになったのではないかなぁと想像しました。
組織の問題よりも、機会を重視する。
努力よりも、成果を重視する。
頭のよさよりも、真摯さを重視する。
印象に残ったものを羅列してみました。
これだけじゃ、なにも言葉の重さを感じないですが、
本書を読むと、ずしりと響いてきます。
そして、経営学ということなので、
冷徹な指南書かなぁと思っていましたが、
それがそれ、厳しいことは書いていますが、
ぽっと火がともったような温かさがところどころに感じられる。
そしてそこが、人間らしい。
ビジネス書に「人間第一」というようなことが書かれている。
そりゃ、成果を出せともドラッカーは言っているのですが、
成果を出すことで自己実現が得られるとしている。
人間活動を優先してこその経営なんですな。
読みながら、うちの店長の方針とか指図して言う言葉とかと照らし合わせてみたのです、
思い出せる範囲で。そうすると、けっこう当てはまる部分が多いのですよ。
目標管理と自己管理だとか、
失敗しない人間はごまかしている人間だ、だとか、いろいろと。
ドラッカーは言うのです。
優れている人間はよく失敗をすると。
ちょっと抜き書きしてみましょう。
___
成果とは何かを理解しなければならない。成果とは百発百中のことではない。
百発百中は曲芸である。成果とは長期のものである。すなわち、まちがいや失敗をしない者を
信用してはならないということである。それは、見せかけか、無難なこと、下らないことにしか
手をつけない者である。成果とは打率である。弱みがないことを評価してはならない。
そのようなことでは、意欲を失わせ、士気を損なう。人は、優れているほど多くのまちがいをおかす。
優れているほど新しいことを試みる。
___
うちの店長は読書がお好きらしいですし、
その立場もありますし、きっとこの『マネジメント』を精読しているのではないか、
やるなぁと思いました。
Posted by ブクログ
20年くらい前にこの人の本が流行ってたように思う。翻訳ものは苦手なので躊躇したが、読んでみた。
後になってサブタイトルに気づいた。その名の通りで基本と原則なので、ある種「憲法」のような、見方を変えれば孫子の兵法のようなもので、具体的な手法よりはマネジメントの心得集のようなテイストだった。
そのため、翻訳もの独特の格調高く読みづらい文章ながらもサッと読める内容でもあった。たまに理解がしやすく刺さってきた個所もあった。
本書を下敷きにして各論に入っていった本も多くあるんだろうか。
Posted by ブクログ
名著とは思うが、内容を理解して実践できる状態には至らず。
少し寝かせて再トライしたい。
読む時は、抽象度の高い内容を自分の身近な事例に置き換えられると理解しやすくなると感じた。
Posted by ブクログ
もしドラ、を読んだので流れで読んだ。毎朝少しずつ読み進めていった。難しかった。もしドラがいかに分かりやすく、マネジメントを教えてくれていたかが、この本を読んで分かった。マネージャーというと、何か偉い人、特別な人という印象を受けるが、責任を負う人ということが強調されていたと思う。特に偉いとかそういうことではない。真摯さが絶対条件。真摯さについて、考える機会になった。自分においての真摯さとはとういうことなのか。それを考えられたことはこの本のおかげ。
Posted by ブクログ
確かにタイトル通り、マネジメントの要諦をエッセンシャルにまとめあげられている。本書の項目一つひとつを良く理解できたかと言えばほんの僅かしか自分に落とし込めなかった。再読してより丁寧に読み込んでみたい。仕事と人間、意思決定、コミュニケーションの項目においてはマネジャーでなくても、社会や組織で生きていく上できちんと整理しておきたい内容であり勉強になった。全体的に、顧客が何を欲しているのか、常に顧客志向で組織のあり方を捉えるんだな、と学んだ。
Posted by ブクログ
端から端まで読んだらとてもじゃないけど挫折しそうだったので、必要そうなところを流しながら読んだ。
かなり昔に書かれた本とはいえ、ハッとさせられるフレーズが沢山あった。
シンプルな仕組みを作り、みんなで仲良くして、成果をあげること。これがマネジメントだ!
Posted by ブクログ
この本を読むのは2回目になるがレビューしておきます。まず、書籍の評価を★3としたのは決してこの本が悪いと言うことではない。理解力が足りない点が多かったため、十分に満足できないと言うことである。それを踏まえて書評する。
読み応えのある、勉強になる内容だった。具体と抽象を行ったり来たりしながら説明しているので、論理的に理解できる。ただし、基本的には大手企業で部長以上くらいの人と課長クラス、非管理職クラスでは理解できるところが異なると思う。自分は社員400名くらいの中小企業、課長クラスだが、人のマネジメントの話はよく理解できる。その一方で、組織の話などになると理解できないところも多く、ストレスを感じてしまう。
一言にマネジメントというと、部下を持った人が、組織をまとめるための話を考えると思うが、本書では、トップマネジメントの文脈も非常に多く、そこには本質的には共通しているものの、自分の立場で納得して読み進めるのが難しい内容が多いのだと思う。
また、時間をあけて読み返したい。そして、その時にはもう少しゆっくりと、味わいながら読み返したいと思う。(2回目を読み終わった日:2024/12/22)
Posted by ブクログ
マネジメントの指南書ではあるものの内容は難しく、咀嚼に時間を要してしまった。マネジメントの意義や重要性、企業の目的など…ビジネスマンとしては1度は読んでみる価値はある。
Posted by ブクログ
再読のはずなんだけど、なんたって難しくってね。あたしにゃ。
内容についていけないのは元より、翻訳文特有の読みづらさに耐えながら最後のページまでたどり着いたたけど、きちんと理解できたか、と問われたら、それはnoだなぁ…
Posted by ブクログ
【学び】
マネジメントの辞書ですね。
【実践】
マネジメントの目的を明文化する。
【まとめ】
2.企業とは何か
企業の目的は顧客の創造=マーケティングとイノベーション
•生産性に影響を与える要因
1知識、2.時間、3.プロダクトミックス、4.プロセスミックス⑤自らの強み⑥組織構造の適切さ
•利益はマーケティング、イノベーション、生産性の向上の結果
•利益は成果の判定基準である。
•利益は不確定性というリスクに対する保険である。
•利益はよりより労働環境を生むための原資である。
3.事業とは何か
•顧客は誰で、どこにいて、何を買うか
•事業がな何になるかの上で予測可能な唯一のものは人口構造の変化
•何の事業を捨てるかも重要
4.事業の目標
•市場は独占するのではなく、競争相手を作り、最適を目指す
•良質の人材と資金を引き寄せることができなければ、企業は永続できない
•利益とは、未来の費用、事業継続のための費用である。
•目標は、実行に移さなければ、目標ではない。
10.仕事と労働
•労働は人間の本性である。→生理的、心理的、社会的、経済的、政治的な次元がある。
14.人は最大の資産である。
•権限と権力とは異なる。マネジメントはもともと権力を持たない。責任を持つだけである。その責任を果たすために権限を必要として、現実に権限をもつ。
•人のマネジメントとは、人の強みを発揮させることである。人は弱い。悲しいほどに弱い。問題を起こす。手続きや雑事を必要とする。人とは、費用であり、脅威である。
しかし人は、これらのことのゆえに雇われるのではない。人が雇われるのは、強みのゆえであり能力のゆえである。組織の目的は、人の強みを生産に結びつけ、人の弱みを中和することにある。
22 マネージャーの仕事
•①目標設定②組織する③動機づけとモチベーションコントロール④評価測定⑤人材開発
Posted by ブクログ
自分もいずれは組織をマネジメントする立場に立つことになるだろうし、今から視座を高く持っておきたいと思い。購入。
翻訳本にありがちだけど、おそらく著者の意図と異なることを書かないためなのか、簡単なことをやたらわかりにくい表現で書いているのが気になった。
あと、根拠がよくわからない記述が多々散見される。いちいち書いてたらキリがないかもしれないが、その部分こそ書いて欲しい。本当の理解につながらない。まぁ、ただ自分の知識不足なだけってところもあるけれども。
とはいえ、自分の仕事感に関して気づきを与えてくれるところも多々あった。
「働くことは重荷であるとともに本性である。呪いであるとともに祝福である。それは人格の延長である。自己実現である。自らを定義し、自らの価値を測り、自らの人間性を知るための手段である。」
ここに自分が働いている理由があるなと感じた。
「働きがいを与えるには、仕事そのものに責任を持たせなければならない。そのためには①生産的な仕事、②フィードバック情報、③継続学習が不可欠である。」
ここに自分が今仕事にないしてモヤモヤを感じている理由があると感じた。
「『われわれの事業は何か、何であるべきか』」これを組織全体が知っている必要がある。そしてそれに沿って事業を展開しなければならない。
組織の目的は、「人の強みを生産的にすること」
結局組織は人間から構成されるからこれは重要だなと思った。
Posted by ブクログ
一言で言うと「マネジメントの教科書」です。
マネジメントの成り立ちや歴史から始まり、さまざまな視点でのマネジメントについて書かれています。
これからマネジメント職やそれに近しいポジションに就く方が読むべきか?と言うと、正直どちらでも良いかなと思います。
読むとしても理解やイメージがしづらい部分も多くあるため一回で全てを把握するのは難しいと思います。
一度読んで、分かる範囲を重点的にインプット&アウトプットして、数年後にもう一度読むと色々な気づきが得られるのかもしれないです。
とにかく文章が固くて読みづらいので、そこだけ読む前に「読み切る!!」という意思のもと、読み始めることをオススメします。
Posted by ブクログ
<再読>
Part 1 マネジメントの使命
・「組織に特有の目的を果たす」「働く人たちを生かす」「組織が社会に与える影響を処理し、社会の問題解決に貢献する」3つの役割を、時間という要素を考慮して果たす。
・管理のみならず、イノベーションを。
→マネジメントの仕事から論じるのではなく、組織の目的から論じ、これを果たすマネジメントを考える。
第1章 事業の成果
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要再読。外縁から理解に迫る説明であり、実体験を通じて理解すべきか。
多くの書物で断片的に語られすでに知っていたことは多いが、真に意味するところがまだ腑に落ちていない。
・我々の事業とは何か=顧客は誰か(常にすくなくとも2ついる)
・戦略計画:①リスクを伴う企業家的な意思決定を行い、②その実行に必要な活動を体系的に組織し、③それらの活動の成果を期待したものと比較測定する、というプロセス
・公的機関は監査が必要
→内部自浄作用の仕組み、マネジメントは?
・仕事と労働の違い
◯マネージャー
・成果(≠仕事)の責任(≠権限)を持つ人