小手鞠るいのレビュー一覧
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コンパニオン診断、という言葉すら知らなかったけれど、子供と一緒に楽しく読めました。
普段あまりフォーカスされない実験用マウスが、いつか未来を変える。そのために細やかな仕事をされている方々がいる、ということに、爽やかな感動を覚えます。
たんと君の性格も、子供たちの笑いを呼びました笑Posted by ブクログ -
料理が好きで得意な中学生、雪。大人になってベーカリーカフェを開くところから物語は始まる。
語られるのは中学生の頃。特に大きな事件もおきないのだが、日々の出来事と、雪の見る日常が語られて行く。そして、料理、読んだ本の引用、音楽。
読み終わったらエレカシが聞きたくなること請け合います。あと、村上春樹や星...続きを読むPosted by ブクログ -
ユダヤ人の少女、ノエミ。
学頭疎開中の少年、風太。
同じ戦争中に生きる少年少女たちが、
どのように考え、生きてきたのか。
学生さんに読んで欲しい話でした。
特にアウシュヴィッツの話は児童書のわりに
生々しく感じた。
戦争を経験してない人が増える中、
でも、世界のどこかで戦争が起きている。
それを考...続きを読むPosted by ブクログ -
凛子先生の言葉に作者の気持ちが込められていると思います。
小説を書くということは、自分の生きた人生の言葉を嘘偽りなく表現すること。
文章の一つ一つを「呻吟」して「自分の言葉」として生み出すこと。
「結末」があっても「結論」は必要無い、ということ。
主人公のひとりちゃんが小説を書くプロセスで、自分の...続きを読むPosted by ブクログ -
ぼくと、ペットの犬のマリン。マリンは天国に旅立ったけど、不思議な絵本屋さんで、マリンの好きだった絵本を読むと…想い出や夢が交錯するような展開と、綺麗な絵が合っていて、爽やかな読み応えのある絵本でした。Posted by ブクログ
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子どものために買った本。ただ小学生の子どもが読むには非常にきつい内容もあったが、これが戦争なんだ、こんなことは絶対にダメなことだと心から思える本だと思う。子ども向けの本かもしれないが、大人でも十分に読み応えのある本だった。
(最近、子どもが成長してきたので同じ本を同じタイミングで読めて楽しい。)Posted by ブクログ -
『あなたはわたしの何を憶えているのでしょう?』
あなたは、そんな風な問いかけを受けたとしたらそこに何を思うでしょうか?何と返すでしょうか?私たちは日々生きる中で、日々新しい経験をし、新たに記憶として刻んでいきます。一方で私たちの記憶容量には限りがあり、日々過去の経験の記憶は損なわれてもいきます。...続きを読むPosted by ブクログ