小手鞠るいのレビュー一覧

  • 早春恋小路上ル
    小手鞠るい先生の半生記。

    岡山から京都にでてきてから、同志社を出てフリーライターになるまでの職業生活・恋愛模様を描いた作品。

    こんな人が書いたから、こうも作品たちがイキイキしてるんだ、と実感できた一冊。
    もうちょっと早く読んだら、もっと小手鞠先生の作品も楽しめたかも?
  • 早春恋小路上ル
    無意味だなぁと思うことも 後に自分の糧となってかえってくる。人生って すべて繋がっているんだなって実感。私も、今をしっかり見つめて生きていこう。
  • 欲しいのは、あなただけ
    とても生々しいな、というのが率直な感想。

    男らしい人、優しい人、という二人の対照的な男性を愛する女性が主人公。
    ただ、いずれもずっと一緒にはいられないというのが切なすぎる。

    そういうときに、女性がどういう行動に出るのか、
    この作品で描かれている描写は、そのまま現実感を伴っていると思う。
  • 早春恋小路上ル
    小説といより、自伝的な、エッセイみたいな感じ。

    私はもう読み始めた瞬間から引き込まれました。でもたぶん、それは私が京都で4年間過ごして、あと少しで京都を離れなくちゃいけないからだと思う。題名からもすぐにわかるように、舞台は京都です。

    話自体はどうってことない。
    大学入学から離婚するまでの数年間の...続きを読む
  • 早春恋小路上ル
    大学に合格して、憧れの京都で親友とルームシェアを始めた主人公るい。
    でも、親友は彼氏を連れ込んだり(笑)
    そんなんで、1人暮らしを決意して(ノ∇≦*)アハハ
    色んな初めてづくしの生活(///ω///)♪
    夢見る少女がバイト・失恋・就職・結婚・離婚とかを経験して大人の女性になっていく自伝的小説((o(...続きを読む
  • 恋するからだ
    キュートなハワイアンガールの
    とびきりキュートで
    とびきりクレイジーで
    とびきりキュンとなるお話。

    ばらばらだった
    身体のパーツが
    ちょっとずつ繋がって
    恋するからだができあがる。

    恋する気持に
    素直になれる一冊★
  • 空と海のであう場所
    書店で見つけてインスピレーションで一年前の今頃購入したもの。
    何回も読み直していたので、今でも話を覚えています。
    一度離れてしまった恋人が、再びお互いを知って…
    惹かれていくのですが…というようなお話。
    結末がじーんときて、とてもいいお話でした!!
  • 空と海のであう場所
    ローティーンのときの幼い恋人だった二人が、
    二十歳を越えて再開し、一緒に暮らし始め、
    本物の恋人時代を過ごしたが、
    あるきっかけにより、悲しい別れをむかえた。
    そして三十路を越え、仕事絡みでまたもや再会。
    (正確には本人同士は会っていないけど)

    彼の書く童話の挿絵を描く主人公が、
    離れた場所から送...続きを読む
  • 欲しいのは、あなただけ
    今をときめくアラフォー(笑)の主人公が、
    過去の2つの恋愛を回想する物語。
    「男らしい人」と「優しい人」。
    相手の男は両極端なタイプで、
    その愛され方も違うものだが、
    受ける女の本質に大きな違いは無い。
    それはタイトルが物語っている。
    狂おしいほど痛い愛。
    休みなく一気に読んでしまった。
    賛否両論あ...続きを読む
  • 空と海のであう場所
    大阪出張中、梅田阪神の書店にて装丁が素敵でつい手に取ってしまった一冊。

    ちょうど人生に絶望を感じていた時期に出会えたことを感謝してしまうほど、私にもう一度生きていく力を与えてくれたフレーズがたくさん詰まっている。

    これからの人生の中で躓きそうになったとき、
    必ずこの本を開いて立ち上がるパワ...続きを読む
  • オトコのことは猫に訊け
    【9/18】
    書影に惹かれて手にとったものの、あんまり期待はしてなかったのねr(^^;)
    著者の猫に対する想い、惜しみない愛に感化され、思わず嵌ってしまった一冊。
  • 望月青果店
     キョンキョンが解説していたので読んでみた。母親と娘との関係が複雑でもどかしいということが伝わった。自分にも娘と息子がいるけれど2人への想いは全く違うものだと自覚しているから自分が特別ではなかったんだとも思った。言葉では説明しがたいことが物語を通じてストンと落ちたようだ。それにしても果物を通して全盲...続きを読む
  • ある晴れた夏の朝
    広島・長崎の原爆についての肯否にを8人の若者たち、そしてそれぞれの人種たちの議論繰り広げられるお話。
    あの恐ろしい原爆から今年で79年。戦争すら知らない私たちが、もし、また戦争が起きたらどうなるのか…この本の中に、それぞれの若者たちが調査し、言葉の戦いがヒートアップ!
    広島や長崎、ハワイの真珠湾戦争...続きを読む
  • 幸福の一部である不幸を抱いて
    誰かを好きになるということは、誰も制限することはできない。好きになっちゃいけない人なんてこの世にはいない。恋は自由。だからこそ不自由。
    何も気にせずあの人の胸に飛び込むことができたらどれだけ幸せだろうか。理性なんて今すぐ捨てたい。でも、できない。
    だから。だからせめて。ちゃんと返すから。だから今だけ...続きを読む
  • ある晴れた夏の朝
    様々な出自を持つアメリカ人8人が、原爆の是非についてディベートを行う構成。

    話として上手く纏まり過ぎているきらいが感じられ、星ひとつマイナス。

    日本人としての一番のハイライトは、原爆慰霊碑の
    「安らかに眠って下さい。
     過ちは繰り返しませんから」
    の解釈の部分。

    まさか、日本人の反省と捉える解...続きを読む
  • 空から森が降ってくる
    爽やかな本に出会ったという感想が読書中も読み終わったあとも続いています。森林浴のような心地良さを感じる小手鞠るいさんのエッセイ集です。
    ウッドストック という、北海道の富良野のような美しい自然の中に移り住んだ著者の、四季折々の自然から受ける恩恵が綴られています。

    森の中で 著者は、季節の移り変わり...続きを読む
  • いちばん近くて遠い
    ままならない男と女。
    正直に生きれば生きるほど、堕ちていく。
    帯の紹介は、こんな感じ。
    多少、ねちっこいと思うところはあるけれど、先が気になって優先的にに読んでしまう、昼メロ的中毒性がありますね。
    三組のカップル+一人のバリキャリ50代美貌起業家女性が、絡み合う恋心と身体。
    一組目は、長い交際の末に...続きを読む
  • 空から森が降ってくる
    森で暮らす筆者とそこに生きている動物や生き物のありさま。
    優しい文体と自然の情景が鮮明に浮かびました!
  • 放課後の読書クラブ
    読書離れしている中高生向きの、本の紹介、
    あるいは、小説家を目指す若者向けの案内書、
    のような感じ。

    誰しも、運命の出会いの本はあると思う。
    それによって、考え方、生き方が、一気に変わることがある。

    村上春樹さん、やなせたかしさんは、
    私も大ファン!
    20代の頃読んだ、やなせたかしさんの詩集は、...続きを読む
  • 欲しいのは、あなただけ
    感想
    誰か別の人を見つける。生涯をかけられるような趣味を見つける。今まで好きだった人を忘れる。だけどどこまで行っても逃避行でしかない。