小手鞠るいのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
料理と環境問題という二つのテーマを軸に描かれた児童文学。
カフェをオープンした店主が、中学生だった頃を振り返るかたちで物語が進んでいく。
ほどよくノンフィクションが織り交ぜられていて、この読者層が料理や環境のことに興味を持つ入り口としては、とても親しみやすい作品だと感じた。
一方で、読み進めるうちに少し戸惑う部分もあった。
環境問題や動物保護など、さまざまなテーマが登場するものの、どれも深く掘り下げられる前に次へ移っていく印象があり、もう少し踏み込んだ描写があれば…と物足なさを感じた。
また、オープンしたカフェでの日常を描く物語だと思って読み始めたため、実際には主人公の過去の回想が中心だと -
-
Posted by ブクログ
「早川書房ラジオ ダメでもともと!」って番組知ってますか?
編集として入社した5年目男女の2名での番組
書評家のラジオとかはよくあるんですけど、出版社の社員のラジオってなかなかないと思うんです
どれくらいの人が聞いているのか知らないですけど、ゲラ読みで面白いと思った作品とかまだ世に出ていない新作の特に推したい作品を熱く語ったり、と思ったら早川書房近くのうまい店の紹介したりと、月1放送ですけど僕毎月楽しみにしてるんですよ
(Spotifyから聴けますよ)
でこのラジオ女性の方が金元さんって方なんですね
金元さんがこのガラスの森を幼少時に読んで感動し心の本になってたんです
そこに友達が最近フィギ -
Posted by ブクログ
「思いもよらないラスト」と帯にあった通り。
少年ツヨシとハスキー犬のソラの物語だが、全くほのぼの系ではない。
フランダースの犬に似た話かと思わせといてこのラストの急展開。
確かに、少年の書く小説にその兆しはあったが想像以上の結末。
感想を書こうにも感情がぐちゃぐちゃだ。
少し前に三浦綾子著「母」という小林多喜二の母が息子を語る小説を読んだが、こちらも貧乏だが本好きな少年、というところから始まっている。貧乏人もお金持ちも平等な世の中になって欲しいという願いも同じ。思想も似ているのに、これがちょっとしたボタンの掛け違いというやつか。
少年ツヨシに心を寄せて読んでいたのに、ラスト、ツヨシの正体が