小手鞠るいのレビュー一覧

  • 鳥

    中学生が主人公の明るく、カラフルな、やさしい話。LGBTだったり、ステップファミリー、ビーガンなど、さりげなく話題に入っている。
    自然や鳥、命について考えることも多くあり、知識も増やせる。
    色々な物事について、新しい視点を授けてくれる。
    こんな考え方もあるんだと思える。
  • ある晴れた夏の朝
    フォローしている方のレビューで知ることができました。この本が広く手に取られますように。

    最後のスピーチと共に本書を読み終わったとき、思いもよらず身震いがした。
    余りにストレートに言葉が自分に届くことに驚いた。
    それまでの間、僕は知らず知らずのうちにディベートのジャッジをしていたかもしれない。
    原爆...続きを読む
  • スポーツのおはなし リレー 空に向かって走れ!
    僕は今、徒競走をしていて、1回目の時は4位だったけど、今日は3位だったので、本番の時はせめて、2位はとりたいです
  • ある晴れた夏の朝
    原爆について、自分は知らないことがたくさんあったと実感した。

    8人のそれぞれのディベートやその根拠となる資料は、新しい視点や歴史、文化、人種、など考えさせられる話題を提供してくれた。

    来週末、修学旅行で長崎に出発する。こどもたちに、しっかりと学びのある旅行にしてもらいたい。
  • おはなしサイエンス AI(人工知能) ロボットは泣くのか?
    4年から。具体例をディベートゲームとして紹介。
    ディベートなので、登場人物の気持ちの熱が入っていて読ませてくれるところがすごくいい。さらに良いところだけでなく、心配な点もしっかり深く掘り下げているところも見どころ。子どもも読みながら一緒に考えてしまうところがいい。
  • 瞳のなかの幸福
     表紙を観て、ひとめぼれ。

     とにかく優しくて癒される小説が読みたくて一気読み。
     女性の35歳って、私もそうだったので、主人公の気持ちがよくわかる。

     そんな中で自分が欲しいものを正直に欲しいと思って手に入れられるのは少しうらやましいなぁと思ったりもして。

     でも、彼女にとっては何よりも大事...続きを読む
  • ある晴れた夏の朝
    「広島と長崎への原子力爆弾投下はほんとに必要だったのか?」をテーマに日系アメリカ人を含む8人のアメリカ人学生の討論会の話。

    自分は日本人なので、そもそも肯定という考え方すら考えなかったが、肯定派の意見も理論的で納得できる内容もあった。戦争のこと自体ほとんど知らないし、調べたことはなかったので事実を...続きを読む
  • 空から森が降ってくる
    私も森の中で暮らしたい!と思うお話。小手鞠さんのエッセイは、のんびりしている中に現実感もありとても好きで読んでいる。この中では特に、ワイルドフラワーや森の動物が描かれているため実際に見てみたくなる。おても好きな本!
  • 情事と事情
    出来の良いラズベリータルトみたいな一冊。鈍く重くずしりと甘いチーズケーキにスキッと酸味のある漆黒のベリーが満遍なく散りばめられている至高の一切れ。なんでこれが☆5個付かないのかね。割とマジで分からん。

    まず、江國香織さんみたいな体言止めを使うね。文章の表面に生じる凹凸からの乱反射が、人物の主張や機...続きを読む
  • はじめての赤毛のアン アイスクリームのピクニック
    実はあまり内容を知らなくて、読みたい読みたいと思ったまま何年も来てしまった。
    子どもも1年生になったし、ねこの町〜で馴染みのあった小手鞠るい先生だったというのと、可愛らしいイラストが決め手となり、娘とも楽しめそうということで購入。
    一家の人たちや、周りの人間にいじわるなイメージがあったけど、すごく温...続きを読む
  • 乱れる海よ
    美化したり、共感したり、そんな事をしてはいけない事なんだと思う。

    けれど、こんな事があったんだと、その後に生まれてきた人達に伝える事は大切な事ですね。
  • ある晴れた夏の朝
    「I STILL LOVE THEM」(単行本192ページ)

    家族をイスラエル軍の砲弾で殺されたパレスチナ人医師が言った言葉だそうです。

    「それでも私は(彼らを)愛する」

    本気で平和を貫くというのは、どれほど深い覚悟を必要とするのだろうか。

    もう一つ。

    原爆慰霊碑の中の、
    「過ちは繰返しま...続きを読む
  • ある晴れた夏の朝
    8月の間に太平洋戦争を題材にした作品を一冊は読んでおきたいなぁと思ったので以前から気になっていたこの作品を手にしました

    どなたかのブックリストで見たんだけど誰だったかな〜
    思い出せない
    ま、いいか(いいんかい!)

    さて原爆投下の是非についてアメリカの学生がディベートするという内容の本作
    気になっ...続きを読む
  • 窓

    絵本を読んでいるような軽やかで爽やかな読みごごちの中に、テーマが深く刻まれている。
    戦争と子どもたち
    ナバホ国、ココペリ
    フリードムフライズ(イラク戦争の時のポテト)
    ☆夢や目標があるのに、努力もしないであきらめてしまうなんて、自分の人生に対して申し訳ないと思わないの?
  • ある晴れた夏の朝
    あらすじはおススメされた人から聞いていたものの、6月頃から積読状態でした。しかし、8月6日前後「ヒロシマ原爆投下から77年が経った今、私たちは」関連のニュースを見て、自分自身の「読みたい」スイッチが入り、8月8日、旅行に行く道すがら、電車に揺られながら1時間半で一気に読み切っていました。内容も易しく...続きを読む
  • ある晴れた夏の朝
    アメリカの高校生たちが公開討論で広島長崎への原爆投下の是非について闘う話。主人公は日本人の母をもつ高1女子。
    原爆だけでなく日本の加害の面やナチスドイツ、人種差別まで取り込んだ内容。
    核兵器を持つことが平和につながるという発言をする生徒もいる。核抑止力。
    友だち同士でありながらこのように意見をぶつけ...続きを読む
  • ある晴れた夏の朝
    題名にある「ある晴れた夏の朝」とは、
    1945年8月 広島 長崎 に原子爆弾
    が、投下された日の朝。

    アメリカに住む、中高生8人が、
    日本へ投下した原爆の是非を、
    肯定派と否定派、に別れ勝敗を掛けて、
    公開討論会を行う。

    両派の述べる論点 例えば

    °人種差別
    °日本とナチスドイツは同盟国
    °日...続きを読む
  • ON A BRIGHT SUMMER MORNING (英文版)ある晴れた夏の朝
    well written. well translated. good to read to learn about atomic bombing on Hiroshima and Nagasaki and debate.
  • ある晴れた夏の朝
    アメリカの高校生8人が、広島・長崎に落とされた原子爆弾の是非に対してディベートする‥‥
    え?ディベートする必要ある?“非“に決まっているじゃないか!と、まず思ってしまいました。
    でも、そう思うこと自体、自分だけが正しい、聞く耳持たずの姿勢ですね。8人の高校生のディベートのやり取りを読みながら反省しま...続きを読む
  • ある晴れた夏の朝
    なんと書いたらいいのか、読み終えて静かな感動に浸っている。原爆肯定派、否定派どちらも立派に自分の意見を主張し、相手を認めていく中で、平和を実現していくにはどうしたらいいのか、深く考えさせられた。

    戦争には反対だが、原爆は賛成。
    という主張は矛盾しているように思えるが、その主張をしている人たちは矛盾...続きを読む