無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
Posted by ブクログ 2023年02月02日
この本を読んで感じることが2つあります。
・「事実」をなるべく正しく伝えるべきだったのではないか?
脚色を加えたフィクションではなく、「あの時起きた真実」が必要なのではないか?
もうひとつ、
・「事実を忘れない」ためにも「物語化」して後世に伝えるべきなのか?
現代においてなお続く悲惨なテロリズム...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年01月23日
事件をリアルタイムで知らない世代からすると、混沌としすぎて正確に捉えることが難しい時代を、小説という方法で表現した作品なのだと思えた。
この時代に自分が同じ世代で生きていたら、この政治的思想にのめり込んでいたかもしれない。そう思うほど千尋の一途さに感銘を受ける書かれ方だった。
YA世代の極端...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年01月10日
3寄りの4。奥平剛士をモデルにしているのは分かるのだけれど、ここまで書き込むのにフィクションにする必要があったのか、そして作家が作品を書く件は要るのか...フィクションにしてもいいけどもっとシンプルに奥平剛士の心の動きを見えるような書き方をした方が強い思いが伝わったのでは..というちょっと勿体無い気...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年11月05日
私は作者と同じ年代です。
テルアビブ空港乱射事件は、TVでもセンセーショナルにとりあげられたので記憶に刻まれています。
50年経った今、ノンフィクションとフィクションの間だとする本文を読んで、やっと「なんであんな事をしたんだろう」という長い間の疑問に答えをもらった気がしています。
あとがきに作者の母...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年03月21日
高校生だった著者が、ある朝の特別な朝礼で校長から聞かされた訓辞。同校出身の奥平さんが起こした事件から、この人のことを書きたいとふと芽生え、50年後に書き上げたというあとがきがある。
物語の主人公である不遇な女性ジャーナリストとともに奥平さんをモデルにした千尋とその人が手元におくヴェーユの思想をなぞっ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年11月17日
2022/10/25リクエスト 1
1972年5月30日、イスラエルのテルアビブ空港で乱射テロ事件が起こる。
起こしたのは3人の日本の若者たちだった。
京都大学の渡良瀬千尋は、大学入学後、セツルメント活動、肉体労働に打ち込む。セツルメント活動とは、ボランティアの一種で、持てる者、富める者が持たざ...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。