上田惇生のレビュー一覧
-
-
Posted by ブクログ
ネタバレ著:P.F.ドラッカー
誰しもが成果をあげることは可能。
ただ成果をあげるための方法論はなく修練(行動)が必要である。
・汝の時間を知れ
自分の時間の使い方を把握すること。
重要なことに時間を注ぐのは難しい。
時間の浪費の原因を突き止める。
・人の強みを生かす
人の強みを生かす
組織は個人がそれぞれ出来ないことをカバーしあうもの。
そのため、個人は何が出来ないかを問うより、何ができるか(強み)を考え評価するべき。
・最も重要な事に集中せよ
複数のことを同時にこなすものはいない。
だから、最も重要なことを洗い出し、それに集中する。
・意思決定とは何か
一般的な問題なのか特別な問題なのか -
-
Posted by ブクログ
マネジメントの方法が主題の中巻。
方法まで行くと、さすがに現場にいるものからすれば、しみじみ感がある、というか身につまされる点もある。
特に頭に残ったのはマネジメントスキルとしての意思決定、そして組織論。
日本式意思決定アプローチをどうやら褒め気味に紹介している。日本式は意思決定後の実行力に優れる、とのことだが、2021年の一般的な日本企業に失ったものはこれである気がする。もちろん今の日本でも、官民問わずたまに驚くべき実行力を目にすることもあるが。
組織構造は自然発達しないし、よって組織構造の設計は最後に手をつけるべきであるわけなので、組織は戦略に従うもの、ということになる。何が正しい、という -
Posted by ブクログ
2回目。
1回目は、どのページも折るなど、印象深かったが、今回は前半にメモするメッセージが多かった。
名著を改めて読むって面白いなあと実感。
どんな仕事でも、成果を出すことが求められている。仕事によって成果は異なるので、同じ働き方をしてはいけない。プロジェクトによってもそう。
知的労働者は、マインド的な部分が大きなウェイトを占めている。作業に集中していますか?作業の意味、使命は見えていますか?どんな価値を提供しようとしていますか?成果を上げるために何をしなくてはいけないか自問していますか?といった具合に。
リーダーとは、目標を定め、優先順位を決め、基準を定め、それを維持するもの。成すが正し -
Posted by ブクログ
ネタバレ「成果をあげる」とはどういうことか?
成果をあげるということは、物事をなすということである。(略)エグゼクティブは常に、なすべきことをなすことを期待される。すなわち成果をあげることを期待される。
自分がやるべきことをやる。それが成果をあげることです。非常にシンプルな解答ですが、それが非常に難しいのです。
ドラッカーは「肉体労働者は能率をあげればよい。なすべきことを判断してそれをなす能力ではなく、決められたことを正しく行う能力があればよい」と言います。つまり、エグゼクティブ(「肉体労働者」と対比して「知識労働者」と呼びます)は「何をなすべきかを決める」のが重要な資質となります。
何らかの重積 -
購入済み
読むだけでは意味がない
有名なドラッカーの「マネジメント」だが、まだ読んだことがない。
同じようなジャンルの「7つの習慣」や「ユダヤ人大富豪の教え」(たしかこんなタイトルだったような……)
は読んだことがあるが、読むと感動するというか、感銘を受けるのだが、じゃあその後の人生で活かされているのかと言うと、さっぱりである。
ちまたにこのような本が山ほど売られているところを見ると、自分と同じく多くの人も生き方の指針を探しているのだと思う。
そして、多くの人が自分と同じように読むだけで実際には役立てられていないことも多いのだろう。
でも中には自分の人生にうまく取り入れられる成功者もいるはずだ。その人達との違いは何なのか -
Posted by ブクログ
ネタバレ「あなたの仕事で一番大事な問いは何か」。マネジメントの父・ドラッカーが、リーダーになげかける究極の5つの質問。「われわれのミッションは何か?」「われわれの顧客は誰か?」「顧客にとっての価値は何か」「われわれにとっての成果は何か?」「われわれの計画は何か?」。
5つの質問に答えるには「顧客との対話」が不可欠。あらゆる検討と決定において、顧客の見方が必ず織り込まなければならない。
「問題は明日何をするかではない、明日成果を得るために今日何をするか」「意志決定には守るべきルールがある。重要なことで容易にコンセンサスが得られたときには、そのまま決定を行ってはならない。諸手をあげての同意は、何 -
Posted by ブクログ
『マネジメント』の著者であるピーター・F・ドラッカーの著書であり、2002年に日本語翻訳版。2002年に出版され、その使用されている数字は1999~2002年頃の数値をベース。その数字を用いて次代予測を中心とした当時の忠言集。
約20年前の時点で、今日の世界状況を鋭く予測しており、2020年を迎える今だから敢えて、過去の予想を今読んでみるというのは面白いのかもしれない。
日本の『問題の先送り』が結果としてプラスの結果を生んでいるという後半の考察は意外である。
【積読解消】
ただ、このような本は出版されてからすぐ読んだほうが良いことは間違いない。