小手鞠るいのレビュー一覧

  • 痛みを殺して
    夢のような、酔った時の視界のような、ふわふわして曖昧な読み心地だった。
    どれも切なく悲しいのに…
    生きているのかさえはっきりしない『迷子』さが楽しめた。
  • ごはん食べにおいでよ
    読みやすい軽いタッチの本。父と二人暮らしの中学生、雪。男子ながら料理が上手で、土曜日以外の毎日食事を作っている。雪が作る料理や、友人のみかん、りんごとのやりとり、パン屋の成海さんとのかかわり、お隣の由月くん母子との交流などが穏やかに描かれている。ハラハラするような展開がないので、安心して読める。そし...続きを読む
  • おはなしサイエンス バイオミメティクス(生物模倣技術) マンボウ、空を飛ぶ
    生物の体のしくみの応用というテーマなためか、シリーズの今まで読んだ中でもカラッと明るい仕上がりになっていて純粋に楽しかったです。カタツムリの殻の構造はうっすら聞き覚えあったんですが、構造色をお菓子に応用だとかマンボウ型の飛行機とかは初耳で大人でも浮き立った。
  • 放課後の文章教室
    読んでいて今後に活かしてみようと思う考え方が多く、日常に文章を書く行為が根付いているのだと改めて感じた。
  • おはなしサイエンス 未来の医学 これからも、リッキーといっしょ
    4.5年。元獣医師の作家さんだからこそ、こんなに人とペットに寄り添ったテーマを考えられるのだなと感心した作品。犬と人の認知症を扱い、かつ、どちらも一緒に実際例を見ているかのように深められるところが良い。
  • 午前3時に電話して
    児童書。
    無邪気だった子供から、邪気に触れ少しづつ変化していく中学生の戸惑ったり悩んだりする気持ちが、子供の目線で書かれていて良かった。

    子供が中学生くらいになったら勧めたい。
  • おはなしサイエンス 未来のたべもの 未来の給食、なに食べる?
    これ、なかなか分かりやすい!読みものとして、これから先の食生活を子供たちが考えているけど、本当に考えなくてはならないことだし、小学生にぜひ読んでほしい。
  • おはなしサイエンス AI(人工知能) ロボットは泣くのか?
    人工知能に感情はあるのだろうか。ChatGPTの登場によってシンギュラリティが身近に感じるようになった。
  • おはなしサイエンス 未来のたべもの 未来の給食、なに食べる?
    食糧不足に備えて昆虫食や微細藻類(ミドリムシ)、代替肉、培養肉といった未来の給食を考える。しかし、未来の食を考えるならば皆が同じものを食べる給食をなくすことから考えないものだろうか。それが個々人を取り残さないSDGs; Sustainable Development Goalsの精神にも合致する。
  • 放課後の文章教室
    10数通の文章に対する質問(ツイッターで魅力的な文章を書くコツを教えて、小説家になるには?など)に筆者が答えている内容です。文章を書くことに興味ある人、作家に憧れているひとにオススメの本。作者の考えだけでなく、色々な本からの引用を用いた解説になっており、文章はさすが文章教室と言っているだけあって、平...続きを読む
  • 放課後の読書クラブ
    言葉の選び方に独特のセンスを感じ、内容が入ってきやすい本だった。どの部分も印象深いが、個人的に心に残ったのは国語の教科書についてで、昔の教科書を語っている場面は想像もできないような内容だった。
  • 放課後の読書クラブ
    本紹介のエッセイ。58冊の本が引用文とともに(全部の本じゃないけど)紹介されていて、いくつも読みたくなった。時々創作もおり込まれていて、ちょっとおもしろい流れだった。特に、将来小説家になりたいなぁという漠然とした夢を持つ小学生は読むべき。放課後の文章教室と姉妹本のような関係らしく、そちらも読んでみな...続きを読む
  • お母ちゃんの鬼退治
    タイトルに興味を持って読み始めた。
    親は子供を守るため、たくさんの鬼と闘う。
    子供にとって時には身動きができないくらいに。
    もちろん、自分自身の鬼との闘いも必死だ。

    離れてみて、初めて気持ちが通じ合う事もある。
    著者の母に対する憧れと深い愛情がたっぷり感じられた。
  • おはなしサイエンス 宇宙の未来 パパが宇宙へ行くなんて!
    4年から。未来や宇宙に関係する仕事にも夢が持てる。サイエンスだけに終わらずに、家族のストーリーとしてもよく出来ていて、もたつくところなくお話の長さと流れがちょうどいい。言葉の読みやすさもさすがの松素めぐりさん。かねやま本館以外のお話が読めて嬉しい!
  • おはなしサイエンス 遺伝子工学 光るマウスが未来をかえる
    太陽光発電の話がとてもよかったので読んでみました。遺伝子ってまあまあ扱いの難しい話題ですが、がん治療って今そんな発達してるんだ、と素直に勉強になった。本職が獣医の片川先生も同シリーズで医学テーマを書いてるのか。ガチですね。よさそう。
  • おはなしサイエンス AI(人工知能) ロボットは泣くのか?
    物語を通じて、AIについて学べる本。
    AIは必要かどうかを、六年生の新(あらた)は2グループに別れてディベートすることになりました。
    ディベートの内容もよかったし、クラスメートのそれぞれの事情も描かれていて、物語としても楽しめました。
  • おはなしサイエンス バイオミメティクス(生物模倣技術) マンボウ、空を飛ぶ
    4年から。子ども目線から気づいた虫や魚など生き物のすごいことから、模倣技術についての興味や最新技術と未来に繋がる素敵なお話。
    最初から技術を見ると抵抗感がある子も多いが、物語で体験してからだと、自分で興味を持って知れるようになるところがいい。
  • 空と海のであう場所
    あなたの『大切にしているもの』はなんですか?

    これは実に幅の広い質問ですね。『大切にしているもの』と言われてもあまりに漠然としています。でも不思議とあなたの頭の中には、すっとそのイメージが思い浮かんだのではないでしょうか?長年にわたって集めている何かしらの趣味のコレクションのことを思い浮かべた方も...続きを読む
  • 見上げた空は青かった
    あなたは、『戦争なんて自分には関係ない』と思っていませんか?

    先の大戦が終わって80年という年月が流れました。恐らくこのレビューをご覧になってくださっている方の中で戦時下の記憶がおありという方はいらっしゃらないのではないかと思います。先の大戦が終わり、それから流れた長い年月の中で、私たちの国は世界...続きを読む
  • ごはん食べにおいでよ
     パン、読書、美味しい料理、好きな要素が全て詰まった短編集だった。
    おそらく作者もそこを意図してたんだろうな。どこを読んでも優しさにあふれた作品。癒やされました。
    そしてお腹がすきました。、、、