あらすじ
経営者に絶大な人気を誇る不朽の名著。成果をあげるためにいかなる行動をとるべきか。すべての知識労働者に必須の書。
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Posted by ブクログ
ドラッカー名著集 1
経営者の条件
著:ピーター・F・ドラッカー
出版社:ダイヤモンド社
本書は、成果をあげるために、自らをマネジメントできる方法を説くものです。
そもそも、自らをマネジメントできないものが、部下や同僚をマネジメントできるはずもない
第1巻は、自らを律する所から始まる
そして、成果を上げているものはみな、成果をあげる努力を身に着けている
日常の実践によって成果をあげることを習慣にしてしまっている。
努力すれば、習慣とすれば、人間はみずからをマネジメントできるのである
気になったのは以下です。
・成果を上げるために必要な8つの習慣
①なされるべきことを考える
②組織のことを考える
③アクションプランをつくる
④意思決定を行う
⑤コミュニケーションを行う
⑥機会に焦点を合わせる
⑦会議の生産性をあげる
⑧私ではなく、我々は、を考える
成果をあげるためには、手を広げすぎてはいけない、一つのことに集中しなければならない
・成果をあげることを疎外する4つの現実
①時間を他人にとられてしまうこと
②日常業務に取り囲まれていること
③組織で働いていること
④組織の内なる世界にいること
・組織の中には成果は存在しない、すべての成果は外にある
・組織の中に生じるものは、努力とコストだけである
・仕事と成果を大幅に向上する唯一の方法とは、成果をあげる能力を向上させることである
・成果をあげる人のタイプなどというものは存在しない
・成果をあげることは一つの習慣である、実践的な能力の集積である、実践的な能力は習得することができる
習慣になるまで何度も反復しなければならない
・成果をあげる為に身に着けておくべき習慣的な5つの能力
①何に自分の時間がとられているかを知ること
②外の世界に対する貢献に焦点を合わせること
③強みを基盤にすること
④優れた仕事に際立った成果をあげる領域に力を集中すること
⑤成果をあげるよう意思決定を行うこと
・汝の時間を知れ、①時間を記録する、②整理する、③まとめる
・仕事の成果をあげるためには、わずかであっても、まとまった時間を必要とする
・する必要のまったくない仕事を見つけ、捨てることである
・他の人間でもやれることは何かを考えることである
・成果をあげるうえで必要な4つの基本的能力
①コミュニケーション
②チームワーク
③自己啓発
④人財育成
・優れた人事は、人の強みを生かす、弱みからは何も生まれない
・人に成果をあげされるには、いかなる貢献ができるか、を問わなければならない
・強みを生かす、ということは、成果を要求する、ということである
・人事の失敗は、その者ではなく、その者を任命した者の問題である
・人には、読む人、と、聞く人、とがいる
読む人には、報告書で報告し
聞く人には、口頭で報告を行う
・成果をあげるための秘訣とは、集中である
・集中するためには、生産的でなくなった過去のものを捨てることである
・優先順位決定の原則
①過去ではなく、未来を選ぶ
②問題ではなく、機会に焦点を合わせる
③横並びではなく、独自性をもつ
④無難なものではなく、変革をもたらすものを選ぶ
・意思決定の数を増やしてはいけない。重要な意思決定に集中しなければならない
・必要条件を満たしていない決定は、成果の上がらない不適切な決定である
・スーロンは、ドラッカーにこういった
「正しいと思うことはそのまま書いてほしい、何が正しいかを最初に教えてくれなければ、正しい妥協ができなくなる」
・妥協には2つの種類がある
①半ギレのパンでも、ないよりはまし
②半分の赤ん坊は、いないより悪い
・決定においてもっとも困難な部分が必要条件を検討する段階であるのに対し
もっとも時間のかかる部分が、死かをあげるべく決定を行動に移す段階である
・自ら出かけ、自ら現場を見ることを当然のこととしないかぎり、ますます現実から遊離する
・意思決定は本当に必要かを自問する必要がある。何も決定しないという代替案が常に存在する
目次
まえがき
序章 成果をあげるには
八つの習慣
なされるべきこと、組織のことを考える
アクションプランをつくる
行動する
「私は」ではなく「われわれは」を考える
第1章 成果をあげる能力は修得できる
成果をあげる者はなぜ必要か
エグゼクティブとは
働く者を取り巻く組織の現実
成果を大幅に改善する方法
成果をあげる能力は修得できるか
第2章 汝の時間を知れ
時間は普遍的な制約条件
必要とされる時間
時間の使い方を診断する
時間浪費の原因を整理する
自由になる時間をまとめる
第3章 どのような貢献ができるか
貢献へのコミットメント
専門家に成果をあげさせるには
人間関係のあるべき姿
会議の成果をあげる
第4章 人の強みを生かす
強みによる人事
上司の強みを生かす
自らの成果をあげる
第5章 最も重要なことに集中せよ
一つのことに集中せよ
過去を計画的に廃棄する
劣後順位の決定が重要
第6章 意思決定とは何か
エグゼクティブ特有の仕事
二つの実例
意思決定の要因
第7章 成果をあげる意思決定とは
正しい意思決定の要件
意思決定とコンピュータ
終章 成果をあげる能力を修得せよ
成果をあげることは使命
現代社会に不可欠なもの
訳者あとがき
参考文献
索引
ISBN:9784478300749
出版社:ダイヤモンド社
判型:4-6
ページ数:248ページ
定価:1800円(本体)
2006年11月09日第1刷発行
Posted by ブクログ
ドラッカーの名著経営者の条件。
まだまえがきしか読めていないがすでに含蓄が深く興味深い。
成果を上げるために自らをマネジメントする方法について書いた本とのこと。
一語一語が磨きあげられていて、反芻に耐えうる文章となっていて素晴らしい
メモ
・成果を上げた人の八つの習慣
なされるべきことを考える
組織のことを考える
アクションプランをつくる
意思決定を行う
コミュニケーションを行う
機会に焦点を合わせる
会議の生産性をあげる
私はではなくわれわれはを考える
・なされるべきことは常に複数あるが優先順位をつけ、守る必要がある。加えて、自らが得意とするものに集中するべき
・アクションプラン策定への問い
今後自分は何によって貢献すべきか
いかなる成果をもたらすべきか、いつまでに
行動への制約条件
倫理的に、組織で理解得られるか、法律的に、MVVにそうか
・アクションプランとは意図であり、約束でない。
成功が機会をもたらし、一つ一つの失敗が新しい機会をもたらすため頻繁に修正するもの
・内向きではなく外を見ること。必ずしも定量でなくともそれを知覚すること
・成果を上げる人の共通点はなすべきことをなす能力
・成果を上げるために身につけておくべき習慣的な能力
何に自分の時間が取られているかを知ること
外の世界に対する貢献に焦点を合わせる
強みを基盤にする
優れた仕事が際立った成果を上げる領域に力を集中する
成果をあげるよう意思決定を行うこと
・成果を上げるものは時間からスタートする。時間を記録し、整理し、まとめる。
・貢献にフォーカスする。肩書きでなく、貢献、役割はなんなのか、
・人に成果をあげさせるには、自分とうまくいってるかではなく、いかなる貢献ができるかを問わねばならない。一つの重要な分野における卓越性を求めるべき
・組織とは強みを成果に結びつけつつ、弱みを中和し無害化するための道具
・できないことではなく、できることは何か、貢献できることは何か
・最も重要なことに集中すべき
・優先順位決定の重要原則
過去ではなく未来を選ぶ
問題ではなく機会に焦点を
横並びでなく独自性を
無難で容易でなく変革をもたらすものを
・意思決定の5ステップ
問題の種類を知る 一般か例外的か、繰り返されるものか
必要条件を明確にする 最低限何を満たす必要があるよか
何が正しいかを知る
行動に変える
フィードバックを行う
Posted by ブクログ
組織で働く誰もが、経営者意識を持て。
サラリーマン時代、師匠から最初に学んだことです。
きっと、師匠もドラッカーの書籍を拝読していたのだと、今になって思います。
エターナルコレクションと銘打った本書。
巻末で、ドラッカー学会の上田さんも書かれてますが、誰が読んでも面白い☺︎
Posted by ブクログ
5年以上ぶりにドラッカーの本をしっかり読んだ。改めて読んでみて、自分も管理職という立場になっていることもあり、深くドラッカーの言っていることが実感をもって、その重要性を感じることができた。エグゼクティブは役員やトップマネジメントを指しているのではなく、知識労働者を指している。そして知識労働者は自らがセルフマネジメントをしなければならない。これは、社長の方針である自律分散型とつながる。何によって判断するのか?それは組織の成果を考えた貢献。そして成果をあげるためには、何をしなければならないかを具体的に説明している。大変な名著だと感じた。8つの習慣は非常に大切であり、このコトについて触れた先生の箴言をまとめていきたい感動を受けた。
Posted by ブクログ
成果を挙げる能力
期待されている成果はなにか
人事こそ手早く行うと失敗する
上司の強みをいかす
延期は断念である、結婚と医者の断念
臨時のものは生き延びる
なにが正しいか
意見をもて
成果を挙げる決定は苦い
問題の解決だけでなく機会の開発に力をいれる
強みをいかすものは仕事と自己実現を両立させる
会議は元来、組織の欠陥を補完するためのものである。人は、仕事をするか、会議に出るかである。同時に両方を行うことはできない。変化の時代にあっては至難なことだが、理想的に設計された組織とは会議のない組織である。誰もが仕事をするために知るべきことを知っている。仕事をするために必要な資源をみな手にしている。
自己のコントロールとは、自ら考え、決めて、行動すること。それに必要な5つの力について、この『経営者の条件』では「生まれつきのものではなく、努力で身につく」と書かれているのです。
いかなる分野においても、普通の人であれば実践的な能力は身につけられる。卓越はできないかもしれない。卓越するには特別の才能が必要である。だが成果をあげるには人並みの能力があれば十分である。音階が弾ければよい。 成果をあげるために身につけておくべき習慣的な能力は五つある。 (1)何に自分の時間がとられているかを知ることである。残されたわずかな時間を体系的に管理することである。 (2)外の世界に対する貢献に焦点を合わせることである。仕事ではなく成果に精力を向けることである。「期待されている成果は何か」からスタートすることである。 (3)強みを基盤にすることである。自らの強み、上司、同僚、部下の強みの上に築くことである。それぞれの状況下における強みを中心に据えなければならない。弱みを基盤にしてはならない。すなわちできないことからスタートしてはならない。 (4)優れた仕事が際立った成果をあげる領域に力を集中することである。優先順位を決めそれを守るよう自らを強制することである。最初に行うべきことを行うことである。二番手に回したことはまったく行ってはならない。さもなければ何事もなすことはできない。 (5)成果をあげるよう意思決定を行うことである。決定とは、つまるところ手順の問題である。そして、成果をあげる決定は、合意ではなく異なる見解に基づいて行わなければならない。もちろん数多くの決定を手早く行うことは間違いである。必要なものは、ごくわずかの基本的な意思決定である。あれこれの戦術ではなく一つの正しい戦略である。 これらが成果をあげるための条件である。そして本書の内容である。
知識労働者には自らの方向づけを自らさせなければならない。そのため、何が、なぜ期待されているかを理解させなければならない。自らが生み出すものを利用する人たちの仕事を理解させなければならない。そのためには多くの情報、対話、指導が必要となる。ここでも時間が必要となる。しかも上司と同僚にも時間を割かなければならない。 多少なりとも成果と業績をあげるには、組織全体の成果と業績に焦点を合わせなければならない。したがって、自らの目を、仕事から成果へ、専門分野から外の世界、すなわち成果が存在する唯一の場所たる外の世界へ向けるための時間を必要とする。
Posted by ブクログ
タイトルと違い、働く人誰もが勉強になる内容だったし、面白く読めた。
弱みではなく、強み(機会)に焦点を当てる。
一定の長さの時間を確保すること。
一つの重要なことに取り組むこと。
などが目から鱗だった。
Posted by ブクログ
全文金言。全サラリーマンが読むべき名著。
知っていること、身に覚えのあることばかり。なのにここまで刺さるのはなぜだろう。それはわかっているけど行動できてないからなのか。
Posted by ブクログ
The Effective Executive
エグゼクティブ=「貢献をなすべき知識労働者」は、自らをマネジメントし、貢献に焦点を合わせ、自分が「どのような貢献ができるか」を自問し続け、意思決定をして求められる成果を上げることが必須である。成果を上げるためには、個性や才能ではなく、習慣が必要。それは天性のものではなく、後発で身につけることができる。
成果とはつまり、貢献として、最終的には組織の外部に対してなされなければならないが、組織においては、ある知識労働者のアウトプットは他の知識労働者のインプットである場合もある。自分の貢献・成果が何であるかを考えなければいけない。
成果を上げるエグゼクティブになる事自体は称賛されることではなく、自らの職務を果たす様になるだけのことにすぎない。自己啓発こそが組織の目標と個人の自己実現を合致させる方法であり、自らの知識が組織の機会となるように働き、貢献に焦点をあわせることで自らの価値を組織の成果に変える。
1 なされるべき事を考える
2 組織のことを考える
3 アクションプランを作る
4 意思決定を行う
5 コミュニケーションを行い、自分の情報ニーズを理解してもらう
6 問題ではなく機会に焦点を合わせる
7会 議の生産性を上げる
8 私はではなく、「我々は」を考える
仕事の成果を上げることを妨げる4つの現実
1 時間がすべて他人に取られてしまうこと
2 日常業務に取り囲まれていること
3 組織で働いていること
4 組織の内なる世界にいるという現実
ステップ1 汝の時間を知れ
時間の活用と浪費を明確にせよ
ステップ2 貢献 人材の育成
貢献に焦点を当て、成果に責任を持つ
ステップ3 強みによる人事
弱みは我慢しなくてはいけないが、人間性と真摯さに関する欠陥は容認できない。それ自体では何事もなしえないが、それがないこと自体が人を失格にするものである。
ステップ4 未来と機会に焦点を当て、最も重要なことに集中せよ
優先順位の決定について最も重要なことは、分析ではなく勇気である
ステップ5 成果を上げるよう意思決定をすることである
意思決定のスタートは「意見」である。
Posted by ブクログ
成果を上げる能力は身につけられる、エグゼクティブとは成果を生み出す人たちのことである。
多くの意思決定が失敗に終わるのは、意思決定に関与する者が構造を認識しておらず、適切な結論を導き出せるプロセスを誤認してるからである。
しかし、コンピューターの登場により従来は意思決定に参加しない階層に属していた人たちも意思決定に関与しなければならなくなった。
ゆえに、1人と1人が意思決定を行い成果を出そうという心意気を持つことが20世紀において社会を発展させる道筋になるのである。
Posted by ブクログ
成果を出すには意思決定が必要。
成果をあげる事は学ぶ事は出来るが、
教わる事は出来ない。
なるほどなと思いました。
自分の頭で考え、積極的に意思決定して行きます。
Posted by ブクログ
私の社会人としての心構えに最も影響を与えたドラッカーの中で、最も影響を与えた本である。
時間を管理する
強みを生かす
何を捨てるかを決める
はここから学んだ。
社会人の誰が読んでも役に立つ。
しかも、読んでて面白い
Posted by ブクログ
「経営者」とあるが、本書が指すのは「エグゼクティブ」。上司からの指示以外にも進んで行動をする、いうなれば「できる人」を指す。つまり、本書は「できる人の条件」と捉えてもよい。
さて、ではエグゼクティブとは何か。エグゼクティブたる条件は何か。それは「仕事をする」のではなく、「成果を上げる」ことだ。
そのために必要な能力は5つ。
・タイムマネジメント
・成果へのフォーカス
・強みを基盤に置く
・成果を上げる領域に集中する
・意思決定する
そんなの当たり前じゃないかって?そうかもしれない。これらが全て当たり前に実践できている、つまり習慣化できているならばあなたは「できる人」だ。
しかし成果を上げるための必要条件は、時と場合によって変わっていく。普遍的な原理は存在するが、銀の弾丸は存在しない。ある時点での有能さは、明日の無能だ。
本書にあるように、問い続ける姿勢というのが欠くべからざる性質として存在する。
タイトルから「自分は経営者ではないからな…」と回避しているならばもったいない(まあ、自分もそうだったのだが)。「できる人」への道は誰にも開かれている。
Posted by ブクログ
素晴らしかった。
初めて付箋をつけながら読んだ。
うちの会社はドラッカーが「こうした方がいい」の全部逆だった。
組織は「強み」を使う。弱みは組織で薄まる。そういう組織作りをする。
自分の強みはなにか、貢献できることはなにか。
それを考える。
優先順位を考え、それに集中する。
1つに集中することで、結局たくさんのことを処理できる。あれもこれもてを出してはいけない。
まさしく!
もう一回読みたい。
Posted by ブクログ
自分が思っている経営者やマネジメントへの考え方(強みを活かして成果をあげる)は間違ってないと共感できることがたくさんあった。また、はっとするほど、考えさせられたのは、以下の2点
・問題ではなく、機会に焦点を合わせる
・上司の強みを活かす
経営者でなくとも、すべての悩める会社員におすすめしたい。
Posted by ブクログ
組織では成果を上げる事が大切だと考えさせられる本。
◆序章
「成果を上げる8つの習慣」
1.なされるべきことを考える
2.組織のことを考える
3.アクションプランをつくる
4.意思決定を行う
5.コミュニケーションを行う
6.機会に焦点を合わせる
7.会議の生産性を上げる
8.「私は」ではなく「我々は」を考える
◆第1章
「成果をあげる能力は修得できる」
◯成果をあげるための習慣的能力5つ
1.何に自分の時間がとられているかを知る
2.外の世界に対する貢献に焦点を合わせる。
3.強みを基盤にする
4.優れた仕事が際立った成果をあげる領域に力を集中する事
5.成果をあげるよう意思決定を行うこと
◆第2章
「汝の時間を知れ」
◯時間の使い方を自己診断する3つの方法
1.システムや先見性の欠如からくる時間浪費
2.人員過剰からくる時間の浪費
3.組織構造の欠如からくる時間の浪費
◆第3章
「どのような貢献ができるか」
◯会議の成果をあげる
会議を成果あるものにするには、会議の冒頭に、会議の目的と果たすべき貢献を明らかにしなければならない。目的のある会議を、誰もが勝手にアイデアをいい合う懇談の場としてはならない。
◆第4章
「人の強みを生かす」
◯強みに基づいた人事を行う4つの原則
1.適切に設計されているか
2.多くを要求する大きなものか
3.その人間にできることか
4.弱みを我慢できるか
◯上司の強みを活かすことは部下自身が成果をあげる鍵である
◆第5章
「最も重要なことに集中せよ」
◯一つのことに集中せよ
成果をあげる人は最も重要なことから始めたは、しかも一度に一つのことしかしない
◆第6章
「意思決定とは何か」
◯意思決定の要因
1.問題の種類を知る
2.必要条件を明確にする
3.何が正しいかを知る
4.行動に変える
5.フィードバックを行う
◆第7章
「成果をあげる意思決定とは」
◯成果をあげる人は、何よりもまず問題の理解に関心をもつ。誰が正しく誰が間違っているからなどは問題ではない。
◆終章
成果をあげる能力を修得せよ
◯成果をあげることは使命
1.エグゼクティブの仕事は成果をあげることである
2.成果をあげる能力は修得できる
Posted by ブクログ
12作品からなるドラッカー・エターナルコレクションの1冊目を飾る本書。本の装丁も素敵です。
「経営者の条件」という邦題ですが、経営者でも何でもない私でものですが、いちいちうならされ納得させられます。いわゆる"腹に落ちる"というやつですね。
原題は、"The Effective Executive"。"Effective"は"成果をあげる"と訳されていますので、そのままだと「成果をあげる経営者」。第1章の最初の文は、"To be effective is the job of the executive."ですので、成果をあげることこそが経営者の条件ということ言うことができるのでしょう。もちろんいわゆる経営者だけでなく、組織で働く知識労働者すべてが成果をあげることを求められていますので、この本の内容は自らをマネジメントしようとする人すべてに役に立つものと思います。決められたものごとを正しく行う(Do the things right)能力よりも、なすべき正しいことを行う(Do the right things done)能力が求められており、その能力を身に付ける必要があるというこことですね。
ドラッカーさんの本をいくつか読んだことがある人なら、章のタイトルを追うだけでもその内容について何となく記憶がよみがえるところがあるのではないでしょうか。第1章の最後に成果をあげるために身に付けておくべき習慣的能力として5つほどあげられていますが、これがこの本の骨子にもなっています。
[時間] 何に時間を取られているかを知る
[貢献] 外の世界に対する貢献に焦点を合わせる
[強み] 強みを基盤にする
[優先] 優先順位を決める
[決定] 意思決定を行う
そして何より重要なことは、これらのことは修得でき、成果をあげるためには天賦の才能は必要ではないということです。がんばらねばと思います。
原書のタイトルとともに目次を見ると次の通りです。何かいいですね。
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序章 成果をあげるには
第1章 成果をあげる能力は修得できる (Effectiveness Can Be Learned)
第2章 汝の時間を知れ (Know Thy Time)
第3章 どのような貢献ができるか (What Can I Contribute?)
第4章 人の強みを生かす (Making Strength Productive)
第5章 最も重要なことに集中せよ (First Things First))
第6章 意思決定とは何か (The Elements of Decision-making)
第7章 成果をあげる意思決定とは (Effective Decisions)
終章 成果をあげる能力を修得せよ (Effectiveness Must Be Learned)
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また何度か読み返すことがあるかもしれません。星5つ。
Posted by ブクログ
原題の”The Effective Exectives”は意訳すると「できる人」(訳者あとがきより)
──「成果をあげる者」として生きるとは──
ピーター・ドラッカーの『経営者の条件』は、仕事をするすべての人に向けた一冊である。
タイトルからは「経営者だけに向けた本」のような印象を受けるが、実際には、会社や組織で働く一人ひとりが「成果をあげる者」として生きるために、何を考え、どう行動すべきかが説かれている。
本書の中で繰り返し語られるのは、「知識労働者は成果によって規定される」というメッセージだ。努力や勤勉さではなく、どんな価値を生み出したか。それがすべての評価基準になる。
とりわけ、組織において重要な意思決定を担う人間──ドラッカーは彼らを「エグゼクティブ」と呼ぶ──の成果が、他の知識労働者のやる気や方向性をも大きく左右するという指摘には、自らの成果をあらためて問い直さずにはいられなかった。
印象的だったのは、エグゼクティブが直面する4つの「どうにもならない問題」である。
1.時間が他人に取られてしまう
2.日常業務に追われ続ける
3.自分一人では成果を出せず、他者の協力が必要
4.組織内部の論理に没入しがちになる
これらの状況はまさに、自分自身の働き方そのものを言い当てていると感じた。だからこそ、まずは「時間の使い方」に自覚的であることが、成果を出す第一歩であるというドラッカーの主張には説得力がある。
これらの問題へのひとつの向き合い方として、「組織は小さく、活動は少ないほど理想に近づく」という指摘は目から鱗であった。
地位が上がるほど、外部の出来事よりも組織の内部の問題に注意が向くが、エグゼクティブたる者は外部の現実の世界に直接触れるべく努力を払わないといけない。
ドラッカーは「外の世界への貢献」こそが組織の存在理由であると喝破する。つまり、組織の内向きな論理に巻き込まれすぎることへの警鐘なのだろう。
また、「人間関係を“人”ではなく“仕事”を中心に構築するべき」という考え方も興味深かった。組織に多様性を持たせ、健全な関係性を築くには、感情や性格に振り回されるのではなく、成果という共通項を軸に関係を組み立てることが求められるという。
さらに、本書では「自分の強み」を知ることの大切さが繰り返し説かれる。
自分は朝型か夜型か、一人で動くタイプかチームで力を発揮するタイプか、読む方が得意か話す方が得意か。そうした“自分の取り扱い説明書”を把握し、得意なやり方で得意なことに取り組むことが、最も成果を出しやすい。これは一種の自己理解のスキルであり、誰もが身につけるべきものだと感じた。
一方で、翻訳の文章は決して読みやすいとは言えなかった。主語があいまいで文もまわりくどく、何度も読み返してようやく意味がつかめた箇所も多かった。ただ、それでも読む価値は十分にある。
本書は、何度も読み返すべき一冊である。
そのタイミングは、自分自身を成長させたいとき、あるいは人をマネジメントする立場になったとき。読むたびに異なる言葉が胸に刺さり、その都度「成果をあげる者」としての姿勢を問い直してくれる。
Posted by ブクログ
時間、貢献、強み、集中、意思決定。
意見の不一致を奨励するのは目から鱗。
手だけを雇うことは出来ない、手とともに人がついてくる。
からこそ常に勉強は必要。
まさに名著な一冊。
私の読書レベルが低いのか、読みにくい文章ではありました。
Posted by ブクログ
成果とは外に対する貢献であり、成果を上げ続ける能力は習得できるよ。というような本
上司の強みを活かす
劣後順位を決める
個人的にはこのあたりの章が考えたことなかったので参考になった
後半の意思決定に関する部分は今の自分では腹落ちしきっていないので、数年後にまた読もうかな
Posted by ブクログ
紙の本でざっと目読⇒audiobook(半額セール)で耳読⇒紙の本でざっと目読のサンドウィッチ読み。
マネジメントエッセンシャル版にも書いたあったが、以下の事を忘れずに仕事をしたいと改めて感じた。
・人の弱みに注目せず、「強みに注目」する。
・人事は賭けであるが、「合理的な賭け」にはできる。
・「人事は下した側が責任を持ち」、下された側に責任を持たせない。
・「好き、嫌いで人事を決めない。」
・成果を上げる者の共通点は「成果をあげる能力」だけである。
・システム欠陥、先見性の欠如、人員過剰、組織構造の欠陥からくる、「時間の浪費」をしない。
本書の紹介は訳者:上田惇生さんの「あとがき」が完璧なので引用させて頂きます。
-引用-
本書は、普通の働く人たちのための本である。
経営者のためだけの本ではない。
現にこの本の中で、上司に命じられたこと以上の仕事をする人は全てエグゼクティブであると言っている。
そのため本書ではexecutiveは経営者ではなくエグゼクティブと訳した。
とにかく何ページかでも良い読んでいただきたい。
面白いはずである。
即日役に立つだけでなく、思い当たることばかりである。
そして何よりも興奮させられるはずである。
当然のことながら、古典とは面白いものである。
ドラッカーは本書において、仕事ができるようになろうとするものは必ずできるようになる、成果を上げる事は身につけられるし、身につければならないとした。
Posted by ブクログ
著:P.F.ドラッカー
誰しもが成果をあげることは可能。
ただ成果をあげるための方法論はなく修練(行動)が必要である。
・汝の時間を知れ
自分の時間の使い方を把握すること。
重要なことに時間を注ぐのは難しい。
時間の浪費の原因を突き止める。
・人の強みを生かす
人の強みを生かす
組織は個人がそれぞれ出来ないことをカバーしあうもの。
そのため、個人は何が出来ないかを問うより、何ができるか(強み)を考え評価するべき。
・最も重要な事に集中せよ
複数のことを同時にこなすものはいない。
だから、最も重要なことを洗い出し、それに集中する。
・意思決定とは何か
一般的な問題なのか特別な問題なのか精査する。
エグゼクティブに与えられた時間は短いので特別な問題にのみ対処する。
・成果をあげる意思決定とは
誰が言ったかではなく何を言ったか
反対意見を吟味する。また全員一致の場合、その決定に問題はないか再度検討する。
感想
肉体労働者多数の時代から知的労働者多数の時代に移行した今、全員がエグゼティブである必要があると提言するP.F.ドラッガーのこの著書は一人の知的労働者である私に参考になる部分が多数あった。私の仕事はどうしても作業をある程度有するため、重要なことを考える時間がどれぐらいあるのか把握する必要がある。また組織の役割として個人のウィークポイントをカバーするという部分は私の考えにはなかった事であり、大変参考になった。自分の強みを理解してストロングポイントを生かす事に集中するべきである。この著書はビジネスに置いて何らかの答え、公式を与えるものではないため著者の主張をイメージするのが難しい、或は自分の解釈が正しいのかも不明であるが度々読み返すことでその時々の自分の経験、知識で正しく解釈できる事もやってくるであろうと想像できるので改めて再読してみたいと思う。現状の私の感想、得た知識は以上に記した通りである。
Posted by ブクログ
「成果をあげる」とはどういうことか?
成果をあげるということは、物事をなすということである。(略)エグゼクティブは常に、なすべきことをなすことを期待される。すなわち成果をあげることを期待される。
自分がやるべきことをやる。それが成果をあげることです。非常にシンプルな解答ですが、それが非常に難しいのです。
ドラッカーは「肉体労働者は能率をあげればよい。なすべきことを判断してそれをなす能力ではなく、決められたことを正しく行う能力があればよい」と言います。つまり、エグゼクティブ(「肉体労働者」と対比して「知識労働者」と呼びます)は「何をなすべきかを決める」のが重要な資質となります。
何らかの重積ある役職に就いている人がいて、部下が何百人もいる人がいます。そういう人は、より多くの仕事量がこなせるはずですが、より生産的であるとは限りません。ベンチャーがある日、大企業の地位を脅かすのは、成果は人数で決まらないからです。果敢に意思決定を下し、数人ながら驚くほどの成果をあげるのは、頭が良いからだけではなく、何をしたら成果があがるかが見えているからでしょう。
知識労働者の成果は、自らの知識、アイデア、情報です。それらは、たった1人だけで世の中に提供できる可能性は低く、複数人の知識労働者と共に合わさればこそ社会に価値として提供できます。したがって、これまでの肉体労働者のような測定評価から抜け出さないといけません。
IEや品質管理など肉体労働者の仕事を測定評価するための手法は、知識労働者には適用できない。不適切な製品のために美しい設計図を大量に生産するエンジニアリング部門ほど、ばかばかしく、非生産的な存在はない。
しかし、現実はどうでしょうか。多くの知識労働者は肉体労働者同様に何をどれくらいやったのかKPIなる定量の成果指標を持たされ、あげく成果をあげれずにいます。
評価指標ではKGIに至るKPIが重視され、何をしたかではなく、何を準備してきたかが問われるだけでなく、成果をあげようにも自らの時間を奪われ、日常業務に追われ、組織に働いている故のしがらみに囚われ、いつしか外の世界が歪んで見えるようになっているからです。
改善する唯一の方法こそが「成果をあげる能力を向上させること」です。ドラッカーは「成果をあげることは1つの習慣である。実践的な能力の集積である」と主張しました。
Posted by ブクログ
時間はあらゆることに必要となる要素。時間こそ真に普遍的な制約条件である。
時間に対する愛情ある配慮ほど、成果をあげている人を際立たせているものはない。
Posted by ブクログ
名著だと思います。古い本ですが普遍の内容を取り上げているため、古さは全く感じることがありません。経営者の…というタイトルである必要が全くない、ビジネスパーソンなら必読の書ではないかと思います。
Posted by ブクログ
・私はではなくわれわれはを考える
・時間浪費の原因を整理する
・強みによる人事
・過去を意識的に捨てる
過去に上手くいったものを続けていては新しいものを生まれない→それを意識的に失うようにすることで新しいことに取り組む意思が強くなる
Posted by ブクログ
企業での働き方、成果を上げる方法について書かれている。反論すべき点はないが、この本に書かれていること実践するには、具体的方法がわからないと思った。
Posted by ブクログ
内容(「MARC」データベースより)
経営学を創始しかつ確立した経営学者、ピーター・F・ドラッカーの経営書の3大古典のひとつの最新訳。組織の全員がエグゼクティブのように働くべきことを説く、万人のための帝王学。
目次
序章 成果をあげるには
第1章 成果をあげる能力は修得できる
第2章 汝の時間を知れ
第3章 どのような貢献ができるか
第4章 人の強みを生かす
第5章 最も重要なことに集中せよ
第6章 意思決定とは何か
第7章 成果をあげる意思決定とは
終章 成果をあげる能力を修得せよ