小手鞠るいのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ大人になった自分が意識してはじめて買った恋愛小説かもしれない。恋愛小説が嫌いなわけではないが、わざわざ購入してまで読むほどに好きなジャンルでもないのが理由。個人的には手紙のやり取りというのがそもそも好きなので、この本はすんなり入っていけたのかも。
出会いの珍しいシチュエーションに比して、中間のエンキョリレンアイとしてのやり取りはとても丁寧で、誰にでも起こりそうな積み重ねであることに惹き付けられた。そして、通信手段が限られ、離れているからこそ、丁寧にお互いを知っていこうとするやり取りに、胸が苦しいほどの甘酸っぱさと憧れを感じた。顔を会わせていればわかり合えるかというとそうではないのは周知の通り。 -
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苦しい。
自分と重ねてしまって、吐きそうになりながら、泣きながら読んだ。
「欲しいのは、あなただけ。」あなたとの子供が欲しいんじゃない。家庭が欲しいんじゃない。「あなた自身」がほしい。
一卵性双生児みたいになりたい。別々の人間じゃなくて一緒になりたい。ドロドロに溶け合って、一つになりたい。
かもめは、自分で終わらせることが出来るから強い。
刺さる人には刺さるし、分からない人には分からないだろうなと思った。
ものすごく人を選ぶ作品だと思う。
好きな人を好きでたまらなくて、幸せな中にも不安と苦しみと焦燥感がある人は刺さって辛いんじゃないかな。 -
Posted by ブクログ
僕と千波瑠は八つ違い。
僕は彼女を「ハルちゃん」と呼び、彼女は僕を「なっくん」と読んでいた。初恋の相手でもあった、憧れの美しい叔母・千波瑠が、14年間暮らしたNYのアパートで、僕は一人彼女の残した秘密の恋の残骸を整理する事となり…。
一言で言えば、折角の若さ・美貌・知性・情熱・一途さを、報われない不倫の恋に捧げてしまった女性の手記を主軸とした展開なのだが、彼女を蔑んだり哀れんだりする気にはならなかった。
親しかった甥にも、他の誰にも打ち明けたり泣き付いたりせず、全てを自分の中だけに秘めて、死期を悟った猫のように、いつの間にか姿をくらませる千波留の恋は、孤独で後ろ暗い反面、自由で気高いように -
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Posted by ブクログ
ネタバレねこの町シリーズ
大好きに奥様を亡くした犬の村のジョンソンさんに
ふたごのねこのレオとルルのおかあさんのリリアさんのパンで元気づけようとします。
やきたてのパンには、かなしみの形を変えることのできる、ふしぎな力がある「パンのひみつ」
いろんなパンがおいしそう!
パンのまめちしき
作り方が発見されたのは、五千年ほどむかしのエジプトの偶然の出来事から
ある日やくのを忘れて一日ほうっておいたら生地がふくらみそれをやいてみたらふっくらとしたおいしいパンができた
日本には、およそ四百五十年前の戦国時代にやってきた。織田信長も食べていた。 -
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完全に、タイトルで選択した本。
自分がストレス過多になると、森に行きたくなる。
今がそれで、このタイトルを見た瞬間に読みたい!と思った。
植物や動物を擬人化する著者。
自分も、よくやる。
樹を「この子」って呼んだりする。
だって、植物も動物も、意思を持っているもの。
読んでいて、とても親近感。
ウッドストックの森の中。
時には過酷な世界。
でも、様々な自然と共存ができる世界。
実に羨ましくなった。
著者の名前は、恥ずかしながら初めて目にしたが、本著に出てくる様々な他の作家さんの本の話には、驚いた。
だって、ことごとく、自分も読んだことのある本なんだもん。
この方とは感覚が似ているのかも知