あらすじ
短大で英語講師を務める由樹は、衆議院議員の柏井淳と逢瀬を重ねていた。しかし、由樹の目前にある男が現れ、彼女の過去の記憶を揺り起こすことになる――。著者の新境地となる恋愛サスペンス長編。
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Posted by ブクログ
けっこう怒涛の展開を迎える終盤。
かつて好きだった男は一体誰だったのか。
忘れていた過去を思い出したときにはいろんな感情が渦巻く。
愛と憎しみは表裏一体なのだと思ってしまう本。
Posted by ブクログ
てっきり最初の人と惇は同一人物かと思って読んでました。
なんでそもそも不倫するような男を信頼できるのか、都合よく扱われているのに気が付かないのか…
元旦那が一番信頼できるいいやつだったんじゃないでしょうか。
Posted by ブクログ
永遠に忘れられない「過去」と
永遠に続いてほしい「現在」に 生きる女性。
39歳、離婚歴あり、英語短大講師。
「過去」の男は、高校時代の友人の彼。レイプのような一夜だけの男。
「現在」の男は、新進気鋭の政治家。妻子あり。
むろん不倫、仕事でもブレーンとして、物分かりの良い愛人として、均衡の取れた大人の関係。
そこに、一枚の葉書が届く。母となった高校時代の友人の現況を知らせる便り。
まるで過去からの葉書に 過去と現在の永遠の不確実さに動揺する。
小手鞠さんに慣れてきて、小気持ちの悪さが気持ち良くなってきた。
恋愛サスペンスという紹介だったけど、ラストにあんまりな事件はあるが、二人の男性の見えない部分がサスペンスかなあと思ったりしている。
参考文献に、代議士秘書関係の書籍がたくさんあったから、こんな事もあるかもねと楽しめました。
Posted by ブクログ
主人公の19歳の初体験からの20年間。
りっぱな仕事と政治家の愛人を持ち、
充実した日々を過ごしていた主人公。
過去と現在の『永遠』が動き出す。。。
今まで読んだ作風とは明らかに違ったな~。
サスペンスタッチのるいさんは初めてでしたが、
たまには良いかも。
(実際は、いつものフワッとした作風が好きです)
後半、高潔で孤高の政治家であるはずの、
愛人の正体は先に読めてしまったけれど、
それでも、読み進めたいという衝動は止まらなかった。
一気読み!
Posted by ブクログ
政治家の愛人として過ごす由樹。
そこには過去の想いがあった。
運命はいたずらに、時として思わぬ展開に導く力を持っているのだ。
恋愛は優しく甘く、儚くも切なく、そして激しく怖く移り変わるものなんだなと思う。
2015.7.22
Posted by ブクログ
憧れである親友の前で、そして親友の恋人に、壊されたいと願う主人公•由樹。
同じ女の視点で見ると、地味でパッとしない印象を掲げているのに反して、なかなか強かな人間だと思う。
一冊を通して、純粋無垢を貫こうとする由樹の、けれどそうではない姿が生々しい。
政治家の狡賢い性質を孕んでいる惇や真山が「らしく」振る舞うことよりもなお、本当はタチが悪い人物だと思う。
由樹が求めていたものは、何だったのか。
相手がいると知りながら、自ら踏み込まない「良い子」な恋愛に一喜一憂し。
自分の友人が恋人と付き合っていると知りながら、彼女もまたかつて自分を壊した人を求めていることに気付き。
そうして、清算を試みる。
何との?
由樹が壊されることへの魅力に抗えず、そうして壊された自分がまた新たな魅力を得て生きてゆく姿を、否定は出来ない。
最終的に、彼女が求めたものは光なのだろうか、闇なのだろうか。