小手鞠るいのレビュー一覧

  • 空と海のであう場所

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    著者の名前がなんとなく目についたので購入。おもしろかったです。こってこてのロマンスではないのですが、ヒロインとヒーローのあの何とも言えない関係から目が離せませんでした。小手鞠るいは詩人さんなので、文章のリズムもいいと思います。比喩も上手でした。

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    2011年05月09日
  • 早春恋小路上ル

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    ◆あらすじ◆
    大学に合格、憧れの京都で親友と下宿生活を始めたるいは、隣の部屋で彼と始めちゃう親友の声を聞き、一人暮らしを決意。
    初めてのバイト、初めてのキス。
    田舎育ちのるいを翻弄する、親分、若い衆、シングルマザーの京大生……。
    夢見る少女が、京都の街で失恋、就職、結婚、離婚を経験し、大人になっていく。
    恋愛小説家の、胸打つ自伝的青春小説。

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    2010年03月29日
  • 私を見つけて

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    国際結婚をした女性を主人公にした短編集。

    今まで国際結婚って甘い響きだったけれど、やっぱり分かりあえない部分はあるのだと思った。これは相手が誰でも言えることだけど。



    最後の話「ハドソン河を渡る風」が一番好きだった。

    国際結婚に対しての幻想を打ち砕かれていくなかで(笑)最後にこの話がきたことで気持ちが落ち着いたというか…切なかった。


    「出口のない森」のトムがなんだか…気になった笑"

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    2010年01月18日
  • あなたとわたしの物語

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    全体的に大人の女性向きの内容だったので、
    10年後くらいにまたじっくりと味わいたいと思った。

    それにしても、小手鞠さんが紡ぐ言葉は、本当に胸に刺さる。

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    2010年01月11日
  • 欲しいのは、あなただけ

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    タイプの異なる二人の男性との恋愛にのめりこむ主人公。結婚や家族より、「あなた」という存在だけが欲しいとまさにタイトルそのままなのですが、恋に溺れるってこういうことを言うのでしょうね。客観的に読んでいる自分がちょっと淋しい気がしますが。

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    2009年10月04日
  • 欲しいのは、あなただけ

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    まずは、「パイロットフィッシュ」「アジアンタムブルー」の著者、
    大崎善生氏の解説を抜粋されたい。


    読む側の空想の空をどこまでも広げてくれる、物語の中に入り込み考える
    自由を与えてくれる、そしてわたしたちはコンテナのように小説という広
    大な海の中に浮かんでいればよい。


    小手鞠るい氏のことを、自由を与えてくれる作家、だと賞賛している。
    考える余地を、そっと、置いてくれているのだと喩えている。


    恋愛小説なのに、恋愛小説のような感じがしない。
    そもそも、恋愛とは何なのか。評者はわからない。
    燃え滾る欲望を持つことなのか、
    何かも捨ててしまっていい気持ちになることか・・・。


    ある場面で、かもめが思い馳せているように、
    好きな人の一部でありたい、全部でありたい、
    そう思うことが恋愛なのかもしれない。


    恋愛=恋に愛するのか、愛に恋するのか。愛+恋なのか。
    わからないが、恋に恋すると、若かりし頃の恋愛(純愛)が
    そのように喩えられ、昔話のひとつとして語られる場面に遭遇する。




    好きな人の一部でありたいと思う気持ちは、
    恋に恋している瞬間感じると評者は思う。

    何も周りは見えていないのだ。
    いや、見えている。あなたとわたしの世界は。


    ≪以下、抜粋≫
    ・むかしむかし、好きになった人たちを思い出すとき、 わたしはいつも、弟のことを思うような優しい気持ちになる。

    ・わたしが怖かったのは、それは、自由、ということだった。

    ・闇のなかでわたしを待っている黄色い車を見つける瞬間が、わたしは好きだった。

    ・「おう、きょうはかもめちゃんとデイトや」

    ・どうしても、その小包を開封する気力が湧いてこなかった。 開封して本を取り出す、ページをめくる、そこに書かれている言葉を読む、 読んで何かを考える、何かを感じる、何かを思う、そういった行為のすべてが、 わたしにはけだるく、空しく、鬱陶しいことのように思えていた。

    ・あのころの自分と、今ここにいる自分を、うまく結び付けることができない、と、私は思った。

    ・わたしの心のお葬式。これはわたしが男らしい人から愛されるために、どうしても必要な儀式なのだ、と。

    ・わたしたちはふたりとも無言だった。けれどもその無言は生きていた。運転手と助手席のあいだで、 言葉にならないくらいたくさんの言葉がゆき交っていた。男らしい人は何かを必死で伝えたがっていたし、 わたしも必死でそれに答えたがっていた。

    ・あなたの一部でありたい、同時に、全部でありたい。あなたの触れるすべてのものに、わたしはなりたい。

    ・あなたが身体で、わたしが心。あなたが海なら、わたしは潮騒。あなたが空なら、わたしは夕焼け。 あなたが問いで、わたしが答え。愛することしかできない。それがわたしの答えなのだ。

    ・四条から山科に戻るとき、タクシーで蹴上の坂を登りますやろ。あの坂を登るときには、うちは母親になるんです。 そうして翌日の夕方、店に出るためにあの坂を下りてきますやろ。そのときにはうちは、女になるんです。」

    ・「もう行かなきゃ、遅れてしまう」と、言うのはいつもわたしのほうだった。

    ・「幹彦さんにとっては突然でも、わたしにとっては突然じゃないの」

    ・この世の中には、すべてを手に入れてもなお不幸な人間がいるように、 すべてを失ってもなお、幸福でいられる人間もいるのだと思った。

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    2009年10月04日
  • 欲しいのは、あなただけ

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    本気で恋愛した女性ならきっと共感するところはあると思います。
    切なくなっちゃった(/_;)

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    2009年10月04日
  • 欲しいのは、あなただけ

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    07年7月。
    支配欲をむき出しに、時に力で組み伏せる「男らしい人」と、家庭をもちながらもひたむきに愛してくれる「優しい人」。
    主人公かもめは言う。「私は不完全な死体として生きている。二つの恋を思い返すときだけ、私はつかの間の生者となれた。」と。
    何が欲しかったの?
    自由でもなく、後悔でもなく。孤独感を逃れるための束縛かい。
    第12回島清(シマセ)恋愛文学賞受賞作 。
    ☆印象に残った文章。
    わたしたちはホテルの一室にチェックインした。
    「こういうところに来たからといって、何かしなきゃならないってことはないんだよ。服を着たまま、ふたりでこうして横になっているだけでも、僕は安らぐし、あなたがいやなら今夜は何もしないで、しばらくしたら帰ろう」と、優しい人は言った。決して開けられることのない窓のそばに置かれた、よそよそしいベッドの上で。
    わたしが恋に落ちたのは、まさにその瞬間だった。

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    2009年10月07日
  • ラスト・ワルツ

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    凪と永遠子

    20代後半で出会った恋人は離れることを決めた

    ある日凪と結婚した永遠子が妹のように思っていた弥生からメールが届き凪を探すためアイスランドに行くことにした永遠子

    思い出の曲を聴きながら凪を探す

    過去を思い出しながらこれからを生きていくために

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    2026年10月07日
  • 失くしても、また

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    最後の詩は良かったです
    あとは…うーん…あんまりだったかな
    最初 目次と気づかず すごく心に沁みる詩だと思ってしまいました。
    わざと こんな感じにしてるのかな

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    2026年10月05日
  • 失くしても、また

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    最初読み始めた時は、みずみずしい感性で、30ちかく歳上の作家さんなのに、若いというか、青春のような文章(でもこどもっぽくは決してない)かんじで、爽やかでいいな、と思ったのだが、だんだん後半飽きてきて、だらっと読んだ。

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    2026年10月02日
  • 乱れる海よ

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    どうしても、世界同時革命だとかいう思想が理解できないんだよなぁ。
    結局のところ、空港銃乱射事件ではPLFPが日本人3人を都合よく使ったとしか思えない。

    まあそういうことは別とすれば、本作は一つの物語としては興味深く読めた。

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    2026年09月21日
  • ラスト・ワルツ

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    きれいなお話だったという感想になる。
    若い頃の恋愛相手に想いを寄せつつ、現在の愛する家族とのエピソードも進みつつ。せつなくはない。
    すごく綺麗な感じ。

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    2026年08月29日
  • 愛の人 やなせたかし

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    やなせたかし展に行く予定なので、予習。
    やなせ先生への健やかな慕情がひしひしと伝わってきて、ほっこりしたりホロっとしたり。
    先生が「アンパンマンのマーチ」の歌詞を書いてくれるところで、あまりの歌詞のよさを改めて実感してこちらまで泣きそうになった。

    あっという間に読み終えた。

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    2026年08月19日
  • 庭

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    【上学年〜】

    若い頃母と旅行でハワイに行ったことがあるので、その光景を思い出しながら読んでいた。

    小手鞠さんの小説には、小中学生の子供の心理描写と共に、社会問題や戦争のことなどを織り交ぜられることが多いが、こちらも日本のハワイ移民政策のこと、戦争のことに触れられる。

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    2026年08月11日
  • お母ちゃんの鬼退治

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    エッセイは滅多に読まないのだけど、母がなくなさから母娘関係の本は目がいくのかも
    障がい者→挑戦者というのがよかった
    小手鞠さんは児童文学のイメージがあったけど結構恋愛小説も多いのだなー

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    2026年06月26日
  • ラスト・ワルツ

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     夫婦が幸せに暮らしていくためには、全面的な理解や共感は必要ない。
    無条件の信頼だけがあればいい。

     お互いに踏み込んでいけない。あるいは、あえて踏み込んでいかない領域があるからこそ、仲良く、幸せに暮らしていける。

     ふたりで幸せに生きていくためには、ひとりひとりがまず幸せであること。
     ひとりひとりがこっそりと幸せでいること。

     そんな人生哲学を、私はノエルとの暮らしから学んだ。

             (本文より)

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    2026年06月07日
  • ラスト・ワルツ

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    不完全燃焼の恋だからこそ忘れられないのか?
    忘れられない恋だからこそ不完全燃焼だと感じるのだろうか?
    そんな風に思ったことがありました。
    この小説の主人公も若い頃の恋人を心に住ませたまま生きています。
    自分の中から消す必要はありません。
    ただ必要なのは「さようなら」をきちんと伝えること。
    別れの言葉は始まりの言葉でもあると思うから。

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    2026年06月04日
  • 庭

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    この本を読んだら、真剣にハワイに住みたくなります。私は中学生ではありませんけれども。65歳ですけれども。こんな夢が叶えられるかもしれないなら、ワクワクするし、いくつになっても居場所があるのは大切なことですよね。

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    2026年05月29日
  • ごはん食べにおいでよ

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    中学生の雪という男の子視点で進んでいくのがメインのお話。
    料理男子で、毎日の夕食とか作りながら、友達や知り合った人たちとの触れ合いが描かれてて、
    その中でも、動物の命だったり、将来に対する向き合い方だったりがテーマになっている印象。

    ここ最近読んだ小手鞠さんの本の中でも、戦争とかのテーマが無く、かつ、料理だったり猫だったり、身近なテーマがメインだから、これなら低学年とかでも読めそうだなって感じた。
    難し過ぎず、でも大事なことを教えてくれる1冊
    猫は可愛いฅ(*‎´꒳`*ฅ‪)ꪆ‬

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    2026年05月27日