上田惇生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ドラッカーの一冊目で読む本ではなかった。
目に留まる箇所が色々あるが、どの本から読むべきか…。
「第一級の資源、とくに人の強みという稀少な資源を昨日の活動から引き揚げ、明日の機会に充てなければならない。昨日を捨てなければ明日をつくることはできない。」(7頁)
既にあるが陳腐化しつつあるものを切り捨てることの重要さ。
「あらゆる変化について、本物の変化か流行かを見なければならない。見分け方は簡単である。本物の変化とは人が行うことであり、流行とは人がいうことである。話にしか出てこないものは流行である。」(78頁)
「やめていく人のコピーを後継にすえてはならない。やめていく人が「かつての自分のようだ」というのならば、コピーでしかない。コピーは弱い。」(122頁)
「成長に必要なものは責任である。あらゆるものがそこから始まる。大切なのは肩書きではなく責任である。責任をもつということは、仕事に相応しく成長したいといえるところまで真剣に仕事に取り組むことである。」(177頁)
「あらゆる社会的機関が、大きくなることを好む。利益という評価手段がないために、規模をもって評価基準とし、成長それ自体を目標とする。」(221頁)
「歴史は循環する。しかし、もとの位置あるいは昔の問題に戻ったかに見えても、内容はより高次のものとなる。それは螺旋状に動く。」(369頁)
「全人類への実現は遠い先のことにしても、物質的な豊かさの実現がやがて可能となることはすでに明らかである。しかし、人は精神的な価値への回帰を必要とする。人は愛を必要とする。(中略)恐怖、迫害、殺戮を生き抜くには感覚の喪失も必要かもしれない。さもなくば絶望に身を割かれるのみであろう。だが、感覚の喪失は危険な病である。疎外と非道を招くだけである。しかもわれわれは、一九世紀の人道主義では人の野獣化を防ぐことはできないことを知っている。」(389頁) -
Posted by ブクログ
『LIFESHIFT』に書かれてたことも、『ホモデウス』に書かれていたことも『ティール組織』に書かれていたことも『学習する組織』に書かれていたことも既に、この一冊に書かれていた。圧倒的先見性。必読です。
一方で
ポスト、といえるのだろうか。資本主義社会の資本の中身が変わってきたよね、レベルの話?? 広井良典さんの定常型社会、緑の福祉国家や『資本主義の終焉』のほうがよっぽどしっかり論じられているような、、、
とも感じました。
また、『マネジメント』、『非営利組織の経営』、『プロフェッショナルの原点』を読んでいたら、新しく得られるものが少ないかもしれません。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ言わずと知れたドラッカーの名著。
何故だろう...
全く入ってこない(><)
従って、読み終えた直後にもかかわらずほぼ何も残っていない。
いつか再読にチャレンジするぞー!
説明
メディア掲載レビューほか
どうすれば一流の仕事ができるか。ドラッカーの教える知的生産性向上と自己実現の秘けつ
本書は,ドラッカーの膨大な著作の中から,我々一人ひとりがどう成果をあげ,貢献し,自己実現を図っていくかについて述べた部分を抜き出して1冊の本にまとめたものである。題して,「ザ・エッセンシャル・ドラッカー・オン・インディヴィデュアルズ(ドラッカー生き方・働き方読本)」。しかも,編者はドラッカー訳を長年手がけ,ドラッカーの著作を誰よりも知りつくしている上田惇生氏。これを聞いただけで,ドラッカー・ファンはそわそわしてくるのではないか。
ドラッカーの著作というと,マネジメント,社会論に関するものという印象が強い。実は多くの著作の中でドラッカーは,個々の人間がどう働き,どう生きたらいいかについてもくり返し言及している。なぜなら,ドラッカーが30年も前から予言したように現代は知識社会への転換期を迎えており,そこで働く知識労働者は,自分の仕事に責任を持ち,自らをマネジメントすべき存在だからである。
本書には「はじめて読むドラッカー」という副題もついている。そのとおりこれからドラッカーを読み始めたいという読者にはうってつけの本である。本書は11の著作・論文から選りすぐった論集であるだけに,企業・社会に対するドラッカー一流の深い洞察が随所に顔を出しており,ドラッカー理論のエッセンスに触れることができる。巻末には出典著作の解説が出ているので,興味を引かれた本から読み始めることをお勧めしたい。
もちろん,本書は多くのドラッカー・ファンにも十分楽しめる本である。何しろ個の生き方というテーマを柱にした本は初めてのものである。しかも編者の巧みな構成によって内容的にも新鮮なものとなっており,新作に匹敵する価値がある。
本書の最も優れているところは,ドラッカー自身がどう学び,どう成長してきたかを語る「私の人生を変えた七つの経験」である。現代の巨人が自ら語る成功の秘けつは,まさに「プロフェッショナルの条件」そのものといってよい。 (富士総合研究所 シニア経営コンサルタント 眞崎 昭彦)
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内容紹介
知的生産性をいかに向上させるか?
自分の能力を見極め・伸ばす簡単な方法を、ドラッカー自身のエピソードをまじえながら、具体的に紹介する。
・これからの働き方を考えたい、学生や若手ビジネスパーソン
・若手指導に頭を悩ませる、管理職やチームリーダー
・今後の展望を考えたい、ベテランや経営者
自己実現に役立つエッセンスを、ドラッカーの膨大な著作のなかから選び抜いた、珠玉の1冊。
商品説明
原書名は『THE ESSENTIAL DRUCKER ON INDIVIDUALS: TO PERFORM, TO CONTRIBUTE AND TO ACHIEVE』。現代マネジメント思想の巨人、ドラッカーを初めて読む人のために、これまでの著作10点、論文1点からエッセンスを抜き出し、ドラッカー自身が加筆・削除・修正した必携本である。3部作『THE ESSENTIAL DRUCKER』のうちの第1部で、個人の生き方と働き方が主題となっている。本書の第1章は個人がおかれた状況を確認する「いま世界に何が起こっているか」。第3章「自らをマネジメントする」から、個人のあり方が本格的に論じられていく。社会において業績をあげ、何かに貢献し、成長するにはどう考え、行動すべきか。単なる業績アップやキャリアアップを目指すものではなく、これからの時代を生きる知識労働者が理解すべき本質的な問題を取り上げている。随所に具体的で明快なアドバイスを盛り込みながら、個人が「何をもって記憶されたいか」という究極の問いかけへと向かっていく。編者によれば、本書はドラッカーが初めてという人だけでなく、ドラッカーの世界が「大き過ぎて全体が見えない」という人、次にどの著作を読めばいいのか悩んでいる人たちのためのガイドブックとして作られたという。とはいえ、やはりドラッカーの思想の原野は広大だ。本書も1度通読して済むような軽い本ではない。座右に置いて何度も読み返せば、そのたびに新たな発見があり、勇気がわいてくるはずだ。(秋月美南)
内容(「BOOK」データベースより)
どうすれば一流の仕事ができるか?自分の能力を見極め、伸ばすための簡単な方法がある。ドラッカーが自らの体験をもとに教える知的生産性向上の秘訣。はじめて読むドラッカー自己実現編。
内容(「MARC」データベースより)
今や唯一の意味ある競争力要因は、知識労働の生産性であり、それを左右するのが知識労働者である。自分の能力を見極め、伸ばすための簡単な方法を紹介。著者自らの体験をもとに教える、知的生産性向上の秘訣。 -
Posted by ブクログ
The Ecological Vision の邦訳であるが、各章のつながりが不自然で、目次を原著と突き合わせてみると、残念ながら、31章のうちの13章の抜粋版だった。
冒頭でドラッカーが述べているように、未完の本に含める予定だった一つの部品としてみるほうが正しいのかもしれない。
貴重なドラッカの遺品の1つとしてみることもできる。
Ⅰ部、Ⅱ部の、アメリカに関する記載の部分に、参考となるものが多かった。気になったのは以下
・アメリカの象徴的な人物は、アブラハム・リンカーンである。
・アメリカに特有の理念と制度は、政治の領域にある。今日のアメリカは最も歴史のある徹底した世俗的国家である。(アメリカは、反教会的な感情がない)
・二人の経済学者、ケインズとシュンペーターの対比、正しかったのはシュンペーターであった。
・ケインズの本当の敵は、シュンペーターでなく、シュンペーターが途中で袂をわかった、ドイツ新古典派であって、2人はともに敬意をはらっていた。
・ケインズ経済学を採用したイギリスとアメリカが停滞し、しなかった日本と西ドイツが驚異的な経済成長と遂げた。
・内部告発は一種の密告である。おそらく西欧の歴史において、密告を奨励した社会が、血なまぐさく悪名高い先制君主の時代だけだった。
・7000年前に誕生した”灌漑文明”をもって、文字を生み出したということで、人類の歴史のはじまりだった。灌漑文明の時代は、優れて技術的イノベーションの時代だった。
・第1次大戦が発生したのは、コミュニケーションが十分でなかったために引き起こされた。
・コミュニケーションをするのは常に受け手である。
・コミュニケーションと情報はまったく別ものである。
構成は、以下になります。
はじめに
Ⅰ部 アメリカの経験
1章 アメリカの特性は政治にあり
Ⅱ部 社会における経済学
2章 アメリカ政治の経済的基盤
3章 利益の幻想
4章 シュンペータとケインズ
5章 ケインズ
Ⅲ部 マネジメントの役割
6章 マネジメントの役割
Ⅳ部 社会的機関としての企業
7章 企業倫理とは何か
Ⅴ部 仕事・道具・社会
8章 技術と科学
9章 古代の技術革命に学ぶ
Ⅵ部 情報社会
10章 情報とコミュニケーション
Ⅶ部 社会及び文明としての日本
11章 日本画に見る日本
Ⅷ部 社会を超えて
12章 もう一人のキルケゴール
終章 ある社会生態学者の回想